大怪獣のあとしまつのレビュー・感想・評価
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仲良くもないが嫌いでもない、フツーのクラスメイト
「この死体、どうする?」というキャッチコピーの段階で真面目シリアス路線なわけ無いのだ。予告で出てくる「誰も見たことがない空想特撮エンターテイメント」とか、「そりゃそうかもね」ぐらいのギリギリ真実を攻めている。
あまりに派手に「クソ映画」認定され、低評価がズラッと並び、「どんだけクソ映画なんだろう」という好事家の食指を動かしまくっていたせいで、むしろそんな感じのしょーもない祭には参加しづらくなってしまい、ほとぼりが冷めた今、やっと鑑賞出来るタイミングになった。
絶賛するような作品じゃないが、本当にごくごくフツーのコメディ映画である。
「大怪獣のあとしまつ」は大きなくくりで言えば社会派コメディだが、本筋はラブストーリー。この話の焦点は「なぜアラタが最後の最後まで秘密を明るみにしないのか」であり、ユキノを巡る三角関係は絶対に外せない要素なのだ。
それ取っちゃったら何も成立しなくなっちゃう。
物語の最初から最後まで、雨音はユキノの心を求めてるし、アラタはユキノのそばに存在することを求めていて、「大怪獣のあとしまつ」をどうするのかというのは単なる環境の話なのだ。
強いて言えば、雨音は怪獣の死体を上手く利用し、自分の立場を活用してアラタをユキノから遠ざけようとしている、ってくらいか。
コメディの部分が下品で笑えない、という意見も多いみたいだが、この辺は捉え方の問題かな~。
例えば岩松了演じる国防大臣は何が何でも下ネタを挟まないと気がすまないようだけど、ああいうオッサン少なからず現実にもいるよね?別に全然面白くない下ネタなんだけど、どーしても言いたい!みたいな人。
「ああ、ウチの会社にもいるな~」と思いながら観ていると、ネタじゃなくてその必死さというかこだわりが、何だかだんだん面白くなってきて「くだらね〜!」って笑えてくるんだよね。そういえば会社でも(くだらね〜!)と思いながら聞いてるなって。
ざっくりまとめると、「大怪獣のあとしまつ」はしょーもないことを全力でやって、それを観た人が「しょーもな(笑)」ってなる、そういう映画なんです。しょーもないのが当たり前、それをクソ真面目にとらえて「何が面白いのかわからん」ってなっちゃったら、もう嗅覚というか選球眼というか、映画選びの問題だから。何でも真面目にやれば良いってもんじゃないから。
とはいえ、別に好みでもないから評価の理不尽さに肩入れして星5をつけるほどでもない。ちょっと困っちゃうよね。
皆にからかわれてるクラスメイトに、自分だけは普通に接するようにしよう!みたいな感覚かな。かと言って毎日一緒に帰ったり、家に遊びに行ったりするほどでもない、みたいな。
まぁ、冒頭にも書いたがフツーに面白いよ。傑作とは言えないし、絶賛もしないけど、ちょっと不謹慎に茶化して社会を見る視線と心の余裕は持ちたいものだね。
漫画の1話目は楽しそうだった。着眼点の良さが帳消し。
ネタバレ
いや〜〜〜〜〜
これは………
漫画の1話目は楽しそうだったけどね。
ネタも寒いわ。
ギャグも聞くに耐えない。
時間の無駄に感じてしまう。
良い映画見た後でこれはつらいかな。
見ながらディオールとか服の話してたわ。
私の趣向とは全くハマらん映画でした。
23.8.11 スカパー
映画愛を愚弄しているとしか思えない。
所謂、よく黒歴史映画で話題に挙がりがちな、
「デビルマン」や「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」などよりも、ある意味では、本作の方がタチが悪い気がする。
この映画の何がタチが悪いって、明らかにふざけながら、客をバカにしながら作っているスタンスが根底にある事だ。
いや、もしかしたら真剣に作っていたのかもしれないが、お世辞にも全くそうは見えないのだ。
先述の2作品は、結果的には大外しをしてしまったのかもしれないが、
少なくとも真剣さはあっただろうし、決して半笑い状態では作ってはいないと思う。
ところが本作は、その真剣さすら感じられない。だから最早ネタにすらもならない。
コメディを真剣にやらずに、半笑いでふざけてやっているのは、そのコメディに対しても侮辱以外の何物でも無いだろう。
あまつさえ、プロデューサーが弁明し、それどころか客のせいにするという最低最悪の始末。
そんな「あとしまつ」の前に、もっとやるべきことがあっただろうに。
ウン○+ゲロ=ギンナン?ギンナンに失礼でしょ?
