THE BATMAN ザ・バットマンのレビュー・感想・評価
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ダーメナイト
最高のバットマンを崇める
「バットマンVSスーパーマン ジャスティスの誕生」以来のバットマンの映画ですね。マーベルコミック原作ですが、アクションというよりサスペンスの方が色濃かった印象です。もちろんアクションシーンもあるんですが、刑事もののサスペンスミステリーにダークヒーローが混ざった感じですかね。バットマンそのものは強くてかっこいいので好きですが、ただ、もっと迫力あるアクションシーンが欲しかったです。
一つ物申したいのが、176分は長くない?いや、いいんですよ。尺は制作側がいろいろ考慮して決めてるんですから。映画としてはちょっと長めなだけあって、話のテンポとしてはまあまあゆっくりでしたね。映画の内容はすごく良いものに仕上がってると思うんですが、もうちょっと縮めるか、アクションシーンを増やせばもっと良い映画にできましたね。サスペンス要素に関しては申し分ないです。スリリングな展開もあったし、社会の残酷さ、理不尽さを風刺した描写もあり、強大な陰謀や残酷な真実が暴かれたときはちょっとした衝撃でした。社会の秩序というのはそう簡単に崩れるようなものではなく、覆せるものでもない。自分の置かれた立場を生涯全うしなければならない、というような立てられ方をしているのが社会というものなんでしょうか。理不尽はつきものですが、それをどう乗り越えるか、どうすり抜けるかを考え、それを実行する能力が生きるためには必要なのでしょうか。犯罪者はどれだけ喚いても一生犯罪者です。警察だって本当の正義を貫けているわけではないですよね。バットマンも正義そのものなのかといえば、そうとも言い切れない気がします。映画って自分のいる現実にも考えや気持ちを落とし込めるから面白いですね。
次のマーベル作品は何を見ましょうかね。
パラダイムシフト的
ロバート・パティンソンの演技、バットスーツ着用時とそうでない時のキャラの落差の演じ分けが絶妙だったせいか、確かに、バットマンというダークヒーローではあるんですけど、これまでの「正義」「守護」というよりは、「復讐」「虚無」に重きを置いた新しいバットマンだったかなあと感じました。強さやたくましさより「苦悩」「葛藤」も感じたかなあ。そういう意味で今までのものと一線画すと思います。
ストーリー云々はおいておいて、3時間があっという間に過ぎ去りました。続編が今から楽しみで仕方有りません。あるんですよね?ね?
今回はIMAX4Kレーザーで観ましたが、ドルビーシネマならどうなのだろうかという興味は湧いてきました。特に暗いところでの戦闘シーンですね。一部、真っ暗過ぎてよく分からないところがありまして・・・
(追記)
ドルビーシネマでも鑑賞しました。
映像の鮮明度、特に暗いところでの戦闘シーンは暗いのだけれどきちんと視認出来る鮮明さ、一方、「影」は影として表現されておりました。さすがのドルビービジョンです。期待通りでした。
音響も時折、爆音さながら迫ってくるバス、雨音の散り具合などもドルビーアトモスの表現力はさすがでした。
とにかく、きれいででかいスクリーンで観たいのだ!であればIMAXを、じっくりとストーリーを把握したいのならドルビーシネマをお勧めします。
あートイレ我慢できた。
外星人と対峙するシリーズは置いて
折角ノーランバットマンでアメリカを描き倒したのに
何故またリブート?
