劇場公開日 2020年8月28日

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「「限界近いJホラーに挑む」」事故物件 恐い間取り 一撃さんの映画レビュー(感想・評価)

0.5「限界近いJホラーに挑む」

2020年8月31日
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↓少しネタバレします↓
などと態々書かずとも、レビュー読んでから観てもガッカリ具合に影響はないかも知れない。それでも金を払って劇場で観たい私のようなホラー馬鹿はどうぞスルーで。

では少しずつ。

●イイね♪( ´▽`)●
①ネタもキャラも枯渇したJホラーに「事故物件」と言う新たな材料を見つけたのはよかった。それが芸人の実話でも本でも、映画化したのは素晴らしい。

②中田監督のネームはやはり凄い。前作「貞子」であんなに裏切られたのに、期待は高まりホイホイと劇場に行ってしまったではないか。ある意味大成功。

●最悪だね(゚´Д`゚)゚●
①主演の亀梨さんがイケメン。相方の瀬戸さんもイケメン。奈緒さんも可愛い。フォトジェニック大会が暑苦しい。ホラー、なんですけど。

②芸人出過ぎ。映画の撮影にはやはり役者を使って欲しい。いくら芸人の世界が舞台でも芸人が出過ぎていて目障り。加藤さんと坂口さんでできたじゃない。2人が主役だとヒットしないかも知れないけど、芸人役を役者にやらせるべき。芸人であることを夢見てたどり着く場所は、芸人役で映画に出ることではないが、役者であることを夢見てたどり着く場所は芸人役でも映画に出ることだと思うのだが。それをあんな1ミリも面白くない芸人がわんさかと映画に出演していると、役者はどこで役者として映画に出るんだよ。

③脇甘い。芸人出演の件もスッキリしないが木下さんと江口さん以外の脇役も残念。MEGUMIさんと高田さんと小手さんは普通の役者さんでいいだろ。無名でもいいから。

④もう全員普通に喋れよ。関西弁が下手過ぎるのは、もはや関西人じゃない私じゃなくてもわかる。MEGUMIさん、亀梨さん、瀬戸さんの順で下手。設定を関東にしてやってくれよ。気になって仕方ない。

⑤序盤の赤い服の部屋はまだドキドキしてワクワクした。それ以降はテンドン、いや最早オムニバス(笑)

⑥またやっちまった、中田監督。監督、ラストはアレでよかったのか?アレじゃあラスボスだよ。バイオハザードじゃあるまいし。そりゃ遭遇すると怖いに決まってる。だけど映画のラストがアレでは笑ってしまう。中ボスが押し寄せてきて、体を乗っ取られて、相方が線香で中ボス退治して、ラスボスの反撃をビニール傘で跳ね返して撃退。「お笑いが命を救った」だと、上手いこと言った風に締められても。「貞子」の綱引き大会でも懲りなかった監督。この人はもう「リング」の監督と言うネームに騙されてないようにしなければいけない。

配信始まったら有料でももう一度見返す私だが、今回ばかりは観ないかも知れない。

一撃