THE BATMAN ザ・バットマンのレビュー・感想・評価
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光と闇の対比が素晴らしい。
先ず、今作品を観るにあたり、前作を観るべきか悩んでいる人には伝えたいのは、先ず観てほしい。
ダークナイト3作品と、ジョーカーを観ればより深く色んなことに気づけて楽しめる。
*今作品視聴後、未視聴者ならスーサイドスクワット、バットマンvsスーパーマンをお勧めします。
ダークナイトで描かれているバットマンとは大きく異なる点があるのは、表舞台に出ている主人公が少ないことや、使用している武器に現れている。
変声器や、インターネットの回線を利用した逆探知器、バッドモービルなど。
今まで描かれていたバットマンの過去を深掘りし、主人公が親の死に触れていくにあたり今まで知られることがなかった闇が暴かれる。
闇そのものと主張する彼は、復讐にかられるが、闇を知るにつれ、闇に囚われて行く人から復讐が更なる復讐を生むことに気づいて行く。
バットマンとトーマス氏の表と裏の真理を、上手く表現した作品。
無駄な音楽がなく、よりリアルなアクションには見応えを感じました。
正直、今作に低評価をつける理由が見当たらない。
コウモリ ネコ ネズミ 暗黒街凶戦
スパイダーマンは2度リセットされたが、それを上回るのがバットマン。
60年代のポップなTV版、ティム・バートン版、ジョエル・シュマッチャー版、クリストファー・ノーラン版、DCユニバース版…。
さらにTVアニメやレゴになったり“ニンジャ”になったり…。
作風や世界観も多種多様。他のヒーローとは違う“ダークヒーロー”は作り手の創造を刺激する。それだけ魅力的な作品とキャラ。
そんなバットマンがまたまたまたまた…新生。
バットマンの“ダークさ”を決定付けたのがバートン版。
圧倒的なリアリティーをもたらしたのがノーラン版。
これらは誰もがイメージする“バットマン像”。(いやいやいや! 往年のポップなノリこそバットマン!…と言う人もいるだろうけど)
今回はヘンにそれを覆そうとはせず。それらを継承しつつ、今回もまたこれまでとは似て非なる。
よりダークに!よりバイオレントに!より重厚に!
ノーラン版に引けを取らないKO級のバットマンであった。
もう本当にダーク。作品を一言で表すなら、これに尽きる。
劇中ほとんど雨夜のシーン。まるで、光など差した事が無いような。
そんな天候だけではなく、“ゴッサム”という街そのものがそうなのだ。
犯罪、暴力、殺人…。常に街の何処かで起きている。
政治家、法の番人、慈善家…この街をより良くしようと悪や犯罪と闘う者たち。
が、その“仮面”の下は…。
“嘘”で塗り固められている。
彼らがしてきた事は、汚職、隠蔽、賄賂、闇との繋がり、保身…。言えば言うほど気が滅入ってくる。
皆、病んでいるのだ。
彼らを蝕んだのは自分自身の弱さであり、彼らを覆う環境。
これまでのゴッサムは犯罪が蔓延る街だったが、そんなんじゃない。ゴッサムそのものが病んでいるのだ。
一部の者がその耐性が出来、そこから漁夫の利を得ている。
ほとんどの人が何も知らぬまま、平凡に生きている。
彼らは社会のヒエラルキーの上層部や中腹。
では、最下層は…?
ゴッサムに見棄てられた護られなかった者たち。ゴッサムの“嘘”の犠牲者たち。
そこから生まれてくるのだ。“恐怖”や“復讐”は。
バットマンもリドラーもゴッサムが産み落とした代償と言えよう。
片やゴッサムの悪や犯罪と闘う闇のヒーロー。
片やゴッサムをパニックと混沌に陥れる狂人。
さらに言えば、恵まれた大富豪と誰も存在を知らない孤児。
立場や正体は真逆だが、根底の動機や抱えるものには近いものを感じる。
ゴッサム再開発という夢半ば、何者かに殺された両親。父の意志を継ぎ、自ら“恐怖”となって“復讐”を果たす。
その再開発という名目の下で、虐げられた子供の一人。その“罪”を暴き、自ら“恐怖”となって“復讐”を果たす。
恐怖を武器に、自身は復讐者。
極端に言えば、ヒーローとヴィラン。言動もやろうとしている事もまるで違う。
が、一歩踏み間違えれば…。
表裏一体の善と悪。
もう一つ、等しいものを感じるのは、手段を厭わない。
悪を葬る為なら、情けは無用。相手に徹底的に恐怖の制裁を与える。時には、殴り続け殴り続け殴り続け…。
これほどまでに暴力的で激しいバットマンは初めて。
何が彼をそこまで狂気的に駆り立てるのか…?
