THE BATMAN ザ・バットマンのレビュー・感想・評価
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めちゃくちゃ良かったけど3.11に公開日当ててくるのは喧嘩売ってる?
クリスチャンベールのバットマンとはまた違った良さ
親を失った子の生き方や傷がひしひしと伝わるし、なぜ父親が殺されたのかも判明
DCってdetective comicの略らしく原点回帰なんですと
あとバットマンじゃないときのロバートパティンソンが影のあるイケメンすぎて推せる
しかしとにかく画面が暗い
IMAXで見たけどだいぶ暗かったから普通の映像だと目が死ぬ
あとね、大洪水が起こるの
それなのに3.11に当ててきてるの配給会社のせいなのかDCが喧嘩売ってるのかどっちか
映画館に注意書きも無かったし知らずに被害者の方とか見たらトラウマ蘇るレベルの映像だったよ
キスで悲しいメロディが流れる
時代の揺り戻しとしてキスがあるのは分かるけれど悲しいメロディが流れるのはさすがに古臭く見えてしまった。犯人が孤児院で育ち法廷会計士をしていると言っていたがよくやってるじゃないか。それにしたって、いかにもな知能犯過ぎる。孤児院×会計士って、バットマンの先輩がそんな映画で主演していたな。ジェフリー・ライトご外部の面倒見が良い頼れるおじさんなのは、どこかで見たなぁと思ったら007でした。
カーチェイスでカット割り過ぎなのが余計に見えてしまう。全体として照明のトーンは格好良くて、男性的ハードボイルドな仕上がりを目指しているのだろうけど、(その副反応として、ダサいキスシーンになってしまった) この時間の長さが気になってしまう。もっとスッキリしたハードボイルドを見たい。カート・コバーンも合ってるけれど、どうしても若くして死んだおじさんになるのを拒否した男の子の印象が強くなってしまう。なので、男子感が全体的に濃い。
物語として出される論点が多すぎるのかもしれない。ウェインの親の闇、検察や警察の賄賂、犯人の動機と出生、キャットウーマンの出生などなど、かなり多いけれどそのどれも決着はつけられないので締まりがなく見える。犯人は途中まで社会正義の為の犯行かと思いきや、島全体を破壊させてしまうので、何がしたいのかよく分からない。山場のネットコミュニティに襲撃させるのは議事堂襲撃がモデルか、それにしたって、デカい丸メガネをみんなで着けているのはミーム感が強い。ミームとしてのテロなんて笑ってしまうけれど、現実に則した結果、こうなってしまったのかな。アジアンヘイトクライムも意識しているよう。
ペンギンの造形が去年見たトム・ハーディのカポネを思い出した。それと、バットマンの目の下をスーツ着ている時に黒いチーク?を塗っているのが、不思議だった。マイ・ケミカル・ロマンスとかエモバンドの雰囲気。
それと、最初の市長に襲いかかるときに殴るより前に声を出ているのが、リアルでも無いしカッコ悪いが気持ち悪さ、不気味さを表現しようとしているなら良い演出だった。
エンドロール後はあるけど観なくても良い
映画2本分の内容を観られると思えばお得ですが、とにかく長く1本の映画としては内容がとても多く詰め込まれています。どんでん返しが多く、黒幕が誰なのか中々分からないのが楽しいです。新バットマンは吸血鬼からのコウモリ繋がりの人で特に違和感はなく、主役交代は成功だと思います。ただ作品の完成度は前シリーズの方が高かったと個人的には感じました。ラストの友達のくだりはエンドロール後に持ってくれば良かったと思います
後半が良かったかな
ダークヒーローという言葉に支配されている感じ、中盤まであまり乗れなかった。特に長ゼリフ多用には辟易。さすがの私も聞き取れない、ウソ、字幕読んでますが。みんな面白かったのかなぁ。
キャットウーマンのゾーイクラベッツは可愛くてスタイルもよくかっこよかったけど、マスクが鼻の下で繋がってて、江戸の盗っ人に見えた。
後半になってバットマンが活躍し始めてからはラストの別れまでは楽しめた。
