大怪獣のあとしまつのレビュー・感想・評価
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三木聡に何を求める?スケール無視の天災コメディの行方は
三木聡監督の時点で、特撮なんか期待しちゃいけないのよ。れっきとしたコメディ監督なんだからさ(笑)。こじらせていく笑いのスタイルは彼らしく、スケールはド派手に。マジメにフザケてる感じ、嫌いじゃないよ。
良くも悪くも違った形で広がっている感じはしてた。洋画ファンが「このテーマなら邦画でも面白そう!」と言ってて、一抹の不安。そう、ありそうでないテーマなのだ。よって観たくなる入り口。故に肩を落とす。レビューが荒れるのも無理はない。
と養護したものの、CGは狙ってるのか予算不足なのか分からない仕上がり。おそらくどっちもなんだろうけど、やっぱそこはしっかりして欲しかった。そこを楽しめるのかどうか、刻々と変わる状況で起こる人間の汚い部分を楽しめるかなのである。誇張された政治家、拗らせている2人の恋と、その他云々…。『時効警察』メンバーもいるから感じやすくなっているはずの三木聡節は少し客を選ぶ感じ。私は好きだから結構笑っちゃった。
主演は山田涼介さんと土屋太鳳さん。ジャニーズたる者…と言わせない、意外とコミカルを挟んでも崩れない演技がハマる。土屋太鳳さんはウル○○マン出てたし異議なし。あと、スポット出演ばかり多いよ!供給過多だわ!片山友希さんの使い方もなかなかニクい。うーん、やっぱり邦画好き向けの映画になってるのか。笑
エンドロール後まで見逃せない。というか、あれは良くない。真か偽か?あれさえ無ければ良かったんだけどな。まあ、私は嫌いじゃないとだけ。
あー面白かった
面白くなかった
誰が何と言おうが面白い
良い作品を見た、とパンフレットまで買ってにこにこで帰宅したら、悪い意味でツイッターのトレンドに上がっていて悲しくなったのでレビューを書きました。本音を言えば☆4ですが、どうせ私一人☆5を入れたところで酷評の流れが止まるとも思えないので遠慮なく☆5にしておきます。
この映画は、何を期待して見に行くかで評価が変わると思います。わたしは予告編を見て、シリアスの皮を被ったクソコメディ映画だろうな、と思って見に行ったので、期待通りの面白い作品を見た、という印象ですが、特撮ものとして怪獣の活躍を期待して見ると、酷い作品だ、という印象を受けるのかな、と。
この作品は、責任を押し付け合いながらもおいしいところはなんとか我が物にしようと画策する権力のある大人が、真面目な顔で下ネタとギャグの応酬をするシュールさと、そんな上に振り回される現場の主人公たちを応援したくなるところが魅力であり、決して怪獣の活躍や派手なアクションが期待できる作品ではないので、その辺は確かに期待しない方がいいと思います。
オチに関しては「そう終わるか?」と思う反面、まあそうするしかないか……と変に納得してしまうところもあり、そこも賛否両論別れるのかな、と。
個人的には非常に面白いと思った作品なので、下ネタが駄目でなければぜひ一度見てほしいです。ただ、特撮ファンで怪獣が好き!というような方にはおすすめできないです。どれだけ手放しでほめるとしても、そこだけは本当に……酷い映画だった、という人を増やすだけだと思うので。
逆に、細かいことは気にせず、ノリと勢いが良ければ面白いと感じる人には非常にお勧めできます。
ただ、恋愛関係周りだけは本当に蛇足感があって何にも解決も進展もしないので、いらなかったのでは?と思います。本来ならここが-1なのですが……次回作がある?っぽい?ので、楽しみにして、もし2が公開されるのであれば公開日当日に見に行こう!と思うくらいには好きになれた作品でした。
お粗末
何コレ❓名優たちの無駄遣い「やらされてる」感満載。とにかく地に足をつけようよ。設定もセリフも上滑り。
着眼点は良くて凄く期待してた分、持て余して飽き飽き。「予告編」は最高レベルで面白かった
しかし本編が面白くなかったよ。
悪口だけでは悪いから褒めると、中学生と高校生の男子たち向けの作品。
中学生のみなさんオススメ。面白いですよぉ🤣
ただし、「大人が観る」にはチョット・・・
イヤイヤ軍絡みでコメントすると、旧日本軍は「東條英機が陸軍大臣も参謀総長も兼任してた」
から、最悪の独善、大惨敗に突き進んだのよ。
この監督、脚本も兼任で、独善に向かっていると思う。あくまで個人的意見。感想に過ぎません。
脚本なら脚本、監督なら監督に専念しようよ。2つとも大変な仕事なのでしょうから。
大谷みたいに二刀流はむずかしいよ。
全ての集約は「六角精児がスーツ似合わない」の視覚で言い尽くせる感じだった。
そもそも中途半端な恋愛ドラマ入れて、ギャグもツボにハマらない。「ドリフ」レベルの言葉回し
は正直なところ面白くない。
結局は・・・・マンが最初から・・・
西田敏行、濱田岳、松重豊、オダギリジョー、笹野高史、嶋田久作、岩松了、六角精児
主役の若い2人以外の脇が固まっていない。古参俳優がかわいそう
「やらされてる」感満載。
最初からイマイチ、乗れないわかりにくい展開、画面構成。
夢想的な地に足がついていない設定、うわついた何のウィットもないセリフ。
そもそも「特務隊」なんて設定はいらない。自衛隊で良い
それから環境大臣は「小物がやる」って決まってるし
なんで秘書官と2人で行動?普通大臣格は、何人も官僚を引き連れてこその大臣なんだよ。
首相のバックにも秘書官しかいないし・・
首相の執務の椅子がショボいし、大臣だけで、演劇みたいに掛け合いってあり得ない。
「閣議」っーのは後ろに何人もの官僚が控えてるんだよ。
そう言う不満を言いたくなる飽き飽きする展開。
変に作戦とか人間関係複雑にして、つまらなくしている。
話の流れはわかりやすくしようよ。
チープなVFXだか特殊効果と主役の山田、土屋ともイキイキしている
しかしやっぱり終わりが尻切れトンボ感抜群。
そもそも最初に大人が教室に居る時点で「出征」とか場違いの表現してる時点で結構難解だった。
イヤイヤ「徹底的に非現実」か「根本はリアル」か
「お笑い」か「人間ドラマ」か「恋愛」か方向性は明白にしようよ。
昨日見た夢を映画にしてみました
アハハ 点をつけるの?
