劇場版 きのう何食べた?のレビュー・感想・評価
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オレンジケンジ
原作も新刊が出ると買い、最近19巻が発売されたので購入。もう15年近くも連載してるんだ。うわー、歳月を感じる。どちらかと言えば地味な内容なので、まさかドラマ化され、さらに劇場版になるなんて、想像できなかった。
最初、ドラマの宣伝でケンジ役が内野聖陽と聞いて、正直ピンと来なかった。けど、オンエア見て、あたりだった。いまや、ケンジがかわいくてたまらない。内野さん、あなた以外にケンジはありえません! あと、ワタルくんも、衝撃の再現度。磯村勇斗を配役したのはマジ成功です! 小日向さんはちょっとかっこ良すぎだけど。
料理シーンは、お腹空いてる時に見たらやばい。あさり入りアクアパッツァ食べたい。厚揚げを切るところは、アドリブかな。シロさん、素で笑ってたっぽい。
脚本の安達奈緒子、「透明なゆりかご」、「G線上のあなたと私」、「おかえりモネ」の人だったんだ。これくらいしか見てないけど。どれもゆったりとした、優しい作品。原作ありのものは、世界観を活かしつつ、うまく構成してるなぁ、と感じた。
エンディングのスピッツがとてもあたたかい。オープニングもドラマと同じく、「帰り道」が流れ、スマホの自撮りスタイルで、変化球にしないところが好感↑。あー、またドラマ復活して欲しい。
タイトルなし(ネタバレ)
テレビシリーズのファンで、前回のお正月スペシャルではちょこっとエキストラ出演しました。
それにしても、劇場映画になるとは思わなかったなぁ。
いまでは、西島秀俊といえばシロさん、内野聖陽といえばケンジですね。
いっしょに暮らす弁護士のシロさん(西島秀俊)と美容師のケンジ(内野聖陽)。
しまり屋のシロさんから、誕生日のお祝いにと、一緒に京都旅行に行くことになったケンジ。
だが、家計に厳しいシロさんがこんな豪華な旅行をプレゼントしてくれるなんて・・・と訝しんだケンジの頭には、
浮気、別れ、もしかして重病で死が近い・・・と余計な妄想が湧いて来る・・・
といったところからはじまる物語で、実はシロさんからケンジに対するお詫びだったと打ち明けられます。
そのお詫びというのは、
正月に、はじめてケンジを実家に連れて行ったシロさんだったが、その後、ひとりで実家に戻ったところ、重大なことを両親から打ち明けられる。
正月は和気藹々と過ごしたが、ふたりが帰った後、シロさんの母親(梶芽衣子)が寝込んでしまった。
頭ではわかっているつもりだったが、やはり、同性のパートナーと並んでいるところを見たことが相当ショックだったもよう。
なので、今後は、ふたりで来てくれるな、と。
大したことではないような事柄だけれど、実は厄介なこと。
頭ではわかっているつもりだったが・・・というところが厄介で、いっそのこと、同性のパートナーなんてとんでもない、と頭ごなしに否定される方が楽なような感じもする。
まぁ、価値観というか、考え方の溝というか、そういうものを埋めていくのは、頭ではわかっている・・・方がいいのかもしれないけれど。
映画は、その後も、そんな、大したことではないような事柄だけれど、実は大したこと、のような事柄が綴られていきます。
シロさんのスーパー仲間の富永さん(田中美佐子)に孫ができることをやっかんで、「そんな孫が大切なの」とすねちゃう航くん(磯村勇斗)。
その航くんが数日、帰宅していないと慌てふためく同性パートナーの小日向さん(山本耕史)。
ケンジが同僚の若い男性スタッフと親密な関係では・・・はたまた、病院通いは重病なのか・・・と気に病むシロさん。
これらのエピソードが表わしているのは、日常のちいさな幸せ、そんな幸せはふとしたことで壊れてしまうかもしれない、ということ。
「ぼくたちが感じている幸せは、些細なことで壊れてしまうのです!」というのは、小日向さんがシロさんに向けた言葉なのだけれど、それは同性カップルに限ったことではなく、誰もが皆、ふとしたことで「幸せな日常」は消えてしまうことを、新型コロナウィルスが蔓延し、大変なことを経験したわたしたちは知っている。
それが感じられるいま、スクリーンで他の人々と一緒にこの映画が観られることが幸せなんだ、と改めて感じました。
この作品らしい劇場版
すごく好きな作品
面白かったけど?