悪役リドラーはビル・ゲイツ風でバットマンがブルースってバレてるんだが、ていうかなんで周りの人たちは気づかないのかってことなんだけど。そこ謎。
追記。映画秘宝の監督インタビュー読んでびっくり。バットマンになりたてで彼自身がよくわかっていない状態を描いたって。あの格好で世に出る時点で相当な覚悟が必要なはず、また限定的であれすでに警察との協力関係ができている状態、そんな曖昧な状態って設定が無理じゃろ。
楽しみにしてたけど
見終わったあと、、、妻、娘は全然ダメだったと。
画は最高だけど脚本と基本設定が…
バートン版とノーラン版、単体ではないもののザック版を視聴済みです。
画はめちゃくちゃかっこよくて非の打ち所がなかったです。バットマン役のロバートパティンソンさんの仕上がりも非常によく、ビジュアルが現代の好みにアップデートされた感じがしてめちゃくちゃ良かったです。
ただ、それを上回る感想として、バットマン、硬すぎじゃない?そもそもバットマンじゃなくない?でした。
防弾性能があまりにも高すぎて銃相手に一切避けることなくズンズン進んで行くんです。
バットマンとしての恐怖ではなく、絶対に倒せないモンスターとしての恐怖をバットマンに付加してしまうのは個人的には抵抗があります。
outlastを代表とする2010年代から主流となった絶対に勝てないモンスターから逃げるタイプのホラーゲームと恐怖の構図が非常に似通っています。特に孤児院でのちらっと人が見える演出はゲームそのものでした。
それに伴い、戦い方もかなりワイルドになっています。バットマンは銃で囲まれると負けてしまうぐらい弱いけれど暗闇と知能を駆使して戦うのが1番の魅力だと思っています。
暗闇から悲鳴が聞こえて誰だ!返事しろ!と言ってる間に仲間が誰もいなくなり、満を持してバットマン登場。叫ぶボス。
みたいなのがイメージでしたが今作は銃で武装した敵のど真ん中に突っ込んでいき片っ端からぶちのめす戦法です。要はスーパーマンだったりルフィの戦い方です。
今までのバットマンだと悪党は暗闇を恐れていましたが今作ではバットマンそのものを恐れている感じがします。その証拠に、悪党が暗闇を恐れるのは序盤のオープニングのみで他のシーンでは暗闇を一切恐れていません。
悪党はバットマンが視界にいなければ大丈夫みたいな感じでかなり大胆です。
やたらと硬くて絶対勝てないタイプの人間。それ、別に武装した警察でもいいんじゃない?という感じでバットマンとしての恐怖は感じなかったです。
それとバットマンの得意技、敵を吊るすもなんだかおかしかったです。今までのバットマンは無傷の敵を本人も気付かぬうちに吊るして無力化してそれを見た敵が恐怖におののいていましたが今作では敵の目の前でぶちのめした後に敵の目の前で吊るしたりしています。それって何の意味があるの?メキシコのギャング?
さらに銃に対する考え方の違和感が凄いです。
両親を銃で失ったバットマンは銃を絶対に許しません。敵を倒すよりもまず銃を破壊します。
バットマンといえば銃=絶対悪というイメージでしたが今回は銃を撃ちこそしないものの銃で敵を殴打しています。特に受け入れ難かったのが敵の弾を避けて後ろの敵に当てるシーン。
バットマンであれば自分の視界内で銃で人が死ぬのを絶対に許さないはずです。後ろに敵がいることを察し、自分が盾になってでも人間を救うバットマンが最高にカッコよくて大好きなんです。今作のバットマンは銃で敵が死ぬことに対して何も思っていないように感じました。
悪党であれど絶対に命を助けるのがバットマンですが、終盤の敵が落下するのを見向きもしていません。
今までのバットマンは正義に取り憑かれ、ある意味でジョーカーよりもサイコパスでしたが今作は常にポケットに正義と書かれた教科書を忍ばせている感じでバットマンとしての正義は感じられなかったです。
また、リドラーもサイコパスとしての魅力は全く感じられませんでした。
