透明人間のレビュー・感想・評価
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透明人間という難しさ
席に座ってから「あれ、そう言えば怖いのめっちゃ苦手やけど2時間も耐えられるかな」とちょっと後悔。
案の定前半は苦手な進行で、もう心拍数上がりっぱなしで心臓バクバクしてずっと口押さえて観てました😂
ただ後半はなんだかファンタジーっぽくなってきておもしろくさえなってしまった。
「セシリアいけー!それー!やったれー!」みたいな(笑)
そもそも“透明人間”が想像してたものとはだいぶ違った。
途中までは恐怖を煽りながら緊迫感もあってうまく表現してたのになんであんな展開にもっていったのか。
ラストに向かって私的には残念な流れ。
セシリア役の女優さんは鬼気迫る演技で良かったです。病んでいく感じがゾワゾワしました。
それにしても犬のゼウスが健気でかわいかったです。海辺の悪趣味な豪邸にシーンが移る度にゼウスを探してしまいました。
透明でなくてもよろしかったかしら…
映画ファンとして、俳優さんや製作者さん方に
敬意を持って、いつも観ています。
なので、あまり良くないことは
書きたくないのですが、
久々に残念な気持ちで
いっぱいになってしまった、というのが
正直なところです。
ゾクっとするオープニングシーンから
始まりましたが、話の繋ぎが浅く、
どうして彼女が
彼の元から逃げ出し、身を隠さなければ
ならなかったのかが説明不足に感じ、
そこから彼の狂気性が十分に
伝わって来ませんでした。
表情が見えない分、そこに至るまでの描写が
もう少し丁寧に描かれていたら、
もっと厚みが出たかもしれません。
ストーカーの話なら、敢えて
透明にならなくても、表情が見える
俳優さんが演じた方が恐怖倍増した感じがします。
見えない恐怖を描くということは
とても難しいと思いますし、だからこそ
面白そうな題材だなと期待して
いただけに、とても残念でした。
偉そうにごめんなさい(^^;;
ホラーというよりサスペンス
「透明人間」という映画のリブートだし、透明人間という話は目新しくはない上にタイトルが「透明人間」なのでどうしても観客は透明人間が出てくるのだな。というのがすでに分かってしまっている。この状況でもしかしてここに透明人間がいるのか…?いや、ひょっとしてこれは精神状態のよくない主人公の幻覚なんじゃないのか?あれ、でもここにあれがあると言う事はやはり透明人間がいる…!という観せ方がうまい。透明人間目線じゃなくて、透明人間の被害者目線というのもよかったし、精神的に追い込まれていく主人公を演じたエリザベス・モスの演技もよかった。その反面、透明人間がいるのが判明して恐怖が描かれるのが物語の後半だけなのは少し物足りないかも?
セシリア頭いい!メンタル強い!
最初の場面、エイドリアン住む豪邸の下の海の波が砕け散る様子(東映の波ほど情緒的でなくて、波そのものだった)がとても好みでした。音楽も良く、面白い映画でした!
恐怖で顔は病的になるし、目つきも用心深いを通り越して怖くなるし、歩き方も変になるし、皆から信用されないし、大事な妹や友人にも見放されてという状態であっても、メンタル強いセシリアは凄い。エイドリアンが自分を殺すことは絶対にないと確信しているところも凄い。頭いいんだと思う。行動力もある。そういう彼女に、天才エイドリアンは、惹かれて、離さなかったのではないだろうか。強いメンタルもしつこさ(行動力)も頭の良さも、エイドリアンとセシリアは双子状態なんだと思います。
二人が出会った日を暗証番号にしてるのが分かって、「ロマンティック!」と彼女が言う箇所は、ずっこけた。逃げ出したいほど嫌な奴との出会いの日、あんたも覚えてるんかい!と心の中でつっこみました。
いずれにしても、似たもの同士の二人。面白かった!
見える恐怖と見えない恐怖、どちらがお好き?
