老後の資金がありません!のレビュー・感想・評価
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笑える映画。
大好きな天海さんが主演ということで楽しみにしていました。
コメディエンヌぶりを遺憾なく発揮されていて最高です。役柄的にスッピンや薄化粧が多く、衣装もヨレヨレで普段の華やかな天海さんとは違う、ちゃんと主婦にみえる萎れた天海さんです。(それでも半端ない美しさと透明感ですが。)
そして、終盤の唯一おしゃれをして、化粧もばっちり決めた時の美しさはもう流石でした。
ヨガのシーンでもしっかり下手にされていて、ちゃんと役作りされてるなぁと。
美貌と柔軟性とで草笛さんが評判ですが、本当は天海さんも素敵です。役で控えめにされているだけです。とファンとしては宣伝しておきます。笑
内容は、最初から一貫して笑いどころがたくさんでずっと笑い声が聞こえていました。笑
SKDと宝塚のデュエットも素敵だったし、加藤諒さんは予想外に歌お上手だし各シーンに好きなポイントがたくさんあります。
何より最後の、草笛さんの一言は涙を誘います。あの一言のセリフは元々の台本から変えようと草笛さん、監督、脚本家と3人で熟考したそうですが、その分だけ元の台詞より遥かに素敵な台詞に生まれ変わっていました!
内容もそうですが、みんなで笑いながら映画館で観る映画っていいなぁとしみじみ感じた映画でした。
公開終了までにもう1度笑いに行こうと思います。
友近さんおそるべし
前半のベタなコメディで、この映画を選んでしまった事をちょっと
後悔しながら見ていました。
しかし、天海さん、草笛さんの変わらない美しさや
松重さんの朴訥とした感じ、友近さんの説得の場面、
加藤さんのよく分からないがカッコいいメタル曲(セックスマシンガンズ作?)、
など、なかなか見どころ満載でした。
哀川翔さんも良い味だしてます。
姑がもっとハチャメチャにお金を使うのかなと思ってたら、
ほのぼのとした、人の良い映画でした。
あるある感満載、配役も絶妙、コメディも◎
老後の資金対策の参考になるのではないかと思って観に行った1人です。
周囲も高齢のご夫婦と思しき人たちが多かったですね。
【勉強になった点】
・老後は2000万円では不足で4000万円必要なこと(本当?)
・しっかり者と自負している者こそオレオレ詐欺に引っ掛かりやすい罠があるというエピソード
・自宅を売却して賃貸に移るという選択肢もあるのだということ
・ケアマンションは、ある程度の年数利用すると資産価値ゼロなこと
・シェアハウスなら孤独死は避けられるかもしれないこと
・年金受給者の本人確認のために、何ヶ月かに一度自宅訪問があること
・高齢者の葬儀は、亡くなっていたりホームに入居済だったりする関係者が多く、生前付き合いが多くても人が集まらないこと
【あるあるな点】
・葬儀について丸投げな息子の態度
・葬儀費用について子供間で揉めること
・葬儀でランクを選ぶとき一番安いランクは選びにくいこと。そして、それを見越した攻め方を葬儀屋もしてくること
・50代以上の再就職は、交通整理・マンション管理くらいしかないこと
【笑えた点】
・「ぼた餅3つは食えない」が末期の台詞だったこと(足ることを知れの意味だと後で知るが)
・SDK出身の草笛光子に「宝塚でも行けるんじゃないですか?」と言う主人公のお世辞に対し「そうね」とかるくいなし、宝塚出身の天海祐希に「篤子さんは宝塚なんて無理よ」と言うところ
・父親と名乗る人が2人出てきてアワアワな役所の担当と、怒る本物の父親が「叩き切ってくれる!」と主人公の姑が扮する偽父親を追いかけ回すシーン(ここがクライマックスかと!)
笑えた点は他にも多くありましたが割愛します。
ほぼほぼ笑いで、ちょっとホロリとするシーンもあり、軽く映画を観たい人にオススメです!
老後をどう過ごすか。
高齢に差し掛かる年代の悲喜こもごもを楽しく、そして感情豊かに描いてます。
若い方にはウケなさそうだけど、子供が巣立つ世代からには何処か自身とダブらせる点もあり、楽しめるんじゃないかと思いました。
そして老後という誰しもが通る道なのだから、怒ることもあるだろうけど感情豊かに楽しく過ごせる人生を送ろうと思わせてくれる映画です。
明るくて楽しい。笑えた。
松重豊さんののほほんとした夫ぶりが良かった。天海祐希さんと、2人とも長身だから夫婦としてお似合いだった。若村麻由美さんが綺麗。ラストシーン、みんなで歌って踊るシーンが楽しくてすごく良かった。みんな、幸せそうだった。キャラクター、一人一人が濃くて個性的で良かったです。楽しい作品でした。
すこし誇張が、、、
近くの映画館で鑑賞。パートナーが天海祐希のファンなので、せかされての鑑賞。
私はやな予感はあったので消極的。だから目についたのかもしれません。
年金いくらいくら必要、て政府が言ってる?
