モービウスのレビュー・感想・評価
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「ソニー×マーベル」による「スパイダーマン」シリーズにつながる新たなキャラクターの誕生と葛藤を描いたダーク・アクション映画。
「モービウス」は、「コウモリ」の血清を投与するという危険な治療法から生まれたため、コウモリつながりも含めて「バットマン」と似ている面を感じます。
ただ、「モービウス」は「バットマン」とは違い、人間から異形なものへと変身するので「ダークさ」はこちらの方があるのかもしれません。
本作はジャレッド・レト扮する天才医師マイケル・モービウスが、幼い頃から血液の難病を患い、同じ病に苦しみ続けている兄弟のような親友マイロのため、自身を実験台に使って禁断の治療法を試すことになります。
結果的に、超高速飛行能力などの超人的な能力が備わる一方で、コウモリと同様に人の血を欲するようになり、「命を救う医師」が、「命を奪う吸血鬼」になってしまう葛藤が「モービウス」というキャラクターの造形を深くしていました。
さらには、危険すぎる治療法のため親友マイロのことを考え、使うことができず対立などが生まれます。
コウモリの特殊能力である超音波の反響を利用する「バットレーダー」で瞬時に周囲の状況を感知する際の映像表現や、超高速で移動する超人的なスピードで飛行能力を発揮するシーンなどでは「マトリックス」のようなアクションシーンが見られたりと見応えはあります。
ただ脚本が上手く機能していないのか全体的に断片的に思え、どこか盛り上がりに欠ける印象を持ちました。
このところのハリウッド映画では2時間半~3時間くらいが標準になりつつある中で104分という上映時間は魅力的でもありました。
とはいえ、あと16分を使い2時間で深い物語を見られた方が個人的には良かったです。
いずれにしても、ラストも含め今後が楽しみになる作品でした。
スパイダーマンスピンオフ
天才医師モービウスは自ら実験台となりコウモリの血清を投与してモンスターになってしまった。
全ての人を救いたいという欲求と血を求めるモンスターの葛藤と闘いながらダークヒーローになっていく。
MARVEL作品の安定の面白さ
ジャレッド・レト、やっぱり良い俳優さんです
今作でも役作りがすごい
ストーリーは期待以上でもなく期待以下でもなく普通に楽しめました
マイケルやマイロが高速で飛び回るシーン、超音波で空気が揺れる映像で良かったですが、こういう作品はやっぱり劇場で観ないとだめだと改めて思いました
家のテレビじゃもったいない
大きいスクリーンの大音響で観たらもっと楽しめたのにー
一種の恐怖映画
ジャレッドレト扮するマイケルモービウスは、子供の頃から病弱でベッドから抜けられないでいたが才能に溢れていて人工血液を開発した。ノーベル賞を拒否し、人と吸血コウモリのDNAの合成を目論んでいた。しかしモービウスには時間が無い。モービウスは自分の体で臨床試験を開始した。
研究のためとはいえ恐い話だ。モービウスは異常になり殺人鬼になってしまった。果たしてモービウスに未来はあるのか。一種の恐怖映画だな。
金太郎飴的な
ジャレッド・レトの体重増量が話題になった今作。
原作の設定には忠実らしいので致し方ないけれど、親友と敵対したり他の生命体とDNA結合したりと、スパイダーマンそのもののストーリーとの既視感が拭えない。
親友との戦いをだらだら描かなかったのはいいが、あまり彼の悲しみと葛藤が胸に刺さらずあっさり終わった感じ。
元はモービウス・ザ・リヴィング・ヴァンパイアというコミックのキャラだが、途中お前は誰だと問われて「ヴェノム」と冗談をいうので、真に受けて、今自分が見ているタイトルロールを確認してしまった。MCUに疎い方は本当に混乱してしまうのでやめて欲しい。
エンドロール後に登場したヴィランは「ヴァルチャー」。
彼は「スパイダーマン ホームカミング」で登場済みですが、「スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム」で時空が歪められたことにより、別の世界線から再登場したということですね。
それを思い出すのに時間がかかり、配役がマイケル・キートンなのでついバットマンを連想して一瞬混乱してしまった。コミックスが違う(笑)。
どうしても似たり寄ったりの話になってしまうのは、アメコミのキャラと話の展開が金太郎あめ的で、日本のように一人で一つの話を起承転結して完結させていないことが原因だとも思う。
バットマンじゃん
本当のバットマンじゃん?血清打って、コウモリに変身しちゃうんだから。正義の味方のバットマンはいるけれど、お金持ち故に出来たバットマンのスーツや車。別に文句はありませんよ、悪を懲らしめ、平和のために戦ってくれています。ありがたいです。でもマイケル・モービウスは体そのものがコウモリになってしまう。ただ友達のマイロが悪用して血が欲しいために人々を襲い始めちゃったから、正義にはなれない。
同じ病の友達マイロを助けたかったのに、マイロと戦い、殺さなくてはならない。辛い。マイロも子供の頃からずっと辛い思いをして、血清を打った日から初めて体調の良い日を過ごせている。そりゃ元に戻りたくないだろう。でも人を殺してはいけない。マイロも気の毒。
スパイダーマン、ある程度観てきたけれど、モービウスとの絡みがあったのかなあ?観てない映画に出てくるのかなあ?それともこれから? ???