フィクションにおいて魅力あるサイコパスといえば信念が強くてしかもその主張自体が同意できる。ただ、行動は同意できないといったものでしたが今回のリドラーはただの駄々っ子と言うかサイコパスに憧れるニートみたいで痛々しかったです。
信念は街を正すことかと思いきやただの駄々っ子?という感じでいまいち共感できませんでした。
設定に忠実にリドラーを理解するのであれば彼はナゾナゾを通してでしか人とコミュニケーションを取ることが出来ないのです。だからこそ孤独感を感じていました。
そこに現れたのがバットマン。自分のナゾナゾを次々と解いていく。自分の人生において初めて現れたのがバットマンだったのです。言うなれば理想の恋人。
ただただバットマンに振り返ってもらいたくて仕方なく事件を起こす。自分が苦労して考えたナゾナゾを解いてもらうのが嬉しくて嬉しくてたまらない。自分はバットマンにナゾナゾを解いてもらうために生まれてきたのだと思うはずです。
だからこそ、バットマンを標的にするメリットが全く理解できませんでした。
もしバットマンがいなくなってしまったら、彼の人生は砂糖抜きケーキのように味気なく、虚しくなるはずです。
結局今作のリドラーからは正義に取り憑かれたバットマンのような信念も、雨上がりの水たまりに長靴を跳ねさせる小学生のような可愛らしさや無邪気さは一切感じられませんでした。
人物像としては何となく英語セブン見たらやってみたくなったぐらいの感じでおそらくジョーカーに会ったらあー、そうだよね。うん。みたいな感じでドン引きしそうな普通の人に見えました。
主演の方は大のバットマン好きとのことでしたがこの脚本に違和感は感じなかったのでしょうか?
バットモービルがただ早いだけの車だし。ボンドカーみたいなギミックは一切なし。
映像が格好良い
僕は友人の勧めでクリストファーノーラン監督のバットマンを観たのがきっかけで興味を持ったもので、他の作品を全然観ていないので設定などには詳しくないのですが、とにかく映像が格好良かったです。
写真などで時々見かけるような対象にだけピントを合わせて背景を全部ぼかして見たり、雨の中を歩くバットマンの足元を映したら静かに歩いているのに雨水を蹴散らしていたり、バイクのヘッドライトがカメラ方向へ向いた瞬間に映像が光で一瞬白くなったり、暗闇で銃器を撃つ瞬間だけ銃火で当たりが照らされてシルエットが見えたり。
とにかく映像の表現が素晴らしく格好良い。
堤防が爆破されて街が洪水に飲まれたときに、バットマンが発煙筒のような物を焚いて火を灯して被災者に手を差し伸べる場面なんか、しびれました。
冒頭、駅の構内で復讐と名乗り、その後も度々復讐と呼ばれていたバットマンが、なんだか希望のように見えました。
バットマンは作中で市長の子供をじっと見ていたけれど、良い父親だと思っていた市長に隠された裏の顔があって、そのために市長は命を失い、取り残されてしまった子供。
ブルース自身も、善人だと思っていた父が実は殺人者だったという裏の顔が見えて、同じように父は死に、取り残された、市長の子供と似た境遇が明らかになったり、お話の内容としても良かったと思います。
物語の途中で、爆弾の爆発に至近距離で巻き込まれたり、警察署の建物の屋上から飛び降りたり、結構激しいことになっていたのにちっとも汚れなかったバットマンの顔が、事件後救助活動の手伝いでは真っ黒に汚れていました。
悪党にとっての恐怖であるように、闇に紛れて街を見張っていたのが、光の中で泥やススにまみれて人々に尽くすように変わりましたし、救助された女性がすがるようにバットマンのことを握っていました。
闇から光に、恐怖から希望に、バットマンの存在が少し変わったように思います。
お話としても良かったし、素晴らしい出来だと思いました。
ただ、普段2時間程度の映画ばかり観ているので、長くて疲れましたね。
暗い
全体的に陰鬱な雰囲気のまま進み、それに応じて画面も暗いw
まぁそれはそれとして、今回はバットマンは賛否分かれそう。
DC系はちょっと方向性がうまく行ってない気もしたけど、今作は個人的には好き。