萩原さんは4000万必要、ってどの程度の生活で生活圏がどこで一世帯なのか、一個人なのか?
なんて思いながら観てしまった。これでは楽しめないので皆さんは気にしないように。
ついでに言えば個人商店ではないだろう、株式会社が倒産したら退職金が出ないなんてどんな会社だ。
これも余計だけど。
午後の最後の回に入ったが、周りはオーバーセブンティーンじゃない、70歳オーバーのような方ばかり。
でもやっぱりいただけないのは、年金詐欺に加担するところ。未遂であっても。これだけはどうにも不愉快。失踪届けを出して生存確認を待ってもらえば、犯罪にならない。
解答の一例なんだろうが、あんなことができる旦那さんならもっと周りにいろいろいえただろう。
まあ、ここまでの経験が成長させたのだろうけど。
おもしろかったです
長女の交際相手とかベタで極端過ぎるのもあったりしましたが、
笑ったり涙したり忙しかったです笑。会場内でもあちこち笑い声が出てました。
草笛さん(あとで年齢調べたらびっくり!)があんなにセリフ多くて、
コミカル演技してくれて、ちょっと新鮮さもあり純粋に楽しく観てました。
篤子(天海祐希さん)の友人の相談で、年金をもらうために父親役をやってしまったのには(またそれが様になっていて)
そこに三谷さんが加わっての立て続けの掛け合い!
あそこは大爆笑シーンでしたね。
そして芳乃(草笛光子さん)の最後のスピーチ。
もしかしてそのままポックリ逝ってしまうの?ではなく、
この映画の主題歌のように「Happy!」に終わりましたね。
曲も楽しくて踊りたくなるような曲調でいい!!(出演者が出てきてみんなで踊るパターンではなかった)
最後シェアハウスに落ち着くのは今の時世ならではなのでしょうか。
楽しい映画が観れました。
これは今のリアルではない
端的に言うと感情移入が出来ませんでした。
その理由ですが、この物語は中流の中か上くらいの階級の家族を描いています。
しかし、コロナ禍以降の日本の現状にはそぐわない点がいくつかあります。
具体的には、失業した際に「景気が良くてどこも人手不足だから仕事なんてすぐ見つかるだろう」や「50代で700万しか貯金がない夫婦なんて他にいるのかしら?」といったセリフが登場人物の口から語られます。
持ち家があって700万の貯金があるなんて、今の若い世代からすれば夢物語です。
子供も自立している、もしくは自立が近い。
次に義両親の入っていたケアマンション。
入居金3000万+月の費用20万ほどと言いますが、これは高級といわれるランクの老人ホームです。
それだけのお金を自分で払える義親がいて、両親は自分の蓄えで好きに暮らしている。
はっきり言ってしまうと、これはかなり恵まれたケースです。
少なくとも、タイトルにあるような切迫つまった感じではない。
そういった事もあり、共感は出来ませんでした。
そして気になったのが、私が鑑賞した回はほぼシニア層の観客ばかりだったのですが、劇中の様々なシーンで笑い声がよく聞かれました。
コミカルタッチな映画なので、それはそれで制作側の狙い通りなのでしょう。
しかし現役世代からすれば、失業、親の介護、葬儀の費用負担、それらを巡る兄妹(きょうだい)間の確執などはすぐそばにある問題であり、私は観劇中まったく笑えませんでした。
世代間の格差と認識の違いを改めて感じさせられる2時間でした。
良い映画でした
予告を見た時に面白かったので絶対見ようと決めていた映画でした。
期待を裏切ることなくお金がかかる災難に見舞われながらも明るく強く乗り切る天海祐希さんに和まされました。お姑さん役の草笛光子も面白くて情に厚いお姑さんでオレオレ詐欺にあったり男に仮装し毒蝮三太夫とやりあったり自ら生前葬を企画し実行する場面も可笑しくて笑ってしまいました。最後に娘と同居するため家を出る際に人生は楽しむものよと言った言葉は印象深かったです。
リピートしたくなるぐらい私は好きな映画です
老後の資金がないわけがない人が主演なので、はすに構えて観ましたが・・・・よかったデス
女王の教室、Around40などのテレビドラマでの主演により上司にしたいタレントNo.1としても有名になり、すっかりコメディアンヌとしても日本を代表する俳優となり、缶ビールや缶酎ハイのコマーシャルでもみない日はないほどです。恐らく、芸能界一二を争うくらいの潤沢な老後の資金を溜め込んでいらっしゃるであろう天海祐希お姉さまの「狗神」以来20年ぶりとなる主演映画。公開がコロナで伸び伸びになった感じでしたが、感慨深いシーンもたくさんありました。
