大怪獣のあとしまつのレビュー・感想・評価
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ものすごく面白そうな題材、やってはいけない脚本
なにを求めてこの映画を見たのかと言えば、この題材の問題提起におおいに心惹かれたからです。
予告編を初めて見たとき「自分ならばどうするんだろう」と考えるわけですよ。
そこにあるのは全長380m、全高155mという巨大な肉と骨と塊です。
成分がわからないので食うわけにもいきません。マズそうですし。
牛だと全長2m、全高1.5mで、体重600~800kgってとこでしょうか。
ってことは、大怪獣は全長で牛の190匹ぶん、全高で牛の100匹分くらいです。
190x100で、その大怪獣の質量は19000匹ぶん。大体13000tくらい。日本の一日の牛肉消費量の3倍ってとこです。
そうすると予算はどうする、興業として観光資源化できるかどうか、どこの省庁が責任持つの? 予算は? などなどなど。
そんな大量の食用できない「肉」の後始末をどうするか考えようというもの。
ほら、空想科学読本の世界です。すごく楽しそう。
ちなみに僕なら切り刻んでヘリで無人島までピストン輸送しに行くか、空気穴をあけてビニールハウス的なもので覆い腐りきるまで待ちます(幸い、下は川なので腐る速度も速いでしょう)
ね「僕ならこうするのに」が無限にアイディア出そうですし、それに対して弊害とかいっぱい思いつくでしょう?
この題材はものすごく楽しいものなんですよ。
そんなことを期待して見に行きました。
想定される障害(腐敗、ガス、未知の細菌・ウィルス、他国からの政治的干渉)はストーリーに組み込まれていましたので、その点は満足。
ただね、そういう方向の空想科学を楽しみにしていったので、登場人物の過去とかいらないです。ましてや昼ドラ展開とかいらないんです。
「そのシーン、この映画にいります?」ってシーンの連打。
さらに最初から示唆されていたとは言え、そのオチはひどい。
また、ぽろっと出てくる怪しげな登場人物の数々。さも重要人物のように見せつつ出番が終わったらさくっと消える。
(え、あんだけ意味ありげな何か言うてたやん……)
ネットで酷評されるのは、映画としての軸がボロボロだからです。
見ている方は、どんな軸に頭をセットすればいいのかわからない。
軸がわからずただただ振り回される映画でも面白いものはたくさんありますが、
ストーリーを追いかける必要がないか、追いかけられないからこそ楽しいような演出が入っているものです。
例えば「不思議の国のアリス」のように登場人物と同じ視点で世界に振り回されるとか、
ボボボーボ・ボーボボのような不条理系ギャグマンガのように最初から理解できるなどと思わないか。
しかしこの映画はストーリーを描こうとしています。その上で映画の方向性がわかりません。
「空想科学なの」「昼メロなの」「ウルトラマン的な映画なの」「怪獣が復活してただの怪獣映画になんの」「政治への揶揄なの」「ナンセンスギャグ映画なの」「現場の隊員が一番のヒーローだ的な映画なの」
見ている途中に方向性がどんどんブレていきます。方向性がわからないので、イミありげなカットで頭を使ったのにただのおかしな下ネタで消費して無駄に疲れる。
そのせいでストーリーが頭に入ってこない。
だから、よくわからないままに目の前で展開していくストーリーが追いかけられない。
しかも登場人物は皆が皆、一癖あるというか秘密を抱えているようなキャラクター。
組織の思惑も対立構造もよくわからない。よくわからないけど登場人物は訳知り顔で何かやってる。
それ、観客はただのおいてけぼりですよね。
そこまでしてたっぷり風呂敷を広げた後の、あのラストです。
そこまで「我慢」して映画を見ていたのにカタルシスすらありゃしない。
せめて森見登美彦的な地の文章でもあれば小説は楽しいかもしれませんが、映画なのでそういう救いの手はありません。
あ、いいところもありますよ。
山田涼介も土屋太鳳も演技面で文句はありません。
西田敏行の首相も良かったし、 特務のスナイパーのSUMIREさんもユーチューバーもいいキャラです。
