名探偵コナン 緋色の弾丸のレビュー・感想・評価
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万人受けする作品ではない。ポスターがダサい
万人受けはしないと思う。
赤井秀一の活躍を期待していた人はきっとがっかりするのでは?原作を追っていない人には赤井家の関係が複雑であまり楽しめないかもしれない。ミステリーは期待してはいけない。派手な事故で死人ゼロはこの世界ではご愛嬌。
2年待って期待した人にはがっかりが大きく、クチコミの酷評をチェックしてから見た人は思ったより良かった、という反応になるのかな。
キャラクターの掛け合いなどに面白さを見出せれば少しは楽しめる作品かなと思う。
冒頭のハーモニカを使った演出は良かった。あの空気感で少年探偵団などの明るい要素を取り除き、赤井家とFBIメインの大人の物語にしたら、もっとスリルある面白い作品になったかもしれない。犯人や過去の事件ももっと深掘りして欲しかった。ちょっと今作は色んな要素を欲張りすぎたかな。
個人的にポスターがダサいと思う。あの色使いにCG感、どうにかならないものか。並べてみると年々ダサくなっている気がする。個人的に好きなのは世紀末の魔術師や瞳の中の暗殺者あたり。異次元の赤井の"眼"がヒントとなっているのも良い。
ポスターやパンフレットなど本編を彩るものも映画の楽しみの一つなので、こだわって欲しいところである。
アニメ界全体の映像の技術が上がっているので、映像美にももっと力を入れてみたらどうだろうか。
音楽は最高。椎名林檎に「この真相、最高機密」と言わせた人は天才
相変わらず面白い。
毎年の新作公開ながら毎回パワーアップしているのがすごい。前作はなんか派手なアクションで突っ走ってたけど今回はきちんと犯人探しも加わり、おまけに無駄な人物がひとりもいない。少年探偵団もしっかり活躍させてすきなし。まあ、死ぬだろ、って展開だし技が凄すぎるだろってもんばかりだけどなぜかコナンだとウソっぽさを感じさせない。また来年が楽しみだー。
う~ん⋯⋯⋯⋯
原作は深くは知らない、アニメのみ履修の人間の意見ですが
なんだか退屈で途中で帰りたかったです。
誰かが死ぬわけじゃない、犯人との頭脳戦がある訳でもない、アッと驚くようなトリックがある訳でもない。
勘のいい人だと開始数十分で犯人の目安がわかってしまうような作りは
ミステリーとしてどうなのかなと思います。
(おそらく)本来の目玉である赤井ファミリーの絡みもモヤっとしたまま終わるので
なんだかな、と思いながら観てました。
むしろ、赤井ファミリー要る?という感じすらしました。
ゼロの執行人のときのように、
特定のキャラに焦点を当てて盛り上げたかったんでしょうけど、今回は失敗でしたね。
次回に期待です。
淡々とした、すんドめ劇
基本、コナンの映画を楽しむ要素としては、
ありえないくらいのスケールの事件が発生し、
博士のクイズ
ゲスト声優への祈り
すっげー爆発
道路をスケボーで滑走
途中で、逃がす
アフレコ体験の子供
蘭ピンチ
新一(コナン)登場
博士発明グッズを駆使
無事!泣く!
次回の予告
そして、
要所要所に散りばめられた、
何らかの進展、発展
かと、思う。
今回の映画は、
全てが中途半端というか、すんドめ。
発展しそうでしない。
展開がありそうでない。
※0では無いが、ミリ単位。
映画ならではの疾走感も、それほど感じず、
異次元の時の、赤井の声で了解の様なゾクゾク感も無い。
大笑いする事もなく、
ハラハラする事もなく、
ドキドキする事もなく、
ゾクゾクする事もなく、
感動する事もなく、
ただ、淡々と終わってしまった。
唯一の救いは、ゲスト声優が、気にならない位に溶け込んでくれていたこと。
あとは、詰め将棋位か。。。
決して、面白くない訳では無い。
が。。。
赤井ファミリーの勝ち案件
ここ数年、コナンの映画はクチコミが酷かったけど個人的にはよかったのが多かったので今回も鑑賞。結論はとにかくよかった。
その中でも興味がなかった秀吉。由美たんと秀吉のやりとりにほっこりしながらも、ラストの詰将棋。とにかくかっこよかったし、秀吉に惚れた。(キャメルも可愛かったなあ)
事件に関しては井上の勘違いだったけど、なんてあんな細かったのにこんなに太ったんだ?と単純に疑問。
小五郎がお味噌汁零した時に「すまなかったな」と言ったのが印象的。
今回もよかったです。
この世界の探偵はIQいくつ必要?
