哀愁しんでれらのレビュー・感想・評価
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誰もが知る「シンデレラ」の話の、本質を抉るような着想は面白い。ただ、終盤の展開は賛否両論必至?
本作は「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM 2016」でグランプリを受賞した脚本を基に作られた作品で、受賞後にキャスティング等が決まり2019年12月に撮影が行われました。
これまでに「3月のライオン」(2017年)や「ビブリア古書堂の事件手帖」(2018年)などの脚本を手掛けてきた渡部亮平のオリジナル脚本による初の商業映画監督作品です。
前半50分くらいまでの、文字通りの「シンデレラストーリー」はなかなか面白いと思います。
冒頭の土屋太鳳が教室の机を歩くシーンの撮影手法は、様々なものを暗示していて独自性があります。
50分以降の後半からは、作品のタイトルが示唆するように「哀愁」が漂い始めます。
誰もが知っている「シンデレラ」の物語。でもそれは「実は怖い面がある」といった意外な本質を抉り、徐々に「サスペンス映画」の様相を呈してきます。
さらに加速していき、もはや「○○○映画」というジャンル分けのほうがしっくりくるのかもしれない展開となり…。
土屋太鳳は出演依頼を3回断ったのも理解できるくらいの難役でしたが、キチンと「代えがたい存在感」を発揮し役割を果たせていました。
田中圭も安定感のある演技で上手く相乗効果を生んでいました。
特に(伏線はあるとはいえ)論理が飛躍するようにも思えるラストはかなり賛否が分かれるかと思います。
実際に「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM」の最終審査の場でも議論が紛糾したようです。
それでもこの実験的な作品は、脚本上は伏線等を回収できているので世に出してみる価値はあります。
ちなみに、衝撃的な内容に神経を奪われがちですが、特に冒頭とエンディングの音楽は良いと思います。
こういう映画だと知っていたら
見なかったです。
嫌いなんだよな、こういう映画が一番嫌い。
誰が物凄く悪いって訳では無いのかも知れない
子供にしたって、そうやって育てたのは親だし
でも最後まで自分の家族だけを大切にした
この一家は有る意味、幸せなのかも知れない。
いや~、それにしても俳優さんは
子供も含め、凄い人達ですね。
ラストは妄想だと思いたい
話しの序盤は、ごく普通の穏やかな話しです。
結婚後直ぐから、夫と娘の様子が徐々に変わる?
夫の違う一面を見てしまったり
娘が酷い幼児返りになる。
子供は一番に自分を見て欲しいと思います。
子育ては、本当に難しいけど
娘の嘘がなければなぁと思いますが
義理母へのお試し期間なのかもしれないけど
母親は結果、夫と娘に挟まれキツいなぁ
とも感じました。
引っ越しして家族で出直すと前向きな
ハッピーエンドが良かったが
結果はありえないバッドエンドでした。
オリジナル作品の可能性
どのサスペンスよりも恐怖で、現実味があって。モンペ的な側面に反面教師。何が本当なのか疑心暗鬼に。それだけ子育ての難しさ、かけがえのなさが反射していて。良くも悪くも親次第。自分だったら。親に、第三者的視線にならないと…。マイ・ダディといいTCPの質が高くて今後も期待。
後味悪い。子役の子が演技が上手い
土屋太鳳が何度もキャストのオファーを断った理由が分かる。
途中から人格変わってしまって最後はとにかく後味悪い。
子役の子、めちゃくちゃ演技上手い!!!
古風な空気感
オードリーのANNでジャガモンド斉藤さんが「後味の悪い映画」と紹介していたので、面白そうだと遅ればせながら鑑賞。
全体的に80年代制作?みたいな非常に古風な空気感(演出)が漂っていましたが、監督が若い方だったので、そこがいちばんのオドロキでした。今って結構年配のベテラン監督のほうが斬新な印象の作品をリリースしている気がします。「演技上手だね〜」と褒められそうな子役の演技(笑)、彼女と土屋太鳳さんの前半の戯れシーン等、土屋太鳳さんの演技が素晴らしすぎるだけに、ちょっと見ていられませんでした。たぶん後半の展開をより悲惨に見せるための演出なのだと理解はします!