ターゲットを奇襲し、残忍な手口で殺すリドラー。謎を仕掛け、時にはその模様を生配信。
ベースとなったのは犯罪史上初の劇場型殺人事件である“ゾディアック事件”。戦慄の殺人ショー。
単なるヒーロー映画のヴィランではなく、異常なサイコ・キラー。
今回登場のヴィランは皆そうなのだ。
現実に存在する人間であり、犯罪者。
ネコの不思議な力で生き返ったり、外見も変貌し下水道でペンギンと暮らしてもいない。
友人を救おうとする彼女も復讐者。
大物マフィアと繋がりある犯罪者。
リドラーもかつて登場した時のようなコミカルさやおちゃらけは微塵も無い。全く以ての別キャラ。
リアルであればリアルであるほど、存在感や恐怖を感じる。
バットマン自身もそう。
単独作としては最長の3時間。
バットマン映画とは言え、その長さで、暗く重い。
見る前はさすがに身構えるが、見始めたら一気に作品世界に引き込まれる。
リアルなのはキャラ像だけではない。
リドラーが仕掛ける謎を解明していく。
謎解きは高難度過ぎなのが困りものだが(って言うか、こちらが考える間もなくバットマンが解いてしまう…)、じっくり系の犯罪捜査サスペンスの醍醐味は充分で見応えあり。
ダークヒーロー映画であり、犯罪サスペンスであり、捜査劇であり、ホラー映画のような赴きも。
ドキュメンタリータッチの『クローバーフィールド/HAKAISHA』、リアルタッチの『猿の惑星:新世紀』『~聖戦記』などのマット・リーヴス監督の手腕が存分に活かされた。
ただ暗く重いだけではなく、アクションもインパクトあり。特に中盤のカーチェイスの迫力と圧巻さと言ったら! 間違いなく、バットマン映画最爆走のカーチェイス・アクション!
激しさだけではなく、ペンギンの車のバックミラー越しにジャンプしたバットモービルが炎と共に現れるシーン、横転した車の中のペンギンにバットマンが炎をバックに近付いてくるシーン…画作りはいずれもしびれる!
仄かに惹かれ合うバットマンとキャットウーマン。バットマンとゴードンのバディ。バットマンと支えるアルフレッド。そして、バットマンvsリドラー…。
3時間も納得のボリューム。飽きも無駄も無い。
映像も音楽も一級。
ロバート・パティンソンによるバットマン/ブルース・ウェイン像もこれまでとは全然違う。
大富豪やプレイボーイの顔は消え失せ、全てを遮断し、孤独の中に生きる男。何かに取り憑かれた病的な姿を感じさせる。
演技派として活躍目覚ましいパティンソンが、複雑なヒーローを熱演。
ゾーイ・クラヴィッツのキャットウーマン/セリーナも新鮮。初のショートカット、怪人や怪盗ではなく、己の信念を貫く戦士。
お馴染みのゴードンとアルフレッド、今回も心強い。ジェフリー・ライトとアンディ・サーキスが好助演。
口悪さが妙にリアルで唯一ユーモア感じさせるコリン・ファレルのペンギン、リアル・マフィアのようなジョン・タトゥーロも存在感あり。
中でもやはり、ポール・ダノ。
マスクとコスチューム姿は不気味さを漂わせ、ラストの素顔を見せた時の異常さは、かつてジム・キャリーが演じてヘンなイメージを植え付けたリドラー像を一新させてくれた。
さすがの演技巧者。それだけでも称賛に値する。
(また、ラストのリドラーの独房の隣に居たのは…? 明らかに、“奴”。続編が作られるのなら、再びバットマンとの対峙を是非見たい!)
リドラーの武器は、謎。その題材は、嘘と真実。
偽りの仮面の下に隠された衝撃の真実が、一つ一つ暴かれていく…。
市長、本部長、検事の嘘。その罪。
許されるものではない。しかしだからと言って、個人が復讐の為に命を奪って良いものなのか…? 罪には問われるべき。ならばその前に、公正な裁きを。が、その正義すら信じられないこの街。
バットマンにとって衝撃だったのは、両親の過去。父を理想的な“正義”と信じ、自分の今の行動はそんな父の背中を見て…。父はこの街の犯罪者と同じく、蝕まれた偽善者だったのか…? ならば、自分は…?
