哀愁しんでれらのレビュー・感想・評価
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和・洋・中全て今一歩なビュッフェのような作品だが、給仕は優秀
継母、離婚、教育ハラスメント、職業差別、亭主関白、信じあわない夫婦、洗脳、社会的地位、モンスターペアレント、教育現場の疲弊と無力化、など、メッセージ性が多く、かつどれも薄味なため、観ている人が混乱する映画。土屋太鳳は素晴らしい。
え?これ、普通に面白いんだけど。
あたしってやっぱ人と違うのかなぁ。(笑)
漫画的思考しかない私はこの映画、普通に楽しめました。着地点が安易とか、何が言いたいとか、そんなことはさておいて。
どっぷりこの物語の世界に入り込めれば、それで良し。
お伽噺まじりのエスター
色が綺麗でしたよね。
うふふ、あははのとこでは三人に違う色の服を着せたり、海でのシーンがめちゃくちゃ綺麗。
いちゃこらもオーバーに撮ってたし。
特に好きではないんだけど、太鳳ちゃんはホントうまいです。累の時も痛感した。
あ。今書いてる途中なのに飛んでっちゃって焦りました。(笑)
脇役のが美味しいとこ持ってけるので、太鳳ちゃんは脇役に回った方がいいかも、と思いました。
ラストは...
あれないですよね。校医続けてられるわけがない。(笑)
シンデレラホラーサスペンス社会派映画
まず、こんな脚本が書ける事が凄いなと、圧倒されました。人間一人一人の心理描写が細かく、書いた方は男性(監督自身)なのに女性目線からの描写も上手い。
子供から見たら、大人は(親は)子供たちの事をなにも分かってない。
子供は素直な気持ちを表現したいのに、表現する技術がない。
大人もかつては子供だったはずなのにどうしたら子供の為にしてやれるか分からない。
結局皆んな自分の為か…
家族の理想のあり方。
それが教科書に載っていて教科書通りだったら何て楽なんだろうか。
結末は衝撃的。ホラー映画。
私の想像では、最後あの事件が起こる前の場面で、土屋太鳳さんが田中圭さんに耳打ちした言葉。それが『私たちの子供をつくろう』だったら、ハッピーエンドというか現実的で普通かもだけど、それを望んでいた自分がいた。映画の最後くらいハッピーなあの家族をみたかったから。
後をひく気になる映画
映画好きの方に評判も良さそうだったので観にいきました。ポスターのセンスも好きで 映像のカラーやアート感も好みでした。ストーリー自体はシンプルでほとんど予告でネタバレしているので 泣いたり、笑ったり、どんでん返しがあったりはないです。ホラーなのかと思ってみると物足りないかも。登場人物それぞれにある闇のホラーなので この人こうなのかな?と考えはじめるとキリが無く楽しくなります。俳優人の表情とそれを映像で魅せるのが上手く 想像力が膨らみます。見終わった後も あのシーンはどういう意味 真実 本音 など想像が止まらない。誰かと話したくなる作品でした。
30点
映画評価:30点
《胸くそ悪い》…。
そんな言葉が頭に残りました。
この作品の悪さは後半部分にある。
少なくとも私はそう感じたし、
何一つ共感もできない。
全てが異常だ。
実話を元にしていないのであれば、
思い出す事すら怒りが沸いてくる。
だから私が後半部分に対して、
これ以上語る事は何もない。
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気を取り直して前半部分について感想を書きます。
主人公は「親」というものに憧れをもっており
彼女には理想の母親像もあった、
また、そんな親になろうと努力もしていた。
そんな彼女の姿を通して、
私自身も親とは何か、
子どもに対してどうあるべきなのかを作品を見ながら考えていた。
家族の数だけ各々の悩みはあるし、
幸せに見える家庭にも闇はある。
でも、その闇に
他人は口出せない。
この作品を見て、私なりに学んだ事だ。
何も家族の話しだけではない。
人の闇に他人が踏み込む必要はない。
まして他人(自分以外の誰か)からのアドバイスなんて、本当に何の意味もない。
皆、ちゃんと分かってる、、、