確かに、いろんな映画で怪獣死ぬけど、死体困るよね。政府内でどの省が処理をするかでモメる。たどり着いた案が、ダムを爆破して海まで流す。少し前、鯨が浜辺で死んで、その処理をどうするか、とニュースで見たことがある。焼却するか、標本にして博物館で展示するか、検討された末、海まで運んで沈める事になったと報じていた。映画の中でそんなにモメるより、もっと早く思いついてもいいのに!
コメディ的な場面もいくつもあり、面白いけど、もっとコメディにするか、もっと本格的にするか、はっきりした方が良かったと思う。
ユキノがアラタの事をまだ愛していると言っているのに、ならば何故雨音と結婚したのか、その辺りももう少しあってもいいし、アラタの正体、もう少し説明してほしい。
それにしても、二階堂ふみのなんとも贅沢な使い方、勿体無い!
ジョーズを見に行ったつもりがシャークネードを見せられたらそりゃ怒るだろう
これはコメディでいいのかって映画
低評価も込みの映画ですよ
これは往年のパロディ映画「フライング・ハイ」や「裸の銃を持つ男」または「オースティンパワーズ」などと同じ種類の映画なのですゾ!
そんな映画に対して「こんなのは特撮怪獣映画を冒涜してる!」なんてのはアホ丸出しなんです。
パロディ映画の特質として低評価こそ高評価の証になり得るのです。
かつてPTAが猛抗議したと言う「8時だョ!全員集合」や子供に見せたくないアニメナンバーワン「クレヨンしんちゃん」などの何と面白かった事!
惜しむらくは主演の二人をもっと「マジ」な役者にしてもらいたかったですね。
対象が権威的であればあるほど茶化し甲斐があるので西島秀俊と北川景子ではいかがでしょうか?
これならキャスティング自体がパロディになってますから真剣な表情で画面に登場するだけでニヤニヤできると思います。
採点は自分は甘めのほうですが
0点以下の点数が無いから採点は相当甘めにしてますが流石にこれは無いわ。
笑わせるシーンがあり得ないレベルというか天文学的な滑りでシンゴジラ的な展開だと思わせる予告詐欺を抜きにしたっていくらなんでもバカにし過ぎ!
感情の起伏が0.001ミクロンも無いまま最後までただ画面を観ているとか興味の無いテレビのCMが数兆倍エンタメでUSJレベルの楽しさだと初めて知りましたよ(マジでガチで本当です)
感想を書く為に我慢して最後までしっかり見ましたが自分の見た映画でここまで酷い作品は無いし完走した自分は本当によく頑張ったから偉いよなあってつくづくおもいましたよ!
ここが更に突出して1番ダメな部分なんだけどそういう声に対して監督がコメントであー自分の意図した事理解出来なかったんですねー残念ですって絶望的につまらない作品を作った癖に見てる観客の理解力が足りないせいにして面白く無いって言ってる観客が悪いって言いやがったのは許せないです(監督は被害者で一切悪く無いと間接的に言ってます 本当にこれ言ってますが納得出来る人居ますか?)
これに関しては面白く思ってる人には申し訳ないですが 本当に最強に最悪だと思ってます。
あと真面目にふざけてなくて
軽い感じでチャラくふざけてるバカにした感じが画面から伝わって来るので色々と最悪ですし それくらいの事はいくらなんでもわかりますから余計にムカつきますね。
コメディは合うとか合わないあるジャンルなのは理解しているけどそういう話以前の問題だと思ってます。
元映画秘宝の評論家も異常に怒ってたけど完全同意でした。
あと全く同意してもらわなくて結構で文句のコメントどんどん書いてもらって構わないってくらい自分にはダメでした。
2024年の10月の時点でこれよりダメな作品はまだ無いです🫡
うーん
んー思ってたのとは違ったかな、、、
もっと真面目に皆んなで知恵を絞って奮闘する話かなと思ってたんですが、奮闘はしてる事はしてるんだけど想像以上にコメディ色が強く、コメディとして切り替えて観られれば良かったんだけど、ちょっと笑いのツボが違ったかな、、、敢えてなのかわからないけどCG合成も雑すぎで、色々チープに見えてしまって残念でした。
オチもなぁ、、、ダメだったかな。
事情があってなるべく力を使わないという裏設定があるのかもしれないけど、それで良いなら最初からそうすれば良いじゃないって、今までのはなんだったんだと、、、
俳優陣は豪華なんだけどなぁ、、、
題材は面白くなりそうなんですが
連休中に配信サイトで視聴 なんとなく名前だけは知っている状況でした。
怪獣が倒された後の対処をどうしていくか という面白くなりそうな素材だったんですが
正直面白くなかったです
ふざけた話題を大真面目な雰囲気で扱ってるとかなら面白いと思ったけど
ふざけた人たちがふざけた話題を真面目っぽくやっても僕は面白くは感じませんでした
山田涼介くんはなかなか作品に恵まれませんね😢
ずい分評価が低いようだがそこそこおもしろかったと思う。 怪獣を倒す...
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