砕け散るところを見せてあげるのレビュー・感想・評価
全44件中、1~20件目を表示
見事に紡ぎ上げられたジャンルミックスラブストーリー
冒頭のシーンとラストシーンがつながっているのは
実にお見事だなと思いましたね。
ラストで「やられたっ!」と久々に感じましたし、
これはリアルタイムで劇場で観たかったです。
いやぁ〜面白かった。
玻璃(石井杏奈)と清澄(中川大志)の出会いから
気持ちが通いあうまでは、非常に丁寧に構築されたラブストーリーだなぁと
思いながら観ていたのですが、
玻璃の父親(堤真一)が現れてからの
コンフリクト〜ラブストーリーとの落差のギャップが凄すぎて、面食らいましたね。
そうくるかと。もはやスリラーではないかと。
そしてラストへ繋ぎこみが実にいいです。
玻璃と清澄、ふたりとも生きているのが不思議なくらいのやられっぷりで
強引な持っていき方、剛腕だなぁと思ったものの
オチが素晴らしいんですね。北村匠海と原田知世の役が誰だったのかがわかるとともにグッときましたね。
正義を貫くというのがテーマですよね。
要所要所で出てくるUFO🛸これは、リアルではなく心象描写なんでしょうけど
造形が良かったですね。
脇を固める井之脇海、清原果耶、矢田亜希子、木野花、みなさん素晴らしかったです。
久しぶりに脳みそが揺さぶられました。観て良かった!!
物語の最後のところが好きです
はじめ題名の砕け散る〜の意味が直ぐにわからなかったけど、
息子がヒーローのポーズをとる姿を見て、そこに今は亡き夫の(中川)姿を重ねているお母さん(原田)の穏やかな顔が壮絶ないじめや虐待でいつも重く自分の世界の空を暗くおおう自分一人ではあらがうことの出来ない様な巨大なUFOに例えて諦めていた自分の世界を、
壊してくれた(それらから守ってくれた)夫を愛おしく思っている、
私はこの映画地味に好きです。
違和感が多い
ストーリーは、前半青春ラブコメ風で、後半サイコサスペンスという変わった内容。
ヒーロー、父子の絆、いじめ、DV、サイコパスと色々詰め込んでるが、焦点が見え
ずすっきりしなかった。別に焦点が定まってなくても、話が面白ければいいが、
そんな面白いストーリーでもない。それより、以下違和感が気になって話に没入でき
なかった。
① 波瑠はひどいいじめを受けているが、普段の様子ではあんなひどいいじめを
受ける娘には見えない。(ひどいいじめを受ける理由が見当たらない)
② 清澄は波瑠を守ると言いながら、先生にいじめの相談をしないし、かと言っ
て、自分がいじめをやめさせるという行動をとるわけでもない。いじめをと
める気がない?
③ トイレの道具室に閉じ込められた玻璃を清澄が救出するシーンは無駄に
長い。
④ 波瑠は最初清澄にひどいどもりで喋るが、いくら心を開いたからと言っても
不自然なくらい急に明るくべらべら喋り出す。そもそもあのどもりはわざと
らしい。
⑤ 清澄母は、波瑠父と初対面で、あり得ないくらい根掘り葉掘りプライバシー
を聞きまくるが、別にそれが伏線にもなっていない。このシーンは本当に意
味不明。
⑥ 後半、波瑠はサイコパス父にひどいDVを受けていることがわかるが、それに
しては悲壮感が漂っていない。
⑦ 波瑠がサイコパス父が襲いに来ると伝えても、清澄は警察に通報しない。
さらに、波瑠の祖母がサイコパス父に殺されたことを聞いても、清澄は警察
に通報しないで、自分で死体を引き上げようとする。とにかくこの高校生は、
自分の手に負えない問題でも先生や警察などに相談しようとしない。
UFOは砕け散り、彼は最後までヒーローだった