名探偵コナンは原作もアニメも大好きで見ています。キャラクターが多くなっても混乱せずにキャラの個性もしっかりしていて出てくるキャラクターには一喜一憂する事も多いです。
そして人間離れした身体能力を平然と持ち合わせる方々が多いので警察も大変苦労していそうな世界です。
緋色の弾丸、正直、面白かったです。名探偵コナンの映画はコロナの影響で延期した事が悔やまれます。1作品でも多く生きている間に映画館に足を運んで見たいので残念でした。
今回の映画は良い作品だと思いました。
残念な点は、真空超伝導リニアの設定があそこまで細かく設定されているにも関わらず事件は真空超伝導リニアと実際にはあまり関係なく安全の為に乗客は乗せずに発車した事です。
犯人は誘拐に何度も成功していますが基本的に目的の人物以外は殺しません。
では、なぜ誘拐したのか...する必要があったのか疑問です。15年前の事件が関係しているのは
わかりますが本当に殺害したかったアランを最初に狙うだけで良かったのでは?
あの時の恨みだぞと知らせる為に余計な危険を冒しすぎて敵を増やしていました
しかも誘拐した後にリニアの中に閉じ込めて置く必要ある?と自分の中で思ってしまいましたが、ゆっくり誰もいない場所で話し合いたかったんでしょうね。恨みはしても、かなりの躊躇いを犯人から感じましたし挑発さえしなければ何も出来なかった可能性が高いです。
共犯者も殺害できないと思っていたんでしょう、その為リニアを暴走させるシステムを用意してます
毎回、自分は犯人がわからず楽しんでいます
コナンの良い点は、1つの事件が終わっても第二の危機が毎回用意されていてハラハラする事です
今回もリニアの暴走をどうするのか!!と思って1分1秒をハラハラしながら楽しく見れました。
リニアをTVで紹介してるお姉さんの前を凄いスピードでサッカーボールが駆け抜け天井を破壊して爆発して花火となっていましたがスローモーションで見ればサッカーボールが映るのでは?
視聴者も何が起こったのかと録画している人が停止ボタンで見る人がいて話題になってそう。
花火なんて用意してませんと回答もありそうです。
少年探偵団、事件が重く危険な程、作品的には活躍しづらい為に安全な場所で仮面ヤイバーを楽しむ。世界初のリニアの方が俺は価値があると思いますが子供にはショーの方が価値があったのでしょう。
赤井さんの弾丸、あまりにも凄すぎる無理難題を的確に平然とやってのける、そしてコナンの計算力。いつ弾丸が届くかまで計算しながら犯人と会話し誘導までしています。
メアリーさん、最高に可愛い、そして知的、最高でした。
大人にぜひ、ならずにそのままでいて欲しい
灰原哀 最高に可愛い
蘭ちゃんの殺人空手が見れずに残念でした。
毎回、その力強い格闘の迫力に頼もしさを感じています。
毛利探偵、ん、今回、何もしてない。
次の作品も楽しみです!!
迫力さは欠けるが面白い。
確かに一番最後のリニアが吹っ飛ぶシーンまでは少し迫力さに欠ける。
あまり盛り上がりがなく薄っぺらいトリックが多かった印象。
一年待ってのこれだったから少し落胆した人も多いと思いますがそれでも私は面白かったと思う。
ゼロの執行人や紺青の拳に比べた時に地味さが目立つだけで最近のコナン映画特有の有り得なさとぶっ飛びが最後は見れてよかったかなと思う。
それでも昔の映画には適わない。
相変わらず、ぶっ飛んでいて楽しめました!
映画版コナンは、相変わらず奇想天外なことが起きて面白いです!