“透明人間”を描く作品にとって、如何にしてその存在を見せるか?が命題となってくる。しかし、これは『インビジブル』がクリアしていると言わんばかりに、本作の透明人間はなかなかその姿を現さない。むしろ、いるのか?いないのか?いや、そこにいるはずだ、という心理的アプローチでその存在を示す演出に重きを置いた。
嫌がらせメールの送信や書類の抜き取りなど、日常生活における小さな嫌がらせを積み重ねることで元恋人を心理的に追い詰めていく透明人間の行動は何も透明にならなくとも出来てしまう点に恐怖のリアリティがある。私には分かる、彼はそこにいる、その訴えを信じてもらえない苦しみが徐々にヒロインの心を蝕んでいく。“見えない透明人間”ではなく、“見せない透明人間"という演出に、なるほど、その手があったか!!とつい頷きながら、スクリーンを見つめてしまった。
しかし、一度透明人間がその姿を現わすと、恐怖演出は身体的な暴力に切り替わる。それまでの心理的恐怖に関心した身としては、このギアの切り替えに落胆した。見えない暴力性にこそ透明人間の真の恐怖があったのに、従来の“見えない透明人間”の型に収まってしまったように思えるのだ。とはいえ、これは完全に好みの問題。よく言えば、ここから物語に拍車がかかり、透明人間との一進一退の攻防をテンポ良く繋ぎ、ひねりの効いたラストまで一気に駆け抜ける。
ポスターに書かれた「見えるのは、殺意だけ。」というキャッチコピーはなかなか洒落ていると思ったが、映画を見終えると“見えなかった殺意”にギョッとさせられた。そう考えると、私が不満に思ったこの恐怖演出のギアチェンジも透明人間の“人間性”の差によるものと考えると合点がいくのかもしれない。
恐いもの
目に見えない恐怖
視覚で見通せない恐怖感は人間にとっては
最高に心掻き乱されるもの
目に見えない殺人ストーカーも恐いと言えば恐いのだが、
実は一番、目に見えなくて恐いものは・・
そう、人間の心です。
心は見通すことはできないのだから
真実こそが闇の中にある。
この映画のラストシーンはまさに・・・
です。
悪意こそが「透明」
透明であることを利用して、ヒロインを精神的に追い詰めていく流れはなかなか緊張感はありました。
ただ、別に透明にならずともそれくらい追い詰められるのでは?という疑問と、オカルトにありがちな「最初はクソくだらないいたずらから入る」定石をわざわざ踏む意味が分からなすぎました。頭がいいのか悪いのか。
また、投げっぱなしの謎がかなりあり、後味がイマイチすっきりしません。
とりあえずそこそこ楽しめはしたのでこの点数。
おススメ度は低いです。
もう少し考えて作って貰いたかった
本作品、昔有った「透明人間」のリメイクでしょ?しかし、こうなったら徹底的、内容を壊して新しい透明人間を作っても良かったかな・・・
お話の冒頭は、大変にスリリングで、本編の期待度は大きくなったが、その後はお話が進むうちにだらだらとやっと後半と言うかラスト近くで動きがあり、見応え出てくるけど、全編通してだらだら話が進むので、ちょっとね・・・・
本作品の内容と発展していく前の話がしっかり有っても良かったと思うね。
前のお話がないので、こちらで想像して考えるしかないので、そのきっかけの具合が分からないので、主人公に襲いかかる方が、どれだけ異常者なのかなどが計れない・・・・
もっと襲う側の異常ぶりを見せないとスリリングとは言えないね・・・・
また、主演になぜ、エリザベス・モスなのか、「アス」で出たからではなく、本作品の内容のヒロインをやるのにふさわしいのか・・・・どうなのか・・・
サントラは意外に不気味に出来ていて、爆音で見るといいのかな・・・・
どうして、人を透明に出来るようになったのかなどのエピソードも加えて欲しかったな・・・・
変な話のひねり方してもね・・・・
期待していた分、ちょっと残念だったな・・・・
HGウェルズ? いえ、ホラー作品です
あまり細かいことは書けないけど、SFテイストではなく、ホラーテイストの作品です。
アシモフの「ファウンデーション」やハーバートの「デューン 砂の惑星」など、続々と昔のSF作品が映像化が決まっている。そんな中、一足早くH.G.ウェルズ(懐かしいなぁ)か、と思ってたら内容は原案程度で、完全にホラー作品に仕上げてきました。
透明人間モノは何度も映画化されていたのだけど、最近はご無沙汰していただけに、現代風に作り直すとこんな感じか…と納得。
最初の、DV男から夜中に逃げるシーンから、ドキドキ感を盛り上げてくる。
