「無意識に人を傷つけているかもしれないと思った。」スキャンダル ツネミさんの映画レビュー(感想・評価)
無意識に人を傷つけているかもしれないと思った。
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・ロジャーがラスト、マードックに引導を渡されたシーンで何故、自分が悪いのか?というような表情をしていたように思ったけど、結局、何が悪かったのかっていう感覚だったのかなと思うと怖かった。
・傷つけようと思っていなくても、むしろ褒めたつもりだったり、気を遣ったつもりで言った事も傷つけてしまう事があるんだっていう事を改めて思い知らされた。今朝観たあさイチで吃音の子供にゆっくり話していいんだよっていうのも話す速度を意識させるから良くないと言っていた事と重なり、考えさせられた。相手が笑っているから良いとしてしまっている自分の言動を顧みる契機になる作品だった。
・マーゴットロビーが天真爛漫な感じの人で、番組に出たいからとロジャーの被害にあった後、セクハラをニコールキッドマンの告発後、泣きながら電話しているシーンを観てて、詐欺被害にあった人が責められるという話と重なり、とても辛かった。ラスト、吹っ切れた様子だったのが救いだった。
・ビリー・アイリッシュのバッド・ガイが予告の時に流れてたような気がして最後まで流れなくてどういうことだったんだろうと思った。
・アメリカではお馴染みのキャスター達なんだろうなぁという感じで登場人物の多くて誰が誰だったか少し混乱した。
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