今回は爆破シーンではないものの、科学に関わることなど思ったより楽しめました。
でも、赤井ファミリーの活躍ではないような。
いろいろとツッコミどころ満載な作品ではあります。
アニメのコナンと映画のコナンは別物と捉えたほうが良いと思います。
ただ、コナンの漫画を読み続けていない方にとっては、登場人物が多すぎて誰が誰だかになるかもしれませんね。。
赤井秀一はカッコイイ❣️ついでに秀吉もカッコイイ
皆さんが駄作と言うようなことは感じませんでした。
ちょいちょい笑えるところも有り、カーアクションはやっぱり凄かったです。ただ、カーアクションは前々回のゼロの執行人のほうが凄かったのでちょっと物足りませんが赤井ファミリーはそれぞれがかなりの個性をお持ちのようです。あと私が予想してた黒の組織に近づくのかな?って思っていたけど、FBI絡みのみの話だったのが物足りなさがあるのかな?って思いました。後半の秀吉の頭の中はどうなっているのか?って思うくらい5手先まで分かってるところは凄いなあって、由美たんが酔っ払ってプロポーズOKしちゃって秀吉が抱きついちゃうとことか面白かったです。
全作品見たから思うけど
毎回ほぼ初日で見てきて、今回見終わった時の最初の感想は、次回からは見なくてよいかも、でした。
3月に先行で放映した作品もこの映画も、今までならテレビのスペシャルで十分だったと思うのです。
もっとも最近テレビスペシャルも見かけない気がしますが。。
オリンピックを模したイベントの建物もリニアも、壊したらコナンの世界でそのイベントはキャンセルになるのでしょう。
このタイミングでこうした作品を発表するのは、
この作成チームはオリンピックを中止にしたいのかな、と、モヤモヤ考えさせられてしまいます。
今リニアを作っている人にも、競技場を作っている人にも失礼極まりない、とか、考えさせられてしまう分なのか、今回は全く楽しくありませんでした。
キャラクター設定も、
リニア開発という成功を手に入れていて、リニア開発に関わるならリニア嫌いなのは考えにくく、
その人が自分の作品を自ら壊すとか考えにくいし、
赤井さんのカッコいい活躍シーンもあるとは言えないし
最後には、
このまま見ていても生きている間にコナン君が元に戻る事はないし、あゆみちゃんと同い年という友人は親世代になってるし
きっといくらちゃんと同い年の人がもう80を超えたように、作者がこの世にいなくても、黒の組織は存在し、コナン君は子供なのでしょう。と思うほど
キャラを借りて描いたコラボ作品のようで、
アイデアもストーリーも、全く青山先生の作品とは思えませんでした。
あくまでキャラ映画路線なら、ね
まずきついことを言う前に、ここだけ褒めさせてほしい。アバン(OP前の映像)は素晴らしかった。あの演出から生まれる緊張感。あの雰囲気を持続させ、推理面を向上させることができていたら歴代屈指の名作となりえたかもしれないと勝手に思う。
しかしその推理面だがあまり良くはなかった。ミスリードかと思いきやの展開は面白かった。しかし犯人断定のシーンでの余計な動きや、何故犯人としたのかが比較的簡単であったことなど、他にもあるが推理物として面白く、まとまっていたものだったかといえばそうではなかった。犯人のカリスマ性も無く、冴えない。
しかし、だ。今のコナン映画が推理面で勝負していないということは周知の事実。映像美やキャラの見せ場を重視しているのだろう。そちらは良かったと思えた。特に見せ場の作り方やキャラの絡ませ方。多少難はあるものの、普通に上手である。過去作のネタを故意か偶然か使っていたのも面白い。