ダークヒーローという点は変わらないんだけど、ドラマ性がかなり重厚。
だからといってアクションを見せるところは見せていて、見応えもある。
暗くてわかりづらいけどw
中途半端にならず、ドラマを見せる、無駄にヒーローしすぎない、というところが定まっていて、雰囲気は暗いのに見やすかったな。
ただ、個人的にはダークナイトをもっとシリーズ化して欲しかったなw
まぁ今後にも期待。
ゾーイ・クラビッツが魅力的だった
両親を殺されたブルースは復讐のため、夜になると黒いマスクで顔を隠し、犯罪者を見つけてはねじ伏せて悪を倒すバットマンになろうとしていた。そんな時、権力者が標的の連続殺人事件が発生し、知能犯リドラーが犯人として名乗りを上げた。リドラーは犯行の際、なぞなぞ、を残し、警察やブルースを挑発していた。やがて政府の陰謀やブルースの過去、彼の父親が犯した罪が暴かれていくという話。
全般的に暗くてバットマンはヒーローなんだろうけど、ヒーローっぽくなかった。黒いコウモリだからかなぁ?金色のコウモリなら良かったかも。それじゃあ黄金バットになっちゃうね。
リドラーの周到な犯行の準備は素晴らしく謎解きは面白かった。
セリーナ役のゾーイ・クラビッツが小柄だけどスタイル抜群でアクションも素晴らしくて魅力的だった。
面白さ期待以上◎
予告を見た限りでは、観る気が起きなかったが、いつものごとく評価の高さに釣られて早速観賞。
さっすが評価の高さに頷ける。
陰気だが美しい画に力があり、哀しみと怒りで静かに燃える赤がテーマのリーブスバットマンも悪くない。(青く燃えていたノーランバットマンも大好きだ)
任務を終えたバットマンが、帰還後に任務記録をレビューし出力・考察するくだりも、素直に感服しました。(この影の努力があってのスーパーヒーローだったんだと思うと、キャラクターの厚みが増して魅力的に映りました)
冷める演出も無い。全てが味わい深い。
(レザー製マスクの傷や欠けも計算通りなんでしょうね!)
面白映画の共通点でもある、期待を煽って何も起きない(面白い脚本でなければ使用厳禁な)思わせぶりの肩透かし演出もあったし。(控えめな予告編といい、面白さを確信していたな。)
リドラーの謎解きを主軸に、孤児ブルースウェイン、両親の死の真相、恋心、汚職、復讐劇など、テーマや展開を破綻させずに上手に脚本に落とし込んでいてあっぱれです。
スペイン語の謎解き解釈のくだりは、理解が追いつかなかったけど、(翼の生えたネズミは、飛べない鳥ではなくて、ハヤブサだったというオチの理由とは?)全く飽きずに3時間弱を楽しめました。
憎たらしさを垂れ流して逃げるペンギンを、静かに怒るコウモリ男が追いかけ回す炎のカーチェイスで味わう爽快カタルシスだけでも映画館代の元は取れた。
親子のトラウマに向き合う後半戦も、思わず代替案は無かったのか?哀悼の確信犯なのか?と心配してしまった見応えあるクライマックスも、ある意味心をもてあそばれてしまったことを含めて、今年のベスト面白かった映画と言えるでしょう。
怒りと哀愁が漂う右斜めに構えた上目遣いの決めポーズを乱発されても、嫌な気が起きるどころか、歴代1番のカッコ良さなんじゃないかと思わせるパティンソンバットマンは、続編が出たら絶対観ますね!
ダークナイト味
終始、暗いピアノの旋律が流れる、ダークでノワールなバッドマン。ロバート・パティンソンが悩み多きバッドマンを好演。ブルースが暗過ぎて、目の周りを黒く塗ったのは、はじめノイローゼかと思った。リドラーにどんどん精神的に追い詰められる様は息が詰まる。
リドラーもジム・キャリー版と当然違う。リドラーってイカれてるけど、もっと明るくなかったっけ?
また、クライマックスの混乱とか、ダークナイト味を感じた。バトルは一番リアルかも?ガジェットの使い方とかも。
暗闇の演出とか、タイトルロゴの出し方とか色々凝ってて楽しめました。あと、キャットウーマンがかっこよすぎて、暗い映画の一服の清涼剤です。コリン・ファレルも特殊メイク凄い!