ラストの行き切った展開は好きです。・・・が「後味の悪さ」を感じるにはもう少しリアリティが必要だったように思えます。「微妙やなぁ」という意味では後味は良くなかったです♪
心の機微がつかめない
不幸なシンデレラ(小春)が王子さま(大悟)に出会って幸せになる、というシンデレラストーリーを書き換えるという試みはわかるんだけど、正義感が強すぎるくらいの小春が最後に崩壊してしまうまでの、心の機微が全く描かれてなかった気がする。
おかしいのは自分なのか継子なのかみたいな、スリリングなやつを期待していただけに残念。
崩壊シンデレラストーリー
我が子を守るため、こんな事していいのか!
あまりのラストに衝撃的だった。
内容にイラつく
演技はさすがなんだが、内容、特に最後にイラつきが出ます。
子役の演技は「これ子供かよ」って思うくらい。
ちょっと大袈裟なのはあるけど。
内容はなんの解決もなく、ただ自分勝手な終わり方なのと、いきなり終わる感じ。
時間を返して欲しくなる。
子どもってやっぱ…
怖いですね。
アマプラ無料期間が終わりそうだったので急いでみました。
途中からの不穏な空気感良かったです。
最後の終わり方だけはちょっと驚きました。え?こんな感じの映画なんだ、と。
子役の方すごいです。
可愛いだけじゃない、あのヤバさを演じられるのは。
色々考えさせられた
人を選ぶ作品ですね。
シンデレラの物語は、幸せだけでは終わらない。
土屋太鳳さん。お疲れ様でした。 cocoちゃん怖かった~
子役の演技がいい!
ただただ子役の子の演技に圧巻。めちゃめちゃイラついてしまった。そう思わせるのがさすが。
理解力ないのもありますが、物語自体はよく分からなくって、ただ怖い日常見てるだけのような感じでした。だんだんハラハラするのが面白かったです。
アフターシンデレラストーリーがハマりすぎる土屋太鳳さん
土屋太鳳さん主演のアフターシンデレラストーリー「華麗なる一族」というドラマを見て、こういう土屋太鳳さん本当にいいんだよな、、としみじみ思い出して、配信にて再び鑑賞しました。
劇場でみた当時も度肝を抜かれましたが、改めて名作。
いささかチープにみえるパッケージ感に反して、生々しく丁寧に丁寧に家族が転落?膨張?していく構成が本当に見事で気持ちいいです。
賛否両論のラストは「そこまでいく!?」という若干の飛躍はある気がしますが、かといってこの家族が飲み込まれてしまった狂気を表現するにはあれくらい思い切らないと、というのも凄くわかる。
幸せになるための裏技
冒頭からこれでもかというぐらい
不幸の連鎖、連続に・・・
心折れちゃうな~
よく平気でいられるよ
偶然知り合った男性と意気投合して
トントン拍子で結婚・・・早っ
シンデレラのストーリー
靴のサイズがあったからといって
お互いの素性、性格もまだ知らないのに
結婚しちゃうなんて・・・
確かに、そうだよね。
不幸の連鎖を乗り越えて幸せを
手に入れるはずだった・・・
ここからがとんでもない展開の連続
幼少期、母に捨てられたトラウマ
私は絶対に母のようにならない・・・
生きる原動力になっていたのにね
心壊れちゃったな・・・
エンディングは胸糞悪い展開でした~
誰かを理解する、知ることは
家族であっても分からない、
父の言葉は重みがあったね。
自分の周りは全て他人だからね
理解するのは難しい、努力はしたいけど。
独身の友人が提案した
幸せになるための裏技
希望も夢を考えず過ごすこと・・・
結局、この物語の中で一番幸せなのは
この友人かもしれないなぁ~
3人の演技力に圧巻
この映画を見た後すぐに「暗黒女子」を思い出しました。同じ原作者なんですね。。
結末はともかく、あんなに正義感のあふれる性格のヒロインが、環境が変わり、洗脳に近い言葉を浴び続けると価値観が変わっていく。一度死の淵から助かることで今までの価値観が崩壊したのかも?かなりデフォルメされてはいますが、どんな人にも表と裏があり、始めは裏だと思っていたものがそこに染まってしまえば表になるのかも知れないと思い知らされました。あの3人の狂気に満ちた演技に脱帽です。
噂通りの酷い結末に唖然
自宅レイトショーAmazonプライムビデオ『哀愁しんでれら』
コロナ禍パス作品配信鑑賞
やんごとなきで義理の父親が、今回は実の父親役だったのねw
前半普通の連ドラのような流れで面白かったですが・・・
終盤の見るに耐えない結末に唖然
劇場鑑賞しなくて良かったと苦笑い(^◇^;)
田中圭さんは、髪型も体型も台詞回しも安定の田中圭〜流石っす!