年々壊すもののスケールが大きくなっているが、キャラ映画なので、被害の規模は言わないでもいいだろう。
だからこの点数にした。
推理物として売り出すなら1〜2点である。
*キャラにこの台詞を言わせたいというのは分かるし良かったが、少しストーリーのバランスを考えて欲しい。詰め込んだ感覚で感情移入しきれない。
*拉致されていた〜が何故か証言しなかった等のシーンの存在理由が皆無。その理由ははたして語られただろうか。そうであったら申し訳ない。
*小五郎のひつまぶしのシーンは最悪。そこについては書きたくもない。コナンの狙撃許可シーンは急所に当てさせないよう行動することを赤井さんにちゃんと伝えていれば許容範囲だった。
ファンタジーだとしても面白くはない
一つのビジネスとして人気キャラクターで盛り上げたいのはわかる。
安室がめちゃくちゃ人気出たから、赤井でも同じくらいいけるだろうという感じなんだろうけど、この映画で新規ユーザーをどれだけ掴めるかは謎。
個人的にはわざわざお金を払って映画館に観に行かなくてもいい作品。
どうしようか迷ってるなら半年後にレンタルで見てもいいし、1年後のテレビ放送を待ってもいいと思う。
コナン映画は毎年の恒例となってるから「名探偵コナン」というだけで動員数、興行収入はいくと思うけど個人的にはワーストの部類に入る作品だった。
まず最近は本当に事件が薄すぎる。
映画だから色々なパターンあってもいいけど、今回はとくに印象に残らない。
犯人に個性がないというか…
声オタしか喜ばないだろうけど、犯人役の声優さんだけは前作同様よかったです。
赤井家はあれでよかったという意見もあるけど、あれで満足ならこれから先も製作陣のクオリティは上がらないと思う。
とにかくキャラがでてて、最終的に事件が無事に解決すればいいという人向けの作品です。
あとコ哀好きな人も事件関係なく満足出来るんじゃないですかね。
自分は公式カップルが好きなので、その点でもこの映画の評価はマイナスです。
映画のラストも異次元みたいに沖矢=赤井だというサプライズ演出を狙ったのか、メアリーの「小僧」発言がありましたが、沖矢・赤井ほどの知名度や出番の少ないメアリーがその言葉を発したところで、メアリーが赤井の生存を認識したという感動を観客に求めるには分かりにくすぎる。
異次元はストーリーはまったく面白くなかったけど、ラストで「やっぱりそうだったんだ!」という盛り上がりがあった。
詳しいことがよくわからない人でも、気になる終わり方になってたんじゃないでしょうか。
今回もそれを狙ったんだとしたら過去作の評判の良かったシーンをただ違うキャラクターで再現しただけ。
事件やキャラクターの使い方が下手すぎて、全てに中途半端感が否めない。
赤井一家、リニア、オリンピックという大きなネタだけとりあえず決めて、そこに他のキャラクターを都合よくくっつけただけですね。
だからみんなが言ってるように、依頼者そっちのけで小五郎がひつまぶしを喰らうありえないシーンがあったり、由美が昼間から飲みつぶれるだけだったり、コナンが犯人を殺すかもしれないリスクがありながら赤井に撃たせるような既存キャラ殺しを平気でやってのける。
赤井の弾丸が犯人の肩の位置に当たるようにコナンがアランにメールで指示してたのも後付けで笑った。
そもそもそこまでの凶悪犯だったか?