オダギリジョーなんてクッソかっこよかった。これはもうホントに。
CG演出もすごいし、怪獣のリアリティはすさまじいです。
ストーリーに関係のない部分においての作りこみ・細部はホントに良い。美術さんや監修した皆さんのすばらしさが光ります。
そのせいか脚本家の「ぼくのかんがえた展開」にアラが目立ちます。
なんであんな一点だけ膨張してんの……。それも何度も何度も……。
劇中のセリフにあります。「似ているから腹が立つ」
はい、シンゴジラに似ているからこそ腹が立ちます。
シンゴジラをパロったりオマージュしようとしてるんだというのはわかります。
あれは奇跡的なバランスの上で成立させた職人技であり、適当にパロったりすると(それも邦画の好きな「無駄な長尺」を多用する展開の中でやると)最悪の演出にしかなりません。
シンゴジラは大好きです。ついでにいうと今回の命題の「大怪獣が死んだら後始末は誰がやるの?」という材料はものすごく魅力的だと思います。
他の監督さんが同じ題材で別の何かを作り上げてくれることを心より期待いたします。
あ、見ようか見まいか迷っている人。見なくていいです。
あなたの時間と1800円を有意義に使う手段はほかにいくらでもあります。
余談ですが、
令和版の実写デビルマンなんて言っている人はただのエアプか、デビルマンって単語が駄作と同義だと思っている人です。
実写版デビルマンほどの時間の無駄感はありません。
DQYSのような観客の神経を逆なでするようなストーリーでもありません。
いやぁ…
眠気と戦いつつ鑑賞だったので、また観たいとは思う。
そんな中でのとりあえずの感想としては、着眼点は面白い。
ただそれに見合わない内容。
コメディにしては振り切れてないので、終始寒い。
演出がよろしくないよね。
後は、ところどころのエフェクトが安っぽい印象。
狙ってやってるかもだけど…
話としてもなんだかな、という感じ。
シンゴジラのような、政治を絡めてだけど、そこまで本格的でもないしね。
そしてラスト。
これはどう受け止めて良いかわからない…
やっぱりもう一度観て確認は必要かもなw
酷評するほどでもない、中途半端な印象でした。
題材、キャストが良いだけに余計に残念
壮大な?パロディコメディ
評判が悪すぎて見るとやめようと思ったけど、見方しだいで楽しめます。
ちなみに、あまり聞かないアカウントが多い。この映画の評価しかしてない。意味は簡単。
そういう仕事があるのかな?それとも個人の趣味?
思ってたのと違った、、と、言われそうな映画ですね。でも、そもそもの設定が、パロディでコメディ。目の付け所が面白いので、これはこれでありかと。
途中途中、バカに予算かけてシリアスだったりするのですが、全部コメディのための前フリだと思えばよいかと。
会議室などの会話劇でもあるけど、オヤジギャグが多すぎて小笑い。たぶん、シン・ゴジラのパロディなんだろう。緊迫感ゼロの会話で小笑い。
会議室シーンの会話劇は予算も抑えられてよろしいかと。
その割には、ところどころ無駄に?お金かけてたり、無駄に?かっこいいシーンがあったり、ギャップが笑えれば楽しめます。
オープニングは好き。無駄にかっこいいけど、この後のコメディの前ふりに。
ラストもそーだろーねー。と、思ったけど、それをそのままやるんだ、という笑い。
この映画が評判が悪いのは、勝手にシン・ゴジラやアルマゲドン的な映画を想像してたからかも知れません。が、そもそも設定がパロディで、メインはコメディなので、「くだらねぇー」と笑えれば良いかと。
ずーっと上滑りして、シンを食わない笑い。
よくよく考えると、この設定は秀逸で、考えた人天才。と思えるけど。2度目はないだろうと言い切れる、奇襲的設定。
とにかく、この映画は、パロディのコメディですので、ハードルを下げて?楽しみましょう。
年が明けてまだ5週間ほどしかたたないが今年のワーストワンを個人的に更新したかもしれない。
やはり、特撮!!
大怪獣のあとしまつ…無茶苦茶観たくて鑑賞。酷評のなか、不安でしたがアラタたちが七転八倒する姿に…共感?!土屋太鳳の可愛さもGOOD!
アラタの過去に2年の失踪した理由が、最後に…!
