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映画「ビューティフル・カップル 復讐の心理」 ビューティフル・カップル 復讐の心理
劇場公開日:2020年1月24日
解説
ドイツの俊英スベン・タディッケンが監督・脚本を手がけたサスペンスドラマ。マルテと恋人リヴはバカンスに訪れた海辺のコテージで、無軌道な若者たちに襲われる。リヴはマルテの目の前で強姦され、2人は心に深い傷を負う。2年後、マルテは主犯格の少年ザシャを街で見かける。恋人と寄り添い平穏な生活を送るザシャの姿に激しい怒りを覚えたマルテは、復讐心を燃え上がらせる。一方、リヴは復讐よりも前に進むことを願い、マルテを諭すが……。ヒューマントラストシネマ渋谷&シネ・リーブル梅田で開催の「未体験ゾーンの映画たち2020」上映作品。
2019年製作/98分/ドイツ
原題:Das schonste Paar
配給:クロックワークス
スタッフ・キャスト
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2022年12月11日
Androidアプリから投稿
レイプ犯と再会したことで訪れる被害者たちの苦悩は重い。
忘れたい、決着をつけたい。
でも本当の望みは逆なのかもしれない。
理不尽な被害をどう消化するのか、ということが問われる本作。
が、これといって大きな波がない。
レイプ犯とのやり取りもあって出来事は多いのに何だかちょっと盛り上がりきれない。
そしてラスト。
何でそこで終わるの?
法のもとの裁きとか直接手を下すとか、犯人の謝罪とかそういう決着が大事なんじゃあないの?
ちなみに私は己の心中の清算のために一定以上の事柄に関する復讐は肯定的です。
2021年4月18日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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海岸でイチャついていたから、犯罪に遭っても仕方なくはないと妻は言ってたけど、やっぱり隙があったのかもしれないと、苦悩してもし切れない。妻を守れない男としての屈辱、女性として尊厳を奪われた屈辱、夫婦の苦悩が伝わってきた。セラピーに通い、ようやく夫婦共に乗り越え、心に封じ込めたのに、何食わぬ顔で現れた犯罪者。絶対にどうにかして復讐したい、しかし、できない、この苦悩がリアルだった。変装もせず、尾行が近過ぎるのがリアルでないが。犯罪者の彼女が一番の被害者だが、ある意味こんな男と付き合っていても間違いとわかったから良かったかも。ラスト殺すまでいってしまうかと思ったが、妻がナイフで刺してしまったものの、命に別条はなさそうで、夫婦二人で自宅に帰り、あらゆる身の回り品を壊し、生活をやり直そうとするところで終る。この後、犯罪者の彼もどうなるだろう。警察沙汰にはしないのかな。ちょっと拍子抜けだった。
期待をもたせるストーリーだが、イマイチ。もうちょっと重厚なストーリーに出来たはず。残念。
2020年12月3日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
バカンスで訪れた行楽地で、若者に襲われ、妻がレイプされる。
2年後、夫婦は事件から立ち直ろうとしていたのだが、偶然、犯人を見つける。
はたして復讐するのか、赦すのか、警察はあてにできない。
破壊衝動に象徴される。