悲しみより、もっと悲しい物語
劇場公開日 2020年4月3日
解説
クォン・サンウ主演の韓国映画「悲しみよりもっと悲しい物語」をリメイクし、台湾で大ヒットを記録したラブストーリー。高校時代に運命的な出会いを果たした、音楽プロデューサーのKと作詞家のクリーム。それぞれ家族を失い、身寄りのなくなった2人は一緒に生活するようになり、互いに恋心を抱く。しかし、白血病を抱え、病状が悪化しはじめていたKは、クリームに気持ちを伝えずにいた。余命わずかのKは、自分がいなくなってもクリームが幸せに生きていけるよう、別の男性に彼女を託す。クリームの結婚を見届け、Kの目的は果たされたかのように思えたが……。
2018年製作/106分/PG12/台湾
原題:比悲傷更悲傷的故事 More than Blue
配給:ハーク
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2020年4月2日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会
私は、本作については予備知識もない状態で、チラシの雰囲気の良さやタイトルの不思議な感覚に惹かれて念のため見てみました。
最初は、「まぁどこかで見たことのあるような、よくある定番ラブストーリー映画かな」という印象でした。
ところが、後半からは、その様相が変化してきて、終盤になるとクオリティーも上がっていき、「これは定番のラブストーリーを超えている」という認識に変わりました。
予備知識は全く要らない作品なので、恋愛映画が好きな人には、「とりあえず見ておきたい恋愛映画の1本」として、おススメしたい作品です。
本作の良さの背景には、リメイク作品である、ということもあると思います。
2009年に韓国で大ヒットしたクォン・サンウ主演の「悲しみよりもっと悲しい物語」という作品がベースにあり、それの「台湾リメイク版」だったのです。
「リメイク映画」というのは、よほど監督が奇をてらわなければ、さらに良い作品になることが多いため、本作はその意味で「定番のラブストーリーを超えた出来」になったと思われます。
本作は、2018年の台湾の国内映画興行収入1位を記録し、中国では「キャプテン・マーベル」や「グリーンブック」などをおさえ「台湾映画としては史上初の興行収入ランキング1位」(2019.3.11–2019.3.17)を記録する快挙を成し遂げています。さらには、2週目(2019.3.18–2019.3.24)も「ボヘミアン・ラプソディ」などをおさえ興行収入ランキング1位を維持するなど大ヒットしていました。
また、シンガポールとマレーシアにおいても、2018年の「アジア映画興行収入1位」を記録しています。
ただ、残念ながら日本では公開館数が順次公開も含めて20館程度な上に、公開の今週末の土日は新型コロナウイルスの影響でメイン館の新宿武蔵野館が休館だったりもするので日本の興行収入はそれほど期待できない面はあります。
とは言え、最後まで見てもらえれば及第点には達していて「2018年の台湾の国内映画興行収入1位というのは伊達ではない」ということは分かってもらえると思います。
私は台湾の芸能事情にはそれほど詳しくないのですが、台湾を代表する歌姫A-Linを知っている人は、彼女が映画初出演に加えて本人役で主題歌の「ある悲しみ」を歌ったりもするので、より楽しめると思われます。
んーーーーー
いまいち!なんでだろうなぁ。
最後伏線回収でスッキリはするんだけど、
いまいち消化不良なんだよなぁ〜〜うーーーん
2021年2月18日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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Kの愛ゆえに自分の人生を犠牲にしてまでクリームを思って行動する姿は見ていて心が痛かった。映画のラスト、クリームがした選択は正しいとは言い難いけれど、この映画には確かにKとクリームの死すらも恐れない強い愛が描かれているからそこがとても良かった。
一貫して愛をつらぬくKの姿が映画のストーリーに強いまとまりをもたせているように思う。
カメラマンのシンディがKが亡くなるまでを毎日撮影させてほしいと言ったとき、とても酷なことを言うなと少し道徳心に欠けるように感じたけれど、最後に展示されたKの写真を見た時に彼らが生きていたことや、彼の貫いた愛がしっかりその写真に記録されている気がして少し救われた。
映像の色彩もとても美しく、映像美だけでも十分楽しめる映画だと思った。
歯医者の先生は正直可哀そうな役回りだなぁとおもったけど、どうかカメラマンの彼女と復縁するなりして心の傷をいやしてほしいと思ってしまう。
2020年12月19日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
ちょっと期待しすぎたかもなので、オリジナルを観てみたいです。
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