劇場公開日 2020年7月3日

  • 予告編を見る

MOTHER マザーのレビュー・感想・評価

全350件中、221~240件目を表示

3.0遊びの無いハンドルを握っている感覚

2020年7月14日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

開始3分で嫌いになり、それが最後まで突き抜ける。苦しいのだけれど離れられない。そんな二時間でした。
ただ、後半の周平にとっても大事なパート、茨城に居るときが少し雑に感じてしまい、そこで一気に我に返ってしまったのが残念だったかなぁ。それでもソコからのラストそして周平の独白には、暫く抜けない様な痺れを感じました。
出演者全員の陰なるパワーが渦を巻いてコチラを取り込んでくるので、自分自身に余力のある時じゃないとやられちゃいますね。ご用心ご用心。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
lynx09b

3.0面白かったが、ただただ胸糞悪かった

2020年7月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

「実際の事件をモチーフにしている」という事前知識しか無い状態での鑑賞です。
様々なレビューサイトで結構高い評価を受けていたので、多少はハードル上がっていたと思います。

結論から申し上げて、私はこの映画を観て後悔しています。人間の心理描写や演出、細かな部分まで計算された脚本、役者陣の演技などは本当にレベルが高くて見応えがありましたが、ストーリーがとにかく胸糞悪いのです。最初から最後までずっとイライラするような描写が続くんです。個人的に「面白いけど胸糞な映画」といえばデビット・フィンチャー監督の「セブン」を想起するんですが、個人的にこの作品はセブン以上の胸糞でした。鑑賞注意です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
一切仕事をせずに知人や親類からの借金で生活をしている秋子と、秋子の息子で学校にも通えない周平を描いた作品。様々な男と行きずりで関係を持つ自堕落な母親にすがらないと生きていけない周平。
ネグレクト(育児放棄)や束縛、慢性的な金欠。そんな辛い状況を生きる周平が、何を考えて何を学び、どのような行動をするのか。そして祖父母の殺害事件がどのようにして引き起こされたのか。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

主人公の少年・周平が自堕落な母親からどのように育てられ、どのような環境に身を置き、そしてどのような経緯で祖父母の殺害に至ったかを描いた映画になります。
「少年が祖父母を殺害した事件についての映画」というのは、予告編やコマーシャルでもはっきりと明示されているため、ネタバレにはならないと思います。

最初から最後まで、人間のクズみたいな母親から周平が酷い仕打ちを受ける描写が続きます。これが私には本当にきつかった。息子を道具のように扱い、片や自分は男と遊び歩く生活を送る。周りの男達は秋子(母親)に匹敵するクズ男だったり、まともな人でも秋子に簡単に誑かされてしまいます。周平を救ってくれそうな人が何人か現れますが、秋子に阻まれてそれも叶わず。途中で周平が秋子に反抗するような場面もありましたが、結局は秋子に押し通され、自分の望む選択ができませんでした。
作中に何度も「周平が秋子の呪縛から逃げられるんじゃないか」という希望的な場面を見せつつも、結局周平は秋子から離れることができず、最悪の結末を辿ることになるのです。これが私にとってこの作品の一番胸糞な部分です。
あと、秋子が映画のラストで罰を受ける形になるのですが、それまでの様々な悪逆非道な行いに対して、「これだけ?」と思うくらいのちっぽけな罰しか受けないため、それもイマイチ納得いきませんでした。

以上のような理由で、正直観ていて辛くなってくるし観たことを後悔するほどの映画だったのですが、それは決してつまらなかった訳ではなく、ここまで心揺さぶられるほどに映画としての完成度は高くて面白かったと思います。単純に好みの問題です。

万人にオススメできる作品ではありません。私のように、イライラが止まらなくなる人もいると思います。しかし、胸糞に耐性のある方は是非鑑賞してみてください。細かな心理描写や役者陣の熱演は一見の価値ありです。オススメです。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
といぼ:レビューが長い人

3.5不自然さのない演技にひきこまれました

2020年7月13日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

難しい

長澤まさみさんのリアルすぎる演技が映画を観ている感覚を忘れるほどでした。息子役の子も台詞はあまりないのに表情やしぐさに引き込まれました。話事態は現代社会の闇をそのまま映し出した感じで、自分が生まれ育った環境にもっと感謝しないとなって思いました。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
波ななほ

4.5魂を込めた演技で長澤まさみさんが母性を問う

2020年7月13日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする 3件)
共感した! 20件)
こころ

4.0傍観するコディペンデンシー

2020年7月13日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 8件)
野々原 ポコタ

4.5彼を哀れには思わない。

2020年7月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする 1件)
共感した! 3件)
Rewind That

4.0迷った挙げ句…

2020年7月13日
iPhoneアプリから投稿

散々迷った挙げ句観てしまった…
観るんじゃなかったと後悔すら覚える…
鑑賞後疲れがドッと出た…

誰も知らない…を見終わったあとの感覚と似ている…

誰も知らないは完全に育児を放棄したネグレクト…

この映画は子供に依存し共に堕ちていくネグレクト…

どちらがマシかなんてなくどちらもあってはならない社会現象…

自分の周囲にそんな家族がいたら手を差し伸ばさなきゃなって思いが唯一の救い…

作品的にはイイけど観たコト後悔した映画…

コメントする (0件)
共感した! 2件)
ホリ。

4.0親子(母子)の幸せ・・☆

2020年7月13日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

実話に基づくということを知らずに鑑賞しました。
長澤まさみ演じる母親と息子。
それにまつわる人々の話し。

「万引家族」というよりも、途中で「誰も知らない」を思い出した。
万引家族は、なにかしらある種救いのような感情がわくシーンがあるが、
この作品は最後まで一貫した別のものがある。