ゴッサムの罪と嘘を暴こうとするリドラーは、もしかしたら異常者ではなく、真実の伝導者なのか…?
リドラーの裁き。
バットマンの苦悩、葛藤。
ブルースの父の真実。
ゴッサムそのものの嘘と罪。
それらと闘い、救済する手立ては…?
背筋が氷り、全てを洗い流すテロ行為でも、それこそ軍事侵攻などでもなく、きっとある筈だ。
恐怖や復讐に囚われる事なく、自らの信念と正義を信じ、その“シンボル”となれ。
そうすれば、世界は後に続き、立ち上がる。
サスペンスをバットマンというモチーフで。
ジョーカーからの期待が高すぎたか?
本日観てきました。
序盤から中盤にかけて薄暗いイメージで常に雨が降っている。
ゲームの「バットマン:アーカムナイト」を思い出すくらい常に暗くて雨が降っていた。
事前に観ていたトレーラーでバットマンが人を何度も殴り倒してる暴力的なシーンがあったので不安になっていたが、あれはラストでヒロインのセリーナが殺されそうになっていたところをバットマンが助けようとしていたのだが、バットマンが大怪我をしていて意識が朦朧としている最中にバットスーツのボタンを押したら強心剤のような効果がでて一時的に興奮しまくっていたので、殴り倒していただけだったということが判明した。つまり別にバットマンが狂ってるわけでなかったということ。
全編通して相変わらず不殺を貫いているのでご安心を。
映画の内容はリドラーによる連続殺人事件を解決するお話しでした。
最初市長が殺されてリドラーから出されるナゾナゾをアルフレッドと共に解いていきながら捜査していく。
次々とお偉いさん達が殺されていく中、今回の事件は過去のトーマス・ウェイン(バットマンのオヤジ)がもともと関わっていた再開発計画というのが原因だということがわかってくる。
そしてリドラーはその再開発する予定だった孤児院出身者であることが判明して、トーマス・ウェインが賊に殺されて再開発の話が流れてしまったため、リドラーを含む放置された孤児院出身者たちの恨みが爆発したのが今回の事件の全貌。
今回のバットマンはすごくリアル系に寄せていて、空を飛ぶことも出来ず、ビルの屋上から飛ぶときに、一応高いところから飛ぶときのためにスーツを膨らませるみたいな機能はあるようだったが、半分落下するように急降下で落ちていって地面で転がって車や壁にぶつかってめちゃくちゃ痛そうだった(笑)
空はハンググライダーのように飛べなかったが、目には最新式のコンタクトを入れていて録画が出来たり映った人物が誰かなど調査する能力も持っていてすごかった。コンタクトがこんなに凄いのに空を滑空することは出来ないバットマン、ゴッサムシティの技術が進んでるのか遅れてるのかよくわからない(笑)
今回のお話はスーパーヒーローバットマンというよりはサスペンスの探偵バットマンといった感じでリドラーの連続殺人事件を止めれたわけでもなく捕まえてもいない。(リドラーを捕まえたのは警察)
最後に市長候補のおばさんと市民を助けたくらいがお手柄だろうか。
全編通してめっちゃ盛り上がったかって言うとそうでもなく、いつもの勧善懲悪なバットマンを楽しむことは期待できない。このリアル系に寄せるのは映画の「ジョーカー」に近い感じで悪くは無いと思いました。なので続編があるとしてもこのままリアル系の本当にいそうなバットマンとして事件も登場人物も本当にいそうなある意味ぶっ飛んでいない現実的なバットマンになっていくかと思います。それはそれでMARVELの映画と棲み分けできて良いのでわないでしょうか。
といった感じでザ・バットマンの世界にはジャスティス・リーグにいそうな超人は存在していない模様。おそらく「ジョーカー」からはDCEUとは違うバースなんでしょうね。
というわけでこれからのリアル系バットマンに期待を込めて評価は4.0をつけておきました。
やっぱりBATMANだな
ヒーローものに入れていいのか迷うけど、小さい頃からヒーローものの中では1番バットマンが好きだったので、今回も楽しみに♪
しかも、トワイライトの時から少し気になってる俳優さんのロバート・パティンソンがバットマン役だし、観るに決まってる(笑)
上映時間が3時間近くあるので、もし、万が一とてもつまらない映画だったらどうしよう…と少しの不安を抱えつつ入場。
やっぱりBATMANはカッコイイ!
