哀愁しんでれらのレビュー・感想・評価
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後をひく気になる映画
映画好きの方に評判も良さそうだったので観にいきました。ポスターのセンスも好きで 映像のカラーやアート感も好みでした。ストーリー自体はシンプルでほとんど予告でネタバレしているので 泣いたり、笑ったり、どんでん返しがあったりはないです。ホラーなのかと思ってみると物足りないかも。登場人物それぞれにある闇のホラーなので この人こうなのかな?と考えはじめるとキリが無く楽しくなります。俳優人の表情とそれを映像で魅せるのが上手く 想像力が膨らみます。見終わった後も あのシーンはどういう意味 真実 本音 など想像が止まらない。誰かと話したくなる作品でした。
30点
映画評価:30点
《胸くそ悪い》…。
そんな言葉が頭に残りました。
この作品の悪さは後半部分にある。
少なくとも私はそう感じたし、
何一つ共感もできない。
全てが異常だ。
実話を元にしていないのであれば、
思い出す事すら怒りが沸いてくる。
だから私が後半部分に対して、
これ以上語る事は何もない。
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気を取り直して前半部分について感想を書きます。
主人公は「親」というものに憧れをもっており
彼女には理想の母親像もあった、
また、そんな親になろうと努力もしていた。
そんな彼女の姿を通して、
私自身も親とは何か、
子どもに対してどうあるべきなのかを作品を見ながら考えていた。
家族の数だけ各々の悩みはあるし、
幸せに見える家庭にも闇はある。
でも、その闇に
他人は口出せない。
この作品を見て、私なりに学んだ事だ。
何も家族の話しだけではない。
人の闇に他人が踏み込む必要はない。
まして他人(自分以外の誰か)からのアドバイスなんて、本当に何の意味もない。
皆、ちゃんと分かってる、、、
どうあるべきか、どうしてあげるべきか、
それが中々出来ないし、上手くいかないから、
憧れるし、悩むし、苦しむんだよ、
だからわざわざ他人なんかに
これが正しい行いだよって教わらなくても、
ちゃんと正しい事しなよって言われなくたって、
そんなの最初から分かってる。
それが出来れば苦労しない。
突き詰めればヒトは独りぼっち。
この作品を通して
そう感じ、学んだ。
私に出来ることは、
自分を認めてあげること、
他人(子ども)を認めてあげること、
それだけでいいと思う。
正す事よりも壊さない事の方が大切だと思うから。
胸くそ悪い作品だが、
その事に気付かせてもらったし、
ヒトに対して俯瞰した目線がもてたので、
見る価値はあったと思う。
【2021.2.25鑑賞】
思ったよりダメージ受けず
監督はもっとヤバく撮りたかったのか。これがベストなのか。
嫌いじゃない
もっとハッキリと色付けすれば名作になったはず
「シンデレラ」の話の不気味なところを物語として成り立たせているストーリーは面白いです。ちょっとしか知り合っていない人(踊っただけ)と結婚した夫婦の顛末。面白いですよ、アプローチは。
テンポの良いホームコメディタッチの序盤からは想像し難い結末で、なかなかの見応えあり作品でした。ストーリーの展開としては明確な起伏があり良しでした。ただ、ただですね。
本作は作品としての色付けをどうした方のかなぁ?という点がよくわからなくってその点が残念ポイントでした。なので、ライトサイド・パートとダークサイド・パートの時間配分もあまりよくないなぁと。ライトサイドの尺を取りすぎてる気がします。(好みの問題かな?)
テーマは興味深いです。
「親をする」と「親になる」の違いは何だろう?ってこと、また、「親になる」とはなんなのだろう?ってこと・・・だと思います。もしかしたら子育てしたことのある方は、すっごく共感できるのでしょうかね?
子供を信じる、見極めるってどれだけ大変なんだろって思います。
そのテーマをヒューマンドラマとして描きたかったのか?それとも変わっていく人間の怖さをホラーっぽく描きたかったのか?そこがぼんやりしてるんですよね。
だから作品としての突き抜けていない感じを受けます。
コハルが本作のキーなんだけど、彼女の葛藤と動機の描き方がどうも薄いんですよね。
結婚前のコハルが歩んでいく道のその根拠が・・・どうにも丁寧さに欠ける気がします。
人間の内面変化の怖さなのか?
親になりきれなかった大人な哀しさなのか?
