るろうに剣心 最終章 The Beginningのレビュー・感想・評価
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世の中のためであれば、高い志があれば、小さな犠牲があることは必要なのでしょうか? あなたもその犠牲者ではないのですか?
時代考証をとやかく言うつもりはさらさらなく、血みどろの幕末期を青春活劇のような世界にしてくれた手腕を買いたい。
剣心と巴の過去のいきさつが切ない。のちの縁の憎しみも納得がいった(思い違いはあるものの剣心自身がそれを受け止めている)。長州側のイメージとして、桂が"きれいな神輿"とは絶妙な表現だと思うし、松陰の教えが息づいている空気は伝わってくる。そもそも史実の上でも謎めいた斎藤を、腐れ縁の敵役にもってくるのもいい。
この時代の侍たちは自分たちのイデオロギーのために生きていたとは思っているが、それを"世の中の平和のため"とキレイごとに置き換えることにはもう慣れた。自分たち中心の時代を手に入れた先の、"安心して暮らせる時代"なのだが、少なくとも、彼らの志の清らかさ(純真すぎて硬直化してはいるが)はまっすぐなものだった。徳川方の辰巳(だったか?)が、"憎しみも慈しみも表裏一体"と言った。まさしく、佐幕も勤皇も、正しい世の中にするためには表裏一体だ、と思った。目指す目的は違っても、それぞれの立場からみた幸せの理屈なのだ。その思いを、見事な殺陣や美術が引き立ていた。
キャスト陣に申し分なし。あえて有村架純の演技の細部に触れれば、彼女の泣き顔のとき、鼻の頭が赤く染まるのがいい。
最後の最後に知ったが、「るろうに」とは「流浪人」のことだったのか。「るろう-に」、つまり「るろう」という形容詞があるのかと思っていた。かるく驚き、眉を開いた。
謎の美女、雪代巴
緋村と雪代、鮮やかな赤い血と純白な雪が象徴的に織りなす、悲劇のラブストーリー。ふたりの心の動きを追っていくと愛と安らぎが心を変えていくことが読み取れます。巴の目から一筋の涙が流れるシーンは泣けますね。巴の意味は三つ巴の三角関係、幼馴染と剣心の間に揺れる女心を表していると思いました。
全編を通じて動きのある殺陣のシーンと並行して、静かな書、花、刀剣、さらに祭りや里山などの映像がちりばめられているのが、この映画を単なる活劇ものでない、意図が隠されていると見た。
最後にして最高傑作
今までの作品を観ていなくても、全く問題ありません。
歴史上の人物も出てくるので、この人があの人?など役者人の顔ぶれも楽しめます。
個人的には、今までで一番面白かったです。
有村架純は普段から口数が少ないのか、凛とした雰囲気が本当に合った役柄だった。
うーむ
やっぱりグロいなぁ。グロい映画嫌いなのにまた観てしまった。The final を先に観ていれば内容は大体わかる域でした。ギューっと内容が詰まった感じじゃなくて、ボーッとしてる感じ。そうだったのかぁ、って思う内容ではなかった。アクションシーンはとても迫力あっていいけれど、全体的に暗くて見え難いのが残念だった。剣心も巴もずーっと表情が暗くて、お互いすごく好きになってしまったようにあまり感じられなかったので、悲運に心動かされなかった。雪が降ってるシーンや火事のシーンは綺麗でよかった。
自爆テロのるろうに剣心
自爆テロが、かなりありました。
酷かったです。
最後は、自爆テロばかりでした。
大声で叫びながら自爆テロです。
うるさいだけで、耳障りで、よく分かりませんでした。
アクションは、全然、無く、恋愛小説みたいになっていました。
暗いし、つまらないし、残酷だし、酷かったです。
アクションとビジュアルは良いけど他が…
原作未読ですが、一作目の映画化でアクションシーンとコスプレにならないビジュアル再現度に感動し、シリーズ全作劇場で観賞してきたので、完結にはそれなりに期待していました。
相変わらず、佐藤健さん史上最もカッコ良いハマり役だと個人的に思っている剣心は、ビジュアル・アクション・切ない表情など全て素晴らしく期待通り。他の俳優陣も皆良かったと思います。
雪景色に真っ赤な血飛沫、雨の中の討伐、背景に負けないくらい美しい俳優陣の表情をアップで映し、印象的なカットがたくさんありました。
これだけアクションやビジュアルへの満足度は高いのに、作品としては初期にあった勢いが全くなくなり、テンポも悪く、意図が謎のシーンも多く、原作を読んでいないからかよく分からないまま置いてけぼりで終わった感じに。なのに尺は2時間半と長い…。
あと、どうでもいいけど剣心以外みんな化粧が濃くて気になりました…。笑