この作品はヒーローに憧れるとある青年(北村匠海)が自分の亡くなった父親について心語りしているシーンから始まります。そんな青年を見つめる女性(原田知世)の姿も。そのシーンの中でこの作品の主人公である清澄(中川大志)が登場するため、青年の父が清澄であることが分かります。
シーンは清澄の学生時代へと遡る。学校に遅刻した高校3年の主人公清澄は体育館で行われていた全学年合同の朝の集会で1年生の列の最後尾に並ぶと、蔵本玻璃(石井杏奈)という少女がいじめに遭っているところを目撃します。
清澄はなぜか彼女の事を放ってはおけず、教室でいじめられている彼女を目撃すると机を直してあげたり、床に投げられた靴をロッカーへと戻してあげたりします。
とある夜にトイレで水をかけられびしょ濡れで閉じ込められている玻璃を発見します。彼女を助け濡れた彼女の制服を馴染みのクリーニング店で乾かしてもらう間自宅に連れて行き彼女と話す中で清澄は、玻璃がおかしな人間などではなく皆と同じで痛みを感じ涙を流すことができる、そして素顔も可愛いよく喋る普通の少女であることを知ります。
そこから清澄と玻璃、二人の距離が縮まっていきます。
クラス内でのいじめから彼女を守ることで清澄は玻璃を守れているつもりだった。しかし玻璃が抱えている事の真実はもっともっと過激でおぞましくて恐ろしいものであった。
ある日清澄は玻璃の腕の痣に気付く。その後学校帰りに玻璃は清澄の自宅に立ち寄るが、門限に厳しい父親の帰り時刻が近づいていることに気付き、清澄の母の車で急いで玻璃を送る途中、目の前を走る車が玻璃の父の車であることに気付き、彼女は父の名を大声で叫ぶと、突如として後方に急発進する車。
驚きながらも車内から姿を現した玻璃の父の姿、清澄の母が玻璃が一緒に住んでいると話していた祖母の話をすると父親の表情が一変し、清澄は怯える玻璃とどこか不気味な玻璃の父に違和感を覚える。
そんな事があった後のとある夜、玻璃が夜遅くに清澄の自宅前に現れ、清澄や清澄の母に危険が迫っているため逃げるように伝える。
清澄が玄関の灯りをつけ見えた玻璃の顔に、彼女が父親から異常なまでの暴力をふるわれ危険な人物であると知る。
玻璃は父が過去に祖母を殺害しキャリーケースに入れ水の中に沈めた事実を打ち明ける。
清澄は逃げずに玻璃と共に闘い抜くことを誓い、父が祖母の死体の入ったキャリーケースを沈めた場所で中が空っぽのキャリーケースを引き上げるが、それは玻璃が家出をしたと思っていた母親が持っていたキャリーケースだという事に気付き、自分の父親が母をも殺めていたことを知る。
二人は警察に通報しようとするが、その場所に玻璃の父親が現れ、二人をゴルフクラブで容赦なく殴ります。血まみれで声を出すこともできず息も絶え絶えで動くことができない二人。
父親は二人を焼き殺すため部屋中にガソリンをばら撒きます。
隙を狙って玻璃は父をゴルフクラブで殴り殺します。
目を覚ますと清澄は病院の中。
玻璃は事件の後名前を変え新たな人生を歩むこととなり、清澄がもう一度玻璃の名前を呼ぶことは許されなくなった。そして二人は高校を卒業した。
3年後名前の変わった彼女と清澄は再会した。
二人が結婚し彼女が出産間近の頃、大雨の中清澄は氾濫した川で転覆した車の事故に遭遇し溺れた人々を助け自分が犠牲となった。
清澄は最後までヒーローを貫いた。
シーンは最初の場面に戻り、ここで漸く青年を見つめていた女性が青年の母親、玻璃であることが分かる。
この作品凄く面白かったです!
最終的に清澄は人を助け息子が産まれる前に命を落としてしまうけれど、清澄は本当の意味でのヒーローだったと思うし、清澄と玻璃の決して千切れることのない強い強い愛の絆を感じました。
中川大志さん、石井杏奈さん、清原果耶さんのお芝居がとても素晴らしかった…!
そしてサイコパスな堤さんのお芝居にも魅了されました…!
面白かった!
