「特に気になる否定的な意見が出る理由。」映画 えんとつ町のプペル 44.1ktさんの映画レビュー(感想・評価)
特に気になる否定的な意見が出る理由。
ここを見てる人は賛否両論がすごく激しくて、特に否定的な意見が気になるところじゃないでしょうか??
ぼくもそうでした。
公開前はすごく楽しみだったけど声優が芸能人ということで、アート性よりビジネス色の強い映画になってしまったのかと、否定的な意見の通りかなと、映画館から足が遠退いていました。
ただ、気にはなっていたので様々な感想を聞いていくうちにあることを思いだしました。
10年ほど前、僕が1年間の海外生活を終えて帰国し、個人をより尊重して伸び伸び暮らす海外生活の素晴らしさ、経験を友達などに話したときです。
素直に共感して感心したり話を楽しんでくれる人と、全く理解しようとせず上の空だった人に分かれました。
(話し方の上手い下手もありますが、、、)
それ以来、海外生活の話しはあまりしなくなったんですが、どうやら似たような経験のない人には海外生活の良さがなにがなんだか本当にわからないようです。
たまに不機嫌になる人もいて、プペルの否定的な感想もそれに近いものを感じたので誤解ないよう見てみました。
海外生活をした人としたくても出来ない人。
自分のやりたいことをやり続ける人と、自分の気持ちを抑え、嫌な仕事でも堅実に一生懸命がんばってる人。。。
おかしい事を我慢する人と良くなるよう変えようとする人。
この映画は境遇や生き方が違う人によって
全く異なる感じ方になる、非常に強いメッセージの込められた作品だと思いました。
浦安鉄筋家族やMEMORIESを手掛けるSTUDIO4℃さんのアニメーションは素晴らしく、小島裕規さん、坂東祐大さんの音楽もアニメーションとストーリーを大いに盛り上げてくれる素晴らしさ。
挿入歌も映画のために作られた世界観を盛り上げる曲だし、心配してた声優はバッチリ!
散りばめられた伏線も十分回収していると思う。
「打倒ディズニー」と言っていたけれど、ディズニーとプペルには大きな違いが一つあると思った。
ディズニーは、物語の世界観を何より大切にして、何者の介入も許されない特別な世界なのに対し、プペルは作者の出会った人達と作り上げる裏方的なこともひっくるめてエンターテイメントとして取り入れて一つの作品になっているんじゃないかなと思った。
そこは外国人と日本人の文化の違いという意味で、その身近さが違いとして現れたと言っても過言ではないのかもしれないけど。。。
感動して泣きたかったら思い切り泣いてもいいし、受け入れられなかったら思い切り批判してもいい、
芸術にとって最も大切な「表現の自由」から、お客さん側にとって大切な「感じ方も自由」ということを考えさせられる作品なのかもしれない。
クリエーター達の才能をそれぞれ十分発揮させ、これほどのクオリティ高い作品の総指揮をとるのは並大抵の事じゃないと思う。
色んなモヤモヤした思いを代弁し、吹っ飛ばしてくれた映画「えんとつ町のプペル」。
エンドロール終わっても余韻が残り続けて席を立つのも忘れるくらいでした。
これからこの映画が世界中で活躍し、たくさんの人の心へ届いてくことがとても楽しみです‼️
誠さんはじめまして!
どうやら素敵な海外生活だったようですね✨
夢に折り合いをつけた人、問題を受け入れ自分の生き方を見つけた人は夢を追う人のようにかっこいいと思います。
いろんな人の事情を考え思いやりを持って行動するのと同じくらい、自分の生き方まっとうする事で結果的にたくさんの人のためになることもあると思いますが、まさにプペルはそっちへ突っ走っているなと思いました。
(現実的にはたくさんの税金を払ってくれて、映画を盛り上げてくれて感謝!笑)
努力や対話で困難をクリアする物語ではなく、それをせずにまずは行動し、そこから生まれる困難に負けずに立ち向かう姿勢は、最近よくネットなどの記事で見る成功してゆく企業家やインフルエンサー達のようだと思いました。
その困難で共感を得るエピソードは、特にサクセスストーリーには必要だと思うんですが、その共感の描き方が相手の事情を考えないという方向へいってしまったのかもしれないですね。
ぼくは始まって早々、アニメと音楽の素晴らしさに感動して「こうなったら好きなだけ感動させてもらおう!」と、その後も肯定的な見方をして楽しんだんで、つまらないを通り越して苦手意見や他のレビューで嫌いなどと言った意見が意外ですごく面白いです。(ただの難癖は除いて 笑)
「えんとつ町のプペル」レビューとコメントは人生の中で起こる楽しさとストレス?の感じ方、意見の違う人の根本的な考え方を知るチャンスだと勝手に思ったりしてます。
まだまだ全然消化しきれてませんが、、、
否定的な意見を考えながら冷静になってもう一度見たら、意外だった面が色々と見つるかもしれないという意味でも、また次回見るのが楽しみです!
はじめまして。ぼくも伸び伸びとした海外生活の経験があるので親近感を覚えました。
ですが、ぼくは逆にダメでした。恐らく作者と夢の捉え方が根本的に合わなかったんだと思います。
主人公は特に努力しませんし、ライバルとの対話もない。一方通行。
自分の夢を全肯定するために、夢に折り合いをつけた側を、ドリームキラーの悪者にしてしまう。相手の事情は考えない描き方。そこがダメでした。
自分にとって夢って、黙々と実現するものなので。他者が笑うから叩くからどうのとかはあんまり関係ないんです。
夢を語る人の自己陶酔と、裏返しの排他性が少し苦手です。
ですが、こうして色んな意見を言い合えるのが作品の醍醐味ですよね。
タクァさんはじめまして、コメントありがとうございます。
客観的に感想を読み返してみると「どうやら似たような経験のない人~」という表現が良くなかったなと一つ気がつきました。
これは実は友達に「海外行ったことないしマジわからねえ」と説教された経験談でした 笑
そして、コンプレックスという解釈も確かにできるかもしれません。
ぼくは反省の毎日なのでそういう意味で他の皆さんと違うのかもしれません(T_T)
こうやって映画の感想を書くべき場所でしきりに他人を攻撃しているのは、あなたにコンプレックスがあるからですね。
つらつらと書き垂らした口撃は、全てあなたがあなた自身に向けたメッセージです。
それを心の底で理解しているからこそ、甘い甘い夢に縋り付きたいんですね。そして他人を攻撃する訳です。「俺はお前らとは違う」と。
そろそろ大人になる時ですよ。
あと、ここは悪口を書くのは規約違反ですので、その点は反省して下さいね。