単なるストレスフルな状況からの逃げなのか?
選ばざるを得なかったのか?(帰るとこないしなーってレベルの葛藤じゃぁないはず)
動機描写薄いから、ストレスフルになって考えることを辞めた人にしか見えないんですよね。
はっきりしないんだよなぁ。土屋さんの顔面から表情が消えたなぁ・・・ってくらいで。
僕としては、壊れていくコハルが見たかった。ダークサイドに引き寄せられていく、または無意識にダークサイドに落ちていく様を背筋を凍らせながら観たかったです。内面がぐちゃぐちゃになっていく様が観たかったです。
それと、ラストですが、すみませんが勘がよければどうなるかバレバレです。いや、手にとるようにわかっちゃいました。なんであんなにわかりやすくしたんだろう?ヒント出し過ぎ。それに、現実感ないし。あんなに仕入れたらおかしいって!
それと、ラストはミッドサマーのような「救いようの無い最悪の幸せ感」を出してほしかった。
とにかく異常度が欲しかった、この見る側が変われば薄気味悪い夫婦の。
色付けが明確じゃない本作から受ける印象は「モンスターペアレント製造過程映画」です。
残念ながら。
あーーーぁ、もったいない。
すごく面白くなりそうなのに。ストーリーは面白いんです、ストーリーは。味付けです。問題は。
土屋太鳳の啖呵を聴くだけで十分満足できる一作。
冒頭数分から主人公一家に畳みかけるように襲いかかる不幸の連続。「哀愁」どころか、嘆きを通り越して笑うしかないような状況を見事なスピード感で描写した手際に、ほとんど感動すら覚えました。本編も演出と演技の見事さが素晴らしく、『おもいで写眞』に続いて、低い期待値を大幅に上回る傑作に出会ってしまいました。
ちょっとふざけたような題名、そして冒頭のバタバタなブラックコメディー風展開に、軽い内容の映画なのかと思っていたら、特に中盤以降の描写は重量級そのもの。本作は、「『家族』なるものへの幻想に囚われる人々」を描くという点で、ポン・ジュノ監督『パラサイト』(2019)やアリ・アスター監督『ヘレディタリー』(2018)と明らかに近いテーマを掲げています。本作で脚本も手がけている渡部亮平監督は、さすがにコンペティションで脚本が評価されただけあって、伏線の使い方(とその回収の仕方)が見事。さらに土屋太鳳、田中圭、そしてCOCOといった主演陣が、それぞれの極端な二面性を持っている人物を演じきり、物語に強い説得力を与えています。
なかなか衝撃的な(でも途中で予想が付く)結末については賛否両論あり、それまでの丁寧な展開から較べると確かに荒削りで、現実味を欠いています。ただ題名の通り、本作を一種の「寓話」と捉えると、共感できるかどうかは別にして、あの状況も一種の結末として理解できます。
なお本作は、映像面でも創意工夫が行き届いており、場面ごとに僅かに色調やコントラストを調整していて、しかもそれが効果的に機能しています。また全編にわたってカラーコントロールが素晴らしく、特に青の使い方は秀逸!
という訳で、巷では決して高い評価とは言えない本作ですが、劇場で見逃すのはもったいない一作です!
土屋女子学生から卒業 人妻母親に!
キャラ設定が
大悟(田中圭)のキャラ設定がわかりにくかったです。
チョット問題ありそうな感じだったと思えば、普通だったり、奥さんが出て行った原因は、夫か子供か?