アラン以外危害は加えようとしないで、撃つのも躊躇うような相手だったじゃないか。
リニアに乗客が乗ってて多くの人が人質になってたりするならまだしも…
あと、リニア暴走止める為にコナンがリニア先端でサッカーボールぶっ放して、次の登場シーンでは世良の横でシートベルト付けてたのには笑った。
これ考えた人の頭は宇宙 笑
何年経ってもこだま作品と比べられるのも仕方ない。
実際今見返しても面白い作品多いし。
事件に粗がないわけじゃないけど、コナンくんが名探偵ちゃんとやってた時代です。
でもこだま監督が戻ってくることはないだろうし、時代も違うから新しいコナンにグレードアップしなきゃいけないんだろうけど、今回はシンプルにストーリーが面白くなかった。
以上、あくまで個人的な感想です。
どんな作品にも100%はないと思うから、コナンは昔から大好きな作品だし今後も楽しみにしてます。
でも面白くないと感じたことは残したいと思ったのでこの評価です。
映画の評価は製作陣も気になるだろうから、少しでも届けばいいなという希望も込めて。
近年ミステリーについては不評なのに改善はされていないので、制作が作ったものが100%のコナンだから文句言うなという状況だったら残念すぎる。
興行収入だけでみれば更新していってからそれでいいんですかね、、
残念
1年待っての公開だから楽しみにしてたのに。面白くなかったし、盛り上がりに欠けた。
赤井さんが出る映画なら、異次元や悪夢が面白くて好き。
今作は期待はずれだった。
【不満点】
・出演キャラが多すぎる。
・赤井一家が目立たなかったし、ただ4人が出てきただけで絡みは少なかった。
・特定キャラファン向けの描写が多かった。(チュウ吉とユミさんのデートとか、哀ちゃんの髪の毛かきあげる仕草とか…)
原点回帰して、キャラ重視よりストーリー重視な作品を作って欲しい。
愛知県人は、ひつまぶしは食べない。
映画の「コナン」は初めて見たのだが、コミックやアニメとはずいぶん違う印象だ。映画はこれくらい事件のスケールや舞台を派手にしないと受けないという事だろうか。しかし「コナン」の定番の人間関係はオーソドックスにしっかり描かれているので、安心して見ていられる。少年探偵団が愛嬌たっぷりで和ませてくれるが、コナンも世間的にはこどもだからこんな感じのはずなのに、おとな顔負けに活躍するギャップがいつでも面白い。今回は「赤井ファミリー」にスポットを当てているそうだが、どういう家族なのかよく分からなかったし特に興味をひかれる所もなかった。彼らの事を知っていればもっと面白くなっただろうか。
全体的な印象としては、「コナン」の楽し気でスリリングな世界を忠実に再現していて、ファンの方々はそれなりに満足できるのだろう。しかし一般の観客にとってはどこにポイントを置いて見てよいかよく分からない作品だ。見終わった時に「ここが面白かった」とはっきり言えないと、単に今世間的に関心の高そうな話題を盛り込みましたという作品で終わってしまう。
愛知県人なので、愛知が舞台なのは少しうれしくなる。今は話す人もいないが、名古屋言葉での予告編はとても面白かった。本編でももう少し「名古屋色」を出してくれたら良かったと思う。
次回作の宣伝用 再
自由物理すぎて何でもあり。
ピンチ感もどこか希薄、鮮やかさに欠ける凡庸な出来である。
緋色の不在証明に続き、今作も次回作宣伝用の作品と思えばよい。
シン・エヴァンゲリオン>ラーヤ>トムジェリ>>緋色の弾丸
↑鬼滅
良い点
・出落ちのハーモニカ
・乾杯
・園子
・クエンチ
悪い点
・子供の扱い
・歩行者のCG、ザCG
・100mlくらいでしょ
・弾丸。弾丸に縛られる監督。
・詰将棋風
・過去の密室トリックを全凌駕するワープ能力
・☆5を謳うプロがいる
稚拙すぎて笑える
コナンのネームバリューや赤井秀一の人気にあぐらをかいた、とても残念な作品に思います。
たとえば、赤井秀一の狙撃シーンが現実離れしすぎていて、ここまでくるともはや滑稽なレベルです。
真空空間を走るリニアモーターカー車内の犯人を数100km先から狙撃するのですが、重力の影響や軌道の曲線・起伏、車両外板に弾が当たったときの反力などを完全に無視しています。
コナンの世界では曲がりくねったトンネルに沿って、弾丸も曲がりくねった軌跡を描くのでしょうか(笑)
空気抵抗がないからと言って、直感で捉えても違和感の塊のような内容ですが、もはやネタとして笑うべきなのかも。
子供が喜ぶアニメ作品とはいえ、コナンは理屈に裏打ちされたトリックや推理がウリなだけに、非常に残念です。
