破壊の日

劇場公開日:2020年7月24日

破壊の日

解説・あらすじ

「泣き虫しょったんの奇跡」の豊田利晃監督が2020年開催予定だった東京オリンピックを控えた社会に向け、「利権と強欲という物の怪に取り憑かれた社会をお祓いしてやろう」と企画、脚本、プロデュースを手がけた意欲作。7年前に炭鉱の奥深くで正体不明の怪物が見つかった田舎町では、疫病の噂が広がっていた。心を病む者が増えていく中、修験道者の若者、賢一が行方不明となる。賢一は生きたままミイラになり、この世を救うという究極の修行、即神仏になろうしていた。そして、「物の怪に取り憑かれた世界を祓う」と賢一が目を覚ます。主人公の鉄平役を「狼煙が呼ぶ」に続き豊田作品の参加となる渋川清彦、即神仏になろうとする賢一役をバンド「GEZAN」のボーカルとしてカリスマ的人気を誇るマヒトゥ・ザ・ピーポーが映画初出演で演じるほか、イッセー尾形、松田龍平が顔をそろえる。

2020年製作/56分/G/日本
配給:IMAGINATION
劇場公開日:2020年7月24日

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(C)破壊の日製作委員会

映画レビュー

2.5 【”変われ!。”そして強欲という物の怪に憑りつかれた社会を祓う。”今作は豊田利晃監督の最新作「次元を超える」の原点作品であり、監督の表現者としての凄さの片鱗が伺える作品である。】

2025年10月25日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

知的

難しい

ー 今作を観ると、先週公開された豊田利晃監督の「次元を超える」との共通点が多い事に気付く。

  メインキャストの修験僧を演じた窪塚洋介や、炭坑の奥深くに入り込み正体不明の怪物を見つける男を演じた松田龍平。そして僧でもある男を演じた渋川清彦。
  妖術を掛ける人差し指をパチッと鳴らして、指さすポーズなどはマンマである。

  今作のフライヤーを見ると、豊田利晃監督のコメントが記載されている。
  曰く、”東京五輪を控え、強欲という物の怪に憑りつかれた社会をお祓いしてやろうと思い企画したが、その物の怪はコロナという現実的な死の脅威、あるいはコロナに怯える人の心に変貌しました・・。”と記載してある。

  そして、コロナが収束した今、豊田利晃監督は「次元を超える」という映画を製作したのだなあ、と思ったのである。

  但し、今作を公開当時に映画館で観た人の多くは、困惑したであろうなあ、とも思った作品である。

  今作は、豊田利晃監督の表現者としての凄さの片鱗は伺える作品であると思います。-

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NOBU

3.0 時代を映す

2022年1月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

コロナに対応する政府の態度を批判する当然あるべき内容の作品。心意気は伝わるものの、全体的な作りと演出が何とも貧弱。この監督では、長編作品は厳しいかもしれないと考えてしまう。

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shanti

1.0 これ約60分一般料金?

2020年11月8日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

全体的に冒頭からロック調の音響で村と東京で叫びまくって終わり渋谷で叫んでて許可出たのかいお金もかかってなさそうだしただのアマチュア的なPV映像?

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ゆたぼー

3.0 疫病退散とオリンピック

2020年9月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 迫力ある音楽と圧倒的な映像によって引きずり込まれた・・・だけど、話が途中で終わってる感じ。起承転結で考えると、起承+ラストのイメージ映像といったところか。逆に、自分ならこういったおぞましい展開にするとか、修験道者対疫病の怪物、さらには時空を超えたSF怪奇ロマンにするとか、想像力を与えてくれる。

 「利権と強欲という物の怪に取り憑かれた社会をお祓いしてやろう」という、このサイトの解説を読んでおいてよかった。事前情報がなければ、ただの怪物物語の未完成版としか見られなかっただろう。利権と強欲・・・描かれてませんけどね。

 松田龍平と窪塚洋介の無駄使いといった感じもあるし、明らかに7月以前のマスクだらけの渋谷の街とか、ギリギリに仕上げているからしょうがないのかもしれません。その苦労や意気込みまで汲み取れたので、中途半端ではあるけど面白かった。

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kossy

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