悲しいヒーロー、ダークな世界観、乗物のカッコ良さは健在!
私は小さい頃なんでバットマンが好きだったんだろう?って思う位ずっと暗いシーン。
きっと単純にあの黒いバットマンスーツがかっこ良くて好きだったんだろうって思います(人 •͈ᴗ•͈)
今回は、キャットウーマンのセリーナも強くてスタイル良くてカッコイイ女性でめちゃくちゃ素敵でした。
強いのに色気あるって、ズルいです(≧▽≦)
あとは、ずっとバットマンと相棒でいてほしいゴードン刑事★
バットマンに負けないくらいカッコ良かった!
3時間はあっという間に過ぎてました。
ダラダラ長いだけの映画だったら…なんて心配無用でした!
1番面白かったシーンはバットマンとペンギンのカーチェイスのシーンです!有りえない馬力のバットマンの車の迫力も凄かったし、ペンギンのマヌケさも面白かった(笑)
バットマンシリーズまた観たくなった!
TSUTAYAに行ってバットマンシリーズ借りちゃおう!
名探偵バットマン
バットマン
DCコミックスの出版する漫画に
登場するスーパーヒーロー
戦前から創作され架空の犯罪都市
ゴッサムシティで
表向きは慈善家の孤児
ブルース・ウェインながら
その実態は執事アルフレッドの
協力で人知れず
悪人を懲らしめライバルの
ジョーカーやペンギンらと日夜
戦い続けている
アニメや映画など様々な展開を
続けている
忍者になった事もある
マーベルに対抗するように
しょっちゅう映画化されてる
バットマンだが
クリストファー・ノーラン
による刷新以降陰鬱な
世界観がフィーチャー
され2019年にはいまだに内容の
考察に議論がなされるスピンオフ
「JOKER」も話題となった
今作はバットマン初期のまだ
ロビンらと戦う以前の頃を
リメイク?リブート?という
感じでまあマーベルと同じ
ような仕切り直しシリーズ
もう今後展開する何かの一部
かのように予告で既に
別のバットマンが出てきて
なんかやってる様にはもう
ウンザリした感じあります
個人的に一連の
アメコミユニバースに食傷気味
なのもありますが
で今作は予告などの世界観からも
JOKERの世界観を踏襲した
暗い暗い心象風景みたいな
感じなんでしょ?と箍をくくって
いたらえらくフツーに淡々と
展開するミステリーでした(笑)
こないだのナイル殺人事件より
ミステリーしてたよ
ただテーマ自体は
名士の表の顔と裏の顔
みたいなのを許せない
会計士出身の殺人鬼リドラーが
殺して回るうちブルースが
尊敬する父についての
闇の部分を示唆されつつ
真相を突き止めるもの
ですがお話部分は今更感全開で
もうすこし捻りがないのか
と常に思ってしまう感じ
この映画180分もあるんですよ
その割には同じようなセット
同じようなビジュアルが
行ったり来たりで
さすがに冗長的
コリン・ファレルのペンギンも
確かに誰だかわからないくらい
すごいメイクしていますが
あまりに変えすぎて
もうこういう顔した人でよくね?
って感じの空回り感します
あとレニクラの娘ゾーイの
演じるキャットウーマンの
マスクが日本人には
泥棒の「鼻掛け」にしか
見えなくてなんかしまらない
(いやまあ確かに泥棒なんだけど)
ただ主役のロバート・パティンソン
「TENET」では特有の意味深キャラで
話題となりましたが今作の
どこか影のあるピュアな青年役も
ハマってました
アクションはあんまりぎこちない
感じでしたが最初期のバットマン
という設定ならアリなのか?
あと日本でも3・11公開で
終盤のあのシーン
おいおいマジかって日本人は思って
しまいますよね
他意はないと思いますが
別の意味で唖然としました
製作のご都合でまた真っ新な
リメイクされたりまたごちゃごちゃ
やるんだろうなと思うんで
そろそろ次はスーパーマンか?