大悟と小春が学校で校内放送するあたりはぶっ飛んでるって感じがして、小春も洗脳された感はあったのですが、直後家に帰って子供を問いただすシーンは、普通の常識的な親だったりするので、キャラ設定がよくわからないところがあります。
マンガ的過ぎると言ったらマンガに失礼か
『かしこい狗は〜』の渡部亮平監督の商業映画デビューということで期待していた一品。前半のひっくり返しも期待して見てたのだけど、まさかの後半にいくに従っての失速。
セットアップの漫画みたいな不幸の連続はわざとかもしれないけど割と形骸的な演出で撮影も美術も衣装もキャストも豪華で、なんだけど、丁寧なのがもたつく感じ。そしていよいよシンデレラが誕生してからさあ真っ逆さまに、、というところからもたつく。実は形骸的なので共感できない主人公たちがどうなっても知ったこっちゃない、という気持ちになっているので、裏を描く後半の裏に驚きがまったくない。
この種の映画では「毒」を楽しめるかどうかなのだけど、説明過多なのがテレビ的というか漫画的でスピード感を殺しサプライズ感が薄い。それと自分がおっさんになったからから、そもそも女性の幸せが結婚にあるなんていつの時代の妄想か、という冒頭から入っていけない。その意味で出てくるキャラクターが男性も女性もお人形的過ぎてのれず。。
衝撃作ではあるな
ワンデーフリーパスポート第3弾2回目 3本目は土屋太鳳主演の「哀愁しんでれら」です。
山田杏奈出演ということで鑑賞。
正直、土屋太鳳と田中圭がすごく苦手なんですけど山田杏奈がいるからと自分に言い聞かせて見ました。
何これ。まじキモイじゃん
めっちゃ気味悪いし胸糞悪いし最低で見た後は、「んだコレ!★2.0付けたるわ!」って思ってたんですけど、ジワジワと面白いと思えてきました。でも、★3.0とさせていただきます。
児童相談所の職員として平凡な暮らしをしていた小春(
土屋太鳳)は、ある時怒涛の不幸ラッシュが続く。そんな時、とある男の命を救うがその男がなんと医者で、彼女の怒涛の幸せラッシュが続く。
前半の駆け抜けるような不幸の嵐。そして、取り返すかのような幸福の連続。テンポもいいし、導入としては結構面白い。これからどうなるんだろうと心臓が高鳴る。この緊迫感が1番の魅力だと思う。想像以上にドキドキした。
土屋太鳳、田中圭、そして子役でインスタグラマーとして活躍するCOCOの叫び声と呻き声が怖い。ネジの外れた3人の感覚。吐き気がするほど気持ち悪いんだけど、よく良く考えればそんな演技が出来るってすごくない?鑑賞後も震えが止まらなかった
先程のレビューでも名前を上げましたが、「告白」が1番近い映画じゃないだろうか。多分監督はあの作品に影響されたと感じるほど似てた。そのおかげで、予想よりも面白いと思えたのだろうし、こんな衝撃作に仕上がったんでしょうね。
でも、告白と違うのは"動機"。
なぜ彼女は社会を震撼させる凶悪事件を起こしたのだろうか。鑑賞後→なぜ起こしたのだろうか。考えてみてね系だろうけど、にしても変化が極端で分からない。光の真実と後半20分はよく分からない。もっと出来たんじゃないと思った
もう一度見てみたいとも思えない。
伏線なぞ無いし、隠れ要素もない。確かに彼女の今後が気になるけど、2回目見ても感じることは変わらないと思う。また吐き気がするはずだ。
とても人様におすすめ出来るような作品ではない。
おそらくオススメした半分以上の人が面白くないと言うと思う。だから、衝撃作なんでしょうね。面白いなと思った私もラストは納得出来ません
でも、何故か面白かったです。
たまにはこういうのも悪くないね
面白いかと聞かれたら普通と答えてしまう作品ではあったが、音楽とか演...
土屋太鳳さんの異色作
ダミアン、、?
子役の少女が登場時から不気味で、
義母の車椅子や、母親の交通事故も
あの少女の呪い?じゃないかと思えた程。
あそこまで陰湿な子供になる理由が分からなかった。
父親の大悟も母親から一度手を挙げられたという過去以外にも何か自我を抑制されるような環境で育ったのだろうか、、
どの登場人物も親からの充分な愛情が得られなかったように描かれているけれど、
それで最後のあのジェノサイド?に辿り着くのは、あまりに突拍子も無いように思えます。
どんな善人に見えようと、皆、凶暴性や残忍な一面を持ち合わせている事を描くにしても、殆どの人は納得出来ないんじゃ?
冒頭の一晩に起きる不幸の詰め合わせが滑稽にさえ見えたので、制作サイドは、これはギャグですから!
と前置きしていたんでしょうか?
一応、御伽噺の体裁ですし。
ひとよ、のように家族の闇を抉るわけでも、
万引き家族のように貧富の格差を描く訳でもなく、
映画.comの紹介文を読んでチケットを取りましたが、予想を裏切られた内容でした。
伏線は回収していましたね。
ですが、丁度、今のご時世、
映画が終わった後、男子学生が
普通にワクチン受けたくなくなるよなぁと
話してました。
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