エンドロールの後の演出も遊び心があって面白い。
全編通した暗い雰囲気にハマりました
虚像のダークナイトシリーズから、ついに実像のバットマンへ
映画『ダークナイト』以降の印象が強いバットマンーーしかし、ここで傑作がきた。
先に言及しておきますが・・・
『ダークナイト』からバットマンを好きになった人には、あまりオススメできません。
恐らく日本で最も印象深いバットマンは『ダークナイトシリーズ』。
『ダークナイトシリーズ』からバットマンを好きになった人も多いだろうが、あれがエンタメ化したバットマン。つまり虚像。ただ、「ダークナイト」のバットマンを否定はしてる訳じゃない。
でも、『THE BATMAN ザ・バットマン』こそ「限りなく本物のバットマン」なので、ニュアンスがだいぶ変わる気がします。
●ヒーローへの認識の違い
アメリカのヒーローは日本のヒーローと違う。
日本では弁護士や刑事などが正義として描かれる。それは、悪のカウンターだ。
一方、アメリカのヒーローは夜な夜な秩序を守る慈善家だ。
アメリカのヒーローは献身的な自己犠牲の慈善活動家と言える存在であり、だからこそ自らを蔑ろにして人の尽くす姿に共感を得られない事もある。
日本の正義とは根本考えが別物であることを留意してほしい。
●バットマンの本質を描いた作品
『THE BATMAN ザ・バットマン』はDCコミックの中にいるバットマンというヒーローの本質。
そして、あり方を正したような気がした。
バットマンは子供の時、自分がコウモリを怖がったことがきっかけで両親を亡くす。
つまり、バットマンは自らの恐怖を乗り越えようとする人間でもある。
本質的にバットマンは復讐者だ。
悪を憎む=悪への復讐者。
犯罪への復讐者であり、邪心への復讐者であり、弱かった自分への復讐者である。
けして、悪人への復讐者ではない事をしっかりと描いた。
●正しい異名は?
バットマンは「World's Greatest Detective(世界最高の探偵)」、「Caped Crusader(ケープを纏った十字軍騎士)」という異名を持つ。
実は本質的にはこの2つの方がバットマンを正しく表している異名でもある。
今回のバットマンはヒーローというより、混沌のゴッサムシティにおける探偵。
そしてクライマックスに訪れるシーンによって、まさに「人々を導く騎士=十字軍騎士」であることを証明したのだ。
●総評
個人的にはアメコミヒーロー映画における最高傑作の一角。
近年のヒーロー映画。そして、バットマンの世界観における映画シリーズに対するアンサー。
DCヒーローとはどういうものか世界に示した作品に感じた。
「教えてやるよ。これが本当のバットマンなんだ」
そんな意志を制作側から感じ、胸を張ってバットマンを描いたと感じた。
でも、日本で受けるかは微妙だ。
ハッキリ言って選り好みする作品だと思う。
DC特有のダークで文学的で悲壮的な部分を、ヒーロー映画で臨むのだろうか?
赤いスーツで有名な映画『JOKER』はかなり原作に近い存在だったが、『ダークナイト』のジョーカーを想像した人からは不満も多かったはずだ。
今回のバットマンも初期の原作に近い存在なので、不満は多いと思う。
正直言って、ダークナイトからバットマンを好きになった人にはちょっとオススメするのをためらう。
タイトルなし(ネタバレ)
ダークナイトには敵わないけども、まぁまぁ面白かったです。
物語は市長の暗殺から始まる。ゴッサムシティは市長選の真っ只中。現職の市長の思惑が外れて苦戦している報道がテレビで流れる。市長は不満を漏らすが、背後から男に襲われる。、、、
市長宅に警察とバットマンが訪れる。市長の第一発見者は市長の息子であった。遺体と共に犯人からのメッセージが残されている。
ここから、バットマンは犯人の残したメッセージを手がかりに、犯人に近付いていくことになる。バットマンは知能が高いようで、犯人の残したなぞなぞを簡単に解いていく。
ゴッサムシティは相変わらず腐っている。
コメディ要素は殆ど無い。シリアスなシーンが続く。カーアクション、バイクアクション、敵との戦闘シーンなど、エンタメ要素は十分にあったのだが、3時間となると辛いものがある。
ダークナイトには勝てないが、それでも十分に面白い。もう少しコンパクトにしてくれると疲労が無く、観賞しやすいかなと思う。
主役のロバート・パティンソンの演技は素晴らしいと思った。
津波もどきありなので注意
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