とか思っちゃいます
でもこんだけブーブー言いながら
暇だったら観に行くんでしょう(笑)
怖いわ…笑
探偵ものとか、謎解きが元々好きで、
原作も知らないので
ずっとドキドキしながら観れた。
評価が分かれる作品だと、
観る前から聞いていたので、
自分はどっちかな…と不安だったが、
とても面白かった。
ダークな感じが好き。
王子様みたいなイメージのある
ロバートパティンソンなので、
ちょっと…え…?と思っていたけど、
全く問題なかった。
地獄の果てまでも追いかけてきそうな
カーチェイスのシーンとか、
笑ってしまうほど怖い。
なりふり構わず、やりたい放題…
まあ、ダークヒーローだからね…
ゆっくり近づいてくるシーンとかも
めちゃくちゃ怖いわ…笑
でも、完璧な感じじゃないのも凄く良かった。
若さゆえか。
街はとんでもない事になっているけどね。
ペンギン捕まえるためとはいえ、
トラックの大爆発…絶対死人出てるでしょ。
詳しくないから分からないんだけど、
最後のシーンは、ジョーカーなのかな?
早くも続編の話が出ているみたいなので、
またきっと観に行く。
#バットマンエモい
予告当時から気になっており鑑賞。恥ずかしげもなくジョーカーを越える(笑)と謳い文句を使っている割には起伏が少ない凡庸な仕上がりでした。90年代の作品だったらありなのかも知れませんがセブン、ソウ系のバットマンがどう動こうがヴィラン側が勝ち確なサスペンス展開が飽きさせるしもっと短縮できたと思う。また、キャットウーマンが出る時点で覚悟はしてましたが童貞くさい恋愛劇に途中何回も席を立ちかけました...
ジョーカーを意識してヴィランを地味目にすることによりバットマンにスポットを当て彼の内面を掘り下げようとしてるのは分かるのですが新鮮味がない何回も見た事のあるバットマンで残念でした。登場キャラが被るティムバートン版リターンズを観たくなったのが唯一の評価ポイント。
魅力を何層にもとじ込んだ傑作!
ズバリ「渋さ」満点の、何層にも魅力を詰め込んだ映画だと感動しました。ずしりと心に響きました。どんでん返しの凄さに、是非観て欲しいとただただ思うばかりです。ラスボスやエクストラボスがわかった時の衝撃に、飛び上がらんばかりでした。人生の暗い過去がバットマンを苦しめ、いつも雨が降っている都市は、暗闇のようなイメージがつきまといますが、空を飛ぶバットマン、快音を立てて走るバットマンの車を見た時には、まさにヒーローの面目躍如で拍手です。ストーリーの中で注目するところは、ヒロインの愛がバットマンを救うところ、最初は復讐の燃えていたバットマンが、希望を作ることに生き方を変えたところでしょうか。3時間近くの大作でしたが、面白すぎてあっという間の至福の時間でした。少年を救う名場面のバットマンに号泣しました。
ゴッサムシティという社会への復讐劇!
色々な意味で惜しい!
キャスティングはすごく良く、豪華な俳優陣が立派に演じきっています。
ただ、3時間もあるのにストーリーにこれといった盛り上がりがない。始まりのテンションのまま淡々とストーリーが進行し、少し盛り上がって終わりを迎えます。次回作への含みのある終わり方でしたが、それまでがあまりに淡々としすぎていたため、次作への期待を抱くまでには及ばずでした。
リドラーの出してくる数々の謎々も、回数を追うごとに難解になったり、ストーリーに深味を与えるわけでもなく、同じレベルの謎々を何度も出してくる。解答も「なんじゃそりゃ」といった感じ。
アクションシーンに関してはほぼ予告編以上のものも見られなかったです。今回のバットマンはヒーローというより、初期コミックの頃のような探偵に近いということは、製作陣が公開前に公式に述べていましたが、それでもやっぱりバットマンはヒーローなわけで、観る側はせめて予告編以上のアクションシーンを期待してしまいます。
バットマン以外のキャラが立っていない。これは俳優の演じ方というよりも、映画の演出そのものに問題ありとかんじました。
ノーラン版バットマン以降、リアルさを突き詰めて登場人物も現代社会に本当にいそうな雰囲気を醸し出していますが、今作品は逆にコミックで親しまれてきたキャラの個性を殺してしまっています。(特にペンギン)
クリストファー・ノーラン版はそこは本当に上手く見せていたと思います。さらに言えばこの方法は、ノーラン版のリアルさをいい意味で継承しつつ逆転の発想をついた「ジョーカー」まででやり尽くされた感があります。
だからこの映画の見せ場も明らかにこれまでに観たことがあるようなシーンばかりで新鮮味がありませんでした。
「ダークナイト」よりもダークに…という思いもあったのだと思います。クリストファー・ノーランも「ダークナイト」制作時にもっとダークにすることはできたと思いますが、それをしなかった。なぜクリストファー・ノーランは「ダークナイト」であれ以上のダークさを追求しなかったのか…。その理由をこの映画で知ることが出来ると思います。
脚本に矛盾を感じるシーンもあり、ゴードンはなぜバットマンを警察署から逃す時に「屋上へ行け」と行ったのか。屋上に逃げたバットマンは明らかにその高さにビビっており、あのウイングスーツの機能も実戦では初めて使いました的な感じがしました。
バットモービルもいつからあそこに停まっていたのか、しかも登場の仕方が「バットマン・ビギンズ」とほぼ同じだった。
酷評するつもりはありませんが、この映画は決してつまらないというわけではなく、観ている限り名作になりうる可能性を感じました。しかし、色々なところが惜しすぎる。
私はこれまでのバットマン映画を愛しているからこそ、今回も心を鷲掴みにして欲しかった!本当に惜しいんです!