少しネタバレを含みますが、よく比喩ででてきてたUFOに、主人公が殺されてしまうストーリーなのかと思っていたら、逆にUFO(ハリの父)を殺してしまうのか、と驚きました!
見た方は、分かると思いますが、応援したくなるというか敵を倒す瞬間は心がスッキリしますね!
あんなに頭殴られたら普通植物人間状態になるだろと思ったら、普通に生きててびっくり。。
石井杏奈さんの演技が凄くて、他の作品も見たくなりました!
よかった。
普通によかった。ただの恋愛映画じゃなくて
途中からハラハラだったり、独特な表現の魅せ方だったりがあって面白かった。
最後に冒頭と繋がって、なんだかんだ幸せに終わって本当によかった笑
最後に息子が変身ポーズしているところを見ているお母さんのシーンで泣きそうになりました。あと尾崎姉妹かっこよくて好き。
一つだけ不満だったのは彼女が家に来てぼこぼこに殴られた後があるなら即警察に行くべきだろと思ってしまったところです。ある程度現実味がなくてもフィクションだしねと思いますが、取り返しがつかなくなる前にもうちょっと早く警察に行って欲しかったので星4.5です笑
胸キュン★ドキドキラブコメじゃなくて良かったけど、やはりちょっと盛り込みすぎ
原作未読。
観る前は『キック・アス』かと思っていたら、『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』だった。
掃除用具入れのシーンとか警察へとかはあまり気にならないけど、最大の問題点は「名前負け」しちゃってる所。なまじインパクトがあって、こちらの想像を掻き立てるようなタイトルにしてしまったものだから、いろんな要素を詰め込んだことで互いに打ち消しあって突き抜けきれずに終わってしまった感がある。役者陣はみな好演だっただけにもったいない。
もやっとする
ありがちな恋愛青春ものと見せかけてのサイコホラー。
全員顔も演技も良かったし映像も綺麗だけど、脚本がどうなんだろうか。
小説がもとになる?からか意味不明なシーンが多く、そもそもUFOってなんの意味があったのか、CG出てくると現実に引き戻され興ざめ。
タイトル回収出来ていない。
前半の展開が遅く、冷静に考えても主人公は周りの話を聞かず、さらにヒーロー気取りで引くほど突っ走り勝手に行動する。大人に頼っていれば解決できるところも多い。
普通にあんなクラスメイトいたら目につくし、一年生の後輩をいじめから守るために女子トイレ入ったり無駄な死体捜索が引っ掛かる。
そもそも一年生の後輩にやたらいいタイミングで助けに入り、ストーキングしてる感じで
当事者なら恐怖さえ感じる。
顔の良さで誤魔化された。
トイレの鍵を何故か無理やり上からもらおうとしていて、あれ下から蹴ってもらえればすぐに開けられるのではと思った。
主人公のお母さんがベラベラと喋るので鍵かと思いきや何も回収されず??
とにかくヒロインの魅力が分からないが、構いすぎであのイケメン先輩が常にいじめられっ子と二人きりでいるなんて校内で浮きすぎていた。
綿密に計算された構成
映画やドラマをたくさん観ていると予定調和に慣れ筋書きを先読みしてしまう。冒頭のシーンと、全く異なる主人公(清澄)達の登場に時系列的な説明は無くても、観ているうちに彼らの関係性が推測できてしまうのだが、次第に不穏になって行くストーリー展開と、その先で清澄がピンチになった時、冒頭のシーンがあるので彼は無事だろうと思う反面、推測がまるで間違っている可能性も考えてしまい不安になる。結局、清澄達はあり得ないほどの強靭さで生き残り、予定調和は保たれてほっとするのだが、まるで視聴者の不安感を弄ぶような構成は意図されたものだろうと、後になって気付かされる。
母親となった玻璃が、息子がヒーローに憧れる姿を笑顔で見守っていることに、ヒーローたらんとして事故死した夫を想い、咎めないのかと最初違和感があった。しかし、清澄だけでなく自分自身もヒーローたらんとしたことに思い至ると、息子がそうすることを応援する姿というのもしっくり来るところがあった。このように考えさせる点も一つの演出意図なのか。
タイトルは誰の言葉か。様々な意見があるだろうが、映像では玻璃が父親を打つシーンがハイライトに思われた。この衝撃的なシーンの後のナレーションで、その後玻璃は玻璃として生きられなくなったと説明されている。すなわち、「砕け散」ったのは「玻璃」自身、わずかに意識のある清澄に「砕け散るところを見せてあげ」たのだと解釈した。言うまでもなく「玻璃」は「砕け散」るガラスの象徴。指を天に向け清澄の方を見ていた瞬間の玻璃のセリフこそが、このタイトルなのだと思った。
主人公達と同世代はもちろん、ベテランの助演にも恵まれ、信州諏訪の少し鄙びたロケーションと抑えめの演出で、印象に残る良い映画だった。
抑圧されたヒロインの姿が印象的!!