長澤まさみ、阿部サダヲも良いが、何と言っても周平役の(少年・幼年期とも)演技が
素晴らしく、どんどん引き込まれていく。
子供を自分の一部と言い切る母親、それに応えようとする息子。
この話は、極端な形であるとはいえ、一つの愛の話なのかもしれません。

最後になっても、「お母さんが好き」という周平。
きっと本当に心からそう思っていると思った。

親子の幸せは、他者からはわからない計り知れないものがある。
周りがどんなに「かわいそうだ・」と評しても、そうではないものが
身の周りには溢れている。
家族には、正解などないということを、改めて考えた作品。

コメントする (0件)
共感した! 7件)
☆ムーミン

5.0人間の風景。

2020年7月12日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

単純

難しい

この作品のメッセージやテーマとはこうした風景の切り口にあるのだろう。タイトルからは家族愛や他者への想遣り、さらには作品内における木野と長澤との共依存関係を問うようにも思える。個人の境遇に関らず、誰もが身につまされたり共感したりする部分がある筈だ。クズだが憎めない内縁男女の爛(ただ)れた人生を主演ふたり(長澤+阿部)が重さを排して見事に演じるので最後まで眼が離せない。ラストパートにもうひとつ、ある不条理が提示される。他愛ないストーリーではあるが見応えは充分。現代日本社会の急所を突いた異色の問題作である。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
時示郎

3.5愛が故の悲劇

2020年7月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

職なし金なしの母と息子の話。

まさみ主演ということで見ましたが
なかなかの衝撃作。
こんな女性いるのか?と何回も思った。

息子と男への執着がすごい毒女を
まさみが見事に演じておりました。
演技が上手い!!

親子を支える人たちのキャラも素敵。
社長さんにがっかりしたのは自分だけ?笑

撮り方が独特だったのが印象的でした。
他の作品も見てみたいと思いました。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
マスノブ

4.5最悪の気分になる…

2020年7月12日
iPhoneアプリから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 6件)
ヤチトリ

3.5ひどすぎる。母。

2020年7月12日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

ホントにひどい。胸糞悪い。
でも、現実にいるんだろうなあと。苦しかった。

息子ー!なぜなぜ?何度かチャンスあったのに。

長澤まさみ、キレイで可愛いのだから、もっとなりきって、汚くて、メイクも。
もったいない。おしい。そこまでやりきって欲しかった。

だって、何度も書くけど、ホントにきれいなんだから。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
昔から映画好き

5.0依存と支配

2020年7月12日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

子供は親を選べない。
どんな親の元に生まれたかで、人生が決まる。
どんな親に生まれても、平等に機会が与えられる社会を作りたい。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
みさこ

3.5親は選べない?選んで生まれてくる?

2020年7月12日
iPhoneアプリから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 7件)
eigadorama3

3.0長澤まさみが美しい

2020年7月12日
iPhoneアプリから投稿

何でしょうか。
この映画、悲しいけど悲壮感が感じられない。
一つ分かったのは、長澤まさみさんは、どんな役をやっても美しい。憧れる。

コメントする 2件)
共感した! 3件)
ayaka960611

4.0子どもは親のものではない。

2020年7月12日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 4件)
原健彦

4.0最低の女を、最高の演者と演出

2020年7月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

本当に最低の女であり母。
救いがない。病気。
理解を超える。

犯罪者でも、人間の部分を描けば、ある程度までは共感できるものだけど。

最近、子供を閉じ込めて餓死させた毒親がニュースになっていて、現実の方がひどい、、、と観てしまった。
が、後半は裏切らない。

「なぜ?、、、」
と聞かれた時に答えを考えてしまう。

表向きは、毒親と可哀想な子供だけど。
子供の回答に、単に文字通りの意味だとも取れるけど、本当は違うのかもとも思ってみたり。

何より凄いのは長澤まさみを筆頭に演者。
と、
純度100パーセントの演出ですね。
アドリブなのか演出なのか分かりませんが、とてもリアルな間。無音のシーン。
大森監督。怖いです。

コメントする (0件)
共感した! 40件)
だるまん

4.0重くて深い

2020年7月11日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

ここまで一貫してるかは別として、こういう親は一定数は必ずいる。そして行政の手が届かない。接見時の周平くんのセリフが全てなのかなと思った。どうすればよかったのか?必要最低限の教育を受けていなければ最適最善な判断は難しいですよね。まして母親以外の大人が近くにいないとなればなおさら。
それにしても、長澤まさみの演技はすごかった。薄っぺらくない!

コメントする 1件)
共感した! 7件)
okuy

4.0それでも母が好き

2020年7月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 23件)
bunmei21

4.0答えが見つからない。

2020年7月11日
iPhoneアプリから投稿

仕事しない。パチンコ、ゲーセン狂い。
男に溺れる母親。
子供を置き去りにして、男と家をあけ、
平気で子供に嘘をつかせて。

自分(母親)は自由にやりたいことやるくせに、
子供は全部支配下に置いていて。

子供にビールやら、カップラーメンやらを買いに走らせ、
その間に自分(母親)は男と交じり合い。

すごくすごく、考えさせられる映画でした。

なぜ、仕事もしない男に溺れる母親のために、人を殺せたのか。
しかも、自分の祖父母を。

母親が好きなことは悪いこと?
悪くない。悪くないけど。。

映画が問題だとしたら、私はいつまでも答えがわかりません。

コメントする (0件)
共感した! 7件)
ぐではる