名探偵ブルース降臨。
バットマンシリーズはDCEU、ジョーカー、ダークナイトシリーズを観ている程度の人間です。
感想
ダークナイトシリーズの様なリアル寄りのバットマン作品でカッコよかった。アクション要素よりサスペンス要素多めでその点は意外だった。
・物語
物語はこれまでのバットマンシリーズは大きく異なる探偵要素強めのサスペンス系ダークヒーロー映画となっていました。
リドラーの巧妙謎解き用のお題を解いていく一連の流れは雨天多めなこともあり、『セブン』に見えました。
また、長尺の上映時間の中で複数の事件を追っていく物語は(良い意味で)サスペンスTVドラマを一気見している様で物語の密度がとても濃かったです。
ブルース・ウェインの背負う復讐心と明かされるウェイン家と罪との対峙などバットマンとはどんなキャラクターを再定義する作品となっていてとても見応えがありました。
・ライティング
今作は基本的に暗い画面で作られていたので、ライティングの巧妙さがとても際立っていました。影から突然現れるキャラクターの迫力、暗黒からの射撃の光のカッコ良さ等暗闇の表現にも様々あるのだなと感じました。
また、全編通してとにかく画面が暗いので、暗い部屋で観なければ終始自分の顔が写りそうだなと感じました。
・音楽
劇中音楽はヒーロー映画とは思えない程にダークな曲調の楽曲になっており、より世界観に引き込まれました。
・演技
演技はキャストの皆さん共にお上手だったと思います。特にこれまでのかっこいいというイメージのロバートパティンソンさんは今回のブルース役で渋く苦悩を抱える演技を演じられていたので役の振り幅に驚きました。
暗めの物語とは裏腹にキャラクターの個性が際立つ演技はどこか愛らしく観れたので、その辺りは俳優陣の素晴らしい演技が生み出したものだと感じています。
・今後の展開
ラストの締め方が意外なラストになっており、続きが気になります。特にラストで登場するあの人は⁈という事が気になります。
総評
バットマンシリーズの中でもかなり満足高めの作品。おそらくシリーズ初の探偵要素強めの物語構成だったので好みは分かれそうです。
陳腐な駄作
弱い、暗い、敵普通
THE BATMAN,BATTLEシーン最高!
冒頭、細いコーラス曲がながれていると思ったら、『アベマリア』だった。そして、【混沌のなかには悪がいる】、『俺は復讐だ』の台詞。バットマンは、やっぱりしびれる。
今までとは、少しテイストがちがうけど、しびれることにかわりない。
真っ暗なエレベーターのバトルシーン!!
機関銃の発弾の光だけで、バットマンの戦う姿が明滅して、So Cool !!! とってもカッコよかった(『ローグワン』のラストでダース・ベイダーが現れたシーンと同じくらいカッコよかった)。
カーチェイスバトル。もちろん!!
観ていて、なんだか震えているなーと思ったら、音圧で着ている服(袖とかズボンの裾とか)が振動していた。IMAXで観てよかった〰️。
キャットウーマン、ペンギン、もちろんリドラー、みんなスマートでcoolでした(一番ウェットなのは、バットマンだった?)
充分、満足。
て、パンフレット読んで今知ったけど、『ペンギン』って、コリン・ファレルだったんだー。すごい!
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