ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語のレビュー・感想・評価
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久しぶりのスクリーン
自粛明け、久しぶりにスクリーンで観る映画としては最高でした。
脚本、演者、音楽どれを取っても美しく、とても素晴らしかったです。
原作を読んだことはありませんが、内容を知らなくても楽しめます
#時間軸の変化に戸惑うかもしれませんが、慣れてくれば問題なく楽しめます。
よく出来ています、流石です。
本は読んでいないからでしょうか?でも、この後どうなる?って思いつつワクワクしながら観れました。
予備知識でウーマンリブを主張する次女が中心となっていくストーリーということは知っていたのですが、姉妹それぞれの考え方や、隣に住む子の考え、母、叔母などいろんな人の考え方、またその変化に興味深く観れました。
最後にこうくるのかあ。。という点はありましたが、全体的によくできており、これならアカデミー賞候補になるな、、という映画でした。
とてもお勧めします。
私的には、いまひとつかな
本来は見に行く予定は有りませんでしたが、新型コロナウイルスの自粛解除になりましたので、映画館に行けない辛さを乗り越えて、本作品を見に行きました。
アカデミー賞ノミネート作品であり、本来なら私の好みの作品ではないので、期待をしないで見てきました。
やっぱり、私の胸につくモノはありませんでした・・・・・
何か悪いのかな・・・・まず、アカデミー賞ノミネート作品の多くは私的には、理解し難作品ばかりで・・・芸術的センスが分かりません・・・
女性にはいいのではないかな・・・・決して男性向けではないと言う訳ではありませんが・・・・・
要所要所、スリリングと言うか、いいな思うシーンも有りましたが、全体的には、私的には・・・・・
スゲー長く感じた作品だったな・・・・
美しい1本
世界一有名な四姉妹の物語。
壮大な景色とアンティークな小物、素敵なドレス。
女の子は家庭教師に学び10代で結婚し子供をもつことが当たり前の時代。
結婚せずに小説家として名を残したい次女ジョーの真っ直ぐで吸い込まれそうな青い瞳のなんと美しいこと✨
四姉妹それぞれの価値観や大切にしていることや恋。
出会い、別れ、旅立ち。
幸せな家族の日常の裏にある戦争と差別。
まるで朝ドラを1作品観たかのような気分になります。
ベスが広間でひとりピアノを弾くうしろ姿がなんだか儚くてジーンとしました。
清々しくて美しい映画でした。
若草物語を初めて最後まで見た。
主人公のジョーを演じたシアーシャ・ローナンを見たくて久々にコロナ後初の映画館へ。
シアーシャ・ローナンは「ふたりの女王 メアリーとエリザベス」にメアリーとして主演していた演技力とその美しさに魅了され、またぜひスクリーンで見たいと思った。
若草物語は昔の映画をテレビでやっていたのを何回か見ようとしたが、いつも退屈で途中で投げ出していた。何キャーキャーやってんだか?と思っていた。
今回は映画館で逃げ出せず、やっと全体のストーリーが理解できた。
しかしきっと現代的に工夫されたのだろう、「女にとって結婚は経済問題だ」と言う発言など何ヵ所か、ちょっと捻ってあってよかった。
また、ジョーの作品と彼女の生き方と恋が入れ子にしてあるし、なかなかオシャレに作られていた。
まあ原作をあまりに改編するわけにはいかないだろうから、それなりに楽しめた。
シアーシャ・ローナンはやっぱりなかなかの役者で、かつ美しかった。
でも、何で今ごろ若草物語なんだろう?