あえて何もない場所でカメラを数秒止めることで、恐怖感を煽るのは、なかなか上手い。これがうまい具合に効いていて、中盤に差し掛かるあたりで、フライパンにかけた具材を燃やしちゃうシーン、よく見るとキッチンカウンターで使っていた包丁が勝手に落ちる。実はこれが小さな伏線で、後で回収されるのだけど、そんな仕掛けも、人のいないところを見るように促されている構成だからこそだろう。普段の映画だと演者に注目するので、見逃してしまうだろうけど、この映画ならではの仕掛けではないだろうか。
主演のエリザベス・モスが、精神的に追い込まれていく女性を上手く演じていた。ラストのからくりも、まあよくある展開といえばそうなのだけど、久しぶりに良いオチつけてもらったので、納得感あります。結局怖いのは人間ってことですね。
私は好きな作品
透明人間だなんてベタだなぁって思いつつ気になっていた作品。
だがしかしだよ、見事に現代版になっていた👏ホラーとサスペンスがいい割合で、なかなか見ごたえ有り。
現代の技術を駆使しもう透明になる技術は完成していて、すでに私たちの周りにもいるんじゃないかしらとすら思えてきた💦怖い怖い😬
主演のエリザベスモス何処かで見たことると思ったら、去年見た《Us》でお金持ちのマダムだった。美しいけどゾッとする顔立ちは、ホラーにぴったりなのかも✨
さらに調べたら《GET OUT》《Us》のスタジオが制作しているとか。納得❗
ホラーを見るたびわかるのは、女って強くて怖いってこと😏男性のみなさん、お気をつけあそばせ😌
技術だけなら・・・
トニー・スタークと互角に戦えるでしょう。(笑)
ってか、鑑賞しながら、「マーヴェルかDCのキャラに居るんじゃないの?」とか、素直に思えたから。
この手の作品で、2時間超えるのはどうかと思えたけど、飽きることなくサクサク鑑賞出来るのがスゴイ。
脚本なのか編集なのか。
残念なのが、ヒロインに全然魅力を感じない部分。
精神病院辺りから、『ミザリー』のキャシー・ベイツ見えてしまい、違和感を覚えたかな。
個人的には美人とかには見えず・・・
スタイルも良いとは思えず・・・
終わり方が悪くなかったんだけど、この女性に拘る理由が明かされていないようになっている為、ここだけがスッキリしなかったです。
ホラー映画の傑作
透明人間モノというと、お金を盗んだり覗き見をしたり、兎に角下世話な作品が多かった。それだけ人々の間に透明人間願望があるということなのだろう。そしてその反面で透明人間になってしまったら社会から認知されない不幸を描く側面もあった。そう言えば昭和に一斉を風靡した女性デュオのピンク・レディーに「透明人間」という歌があった。
透明人間という言葉には人それぞれのバイアスがあると思うから、邦題の「透明人間」は、もしかしたら損をしているかもしれない。原題の「The Invisible Man」の直訳で「見えない男」にするか「姿のないストーカー」くらいでもよかった気がする。
本作品はこれまでの透明人間モノとは一線を画していて、ホラー、それもかなり怖い部類のホラー映画に仕上がっていると思う。そして主人公セシリア役のエリザベス・モスがとんでもなく上手な演技で孤立無援の恐怖感を共有させてくれる。本当に観ていてかなり怖かった。
窮鼠猫を噛むの諺の通り、どんなに弱くて力の差があっても、生き延びるためには大人しくやられっぱなしではいられない。序盤を観て一方的な展開かと思いきや、実はそうではない。セシリアは暴力にひしゃげてペシャンコになるような弱い人間ではなかったのだ。物語を通じて変わっていくセシリアが一番恐ろしいと言っても過言ではない。主演女優賞クラスの演技だった。
ストーリーは面白いし、思い切りがいい。容赦ないと言っていいシーンがいくつかある。次にどうなるのかを頭の中でいくつか候補を考えながら観ていたが、予想を裏切られるシーンが多かった。ツッコミどころはいくつかあるけれども、見えないためのメカニズムや、見えない男の不気味な振る舞いなど、いくつかのアイデアは素晴らしい。いろいろな面で新しい作品だと思う。
サイコスリラーというジャンルで宣伝されているが、凡百のホラー映画よりもよほど怖い作品なので、ホラー映画の傑作と位置づけたい。
イマイチパットしない
この手の作品は漫画ッポイSFアクションみたいなのが多いけど今回はサスペンス劇場それはそれで良いのだけどこれは共犯なのか単独犯か?自殺したなら遺体があって埋葬されるはずだがその点はどうなってるの?もっと現実面が省略気味❗
ヒロインをヒロインのままに終わらせないサプライズ
定番の設定だけに、そのまま終わらないだろうと思ってたが、思わぬ方向に行くもんだから新鮮だった。
しかも一体全体どちらが現実かも疑わせるヒロインの精神状態の描き方が見事で、私の思考はすっかり路頭に迷ってしまった。
モラハラ夫の設定だが、実際には見えてこないだけに最後は異様な気持ちになる。
なんていうサプライズなんだ!
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