同年公開の「まともじゃないのは君も一緒」を観た後だったので、ヒロインが清原果耶だったら良かったなと思いながら観始めました。主にヒロインの演技によるものですが、園子音の「ヒミズ」のような重苦しさが次第に漂ってきました。男の子がヒロインの事を好きなのがいまいち伝わりませんでしたし、ラストはポエムで終わって消化不良でした。男の子の母親が堤真一を引き留めて、根掘り葉掘り聞き出そうとするシーンは、怖くて良かったです。
中川大志さんの役が良かった
濱田はヒーローに憧れていた。
そんなある日、玻璃がいじめられているのを見て、助けた。
濱田は玻璃のことをほっておけなくなり、関わっていくうちに二人は仲良くなった。
そして、二人はヒーローの話をして悪い奴をやっつけようと決めた。
玻璃は父親から虐待を受けていたので、濱田はそれをやっつけようとしたという内容だった。
話の終わり方が意外でしたね。あんな感じで最初と結びつくなんて思わなかったです。
中川大志さんの役よく似合っているなともいました。第三者を傷つけることなく、誰かを守るために行動するのってすごいなと思いました。
玻璃の父親は訳がわからなったですね。ただのサイコパスなのかと思いました。
タイトルなし(ネタバレ)
前半ゆっくりでテンポ悪いなぁと思ったら逆に後半はダイジェストみたいにどんどん場面が変わっていってその感じが私には合わなかった。
田丸とのそっち側の人間になるな的やり取りってなんなの?
虐められっ子と仲良くしたらそんなにダメなのか。
清澄母は何かを察してあんなに質問攻めにしたのかと思いきや本当にただ喋りたかっただけ?
ただただ不快な場面だった。
警察に通報する前に2人でスーツケースを探しに行くのも不自然すぎる。
キャストは豪華なのに残念な内容だった。
理由はよくわからない
自分にとって3.5点はかなり高評価。ただなぜだろう。助演と知りつつ清原果耶目当てでNetflixで鑑賞。つまらなかったら途中で切るつもりだったが、違和感のない演技演出だった。
最初のシーンでクスクスっと笑い、原田知世の表情も、あっけにとられた顔に見えた。二回目に同じ場面が現れた時、全く違う感慨を持って見られた。このシーンにしか出てこない原田知世も、全く違う意味を持って立っている。表情の意味も全く違っている。
前半は前半で、いやな話ではあるが、井之脇海や清原果耶、木野花など気持ちがいい人物もいて、素直に見ていられる。
そして問題の後半。思いもよらない展開になるが、もう今更戻れない思い入れに引きずられてしまう。最初に死因が描かれているためここで死ぬことはないとわかっているが、ではどうつながっていくのか。
それにしても、矢田亜希子、いくら何でもあの場面ではしゃべり過ぎだよ。。。
ヒーローvs UFO
先の読めない展開が新鮮だった。
語り口の上手さに脱帽する。まさか、そんな形でタイトルに帰結するとは思いもしなかった。
主演2人が抜群にいい。
清原さんも流石の存在感だった。
中川氏は言わずもがななのだが、石井さんが抜群だった。初めて彼女を観たのは「秘密」だったか…。俺的には拍子抜けのキャスティングだったのだけど、今作は登場した時から物語を牽引しまくりで、素晴らしかった。難しい役所だとは思うのだけど、見事だったなぁ。
守ってあげたくなる。
そんな感情を作為でもなく嫌味でもなく、自然に纏っていた「玻璃」
彼女を受け入れられなければ、この作品は総崩れになっていただろう。その最大にして根底にある前提をものの見事に突破してくれてた。
プロローグとしては、よく分からない所から始まる。
最後まで観てても良い話しだったなぁとは思わない。
人を想う気持ちが色々な形で差し込まれていて、この世で起こる全ての事は、アクションとリアクションによって形成されていくようでもあった。
「2人」の集合体。
家族であっても、友達であっても、その都度向き合うのは「ただの1人」なんだか漠然とそんな感想を抱く。
砕け散るモノは人ではなく、未確認飛行物体で…ソレを何に置き換えるのかは、分からない。