単体作品としては面白いとは思えませんでしたが、コミック原作でもここまでやれることを体現してきたシリーズ完結にはお疲れ様の拍手を送りたいです。
弛みの締め方
久しぶりに映画館で映画を観た。土日が休みなんてあり得ないと思っていたので、たまたま仕事が休みになったので、観に行きました。
中弛みが中弛みに見えないくらい集中して観れた。
何故有村架純を斬らなければならなかったかを是非劇場でご確認ください。
言っても良いのだけどこれは映画の根幹に関わる事なので、あまり期待せず見てください。
これで最後と考えると残念な気がしますが、見事なラストでした。もはや史実に思えたくらい自然なラストでした。
完璧
自分は映像関係者ではないので、技術的なことは分かりませんが素人目線で言えば完璧な映画でした。自分はあまり邦画はアニメ以外は観ないのですが、海外作品にひけを取らない素晴らしい作品だと思います。
アクションももちろん見所ですがヒロインの巴さんとのシーンが意外に長く、丁寧に作られていると思いました。
また幕末の殺伐とした空気感が全編を通してしっかり伝わってきます。
特に沖田と剣心との戦いが個人的に一番好きです。
意見があるとすれば。。
剣心が抜刀斎をなぜやめたかの
お話だったのである程度暗い話とは
分かった上で映画を拝見しました。
なぜ、あーなったのか等
漫画も少しは観ていたので分かってたので
楽しく拝見できました。
ただ、意見があるとすれば
急に新撰組を出しても分からない人が
多いのではないかなぁと感じました。
せめて、テロップで
新撰組の〇〇等あれば観やすいかなと感じました。
あと、ラストの巴が切られる前のシーンで
北村一輝。。。はやく!!って
思ったのは私だけでしょうか?笑
素晴らしい、のひと言に尽きる・・これが本当の「るろうに剣心」!
アニメも漫画も知りません。なので余計な先入観も不満もなく観られました
前編の「TheFinal」がお祭り騒ぎ状態のアクション全開で、見せ場だらけに詰め込んでしまい、後編は「どうする気なんだろう」と心配していました。
が、
「そう来たか」。と、うなるしかないです。
大人のための重厚で素晴らしい人間ドラマになりました。
るろうに剣心=アクションと思っている若い層には肩透かしで、総じて評価が低いのは仕方ないと思います。
これまでの派手な4作品は、この素晴らしい作品を世に公開するためのイントロダクションに過ぎなかったのではないか、と思わせる名作だと思います。
本作はこれが本当の「るろうに剣心」であり、「最後でなければならなかった」「最後でなければ出来なかった」と思います。
物語の時系列的には本作は「エピソード0」であり、「TheFinal」を観てからだと、最後がわかってしまうので、順序が逆のほうが良い、という意見もありますが、「わかっているからこそ、ふたりの時間がかけがえのないものであり、切ない」のです。
やはりこれは公開順に見て欲しいです。
血飛沫すら美しく見える殺陣と演出。 どれも素晴らしかった。 佐藤健...
血飛沫すら美しく見える殺陣と演出。
どれも素晴らしかった。
佐藤健が演じてくれて良かったと思う。
新撰組の登場が非常に良いアクセントになっており、
個人的に、村上虹郎演じる沖田総司が良かった。
唯一残念だったのは、
上映中、カップルが終始話していてイライラした。
出禁にしてほしい。
待ちきれなかった
アニメ版 追憶編を先に見たのは失敗でした。どちらも素晴らしい作品でしたが…有村さんで涙したかった。
最終章がまだの方は、FinalよりBeginningを先に観た方がいいかも。Finalの回想シーンは、かなりのネタバレです。
せつなさ
私は窪田さんのファンです
まだブレイクする前の窪田さんは必見です。
剣心と巴の愛のせつなさに涙💧しました。
残念なのは
たぶん原作ではこの頃の剣心は10代のはず
少し大人過ぎました。
だけど剣心はかっこよかったです。
画面が暗い
まずずっと画面が暗く、テンポがずっとスローです。アクションは流石です、アクション以外のスローテンポとよく対比されています。
ただ、ファイナルでも散々流れたシーンが多く内容は薄いです。
面白い映画というより、補完するためだけの映画です。
抜刀斎の心情を丁寧に描いた作品
殺陣は素晴らしいの一言、幕末物を映画のスクリーンで見るってなかなか無いと思う。新撰組は格好良かった。
ただ、テンポとしてはゆったりな部分が多かったかな。
もちろん、原作ファンとしては過去編やってくれたのはうれしいが、一部、二部は逆で見たかったかな、終わったという感じがしない、beginningを先に見たかった。
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