あの時代にも生き方を模索した女性がいたこと、隣人と助け合う善き時代があったことなども暗示したかったのかしら。
シアーシャ・ローナン vs フローレンス・ピュー
グレタ・ガーウィグの「若草物語」はまさにニューウェーブ。凄くいいテンポでグイグイ引き込まれた。
南北戦争の頃のアメリカ、女性の自立が困難な時代にそれぞれの人生を生きた四人姉妹。戦争、貧困など当時のシリアスな問題をオブラートに包みんだポジティブな空気が気持ちいい。
主人公であり作家志望の次女ジョーを演じたシアーシャ・ローナンとガーウィグの相性は抜群。『レディ・バード』に続き最高のタッグとなった。
末っ子エイミーを演じた『ミッドサマー』のフローレンス・ピューも強烈な印象を残した。彼女凄い個性だと思う。
アカデミー賞6部門ノミネートも納得の名作だ。
男性にも見てほしい。
小説家をめざしている気の強いジョー、女優を夢見る控えめで綺麗なメグ、芸術家に憧れるオシャレ大好きなエイミー、ピアノを引くのが大好きで病弱なベス、4姉妹の話が過去と現在を織り交ぜながら進んでいく。
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結構時系列が飛ぶけど、昔のシーンは暖色系で陽の光がいつも入ってるいかにもノスタルジーな色味で、現在のシーンは寒々として色があんまりないから画面の雰囲気でわかると思う。
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ジョーは恋愛をするより、家族といる時間や小説を書く方が何よりも楽しくて幸せ。そんな彼女が妹を亡くして、仕事も上手くいっていない時に、結婚が女の幸せじゃないと思ってるけどすごく孤独だと弱音を言うシーンがわかりすぎて。
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自分はそれで満足してるはずなのに周りを見て人と比べて惨めになる。だから誰と付き合いたい愛されたいと思うけど、結局それは自分の満足感を得たいだけ。雨の中その人を追いかけて引き止めに行けるほど好きじゃない。それはなんて傲慢なことなんだと。
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でも決して恋愛、結婚を否定してる訳でもない映画。これから一人で生きていくことになっても、結婚することになっても、人に何か言われたり周りと比べて落ち込むことがあると思うけど、そんな時にこの映画が背中を押してくれると思えた。
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男の人にとっても結婚だけが幸せじゃないし、男性だけが稼がなきゃいけないわけじゃないし、男らしくいる必要もない。だからこそ、男性にも見てほしいね。
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あと私が好きだったシーンはやっぱベスがピアノ貰うシーンだね!もうベスの良い子さが光る光る!あそこで最大に泣けた。
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あとねあとね、ティモシーが演じた残念なイケメンローリーも良かった、ジョーにとってローリーが友達止まりなの分かるわ。何かが足りないよね、イケメンなのに
コロナ復活一発目
長い自粛生活が明けて一発目にふさわしい映画でした。
まるで本を読ん出るかのように物語が進んで流れが美しい。
冒頭のタイトルが出たところでそれは示唆されていたのかな?とも思ったり。
最初というか途中くらいまで「???」だらけ。
ただ、人物の関係性がわかると喜怒哀楽やいろんな感情が出てきて「あぁこれこれ。この感じが映画だ!」と楽しみながら鑑賞。
話が少し逸れましたが時系列をナレーションやセリフで見せることなくシーンで見せてくるあたりがすごい素敵
ラストは秀逸な終わり方で本当に綺麗に綴じたなぁと。
もう一度言うが久しぶりに劇場で見て本当に良かった作品でした
悪くはないと思うけど女性向けの作品
2つの時間軸を行ったり来たりすると事前に聞いていたため、頭の中が混乱しないか危惧していたが、うまく話をつないでいたためそのようなことはなかった。
ただ、7年たてば若い女性の容貌は変わるんだから理解しやすいようメイクでもっとメリハリつけてほしかったな(特に3女、4女)
結婚して素敵な伴侶を得ることが女性の幸せと考えられていた時代の中で自立しようと奮闘する主人公2女の姿は、現代にも通じるともいえるけど、やはり女性向けの作品。
結局4姉妹の中で死亡する3女以外は皆素敵な伴侶を得ることになるし、叔母さんの遺産ももらえるし。
ついでに言えば、主人公2女と結ばれることがなかったお隣さんの若者役ティモシーシャラメかっこ良すぎ。男性から見てもほれぼれしてしまった。
自分を重ねる
実は、若草物語を見たことはない。
予告編を観て、次女に自分を重ねれる部分があるかもしれない。
そう思い、観た。
女性として、色んな人生の選択を観ることが出来、
涙を流しながら、観ていた。
何でタイミングが合わないんだろう。
どうして彼女を奪うの?
