哀愁しんでれら

劇場公開日:

哀愁しんでれら

解説

土屋太鳳が主演を務め、幸せを追い求める真面目な女性が社会を震撼させる凶悪事件を起こす姿を描いたサスペンス。市役所に勤める小春は平凡な毎日を送っていたが、ある夜、不幸に見舞われ全てを失ってしまう。人生を諦めかけた彼女の前に、8歳の娘を男手ひとつで育てる開業医・大悟が現れる。優しく裕福で王子様のような大悟に惹かれた小春は、彼のプロポーズを受け入れ、不幸のどん底から一気に幸せの絶頂へと駆け上がるが……。「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM 2016」でグランプリを獲得した企画をもとに、「かしこい狗は、吠えずに笑う」の渡部亮平監督がオリジナル脚本で映画化した。

2021年製作/114分/G/日本
配給:クロックワークス
劇場公開日:2021年2月5日

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(C)2021「哀愁しんでれら」製作委員会

映画レビュー

3.0誰もが知る「シンデレラ」の話の、本質を抉るような着想は面白い。ただ、終盤の展開は賛否両論必至?

2021年2月5日
PCから投稿

本作は「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM 2016」でグランプリを受賞した脚本を基に作られた作品で、受賞後にキャスティング等が決まり2019年12月に撮影が行われました。
これまでに「3月のライオン」(2017年)や「ビブリア古書堂の事件手帖」(2018年)などの脚本を手掛けてきた渡部亮平のオリジナル脚本による初の商業映画監督作品です。
前半50分くらいまでの、文字通りの「シンデレラストーリー」はなかなか面白いと思います。
冒頭の土屋太鳳が教室の机を歩くシーンの撮影手法は、様々なものを暗示していて独自性があります。
50分以降の後半からは、作品のタイトルが示唆するように「哀愁」が漂い始めます。
誰もが知っている「シンデレラ」の物語。でもそれは「実は怖い面がある」といった意外な本質を抉り、徐々に「サスペンス映画」の様相を呈してきます。
さらに加速していき、もはや「○○○映画」というジャンル分けのほうがしっくりくるのかもしれない展開となり…。

土屋太鳳は出演依頼を3回断ったのも理解できるくらいの難役でしたが、キチンと「代えがたい存在感」を発揮し役割を果たせていました。
田中圭も安定感のある演技で上手く相乗効果を生んでいました。
特に(伏線はあるとはいえ)論理が飛躍するようにも思えるラストはかなり賛否が分かれるかと思います。
実際に「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM」の最終審査の場でも議論が紛糾したようです。
それでもこの実験的な作品は、脚本上は伏線等を回収できているので世に出してみる価値はあります。
ちなみに、衝撃的な内容に神経を奪われがちですが、特に冒頭とエンディングの音楽は良いと思います。

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細野真宏

3.5☆☆☆★★ 〝 シンデレラはホラーに通ず 〟 …って事で、シンデレ...

2024年3月9日
iPhoneアプリから投稿

☆☆☆★★

〝 シンデレラはホラーに通ず 〟

…って事で、シンデレラは王子様からがらすの靴がピッタリと合ったからって、その後に幸せな日々を本当に送ったのか?って話。

鑑賞直後に本屋さんを覗いたら、偶然にも原作本を発見。先を急いでいたのでパラパラと中身を見る事は無かったのですが。観る前に、土屋太鳳主演以外の情報を意識的に得ず。上映開始直前に、終了時間を確認する為もあって、ほんの少しだけの情報として、どうやらオリジナル脚本らしいとの情報を見たのですが、、、ひょっとしてあの原作本はノベライズ版だったのでしようか?

映画が始まり、一夜の内に不幸に次ぐ不幸に、一気に襲われるヒロイン。
ところが一夜明けると、この不幸なヒロインは一気にシンデレラへと変わる

…ところが、、、

いやコレ!クライマックスでとんでもない事になるので、賛否両論、、、いや!《否》が結構多めになりそうな気はするんですけど(-_-;)
でもですね、これまで【優等生】キャラが強めに出ていた土屋太鳳ちゃんが、決して途轍もない位に演技力がある訳でもないのですが。少しだけ…本当に少しずつではありますけど、その【優等生】キャラから脱しつつあるのを確認出来るのが最大の収穫でしょうか!
今後の彼女にとって《ターニングポイント》、、、はまだまだ先だとは思うのですが。単なる〝 お嬢さん 〟女優とは一線を化しつつある貴重な作品になりそう…と。

何たってですね、あの土屋太鳳の口から、、、

◯ちん◯んの5文字が飛び出るのですよ旦那〜(≧∀≦)

まあ、それは1つ置いといて💦前半は田中圭との恋愛模様を描き。彼の連れ子とも仲良くなり。幸せな家庭を築く…と思わせ。急にこの連れ子の不穏な行動から一転し、ホラー映画の様相を呈して来ます。

そしてこの作品、、、色々と考察すると、どうやらストーリー展開の発想に於いて、あのヒッチコックの影響力を思わずにいられなくなって来る。

当初は入らせなかった、ウサギの剥製のある(ある意味での)秘密の部屋には『サイコ』を。
その家族の絵を描いている過程であり、自分自身のデッサンには『レベッカ』の…と言った具合で。田中圭のキャラにはほんの少しだけ『サイコ』のアンソニー・パーキングの雰囲気すら伺える。

そして子役の女の子!

あの子のキャラクターなんですが。初めて同級生の女の子に対して睨みの眼を向けるその瞬間、、、
思わず思ってしまいました。

これ!『エスター』じゃないのか…と。
あの、ホラー好きならば鑑賞必須な『エスター』の様な嫌〜な感覚が再びΣ(-᷅_-᷄ ๑)

以後、映画本編で色々と【いやミス】展開が数多く続いて行く。

そして遂にエンディングに至る瞬間に、ある日本映画を思い出してしまった。

あの『告白』の松たか子の場面を。

まるで、牛乳が予防接種に変化した様な(´-`)

あ?決して貶している訳では無く、あくまでも思い出した…ってだけですけどね。

おそらくですが、観た人を嫌〜な気持ちへとさせる内容だけに。(出演者のフアン以外からすると)段々と評価は下がって行くと思いますが。色々と見所も有ったとは思っています。
この3人には、それぞれ【母親から受けた】辛い過去の記憶があり。それゆえに《ファミリー》となって労わりあう…とゆう〝 絆 〟が生まれるまでのストーリーだったのでしょう。

しかしながらこの《ファミリー》の3人。
主人公は眼鏡先輩に裏切られた事実があり。周りから非難され【ソレ】を決行する。
そんな時に、最後の最後には(おそらく似た境遇なのか?)眼鏡の女の子に助けられるのか?…と思いきや、からの土屋太鳳のあの嫌〜な笑顔
ε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘

因みに、作品中で個人的に1番好きなシーンは。妹が電話で愚痴を延々と言って来る場面で。土屋太鳳が〝 ガラスの靴 〟を、ベッドの淵の上でもて遊ぶ様に眺めながら。彼女の脚から太腿が露わになる何気ない場面でした。
あのワンショットだけで(この映画の)全てが赦せてしまったのでした(´Д` )

2021年2月7日 MOVIX亀有/スクリーン9

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松井の天井直撃ホームラン

3.0他者依存の結末

2024年1月10日
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悲しい

難しい

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中○○夫アソチ

3.0子役の子演技上手い

2024年1月4日
スマートフォンから投稿

怖い

子役の子演技素晴らしい
なんかこわいねー
結末びっくり

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ねこ
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