どうあるべきか、どうしてあげるべきか、
それが中々出来ないし、上手くいかないから、
憧れるし、悩むし、苦しむんだよ、
だからわざわざ他人なんかに
これが正しい行いだよって教わらなくても、
ちゃんと正しい事しなよって言われなくたって、
そんなの最初から分かってる。
それが出来れば苦労しない。
突き詰めればヒトは独りぼっち。
この作品を通して
そう感じ、学んだ。
私に出来ることは、
自分を認めてあげること、
他人(子ども)を認めてあげること、
それだけでいいと思う。
正す事よりも壊さない事の方が大切だと思うから。
胸くそ悪い作品だが、
その事に気付かせてもらったし、
ヒトに対して俯瞰した目線がもてたので、
見る価値はあったと思う。
【2021.2.25鑑賞】
もっとハッキリと色付けすれば名作になったはず
「シンデレラ」の話の不気味なところを物語として成り立たせているストーリーは面白いです。ちょっとしか知り合っていない人(踊っただけ)と結婚した夫婦の顛末。面白いですよ、アプローチは。
テンポの良いホームコメディタッチの序盤からは想像し難い結末で、なかなかの見応えあり作品でした。ストーリーの展開としては明確な起伏があり良しでした。ただ、ただですね。
本作は作品としての色付けをどうした方のかなぁ?という点がよくわからなくってその点が残念ポイントでした。なので、ライトサイド・パートとダークサイド・パートの時間配分もあまりよくないなぁと。ライトサイドの尺を取りすぎてる気がします。(好みの問題かな?)
テーマは興味深いです。
「親をする」と「親になる」の違いは何だろう?ってこと、また、「親になる」とはなんなのだろう?ってこと・・・だと思います。もしかしたら子育てしたことのある方は、すっごく共感できるのでしょうかね?
子供を信じる、見極めるってどれだけ大変なんだろって思います。
そのテーマをヒューマンドラマとして描きたかったのか?それとも変わっていく人間の怖さをホラーっぽく描きたかったのか?そこがぼんやりしてるんですよね。
だから作品としての突き抜けていない感じを受けます。
コハルが本作のキーなんだけど、彼女の葛藤と動機の描き方がどうも薄いんですよね。
結婚前のコハルが歩んでいく道のその根拠が・・・どうにも丁寧さに欠ける気がします。
人間の内面変化の怖さなのか?
親になりきれなかった大人な哀しさなのか?
単なるストレスフルな状況からの逃げなのか?
選ばざるを得なかったのか?(帰るとこないしなーってレベルの葛藤じゃぁないはず)
動機描写薄いから、ストレスフルになって考えることを辞めた人にしか見えないんですよね。
はっきりしないんだよなぁ。土屋さんの顔面から表情が消えたなぁ・・・ってくらいで。
僕としては、壊れていくコハルが見たかった。ダークサイドに引き寄せられていく、または無意識にダークサイドに落ちていく様を背筋を凍らせながら観たかったです。内面がぐちゃぐちゃになっていく様が観たかったです。
それと、ラストですが、すみませんが勘がよければどうなるかバレバレです。いや、手にとるようにわかっちゃいました。なんであんなにわかりやすくしたんだろう?ヒント出し過ぎ。それに、現実感ないし。あんなに仕入れたらおかしいって!
それと、ラストはミッドサマーのような「救いようの無い最悪の幸せ感」を出してほしかった。
とにかく異常度が欲しかった、この見る側が変われば薄気味悪い夫婦の。
色付けが明確じゃない本作から受ける印象は「モンスターペアレント製造過程映画」です。
残念ながら。
あーーーぁ、もったいない。
すごく面白くなりそうなのに。ストーリーは面白いんです、ストーリーは。味付けです。問題は。
キャラ設定が
大悟(田中圭)のキャラ設定がわかりにくかったです。
チョット問題ありそうな感じだったと思えば、普通だったり、奥さんが出て行った原因は、夫か子供か?
大悟と小春が学校で校内放送するあたりはぶっ飛んでるって感じがして、小春も洗脳された感はあったのですが、直後家に帰って子供を問いただすシーンは、普通の常識的な親だったりするので、キャラ設定がよくわからないところがあります。
ダミアン、、?