あのねー、怪獣はもう死んじゃってる、 もう何も迷惑かけないわけ。 ...
素晴らしい企画と残念な演出
タイトルから期待するものをちゃんと提供できれば、名作だったはずなのに。
というわけで、タイトルにあるように「巨大怪獣の死体をどうやって後始末するのだろう」と観に行ったのですが……その怪獣の死体が登場するのは、なんと開始20~25分後です。
この段階で、「どうやらこの映画は、こちらが期待してるものを出してくれないぞ?」とは思ったのですが。
とにかく、後始末に向けて話を動かすべきなのに、無駄なキャラクターによる無駄なシーンが積み重ねられます。カメラワークにも、妙に無駄な印象を受けます。
その、無駄に見えるものがラストに「無駄じゃなかったんだ!」となれば、話は変わってくるのですが……そうではなく。
最後の最後で「それは最初からやっておくべきでは?」という、これまで観てきた2時間近くをすべて「無駄」にしてしまう締め方になりました。
この時点で、監督はなぜこんな脚本を書いたのか、まったくわからなくなります。
「ここまで作ったけど、ぜーんぶ無駄な時間でした!」というのに、観客を巻き込んで喜ぶのは、それは悪趣味だなと。
俳優陣は豪華なのですが、付き合わされて大変だったろうな、という感想しかありません。
大変お疲れ様でした。
令和の時代になっても、邦画の悪いところが出た作品ですね。
ちなみに作品の最後に「続編がある」ことを示唆するサービスシーンがあるのですが、本気でしょうか?
正直な話、脚本が上がって来た段階でこれはリテイクをかけて、練り直しておくべき作品でした。
もっといいものにできたはずなので、大変残念です。
三木聡作品
【”デウス・エクス・マキナ。大怪獣現われし時、選ばれし者が行った事。”三木監督のシュールな世界観が好きな人には、面白いかなあと思った作品。そうでない方には・・・・、それなりの作品・・。】
ー 今作は、三木聡監督が、今までのシュールで独特な笑いを基調にした世界観をスケールアップした作品である。
作品の着想は、非常に面白いし、冒頭で首相(西田敏行)が口走った”デウス・エクス・マキナ”と言う演出技法<劇の内容が錯綜して解決困難な局面に陥った際に絶対的な力を持つ存在ーそれは神とも呼べるーが現れ、混乱した状況を解決に導く>も、再後半に効いてくる・・。ー
◆感想
・日本の首都を壊滅状態にした大怪獣が、突然天から降り注いだ光により、死亡。内閣はその死体処理に奔走するが、手柄を取りたい大臣たちは、夫々勝手なことを言ったり、勝手な行動をする環境大臣(ふせえり)の姿。
- ここでの、大臣たちの言動が、滑りまくりである。申し訳ないが、笑えなかった。少しだけ笑えたのは、官房長官(六角精児)が、怪獣の名を”「希望」であります!”と発表したシーン位かなあ・・。-
・更に言えば、自衛隊ではなく、国防軍が出来ていたりするのだが、それをポリティカルに揶揄しているわけでもない。
・特務隊のアラタ(山田涼介)が、処理責任者になり、奔走するのだが・・。
- アラタが、3年前に突然、同僚で恋人だったユキノ(土屋太鳳)の前から消えるシーンの描き方も粗い。(光が突然現れ、なんだなんだと思っていたら、別のシーンに切り替わっている。)
そして、現在、ユキノは環境大臣の秘書になっているが、アラタが消えた時に車に同乗していた同じく特務隊の総理秘書官アマネ(濱田岳)に大怪我を負わせたからか、いつの間にか二人は結婚している・・。
【何が言いたいかと言うと、”多数の登場人物描写が中途半端で、薄い”のである。】ー
・スクープをものにしようとした男が、怪獣の体液を浴び、全身にキノコが生えてしまうシーンで、度々披露される下ネタも、ちょっとなあ・・。
・アラタが、怪獣に登ってガス抜きをしているのに、ミサイルを撃ち込むアマネの思考もキチンと描かれていないし、怪獣の死体を上流のダムを破壊し”水洗トイレ”のように流すアイディアも、颯爽と登場したユキノの兄ブルース(オダギリジョー)の活躍に期待したが、肩透かし・・。
<と、気が付いてみれば、作品の瑕疵(個人的な意見です。)ばかり論ってしまったが、申し訳ない。
では、何で3.5を付けたかと言うと、作品着想の秀逸さ(今作の様な大怪獣がピクリとも動かない作品を観た記憶が無い。)と大怪獣の"有無を言わせぬ"死んでいるのに伝わって来る存在感であり、それに翻弄される愚かしき大臣たちの姿が、少し面白く。
特に、最後半に明らかになった、”デウス・エクス・マキナ”の意味合いが分かったシーンに、少し感心したからである。
今作は、松竹と東映の初の共同配給作品だが、”予算半減”の第二作は製作出来るのかなあ・・、と思った作品である。>
想像と違った
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