特撮の切り口に、こんなものもあるのか?と感慨無量です。
情報過多。
最初から山田くんがとにかくかっこいい。
役柄と半オールバックサイコー。
バイクで颯爽と去る姿はしびれます。
そして謎のキスの連発。
一瞬何か重要なキーワードのなのかと勘違いしそうに。
全体的には情報沢山の作品のイメージでした。
後始末をどうするか、おじさん達のわちゃわちゃ、他の人たちのいざこざ、トラブルなど色々ありすぎて一番の肝がサラッと流れてしまった感がありました。
最後、『え?ん?あー何か言ってたような』
という状態。
舞台挨拶で山田さんが最初にお話したことが真理だと思いました。
それにつけ、このお話で一番可愛そうなのはきっと染谷くん。
監督の脚本。
大御所俳優さんに『一語一句変えるべきでない』と言ったとのエピソードがあり期待してしまっていたけどなんだか尻すぼみでした。
もちろん途中笑えるところもある。
だけども何だか詰め込みすぎ、唐突すぎ、ラストの違和感で、んー。
だったらアドリブあっても良かったのでは。。。と感じてしまいました。
よかったのは山田くんの爆イケメン感。
太鳳ちゃんは今回すごく色気たっぷり。
濱田さんの怪演もかなり効いている。
面白かったけど監督さんがハードルあげすぎた感でした。
二度みたらまた違うと思います。
☆は山田くんのイケメンと太鳳ちゃんの色気に。
久しぶりに予想を遥かに下回る駄作
スケールアップした三木聡ワールド
三木聡監督のクスッと笑える世界観が好きでないと、何だよコレってなっちゃうと思います。
ラストのウルトラ的ヒーローが宇宙に捨ててくれる〜
というオチは、舞台挨拶の山田涼介君も言ってたとおり最初っからそうしてくれよ!ですね。
楽しく観ました。
劇場予告のロングバージョンで山田くんが「真面目にふざけてる」的なことを言っていて、コメディータッチなのかな?とは思っていたので割と素直に楽しめました。
観終わってこちらを開いたら酷評ばっかりでちょっと残念(^_^;)
まぁ不倫はいらなかったし下ネタも多すぎだけど、ラストはアレはアレで、初めて味わう「え〜⁉︎」って感覚が自分の感情ながら可笑しかった。
公開記念舞台挨拶のライブビューイングの回だったので、観た直後に山田くんがフォローしてくれたのも良かったのかな。「最初からそうしとけば良かったんじゃ?って、僕も思いました」って(笑)。
ツッコミどころは満載だけど、あれだけの役者さん達が真面目にコメディーやってるのは見応えあったし、面白かったです。
どうしてこうなった。
予告を見て気になったので鑑賞。
あの予告からどうしてこうなったという感じの映画でした。
致命的なのは映画の軸が全くわからない所。
怪獣の後始末と謳いながらもやってる事は最初から最後まで
根本的問題から遠い部分的処理(一種類)だけ。
それに加えて必要性のわからない回想や昼ドラ要素、
しつこい上に笑えないギャグや下ネタ、
そして悪い意味でリアリティが無くツッコミどころ満載の登場人物の行動。
それらが合わさって絶望的なまでのテンポの悪さとして襲いかかって来ます。
その後に流れた舞台挨拶も割とグダグダな展開でしたが
山田涼介さんのトークが面白かったのが唯一の救い。
正直本編よりもそちらの方がまだ楽しめるレベルでした。
映画はあんまりでしたが俳優は好きになるという
不思議な映画。
舞台挨拶付にして良かった。
決してオススメ出来る作品ではありませんが、怖い物みたさで観るのは良いかもしれません。
なんか凄い
期待したものと違った
途中で出ました
別の映画の時間が近かったので、面白くなかったら途中で出てそっち見ようと思ったのですが案の定、というか予想を大きく下回りつまんなかったです。
いろいろな感想が出てて「初日酷評してるのはたいてい怪獣映画ヲタク」と言われていたので、バカ映画なのかなぁと思って鑑賞しましたがふつうに映画として見てもつまんなかったです。
なんというか展開がぜんぜん進まない…
うだうだと怪獣の匂いやらなんやらで話が進まない…
後半はいろいろ話が進みましたがキャラクターがみんなおんなじような会話ばっかりしてたので疲れて出ました。
にしてもシンゴジラってすごいですね。また今度シンゴジラ見ます。
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