子役の少女が登場時から不気味で、
義母の車椅子や、母親の交通事故も
あの少女の呪い?じゃないかと思えた程。
あそこまで陰湿な子供になる理由が分からなかった。
父親の大悟も母親から一度手を挙げられたという過去以外にも何か自我を抑制されるような環境で育ったのだろうか、、
どの登場人物も親からの充分な愛情が得られなかったように描かれているけれど、
それで最後のあのジェノサイド?に辿り着くのは、あまりに突拍子も無いように思えます。
どんな善人に見えようと、皆、凶暴性や残忍な一面を持ち合わせている事を描くにしても、殆どの人は納得出来ないんじゃ?
冒頭の一晩に起きる不幸の詰め合わせが滑稽にさえ見えたので、制作サイドは、これはギャグですから!
と前置きしていたんでしょうか?
一応、御伽噺の体裁ですし。
ひとよ、のように家族の闇を抉るわけでも、
万引き家族のように貧富の格差を描く訳でもなく、
映画.comの紹介文を読んでチケットを取りましたが、予想を裏切られた内容でした。
伏線は回収していましたね。
ですが、丁度、今のご時世、
映画が終わった後、男子学生が
普通にワクチン受けたくなくなるよなぁと
話してました。
我
決して後味のいい作品ではなく、タイトルから連想するようなファンタジーでもない。
ただ…今の時代、生まれるべくして生まれた作品なのだろうなと思う。
脚本が巧妙なのは「弱点」を的確に突いてくるところだ。その人物とその変遷にあまり矛盾を感じない。最後の暴挙は飛躍しすぎかとも思うが。元から脚本でもあるかのように澱みなく滑らかに破滅へと進む。
いや、脚本はあるんだけどさ。何て言うか紆余曲折というか葛藤みたいな箇所が抜け落ちてるって事だ。
このレビューのタイトルを「不信」にしようかとも思ったのだけど…結果論的に排他的な進化を遂げた自我というものが印象に残ったので「我」となった。
今の教育がどおいうスタンスかは分からないのだけれど、ちゃんと叱る事は必要だと思える。
躾ないと、子供は暴走するのだ。
冷静に考えても、子供なんて本能で動く。獣と大差ないのだろう。理性というものが芽生えた後「人」として歩き出すのだろうと思う。
そこを履き違えてはいけない。
個を尊重する事は確かに大切ではあるけれど、その前段階として尊重されるべき個である資格を、どうにかして身につけさせてあげるべきなのだと思う。
劇中の子役が置かれている環境は分かりやすい程のステレオタイプではあったけれど、彼女のような待遇を受けてる子供達は珍しくはないと思うのだ。
いわゆる肯定を前提に我慢などの抑制を蔑ろにされてきた子供達だ。極端な方向性ではあるものの、その方向に育つ可能性は否定できず予備軍はたくさんいると思う。
その土壌は「親としての自信の無さ」なのだと思う。
皆、不安だとは思う。
子育てという仕事は、何が正解かも分からないまま責任だけを背負わされる。
マニュアル至上主義の世代には、禁忌とも思える。
そこに登場するのが世論だ。
こうするといいですよ。
これはダメですよ。
皆、気付いちゃいないだろうが藁をも掴む勢いで、それに飛びつくのだろう。
ところがどっこい、子育てなんてものはそんな画一的なものであるわけがない。
当然上手くいかないのだけれど、その藁を放棄する勇気もない。そして田中氏が語るような父親像が出来上がる。
「子供の為なら何だってする。命さえいらない。それが親たるものの覚悟だ。」
…馬鹿言っちゃいけない。
親である覚悟はそこじゃない。
「何としても、この子を真っ当に育てあげなければ」だ。命を賭けるとするならその一点のみだ。子供を守る為に命を賭けるのはオマケみたいなもんだと思う。
暴君を暴君のまま野放しにしてはいけないのだ。
勘違いした守るという行為は、野放しにする行為と大差がない。
かと言って、親としての自信などすぐさま出来るものでもなく、そもそも自覚できるようなものでもない。
ただただ「親」なのだ。
おばぁちゃんが言ってた。
「親になるのと、親である事は違う」
禅問答のようだけど、歴然とした差がそこにはある。