未確認、なので。
ソレを砕いた本人達にも分からないのかもしれない。得体の知れないモノの比喩、または精神的な負債の比喩とするならば、秀逸何例えであった。
語り部のトーンは明るいわけでもなく、イジメやらDVやら殺人まで起こり…場面的には高校時代でもあり、ヒロインがヒロインらしくもなく、てっきり砕け散るのは、ヒロインの精神とか、甘酸っぱい思い出とか、突っ走った青春時代とか、そんなものかとハラハラしながら観てはいたのだが…ちゃっかりハッピーエンドな感じだった。
とってつけた感もなくはなく…っていうのも、タイトル的にはその前のシークエンスで終わっているからだ。
しかも、かなり収まりがいい感じで。
プロローグとエピローグが丸ごと無くてもいいんじゃないかと思ってしまう。
最後のカットは主演2人の恋の始まりというか、2人の人生が重なり出すカットで終わる。
ヒマセン的には言うならクロスする状態である。
その後の壮絶な時間を見てきた僕らではあるものの、石井さんの恥じらう視線だとか、中川氏の緊張感だとか…とても初々しい2人に救われる。
あのカットのおかげで、暗い気持ちが晴れた。
…助かった。
無かったら、とても小難しいレビューになっていたような気がしてる。
イライラ
映画で珍しくイライラしました。
まず、学校でいじめが堂々と行われていて先生は知りながら何もしない。主人公も介入はするけど何も注意しない。結局いじめてたクソガキどもは何も痛い目に遭うことなく終わりました。1年のいじめっ子が3年生である主人公の顔面におはぎをぶつけるシーンでは、いじめっ子の存在を認知できてないのか?って思ってしまうぐらい何も起こらない(怒らない)。モヤモヤとイライラで気持ち悪くなります。
キャラクターも不安定だと思いました。
ヒロインが吃音になったり饒舌になったり。父親に対してどういう感情を持ってるのか理解し難い。
ヒロインの同級生は突然親友みたいになるも、やっぱり何も分かってなかったわ〜と突然泣き崩れたる。もう少し距離感を縮めるシーンを入れるべきだったのでは?
主人公の親友も終盤今ならまだ引き返せる、オレの側に残ってくれと意味不明なことを言い出す。終始そこにいるだけ親友だったのに。
ヒロインのオヤジ関連はもはや無理矢理すぎて現実味がない。最初から怪しすぎるし、本来なら今回の件以前に主人公が通報しなくても捕まってそうな人物。
肝心のストーリー自体がセリフを長々と言ってるだけでとても浅く、退屈だと思いましたが雰囲気は悪くないので、俳優陣が好きな人なら楽しめるかもしれません。
UFO
高校生活でのテンポの良い会話が良い。印象的なフレーズがちらほら。
ハリの抱えた秘密が明らかになっていく過程は鮮やか。
それが明らかになればなるほど堤真一演じる父親の怖さを感じてくる。
物語の前半は、いじめのシーンこそあれどそこまでしんどい展開はなく、どちらかと言うとけっこう平和。だからこそ後半の暴力シーンに衝撃。
主人公が最後、川に溺れた女の子を助けるシーン。
彼はあの赤い部屋で眠ったままのハリを助け出そうとした。それは彼が昔見たあの笑顔をする彼女のことが好きだったことを表す。
自分が死んでもなお自分の息子を通して、彼女と共にいる。
最後の大人になったハリのあの笑顔から、ハリのUFOが砕け散ったことがよく分かる。
青春物でもあり、サスペンス物でもあり、奥が深い文学的作品でもある、稀有な映画だった。
意味わからん
初めて映画を見てこんな気持ちになった。
トラドラを書いた人って聞いて期待したけど。
シーンが無理矢理長く伸ばしすぎた。
上手な俳優や女優にいっても内容下手すぎて、どんなシーンでもキャラ言ってること合わなかったし。
2時間ぐらい返してくれ。
ラブストーリーではないです。
暴力を発見したら警察に先に電話してくださいのストーリーです。
最初が最後
最後につながる。
最初、息子からの回想シーンでお父さんの話になったのを、お父さんの話がほぼなので、ラスト
息子のシーンに切り替わって、あっ忘れたっ!!