この他にも、全体的に爆発シーンやご都合主義的な展開のオンパレード。爆発やオーバーな演出によって、無理に作られた雰囲気だけで感情を揺さぶられる人でない限り、とても残念な気分になると思います。
逆に、稚拙すぎて面白いかもしれませんが。
これは…
コナンは幼少期からは齧る程度。劇場版は純黒から毎年見ています。ゼロの執行人でめちゃくちゃハマり原作を読破しました。
今回も赤井さんが出てくるということでゼロの執行人のような大人も割と楽しめるシナリオなのでは…!とワクワクしながら劇場に足を運びました。
結果…全然大人の私は楽しめませんでした。
まず犯人たちの動機が薄い。薄いというかそもそもの最初の事件の冤罪ではなかった犯人の動機が、何も分からないからなんの感情も抱けない。
最大の楽しめなかった点は赤井ファミリーの必要性。あんなに全員出てくる必要あったのかわからないし赤井さんは犯人を撃つ必要が本当にあったのか??とずっと謎でした。最後にもう1回くらい大見せ場があるだろうと期待していましたが特にないまま運転手として終わった赤井秀一の見せ場………。
赤井さんと真純ちゃんと秀吉さんがファミリーじゃない方がまだなんか良かったレベルで「赤井ファミリー」の括りででてきた必要性が感じられませんでした。
何か一つとか誰か一人にもっと焦点を当てたストーリーにした方が絶対良かったと思います。
赤井秀一の狙撃を売りにするならもっと狙撃まつわる話とか、オリンピックのような祭事に搦めたいならその中で赤井ファミリーが活躍できる話とか。(これは昔サッカーで似たような話があった気もしますが)
惜しいを越して残念のひとことに尽きる劇場版でした。
あとFBIの人も調べ物する時Google使うんですね(笑)それが一番笑えました。
赤井家の今後の行く末を期待させる映画
人によって劇場版名探偵コナンに求めるものは違いますよね。個人的には、今回の良かった要素と微妙だった要素は次の通りです。
良:メインのキャラクター、話題性、ダイナミックさ、ゲスト声優など
微妙:ミステリー、ラブコメ、メイン以外のキャラクターの存在感など
良かった要素
・赤井家がメインなだけあって、それぞれの立場と能力を活かしきって魅力的に描けていたと思います。特に秀𠮷とメアリーはかっこよかったです。また秀一とメアリー・真純については、原作でも互いに確実な認識はしていないので、両者の接触はとても興奮しました。原作の赤井家はどうなるんだろう、楽しみで仕方ないです。
・テーマもオリンピックや未実用化のリニア、制御系を悪用したテロ行為であることから、話題性に富んでいておもしろかったです。
・リニアと聞いた時から予想はしていましたが、まさか競技場に脱線させるとは。ダイナミック出し風刺的で最高ですね笑。
・浜辺美波ちゃんは可愛いしら自然に溶け込むゲスト声優でした。さらに好きになりました。
微妙な点
・犯人のアナグラムはすぐ分かったし共犯者も消去法で特定可能でした。事件自体は過去のボストン(だったかな)から始まっていて、中盤まで不気味な演出も出来ていたのに、活かしきれていなくて残念でした。
・舞台がリニアと新幹線なので蘭との絡みが少なく、協力者ポジの哀ちゃんがヒロインのようでした。それはそれでいいのかな笑。
・後半は、蘭や小五郎、少年探偵団、阿笠博士がほぼ空気でした。
微妙だという感想があるのは、後者に期待していた方かと思います。ただ作り手も全ての要素を満たすことは出来ないと思うので、今回はこの要素が十分で良かったと思います。なによりも更に原作が楽しみになりました!
でも来年はガチガチミステリーにふりきって欲しいなあ。
以下ただの愚痴、個人的な意見です。
・原作の進展がなかったという感想があるらしいのですが、映画は映画ですし、無くていいです。でも今回は赤井家に関して今後の前フリがあったので、それはそれで嬉しいです。
・赤井さん(秀一)の出番が少ないと言われているらしいですが、赤井家メインなのでこれで十分です。
・赤井家出す意味あった?という意見があるらしいです。が、大いにあったと思います、赤井家を出した意味に気が付かないのはライト層だからか内容理解しきれていないからだと思います。私も完全に理解しきれていないのでまだ数回見に行きます。理解できるまで見に行って欲しい。
・いつも出る、こだま監督時代が良かったという意見。まるで生ける化石。自分もこだま監督時代好きですけど、当時とは世間から求められているものが違うから変化して当然だし、求められるものを作って売らなければ今後がない世界なのだから大人しく応援しよう。古参なら尚更。
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