観ていて苦しかった。
辛かった。
最後のハッピーエンドを自分の人生に重ねるのは難しかったけど、
小説だしね。って思える設定になっていた。
やはり、女性のほうが楽しめよう。
TOHOシネマズ日本橋で「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」(酷い邦題。どんなに映画化され尽くしてるとは言え。原題「リトル・ウィメン」のほうがなんぼかマシ)を観た。
いつかはオスカー獲るであろう、主人公ジョー役「レディ・バード」のシアーシャ・ローナン、やはり、凄く上手い。この人と一緒だと、"ハーマイオニー"エマ・ワトソン(「ラ・ラ・ランド」と逆で、エマ・ストーンが降りた代役らしい😅)は、美人で可憐だけど、女優としてはシアーシャには及ばないのがわかってしまう😔。あと、四女エイミー役のフローレンス・ピュー、オスカーノミネートされただけあって、達者😱
「ミッドサマー」は観てないが、シアーシャと張り合う巧い女優。
お母さん役のローラ・ダーン、別の作品でやっとオスカー獲ったが、面差しがちょっと似てる?メリル・ストリープに負けない演技で見事。
それから、ティモシー・シャラメ、やっぱ美しい☺️。それだけに、原作通りだからしょうがないけど、選択は何で?🤔って感じはする。
監督グレタ・ガーヴィグの演出も、「レディ・バード」と同様、女優が監督しているという域を完全に超えたプロフェッショナルな仕事。
で、映画としては良く出来てる(時制の変化がちょっと奔放だが、理解は可能)が、問題は、このストーリーが好きかどうか。
原作が1868年のものである、ということを考えると、歴史的には重要な小説で、女性の自立にチャレンジしたオルコット女史の勇気は今でも光り輝くものがあるが、そういう時代背景を除けば、やはり、女性におすすめしたい映画。
おとこのこ😅、としては、感情移入がしづらい映画ではある。一見の価値はあるが。
古典のリメイクって難しい
若草物語をリメイク。若草物語ってなんとなく知ってるけど、原作も映像作品も観たことがなかった。なんとなく知っていたのはガラスの仮面に出てきたから。あのとき北島マヤはベスを演じたんだっけ。
今人気のある若手女優って誰だって話をしたことがあって、そのときにあがった女優が3人も出演(その他あげたのはエル・ファニングくらい)してるから観ておかなきゃ!という使命感もあって鑑賞。
いや、まぁ、彼女たちの演技はいいんですよ。あまり文句はない。でも、これっていう盛り上がりもなく、少し長く感じてしまったのが正直な感想。過去と現在の切り替わりも今ひとつわかりづらかったし。もしかしたら女性は楽しめたのかな。雑誌の編集長と似た感覚になってしまったのかも(編集長がらみのエピソードはよかった)。もっと刺激がほしかった。
古典を今さら映像化するのって難しい。
朝ドラを見終わった様な感覚になる手法
個人評価:4.5
まさに若い草の瑞々しい物語。
少女ではなくなってしまう悲しみ。そんな多感な時期の姉妹の愛を、グレタ・ガーウィグらしい演出で描く。
シアーシャ・ローナンに当て書きしたような、次女の役柄がとてもチャーミングで愛らしい。
コマ切れのシーンを前後させ、繋ぎ合わせる。その手法によって、姉妹に起きた多くの出来事を、僅か2時間で観る側は多くの情報として受け取る事が出来る。見終わった後に、 2時間の鑑賞でまるで朝ドラを半年かけ最後まで見終わった後の様な、ロス感に陥る。それは長編小説を2時間でまとめ上げる手法として、非常に優れた構成である事に気付かされる。