後付けで、親たる者になれるようなモノでもないし、むしろ成ろうと思って成るような立場でもないのだと思う。
でも、そこには明確な基準だけがある。
それもまた「一般論」という魔窟だ。
それが出来てなければ否定だけを確認できるシステムがあるのだ。自身への不信だけを煽るシステムだけがある。
その結果が後半の土屋さんなのだと思う。
見事な思考停止っぷりだった。
自分のキャパを超えた時、声高に叫ぶ連中に迎合するのは楽なのだ。「右向け右」その号令に従ってるうちは異端というレッテルを貼られなくて済む。
不確かな「普通」というカテゴリーから逸脱しないって安心感が自身の正当性を立証してくれるのだ。
そんな内容の物語で、ほぼほぼシンデレラに由来するものは無いように思う。
土屋さんと子役のCOCOさんは秀逸だった。
本当に後味は悪いのだけど、色々と考えさせられる作品で、ご時世だなあと、予備軍がひしめく後世を憂う。
「全部諦めれば楽になる」とかは暴論ではあるけれど否定しきれない台詞だと思う。
例えば「未来に期待するのではなく、今を積み重ねる」とかなら、同じ意味合いだとしても暴論には聞こえないようにも思う。
ナポレオンボナパルトの格言を引用したりもするけれど、ナポレオンの偉業は語られてはいても、その事がその人格にまで及ぶ事ではなかろうに。
皆、滑稽な程、何かに縋りたいのだろうな。
とはいえ、正解が分からないまま選択だけを迫られる恐怖は、体感として理解できる。
だからこその後味の悪さなのだろうなぁ。
「じゃあ、どうすれば良かったの?」
その答えは、神のみぞ知るのであろう…。
■追記
皆様のレビューを読んで「シンデレラのその後を描きたかった」との意図が監督にあったと知った。
そして、とある疑問が浮かぶ。
「なんでそんなモノを描きたかったのだろう?」と。
いわゆるハッピーエンドを全否定なのである。
ふとしたボタンの掛け違いや、たった1つの不安で人生は容易に歪んでいく。
ともすれば、裕福である事は幸福に直結しないとか。
ネガティブなメッセージばかりを読み取ってしまう。
そんな事を薄っすら考えると、だからこそ頑張ろう等という応援的な作風ではなく、そんな虚像を植え付けられ、ソレを欲する者達への嘲りにも感じる。
希望は本質的に更なる不幸を産むための餌なのだとか、おおよそ負の感情から発信されたかのようだ。
どなたかのレビューに「こんな作品作るもんじゃない」とあったけど、微妙に腑に落ちた。
途中までは良いが…
失恋に失職、火事による家の消失を経て失意のどん底に落ちた女性が、妻を亡くした金持ち医者と結婚してとんとん拍子に幸せをつかむ話…と思いきや、家庭に入ってからどす黒い暗雲が立ち込める。
簡単にまとめると、前半は単なる幸せ家族物語。中盤はエスターを思わせるしっとりとした狂気渦巻く家庭のお話。で、終盤でファンタジーと成る。
幸せ家族物語は良し。何から何まで幸せ尽くしでいい感じ。それを下敷きにした不穏な家族物語もまた良し。もちろんそれらが生む落差による転落劇も良いのだが、「家族」になったことで見えてくる相手や自分の悪徳が露になるところも良かった。
特に、自分がなりたくなかった人間になってしまった悲しみは転落劇のオチとして最高だったと思う。オチとしては。そしてこれがオチであれば。
というのも、これを転落劇のオチとして使うにしては家族の性格が悪すぎる。自分なりにベストを尽くしているのにすれ違いでうまくいかなかった…という展開であった方が納得がいった。
まずはこじれた完璧主義者の夫。幸せパートから不穏パートになってからの落差が大きすぎて、ちょっと飲み込みづらかった。「そして父になる」くらいの塩梅であればすんなり受け入れられたのだが。次にエスターじみた娘。こちらはもう滅茶苦茶で、エスターじみたというかエスターだろという感想しか出てこない。とにかく主人公を不幸にさせるためだけの行動ばかりとるが、目的も思考もさっぱりわからなかったからだ。