裏お伽噺ホラー
2021年。菅時・脚本:渡部亮平。
土屋太鳳ちゃんと田中圭が、とんでもないモンスターペアレンツを演じます。
娘役のCOCOちゃん8歳の怪演もあり、インパクトのある映画でした。
好感を持つ人は少ないと思う。しかし面白がる人はいるとも、思う。
全編通して悪趣味な映画です。
真面目で一生懸命・・・そういうイメージキャラの土屋太鳳が怒涛の運命に
翻弄されて夫(田中圭)と行うラストは、現実離れしていて・・・
「そこまで夫婦で狂いますかね???」
この物語の裏主役は娘のCOCOちゃん演じるヒカリなのではないでしょうか?
映像が特殊な美的感覚です。
スタイリッシュな田中圭の邸宅。
美しく着飾った新妻・太鳳ちゃんのエプロン姿とよそいきファッション。
比べて結婚前の太鳳ちゃんは市役所の福祉課で働く地味な女性。
子供を虐待する親に憤り、体当たりしたりする熱血ぶり。
小春の家とか親は庶民的そのもので、実家と嫁ぎ先の落差が凄い。
豚小屋から瀟洒なお屋敷のお姫様へ。
たしかに御伽噺っぽいですね。見た目には!
そんな小春(土屋太鳳)は恋人には裏切られて、家は失火して全焼。
失意のどん底で裕福な開業医の大吾(田中圭)を助けたことから、トントン拍子に彼の後妻に収まる。
この辺が「シンデレラストーリー」な訳なんですが、上手い話には裏がある。
夫の大吾の変わった趣味嗜好。
何より不気味なのはあどけない前妻の子供・ヒカリの心の闇。
でもこんな子供(ヒカリ)がいないとは言えないので、ここだけはリアルです。
ドギツイです。
不快です。
あり得ないラストです。
あまりに現実味がないラストなので、インパクトと悪趣味しか感じないホラーでした。
作家性とエンタメ性
劇中でも似たことを言ってたけど、自分自身に
「こうあるべき」みたいな理想像を設定することの怖さを描いたスリラー。
画面に入ってくる光が印象的な前半パートと、
少女・ヒカリのダークサイドが見えてくる後半の暗さとか
画づくりの部分ですごく好感のもてる作品だった。
賛否の分かれる最後の展開も、そこまで突飛には感じなかったというか
「理想像」を追求するには他人を排除するしかないっていうか。
特にひとりの親としての葛藤にはやっぱり共感するところが多くって
子どもとすごく良い関係を築いていた人の
「なんでも子どもと一緒に楽しめばいいんだよ」ってアドバイスが
簡単なようでけっこう難しいっていうか、
なんでも子どもに合わせてたら俺の人格ってどうなるんだというか。
本作はフィクションの世界という意味で
すごく面白いデフォルメをしていたと思うし、真理にも迫ってたと思う。
作家性とエンタメ性の両立が素晴らしかった。
母親のトラウマ
以外と興味深かった
お金に余裕のない家に生まれた主人公
お金が沢山ある家の男性と出会う
そして起こるシンデレラstory
そこに共通するのは…母親像
こんな母親にはなりたくない!
と…幼い頃のトラウマに縛られて
いい母親になりたいと頑張っている
…けど
子供が嘘をついているんじゃないかと邪推したり段々と子供を信じられなくなってしまう
彼も母に対してトラウマを持っていた
彼女と同じように子供には幸せになってもらいたいと思っている
二人の想いは同じ
最後のシーンは…あれれ…どうして
???
だった(しんでれらの結末)
何処か歪んでいる
何処か有りそうな感じだけど
…笑えない
コメディホラーとして捉えたい
親は子供の事を何でも知っていると
思っているけどそうじゃない
知らないことの方が多い
子供は自分の都合のいい事は言うけど
悪い事は言わない
近くにいる友達の方が…
小春の父が言っていた
俺も子供のこと全然知らなかったよ
…と。
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