ちょいちょい理解不能な台詞に変な考え方だな?と首を傾げる。例えば、
「孫って必要?」て台詞、
個人の自由と楽しければいいんじゃね?て自分の存在自体を否定してんのと同じ。それから、
返した言葉も「誰かの嬉しい事は、なんか嬉しいじゃない?」て、一見よさげに聞こえるけどそんな事じゃないと思うんだよね。子孫増やさんと生物は成り立ちません。ていうか、
ようあんだけ些細な事で面白おかしく妄想出きんな?てアホらしなるほど妄想の嵐で自分が当事者ならウンザリするやろね、この映画の脚本書いた人はLGBTQをバカにしているかもしれない、大体ヒョウ柄の上着?旅行すんのに嫌われたくなくて相方に気を使う人が着ないと思うし、観光地で相方を彼氏だと大声は出さんやろ。
LGBTQを気持ち悪いと思う人(内野さんがそんな事TVの番宣で言ってた。)がいる以上、差別は無くならない。みんな虐めてる時ホンマ愉しそうやもんね。
現実とのギャップは抜きにして、先入観なく観ることが出来れば面白いと思いますが。
失礼しました
真の愛情とは何なのかを再認識させられる映画
内野聖陽の演技の幅にびっくり
最高!
コミカルの中にも苦しく厳しい選択と優しい思いやりが。
パートナーのケンジをどうしても受け入れられず体調まで崩す母親。
ケンジとはもう会えないと伝えてきた両親に対して「これからの正月はケンジと過ごす」ときっぱり伝えるシロさん。
シロさんが折衷案を取れば両親にもケンジにも寂しさを少しだけで丸くおさまるのでは?両親が気の毒。
と、頭をかすめたがシロさんにとってケンジを否定されることは自分の生き方そのものを否定されることで譲れなかったんだろうな。
後日、何事もなかったように実家を訪れ母親と台所に立つシロさん。
シロさんの両親への繊細な思いやりと「ケンジさんを一番大事に」とシロさんに伝える母親。
親子でも、自立した大人が思いやり合うシーン。
生理的に息子とケンジの関係を受け入れられない母親でも息子シロさんの生き方を否定しない立派さ。
見守る父親。
素敵な両親だからこそシロさんも両親を信じてたんだろうと思えるシーン。
一番印象に残った。
美しい京都旅行あり。
日常も買い物や料理のシーンがリアルで大切に暮らしてる様子が微笑ましい。
シロさん役の西島はいつもどおりのイケメンで安定の演技に好感。
ゲイらしい様子は一切ないのでいつもの西島。
ケンジ主導のラブシーンもシロさんがコミカルに逃げている、そういうのは一切無し。
ケンジ役の内野は武骨な役のイメージだが、臨場や大河、朝ドラなどのあの内野は一切いない、別人。
内野って達者な役者だなあと改めて思う。
ドラマの方でケンジを見た時の衝撃、「これ、内野?!」はもうない、さすがに慣れたが、連れは帰り道「ケンジって、まさか朝ドラの父親やってた人じゃないよね?」と聞いてきた。
「きのう何食べた」を見たいと私が誘い、連れは「きのう何食べたとか何でもわすれちゃう認知症とかの映画なのかな」と付いてきたので介護福祉のシーンはいつ?とトンチンカンなことになっていたようだ。
普通にほのぼのとした娯楽映画
私のお気に入りの二人、西島秀俊と内野聖陽のテレビドラマの劇場版とあって見に行った。
内容は普通にほのぼのとした娯楽映画。
特段映画館で見るほどではなく、テレビドラマの一コマのような内容。
NHK朝ドラのCome Come Everybodyに出演中の雉真稔役の松村北斗が、やんちゃな男を演じているのに驚きました。
楽しみでしたが
原作もドラマも好きで追っていたのですごく公開を楽しみにしていました。
オープニングがドラマ同様の曲で嬉しかったです。
内容は原作でも描かれていた話を映画用につなげているような形です。
京都旅行の回では原作でも珍しくカップルらしい二人のデートが描かれており好きだったので
劇場でコメディ感が足されていて楽しめました。
同姓カップルだからだけでは片づけられない内容を劇場でも変わらず相手に伝える・伝えられるのは流石だな~と思います。
ただ、映画が後半になればなっていくほど「シロさん、こんなこと言うかなぁ」という気持ちがすっごく大きくなってきてしまいました。
大きい起承転結のある物語ではないので、映画とする際に仕方がないのかとも思うのですが