そして物語のオチの意味不明具合。脚本家がどうにか締めるために匙を投げたのかと思った。狂っている人間は狂ったことをする、以外に行動に妥当性を持たせられるのか。娘のため、だけであんなことをするほど狂気におぼれた人間であるようには見えなかったのだが。
「哀愁しんでれら」というより「あいつら死んでれら」(不謹慎でスミマセン!)。これぞジャパニーズ・ホラー(楳図かずお級)!怨念とか悪霊とかより本当に恐ろしいものは何なのか良くわかってらっしゃる。
①大変面白かった。演出も快調。②「不幸」とか「異常」とか「非常識」とか言うと具体的なイメージが浮かぶのに、「幸せ」とか「普通」とか「常識」とか言うと途端に抽象的になる。人間はどうしてそんな曖昧なものを求めたり拘ったり固執したり執着したりするのだろう。その危うさと怖さをよく捉えていると思う。③最初の心の優しそうな児童養護施設の職員から狂女へと変貌していくヒロインを自然に演じて土屋太鳳は若手演技派の面目躍如。④伏線とその回収も上手く行っている。⑤子供を授かったからといって親になるものではない、子供を育て上げて親になる。子供は親の所有物でもないし宝物などでもない。大人だけでなく子供にだって心の闇はある。⑥前半にヒロインに襲いかかる不幸の連続は実は“不幸”などではない。世によくあることが重なっただけ。後半の当人たち(ヒカリも含め)にとっての「幸せ」(と思っているもの)への欲望・執着、「(母)親」への過度な期待・歪んだ理解等が糺されないまま捩れて連鎖して行ったのが“不幸”だったのであるが、ラストの彼らは自分達が“幸せ”になるためにやらねばならなかったことを成し遂げたから“幸せ”なのだ。⑦普通シンデレラは城に入るまでしか語られない。シンデレラは城に入ったそのあとも(EVERAFTER)幸せに暮らしましたとさ。メデタシ、メデタシ…本当にそうだろうか。本当の“幸せ“の意味が解るのは、その“幸せ”を掴むために努力するのはその後なのに。大概の王妃は悪い王妃です。突き詰めれば“幸せ”と“恐怖”とは紙一重なのだと言うことでしょう。⑦『皆さん、人生は、“幸せになる”“幸せにしてあげたい”などというよくわからんものを目的とすると怖いですよ』、という寓話だと思えば良い。⑧映画が終わって拍手したら近くに座っていた女性が明らかにひいたし、もぎりのお姉ちゃんに「とても面白かった」と言ってひかれてしまった。
何かがずっと物足りない感覚
正直、なんだかモヤっとしたまま終わったな、という印象を受けました。
ヒカリがなぜあんな風になってしまったのかっていうのは少し考えれば想像できますが、
その部分がもう少し描かれていれば良かったのになと思います。
あの感じだと、ただただヒカリがクレイジーな子供という印象しか受けず、怖くてもったいないなと思いました。
(あのメガネの女の子との関係性も分からず、意味深な手紙も余計に混乱しました。)
それだけではなく、他にもダイちゃんの絵のこととか、原作を読めば理解し、納得出来るのでしょうか·····?
いずれにしろ全体的に、物語を全て理解するには描写が物足りず、アナザーストーリーが欲しくなる作品でした。
ただ、土屋太鳳さんのヒステリックな演技は痺れました。素晴らしかったです。
1人の人間が狂っていく物語
その人にとっての当たり前とか、普通の感覚って何なのか分からないなと感じました。「こうあるもの」「こうあるべき」って凄く窮屈で、自分の生き方を狭めるし、逃げても許してもらえる場所って大事だなと思いました。
太鳳ちゃんの演技や少しだけ踊るシーンが流石でした。
最後回収せずやったまま終わっちゃうので、どうするんだろう…って少し消化不良な感じが残りますが、その時その時の場面を見てる分には面白いのかなと感じました。全体を通して思い返すと、なんだかなぁという感じもありますが。
ただ話の内容的にも見終わった後スッキリはしないので、
良い映画を観た!という気分とは程遠い観賞後です。
哀愁しんでれら
幸せを追い求める真面目な女性が社会を震撼させる凶悪事件を起こす姿を描いたサスペンス。
誰のレビューも見ずに感じたことをつらつらと書いて消化していきたい。
まさに書き終わるまでSNSを開きまてん!
