君は永遠にそいつらより若い

劇場公開日:

君は永遠にそいつらより若い

解説

芥川賞受賞作家・津村記久子のデビュー作で第21回太宰治賞を受賞した「君は永遠にそいつらより若い」を映画化。就職も決まり卒業を間近に控え、日常をただなんとなく生きていた大学生の主人公が、暴力や児童虐待、ネグレクトといった社会の闇と、それらに伴う悲しみに対峙することになる姿を描いた。児童福祉職への就職が決まり、大学卒業を間近に控え手持ちぶさたな日々を送る堀貝佐世。友人とぐだぐだした日常を過ごしていた彼女だったが、同じ大学の猪乃木楠子と知り合い、過去に痛ましい経験を持つ楠子と独特な関係を紡いでいく。そんなある日、友人の友人である穂峰直が命を落としことをきっかけに、佐世を取り巻く日常の裏に潜んでいた「暴力」と「哀しみ」が露わになっていく。監督・脚本は「あかぼし」「スプリング、ハズ、カム」の新鋭・吉野竜平。佐世役は「“隠れビッチ”やってました。」に続き主演作はこれが2作目となる佐久間由衣。楠子役はテレビドラマ「あなたの番です」や映画「みをつくし料理帖」など活躍の続く奈緒。そのほか、小日向星一、笠松将、葵揚、森田想と注目の若手俳優たちが共演した。

2020年製作/118分/PG12/日本
配給:Atemo
劇場公開日:2021年9月17日

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(C)「君は永遠にそいつらより若い」製作委員会

映画レビュー

4.0願いは時を超え、時代は変わる

2023年4月6日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
ネタバレ! クリックして本文を読む
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高森 郁哉

3.0合わなかった

2023年7月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

知的

難しい

評価が高い作品ですが、正直伝わらなかった。
原作を知らないからかもしれません。
学生の悩みは伝わってきましたが、緩急が欲しかった。
最後だけ怒涛の展開のように感じましたが、一瞬だけでした。
あと、タイトルの意図が分からずです。

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たけお

3.0鷹揚さ

2023年7月9日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

自分にはあまりない感情のせいか、捉えどころのない印象でした。この映画についての原作者・津村記久子さんのコメント、「自分が描きたかった堀貝佐世の鷹揚(おうよう)さは、確かに誰かの支えになるものだと、改めて信頼させてもらえた」が今作の魅力を言い得てるように思えました。思いやりとか慈悲の心とかそういう道徳的な正義と似ていて非なる感触、それが鷹揚さなのかな…。それで全てうまく事が運ぶわけでもなく、主人公は常に迷い、戸惑い、時に自虐的になりながら生きていくわけですが、でも、彼女の鷹揚さは確かに常に彼女を支え、そして、隣人を助けているという、とても不思議な感覚になりました。その捉えどころのなさを佐久間由衣さんが見事に好演してましたね。放映中の朝ドラ「らんまん」の綾役の方が個人的には好みですが(笑)。

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赤ヒゲ

4.0懐から強いメッセージを感じる優秀作(71点)

2023年5月31日
iPhoneアプリから投稿

意外と詰め込み気味な作品

20代前半くらいの遅咲きの交流をスモールスケールで描いていますが、終盤に起伏つけるのになのかちょっと無理があると言うか、不自然な演出や展開がひっかかりました

特に印象的なのが、奈緒の将来息子の綺麗なお嫁さんに老後面倒見てもらう的な発言で、単純にその言葉自体に華やかさを感じるのもそうだし、あの年頃である種少し悟りを開いてる様にも聞こえるし、この言葉を紐解くと容姿も心も綺麗なお嫁さんと結ばれる様な息子に育ててあげるだけの教養や経済力、人格がある旦那と出会いたいとも取れるのが、あぁいい作品だぁと思えた要因の一つです

是非

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サスペンス西島