あっ、そうだった!!そうだった!!ってなりました!!
あの変身シーンを見てたお母さんが、はりだったとは。
めちゃくちゃ好きだったんだなぁお互いに。
ほんとにほんとに好きだったんですね。
最後、微笑みながら先輩に近寄るシーン
ぐっときました。
何も言わないのです、静かです。
っておばあさんは死んでいて
誰のせいでもない、UFOのせい。
そう思い込もうとして生きていたんですね。
UFOに打ち落とされたのは3人。
ちがう、2人。
父親と先輩でしたね。
親指と薬指。
ヒーローでしたね。
ヒーローは決して悪の敵を見逃さない」「ヒーローは自分のためには戦わない」「ヒーローは負けない、絶対」
シリアスなシーンでも少しコミカルを混ぜてくるから
胸が苦しくなったところでそれを
入れてくるので、苦しい苦しいってならず
見れる作品でした。
思ってたストーリーと違いましたが
お父さんえげつないサイコパスでした。
そんでもって、はりちゃんが先輩といる時が
とても自然でおしゃべりさんで
すごいかわいいです。
これは2周見て、より一層よく理解できる作品です。
前半がすき
中川大志男前
いじめから救い出すとこかっこよすぎ
尾崎姉妹かわいい綺麗すぎ
ストーリー急展開ホラーすぎて怖すぎ画面見れない
最後はハッピーエンドなはずなのに
胸糞悪い展開のせいで
胸にしこりがのこったまま
ヒーローがヒーローでいる理由なんているか?
全体にみえるアラは、清澄の見事なヒーローっぷりで大目に見よう。
助けたいじめられっ子が、よく見たら可愛かった。そこ、もし、可愛くなかったらどうだったんだろう、とも思う。それに、原田知世(役名は伏せて)の穢れのない笑顔にはどうも違和感が付きまとう。
堤真一が登場してからの一連の展開は、あのデカい物体の出現も含めて、ついていけなくもないが、順番はまず「通報」だろう、と思う。
戦隊ヒーローものの範疇ならいいが、ここかしこにカッコツケた大人の嫌らしさが漂うんだよなあ。おおかたの好みの分かれ目は、あのパフォーマンス集団が好きかどうか、かな。
と、そうそう。
玻璃が清澄に警告を伝えにきたとき、清澄の来ていたシャツには、「keep your friends close and your ・・・」と書かれていた。「友達を手放すな」か。あ、何かのサインだなと思った。だけどそのあとの「そして・・・」のあとを見落とした。
ググると、“Keep your friends close and your enemies closer.“とヒット。
「友は近くに置け。敵はもっと近くに置け。」、これつまり、映画『ゴッド・ファザー2』でアル・パチーノ扮する主人公マイケル・コルレオーネのセリフ。まるで清澄の心の声が漏れているようで、これ自体が突撃のサインだったわけか。そりゃヒーローだもん、通報なんか眼中にないか。だって、「ヒーローは悪の敵を見逃さない」んだもの。その天晴な純真さ、中川大志なら許せるな。
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