そしてめっちゃ長文…
出来るだけネタバレしないように色んな情報をシャットアウトしていたが、1つだけ目にしていたのは“ラストが嫌い“という意見。
正直ラストを見た時に裏切られたような、残念なような気持ちになった。
私もラストは嫌いだ。
映画館を出てトイレに入る。
トイレの中で小春は何故あんな事を起こしたのか考えだすが、なかなか答えが出ない。
駐車場に行きたいのに頭がボンヤリして道に迷う。
スマホケースについたスマイルマークのアクセサリーを見たくない。
なんだろう…もの凄く不思議な感覚に陥った。
この物語の冒頭に出てくる裕福ではないけれど仲が良く温かい小春の家族。
楽しそうに笑っているどこにでもあるような家族の姿。
多分だれも今が幸せだと気付いていないけれどきっとこういう瞬間が幸せなんだろう。
そこから一気に転落していく小春。
母親に捨てられた過去を疎み、あんな母親にはなりたくないと思っている。
そこに現れた外車に乗ったお医者様は、奥様を事故で亡くし、男手ひとりで子供を育ている素敵な王子様。
酒に酔って踏切で倒れた彼を助ける小春。
命の恩人の小春を精神的にも経済的にも救っていく大悟。
2人の幸せへの階段を駆け上がる様はとても美しく、こんなシンデレラストーリーがあったら。と想像するだけで幸せになる。
予告で見ていたダンスシーン。
唐突にダンス?
と違和感を感じていたが、本編で観ると、家族の幸福の絶頂の瞬間がうっとりとするほど美しく脳裏に残る。
後半と前半の幸福の高低差を描く為には、
もの凄い意味のあるシーンだった。
完璧な王子様だと思っていた大悟の人への偏見。
異常なまでの娘への愛情。
気付いているけど気付かないふりをしようとしている小春。
それに応えようと、自分の母親のようにはなるまいと献身的に努めている姿はシンデレラのよう。
少しずつ歪んでいく家族の姿、葬式に赤い靴を履いていくと聞かないヒカリへの苛立ちや諦め。
夫の大切なものを壊してしまった後、突発的にしてしまった事。
同じでは無いが、どれも似たような体感をした事のある感情だった。
自分で言うのも何だが私は温厚なタイプだ。
だけれども2歳差兄妹の子育てをするなか、2人同時に泣かれたり、遅刻寸前で思い通りに動いてくれない子供に怒りや憤りを感ることはあった。いや今もある。
自分が温厚な人じゃ無かったら…このまま子供に酷いことをしていたかも。
なんて思いながら何とか堪えたことも、堪えきれずに当たってしまった感情がある。
ヒカリを叩いてしまった後の小春を見ると、共感の嵐で涙が止まらなかった。
血のつながりとか関係なく、1人の娘が親となり、親なんだからこれが出来て当たり前だと思い込み、インスタとかYouTubeとかに映るキラキラした人を見ては自分は何故出来ないのか責める。
理想と現実が歪んだ時の空虚感。
小春を見ていると誰しもが経験する事のようだ。
そして大悟も。
かつてイジメから救ってくれなかった母親を憎み大人になった。
娘への深い愛情。
それを叶えてくれない小春への怒り。
学歴が自分を支えてくれたという揺るぎない思い。
小春も大悟もただ大切な何かを愛したい、愛されたいだけなのにその強い思いが歪みを生んでいく。
子を持つ親として、ラストシーンは許し難いものだった。
土屋太鳳さんがオファーを断った理由。
医療従事者への思い。
渡部監督!
やっちまったな〜!ぐらいの衝撃で、小2の子を持つ親としては許せない結末。
でも冷静になって考えた。
劇中に小春や大悟が言っていた“あとヒカリに何が出来るか…“という事。
ヒカリにはこれから長い人生が待っている訳で、人を殺したかもしれない噂は消えなくて、それなら皆んな消してしまおう。
それで我が子が幸せになるなら。
親なら誰でも思うことなのかもしれない。
流石にやり過ぎだが、これぞ映画!