ケンジは割とドラマや原作と変わらないのに、シロさんがとても感情的になっているように感じてしまったので評価としては真ん中程度にしました。
ヒューマンドラマとして逸品
内野聖陽さんの出演作はどれも骨太が多いですが、何食べは可愛らしくも人として魅力的な人物(賢二)を演じていらっしゃるので、そのギャップに凄みを感じるとともに西島秀俊さん(四朗)とのパートナーとしての絡みが絶妙でフィーリングがマッチしていて最高でした。
とにかく真剣な演技のシチュエーションでも、時折のアドリブが自然で普段からお二人が仲の良さが伝わり、この映画の良質な部分を底上げしているように思います。
料理シーンもドラマ時同様大切に丁寧に描いていて、劇場版だからと言って背伸びしすぎていないところも好感。日常の中にコミカルさと社会の生きづらさと、色んなセンティブな部分も彼らの前ではほんわか微笑ましく表現しているのが受け手としてストレスを感じませんでした。
ドラマシーズン2も是非あれば嬉しい限り、期待したいですね。
良かったー
テレビ放送時には出遅れましたが、一通り見て、最近プライムビデオで再見、からの映画でした。
ケンジがいじらしくて、かわいくて笑。
何度もハグしようとしたり、チューしようとしたりするもシロさんが逃げる。
一度も濡れ場が無いので安心して観れる!
2人のゲイカップルは、微笑ましくて好きだけど、おそらくそういうのは求めていない😅
小日向さんとジルベール、佳代子さんも、面白くて好き。
ドラマ→続編映画はだいたい裏切られるけど、ホッコリ&キュン&ホロリと涙、、、
ケンジ、良かったね!
なんだかんだシロさんはケンジが大好き。
それにいつも、料理が美味しそう。
『ケンジが好きだから、』という調理の理由が愛だなぁ。
観て良かったです。
内野聖陽さん、金髪もカッコいい〜。
追記、梶芽衣子さんはご存命とのことで⤵︎⤵︎他の女優さんと間違えて記憶したのかもしれません。
大変失礼しました。
若い時も美人でかっこよくて、好きな女優さんの1人です。
優しい気持ちになれました
連ドラから見てました。
ゲイカップルを描いた映画はいくつか見ましたが、この映画はゲイにスポットを当てているわけではなく、ドラマの時から人として**、仲間として**、パートナーとして**という所に軸足をおき描いているように感じている。
人によっては、カップルである以上性的描写も必要であると考える人もいると思う。しかし、なにかそう言った行為を凌駕しているように思う。
ケンジの優しさとか気遣いは、劇場版でも全開だったし、シロさんの1日1日を大切に生きている姿勢も健在だった。
つまり、人間は男であれ女であれ(いや、そんなものは度外視して)、相手を思い、気遣い、日々生きることを継続することが大切なのだと受け取った。
何よりシロさんとケンジが元気で幸せそうなので、嬉しかったし、美味しそうな料理もたまらなかった。
連ドラも映画も続編が叶ったらすごく嬉しい。
見終わった後、優しい気持ちに満ち溢れたことを忘れない。
何とも暖かいシロとケンジの物語
やっと観に行けました、待望の劇場版。
ドラマのSPからどれだけ待った事か、またこの二人の物語が観れるのがとにかく嬉しい。
隙を突かれたように入ってくるオープニングの新作自撮り映像。あれだけでも胸がキュッとしました。
冒頭の下着のくだりはアドリブっぽく、二人の仲の良さがにじみ出ていました。
劇場版は何と言っても本当二人の表情がよく観て取れる事、本当良い顔してるんですよね。
物語はドラマの続き。そして原作の誕生日旅行のエピソードなので意外性のあるもので無いのですが、何故か観ていて実に心地良い。
薄毛エピソードはちゃんと描いており、あそこはびっくりしました。
それと脇の剛役の松村北斗が良い芝居で、原作風味が強い。主役の二人に続く再現度と言えるでしょう。
ゴールが見えにくい二人の関係、だけどそこに永遠のような時間を感じることができるんですよね。
何とも暖かいシロとケンジの物語、またドラマでも続編を観たいものです。とても楽しかったです。
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