狙って作ったのかな?
ドルビーシネマで鑑賞。
来年のラジー賞狙いなんでしょうか?としか思えない演出、演技の数々で、特にジャレッド・レトは観ていて痛々しいというか小っ恥ずかしいというか。。。多分、ラジー賞主演男優賞は間違いないんじゃないかな、と。
設定も結構ガバガバで、マイロはどうやってとんでもない金持ちになったのか分からないですし、とか。あのコウモリ、どうやって餌食ってんの?とか。
途中から割り切って鑑賞しましたので面白い作品でした。
現場からは以上でした。
現代版「ジキルとハイド」?
先天的な病を持つ心優しき医師が自らを実験台に危険を伴う新療法を試みる、という設定は良い。失いつつある人間性と、健康な肉体を凌駕する超人パワーとの間で葛藤する心の動きは現代版「ジキルとハイド」か。同じ病を持ち、幼い頃からの親友との関係を、違う形で掘り下げて、ストーリー全体を昇華させれば良作となったかもしれない。
医師としての倫理観がポイント
超人化する過程や背景に真新しさはないけど,主人公が医師としての倫理を持ち続けている点が他の作品とは一味違う点かも。地球を守るとか悪を滅ぼすといった,肥大化した正義感とは無縁な点も良い。
バットマン以上にコウモリ男(SSU③)
元ジョーカーのジャレッド・レトによる、スパイダーマンのスピンオフシリーズ「ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース」の3作目。
そんなに期待してなかった分、想像以上に面白かった(^^)b
敵キャラも、なかなかぶっ飛んでて魅力的で、対決シーンも楽しめた(^^)b
スパイダーマンの敵キャラのようだけど、主人公のモービウスはそんなに悪人に見えなかったので、何故スパイダーマンと対立するのかが気になります。
スパイダーマンのマルチバースに関連したストーリー展開で、この後どうなっていくのか楽しみ楽しみ(^^)b
エンドロールには、元バットマンも登場しちゃって、バットマンなんだかスパイダーマンなのか混乱しますね(^_^;)
いまいちスッキリとこない
原作を全く知らない私にとっては初見のキャラクター。
単品として観るには面白くないことはないけどって感じ。
これからスパイダーマンとの絡みが続くためのキッカケだけの映画。
他の方のレビューでCGの評価が高かったけど、、そうですか?今の時代これくらいは普通かと。
主人公と親友の関係性の変化はスパイダーマンにあえて似せたのかな?
今後、パートナーの女性との間柄というか関係や、他のヒーローまたは、ヴィランとの絡みは今ひとつ想像がつかないので、、期待値込めて3とします。
スパイダーマンや今後繋がっていくヒーローたちに比べたら、特段強そうでもないし、、今後人の生血を吸ってないとキャラが成り立たなくなるんでしょうか?
ヴィランとして、スパイダー映画とどう絡んでいくのかに期待を込めて3とします。
こっちのジャレッド・レト
ここ数年のMCU及びマーベル関連の映画の中で唯一劇場で鑑賞しなかった作品。
原作コミックのモービウスを読んでないため、正直吸血キャラという設定に少し食傷気味だった。
映像化するとファンタジックな感じなんだろうなあ、などと思い込んだせいで関心が薄らいでしまい、ちゃんと調べなかったせいで監督がダニエル・エスピノーサだということを見逃してしまった。
デンジャラス・ラン、チャイルド44 森に消えた子供たち、ライフ。作品数こそ少ないが、個人的にはドゥニ・ヴィルヌーブやクリストファー・ノーラン達と同格のクリエイターだと思っている。
作品の良し悪しは別として、ぼくはこの監督の雰囲気やタッチが大好きだ。
しかしながら、DCでもマーベルでも奇抜な役のジャレッド・レトも、これはこれで大変だと思う。
どっちのユニバースも頑張って頂きたい限りである。
ダークヒーローにしてはダークが弱い?
スパイダーマンと似たような誕生の仕方のモービウス、能力は強いがダークヒーローものにしては暗黒の部分が弱い気がする。
ただ、映像は素晴らしい。海外のCGのすごさを見せつけられたような映画だった。
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