この映画を観て人は何を思うのか、自分は何を思ったのか。
観賞後の余韻の中でずっと考えていた。
幸せになりたい。嫌われたく無い。充実したい。
そんな思いに駆られて自分が不幸だと感じた時に小春と大悟を思い出して欲しい。
完璧の先にあるものが幸せとは限らない。
いま自分がいる場所が1番幸せなのかもしれない。
幸せについて考えるきっかけになる映画。
観賞後、すぐに帰って子どもを抱きしめたいと思った。
できればボタンを掛け違いたくないなぁ〜
とにかく慎重に家に帰ろうと思った。
運転に力が入って肩がこった。
色んな人の感想を見たり、再度鑑賞するときっと全然違う思いになるのなもしれないが、ここに記したのは、まっさらな気持ちで感じたこと。
全くの的外れだったりして…
早く他の人の感想が見たいー。
最後にしずる村上さんのように一言ずつ。
渡部監督め!
ニコニコ可愛らしい顔でこんなにも私の心を振り回しやがって〜。
…ありがとう。
土屋太鳳さんの妖艶さと奥深さ魅了されました。あんなに色っぽい表情をするとは、もう子供に見えなくて困っちゃった。
本当によくこの役を演じてくれたなぁ。
…ありがとう。
COCOちゃん。
あなたは凄い。初演技なんて鑑賞中に頭をよぎることはないぐらい。
憎たらしくて、危なっかしくて、ハラハラした。いっぱい努力してくれてありがとう。
田中圭さん。
爽やかで色っぽいまさに理想的な男性。
でも時折見せる表情の変化に、もの凄い闇を感じた。
大袈裟ではなくものすごくナチュラルに出してくるもんだから気のせいかな?
なんて思ったりして。
嫌悪感を覚えるような発言や行動も全て無かったことにしたくなる。
壊れそうな大悟を守りたくて失いたくなくてどんどん小春が洗脳されていく。
罪な男を演じさせたら日本一。
心拍数を上げてくれてありがとう。
最後に舞台挨拶のライブビューイングの感想。
監督が出てきた時にちょっと涙が出そうになった。
みんなの前で披露できて良かったね〜。
お母さん来てる〜?
って…いつのまにか監督のファンみたいになっていて驚いた。
話すのも上手で人を立てるのも上手。
空気を読める人なんだろうな。
土屋太鳳ちゃんの発言には嘘がない。
出来たでホヤホヤの感情を伝えてくれるから、言葉に詰まるけれど物凄く伝わっていた。
田中圭さんは終始自由だった。
場を和ませるのが本当に上手。
安心安定時々不安定という感じが毎度好き。
退場する時に太鳳ちゃんのドレスの裾を踏んだのかドタバタして消えていったところまで、本当に飾らないひと。
大変な状況のなか開催してくれて、全国配信してくれて…スタッフさんに感謝。
この映画が多くの人に届きますように。
直視できない、しかし駄作ではない。
タイトルの通り。
途中から頭がおかしくなってしまいそうで画面を直視できなかった。
エンドロール終わってからもしばらく立ち上がれず、今もボーーーーーーッとしている。
家族ごと狂っていく姿にゾッとした。
順を追ってみていこう。
最初、小春に数々の不幸が降りかかるところ。
あまりにも畳みかけすぎてちょっと嘘くさいなぁなんて思っていると1人の男性の命を救ってから次は幸せがたたみかけるように訪れる。
ここら辺まで来ると気持ち悪すぎた。
しかし、今思えばこの気持ち悪さが、普段マイルドになっている御伽噺が持っているものなのかもしれない。
そして、ここから徐々に徐々に狂っていく。
御伽噺の続きなのだ。
ヒカリに関する数々の疑惑、ヒカリがついた数々の嘘。
ここら辺からいい親という虚像に苦しめられる。
今の時代、少しでも子供に手をあげたり、挙げ句の果てには怒鳴るだけでも虐待と言われてしまう時代。
もちろん、無闇矢鱈に手をあげたり怒鳴ればいいわけではないのだが。
そんな怒鳴る親達を何組も見続けてきた小春は「手を挙げず、怒鳴らず、いつも笑っている」そんな家族を目指していた。
しかし、優しく注意しても駄々をこねていうことを聞かない。
そして子供の失礼は親の失礼。
そんなことが重なりついに怒鳴って手を出す。
ここら辺がこの映画のテーマとしてのピーク。
綺麗事だけでは子供は育てられない。
更に言えば「子供」「泣いている」「かよわい」これらの事だけでその子が被害者になり、相手の犯人と名指しされた子供が一方的に責められる。