キャットウーマンを追っかける筋を入れてきたので
間が持たないことはなかったが
それでも3時間半はないでしょう。
基本生身のヒーローバットマンは敵の攻撃次第では
ピンチに陥る時もあるわけで
そこがハラハラ継続で自然とこっちもサスペンス感を勝手に
持ったりする。
で点数が高くなるのかね。
70点
2
アレックスシネマ水口 20220414
THE BATMAN ザ・バットマン
ダークナイトに並ぶ傑作
3時間全集中の没入感。様々な表情を魅せる多彩な黒、そこに浮かび上がる赤の芸術的センス。そして、雨。骨の髄まで伝わる重厚音。カーチェイス。エモーショナルな音楽。魂の抜けたようなブルースの目とカウルを被りオーラを放つ瞳の対比。"復讐"が希望に変わる。大傑作。
カーチェイスは
ザ・バットマンで一番胸踊る
迫力のシーンでした。
青白いあの色かっこいいです。
歴代一かっこいいバットモービルです。
バットマンの執事であるアルフレッドを演じたアンディ・サーキスは
シーザーやスノーク、ゴラム、キングコングなどの類人猿のイメージが強いから
人を演じる姿はかなり新鮮だし
必死に父親になろうとする感動の演技が素晴らしいから激推ししたいです。
自分の中のジョン・タトゥーロのイメージはトランスフォーマーのシモンズしかなかったから、ザ・バットマンの役はかなり新鮮でした。
ザ・バットマンの何が凄いって
リアルな作風に徹してるからこそ
バットマンがちゃんとコスプレの変人に見えるところ。
そして、意外と結構ある笑える台詞もシリアスな作風だから全然笑えないところ笑
ザ・ド傑作
リーブス監督が起用された時、ノーランとあんま変わらないんじゃないかって思ってたけど、同じリアル路線でも全然違う方向性だったからわからんもんですね。
ザ・バットマンの世界を
DCEUのマルチバースとして繋げることは大歓迎だけど
ダークナイト3部作とジョーカーは完全に独立した世界として繋げない方が魅力が保たれると思います。
『ザ・バットマン』世界拡張計画に関して
バットマンは他のヒーローのような超人パワーがない分、世界観や登場キャラクター、ヴィランがかなり魅力的だから、バットマン世界だけの独自のユニバース展開はアリだと思うけど、
ザ・バットマンは3部作向きであって
ユニバース展開には向いてないような気がします。
例えば、あのペンギンのスピンオフもわざわざドラマで作らなくてもいいと思います。
バットマン独自のユニバース展開やるなら、もっとライトな世界観(例えば、レトジョやマーゴットハーレイみたいな雰囲気)の方が向いてると思います。
ロバート・パティンソン渋くなったな
面白かったとは思います
色々頑張ってリブートしてみたけれど…。
お馴染みのアメコミヒーロー・バットマンというフォーマットにハードボイルドミステリー的ストーリーとド派手なアクションをバランス良く展開させて、3時間という長尺を一気に見せていく作りは見事。だが、ヒーロー映画特有の収まる所に収まる終わり方で、見終わった後は意外と無難な印象かな。。この作品のパラノイア的な雰囲気で進めて行くならもう少し救い様のない攻めた終わり方もあったと思うし、色々頑張ってリブートしたけどバットマン作品の最高峰「ダークナイト」のひりつきはさすがに越えられずって感じかなぁ。。。
ロバート・パティンソンのバットマンシリーズ中、最もダークなブルース・ウェインは良き。
イカれてるから引き込まれる。
現代のバットマンの魅力って、その狂人性にあるよね。
クリスチャンベール版もそうだったが、今作は更に闇の部分を色濃くする事で、ブルースウェインが如何に不幸の中にあり続けるかを描いているのが、ホント今っぽい。
とにかく、これまでのスーパーガジェットや見栄切りを出来るだけ排除して、ヒーローらしからぬ立ち振る舞いをするバットマンは、ジョン・ウィックを彷彿とさせる。
やはり今はこいうのが求められてるんだなぁ。
ロバートパティンソン演じるコミュ症ウェインが内省的に鬱々と戦い続ける姿が似合い過ぎる。
ただ、シリーズ化の話出てるみたいだけど、ユニバース化すると、一気に陳腐になりそうなので、単作で終わった方が後味含めて良さそうな気がするな。
レビュー
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