4姉妹はもちろん全ての登場人物が人間味にあふれ、その生き生きとした演出に、物語全体が明るくリズムよく、旋律を刻む様に心地良く流れている。
大人へと背伸びする少女を描かせれば、右に出る者はいない、グレタ・ガーウィグの業が光る作品であり、まさにこの監督がテーマにしたい物語には、若草物語はうってつけの題材である。
とても美しいホームビデオを観たような
豪華な役者陣、騒がしくて美しい姉妹たち、時代背景、現代に通ずる要素。
姉妹4人、母親も、ティモシーも、役者が皆んな、とても良い。
特に主人公のジョーを演じたシアーシャ・ローナン。
姉妹のそれぞれの人生や人間を、少しずつ自分の人生に重ねながら観てしまったり。
長く愛される作品だと思います。
美しくて眩しい、ホームビデオを観たようでした。
邦題がダサい
邦題がダサい問題はさておき、
(原題はlittle women)
内容は素晴らしかったですよ
キャストよし、音楽よし、衣装よし
過去と現在を行き来する話運びの巧みさよ
ラストのある仕掛け?とあのシーンにグッときました
グレタガーウィグの次回作楽しみです
Don't Go West!!
3ヶ月ぶりの映画館!! 選んだのは傑作と話題の本作!
森の神殿!?
いやいや、若草物語です!(←自分だけじゃないハズ)
女性が自立するのがまだまだ難しい時代。それぞれの夢や幸せの形を追い求める4姉妹が織りなす物語。
美しくしっかりものの長女メグ、
自分の信念を貫き通す、意思の強い次女ジョー、
体は弱くも、誰よりも優しい心をもつ三女ベス、
おてんばで天真爛漫な四女エイミー
タイプは皆違えど、芯にはお互いを大切に思う気持ちがしっかりとあり、とても暖かな気持ちになれる作品だった。
他にも多くの登場人物がいるのだが、皆それぞれが魅力的で感情移入できるのが凄いところ!お母さんも頑張ってたよねぇ。
そして後半は男性の自分でも思わず涙が溢れる場面も。
全て良かったけど、個人的なベストシーンは、あのコが喧嘩した姉の名前を叫びながらスケート靴を持って走っていく所。不器用な思いがヒシヒシと伝わり、とても愛らしかった(笑)
とにかく、久々に観に行った作品がこれで本当に良かった。
最期の最後に書き換えられたエピローグが、他の何の為でもない、彼女の真の願いであることを祈って☆
心が癒される最高傑作
シアーシャ・ローナンの見事な演技力に引き込まれてあっという間にエンディングという印象。キャスティング特に四姉妹のバランスが良く、進行形と過去の振り返りのタイミングもベストマッチ。
巣篭もりで萎縮した感受性を目覚めさせるのにちょうど良いハッピーエンディングの秀作。
是非映画館で🎦
脱帽!!
アンバー調の世界で過去の世界を優しく作り。現実の世界をクールなブルー調で作りあげた撮影監督に脱帽です。
しかし、ラストで過去の世界は小説の中の若草物語で、現実はジョー、イコール、原作者のオルコットの生きた世界だと感じる瞬間、監督の偉大さが解ります。
役者、音楽、撮影、衣装、美術、良いです。
偉大な映画の誕生です。
なんて美しい映画だろうか
四姉妹だけでなく、ロケーションが、衣装が、美術が美しい。
登場人物一人一人が考え方は違えども、自分らしく生きようとしている。
善人しか出てこないと言ったらそれまでだけど、最後まで優しさに溢れている。
だからベスが亡くなってからは、ずっと涙が止まらなかった。
老若男女問わず、本当にみんなに見てほしい一本。
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