これに似た構図どこかで見たなと思ったら、痴漢冤罪だと書いていて気付いた。
兎にも角にもこのヒカリのせいで完全に狂ってしまう。
公園で冒頭に出てきた毒親っぽい母親(実はいい親なのだろうと推定しているが)に対して「母親失格」とつぶやく時の演技に震えた。
そして、最初に大悟と出会った踏切で倒れる。
電車が迫る。
死が迫る。
間一髪のところで大悟に助けられる。
ここから小春も変わった。
ヒカリの言うことを全面的に聴いて学校に殴り込んだりする。
そして、恐怖の計画を思いつく。
この踏切で何が起きたのだろうか。
ここで最初の方で友達が喋っていた内容が頭に浮かぶ。
「生きるのが楽になる裏技教えようか?人は夢を見るから苦しくなるんだよ。全部諦めたら良いんだよ。」
死を間近に体験した小春は全てを諦めたのだろう。
だから今まで理性が止めていた非常識な行動、犯罪さえも平気で行うのだ。
思えば、最初に大悟が踏切に倒れていたのはもしかして子育てに疲れてたからなのかもしれない。
そして、小春に助けられてから死を間近に感じたことで彼も全てを諦めたのかも。
ある意味、小春は彼に追いついたのかも、と思った。
ここら辺からはもうスクリーンを直視できなかった。
一緒に狂ってしまいそうだった。
それだけの力がこの作品にはある。
なぜなのか。
土屋さんと、田中さんの演技だ。
これだけ非現実的な話、御伽噺でありながらどこかリアルでありそう。
そして、ヒカリ役を演じたCOCOちゃん。
彼女がすごい。
何を考えているかわからないヒカリ役の不気味さがきちんと表現されていた。
演出も気味悪さを強調されていて素晴らしかった。
ただ、最後の事件。
これがむちゃくちゃ胸糞悪いし、終わり方がはっきりしない。
一家の狂気性は強調されたかもしれないが、良い親とは何かとかそこらへんのテーマが全て有耶無耶になって崩れてしまった気がする。
もう少し答えらしきものを提示しても良かったのではないだろうか。
奥が深いのか???!!!???
奥が深いのかどうなのか??(笑)
シンデレラという古典的で、誰もがしっているストーリーの現代版なのか
社会的背景をバックにしているのかどうなのかな映画。(笑)
アレンジとしては面白く感じてしまいまして。(笑)
一人っ子と、再婚とドクターと、医療関係者と、法律的というか福祉的というか。(笑)
ある種の、むつかしさと。
ある意味、大変な家庭での、子供についてなのかどうなのか。(笑)
そこそこ面白く。(笑)
もっと~~的シーンもありつつも。(笑)
アクションは無くて。(笑)
ギャグも少なくて。(笑)
苦笑はそこそこで。(笑)(笑)
おーっ!!!
なんという話なのでしょう!
不幸続きだった主人公の小春に、白馬の王子様ではなく高級車に乗ったお医者様大悟との出会い。
絵に書いたようなシンデレラストーリー。
一気に幸せの絶頂かと思いきや、、、
人生いろいろだな。
あれかな、バンドマンの元カレのが正常だったね(笑)
やはり、人は人で良くも悪くも変わってしまうんだなぁ。一緒にいると思想的なものが似てくるのかもしれない。
それか小春の中にも、もともと毒々しい思いがあったのだろう。そのスイッチを押したのは大悟なのかもしれない。
で、結局ひかりは同級生を殺したのか?
メガネのお友達の手紙には【ひかりちゃんは殺してない】って記されてた。
あれは本当に事故だったのかな。
最後は【おーい、そこまでやるかぁ】とは思ったけど。
私はとても楽しめた作品でした。
今日も刺激的な作品に出会えて感謝です☆
タイトルなし
いい役者さんたくさん出ていて
スタートはとてもいいのに
盛り上がることなく ずーっとだらだら
で ラストはフェードアウト
あのおわりかたはねぇ
中盤 長くだらだら待たせておいて
え?終わり?
無理矢理シンデレラストーリー風に閉めているし 消化不良
あのおわりかたもねぇ
これからワクチン打つ世の中なのにどうでしょう ちょっとやだよねぇ
うーん消化不良
出てくる絵もパラ○イトのパクリぽい
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