始まって早々に舅役の綾田俊樹(深夜食堂のオカマのママ役が好き)が病院で臨終を迎えるシーンから始まりますが、浅草の老舗和菓子店和栗堂の店主であったことから、若村麻由美扮する娘夫婦が浅草の葬儀社をすでに予約して、喪主は長男の旦那役の松重豊に押し付けます。娘の旦那役はアリtoキリギリスの石井正則で、いかにも狡猾そうなしっかり者の夫婦。参列者の数、香典の額を読み間違え、見事に大赤字に。
身長190センチの松重豊と175センチぐらいはありそうな元・宝塚の男役・天海祐希は年齢的にも背丈も非常にバランスのよい50代の夫婦役でした🤩
コンビニ制服姿、ビックカメラの制服姿の天海祐希も見られましたよ。
それにしても、姑役の草笛光子様(88歳?)はお美しくて、カクシャクとして目付きもしっかり。全然ボケてないし、お高い御召し物が似合う貴婦人。それがですよ、父親の年金を当にしているヨガ教室仲間のために一肌脱ぎます。
いやー、さすが元・松竹歌劇団。メイクとカツラがコロナで亡くなった故・志村けんさんの変なおじさん風でした。偶然にしても、運命的なものを感じました。
映画の神様は松竹ではなく、東映に降りて来たようですね。
ウルトラマン、ウルトラセブンの隊員で売れっ子になって、長寿番組のラジオでの生本番中継で、「ババア元気か、クソババア」などとご高齢のご婦人をイジリ倒しておられるまだまだ現役の毒蝮三太夫様も、いやなんの、超お元気で嬉しくなりました。三谷幸喜君も絡んで、思わず吹き出してしまいました。
シェアハウスって老人向けにもありますけど、お金になる支援が前提で、自由度が低そうで、楽しくない。人生を平等に楽しむ若い人のシェアハウスと老人向けサービスが上手く融合できればいいんですがね。老後ビジネスの黒塗りカルテはやっぱ怖いし、確実にお金持ってかれますから。
高橋メリージューン。
鈴木紗理奈か?と思ってしまいました。いかん、いかん。
あんな親切でお尻がセクシーなシングルマザーのキャバクラ嬢がいるシェアハウスは楽しくないわけがないでしょうね。自分の家は誰かに貸して、年金と合わせて、キャバクラ嬢がいるシェアハウスで暮らせたら、どんどん若返ってしまいそう😎 あぶない、あぶない。一軒家の持ち家があることがなにより重要かと。
これを書いている今も、プチ家出して行方不明の徘徊老人を探していますと地域の防災無線放送が聴こえて来ています。身長150センチの88歳の白髪のおばあちゃんだそうです。
草笛光子様も毒蝮三太夫様もすごいですね。
レビューを書く目的は100%ボケ防止です。すみません🙏
さて、今夜は豚モヤシ鍋で一杯やりますか。ニンジンと豚肉とモヤシとあと何でしたっけ?あぁ、思い出せない😰 誰か教えてくれる?
家計を預かる主婦は大変だ
家計に無頓着な夫・章、フリーターの娘・まゆみ、大学生の息子・勇人と暮らす主婦・後藤篤子は、ブランドバッグが欲しいのにボロボロの古いバッグで我慢し、夫の給料と彼女のパートでのお金をやり繰りし、老後の資金を貯めてきた。しかし、義父が亡くなり、章が喪主として葬式代を負担、篤子はパートの契約満了による解雇、娘まゆみの結婚相手が餃子チェーン店の御曹司で豪華な結婚式を折半で負担、夫の会社が倒産し失業と、貯めてた老後の資金がどんどん減ってしまった。そんな中、章の妹・志津子と義母への仕送りの件でやりとりする中で、篤子は義母・芳乃を引き取ることを口走った。芳乃を加えた生活がスタートするが、芳乃の奔放なお金の使い方で出費がかさみ、さらなる窮地に立たされてしまった。さてどうなる、という話。
老後の資金として4000万円の蓄えが必要かどうかは別として、700万円は少なすぎと感じた。
コメディらしく、多くの芸人が出てたが、面白いかといえばイマイチかな。
老後のシェアハウスと言うのは良い選択肢かな、と思った。
草笛光子と天海祐希はさすがの演技で、義妹役の若村麻由美も光ってた。シングルマザーでキャバクラ嬢役の高橋メアリージュンのショートパンツ姿は色っぽかった。
2021年個性あふれるキャスト達のコメディー映画
氷川きよしさんの挿入歌「happy」の歌詞にふさわしい映画の内容だった気がします。
「みんな一緒さ一人じゃないさ♪さぁ歩き出そうよ♫」はとても励まされる1フレーズでした。結末としては老後2000万円問題の未来に備えるより無駄な浪費や無駄使いは辞めて家計を見直すといった倹約思考のメッセージ性が伺えた作品でした。私の中で注目はバンドマン役の加藤諒さんの存在感が印象に残りました。
この映画の観ていた来館者は年配の方が多かったです。いろんな世代の方々に観て欲しい作品です。
切実です
この夫婦とほぼ同世代の自分は身に積まされる事ばかりですね。天海祐希さん、松重豊さん、草笛光子さんのやりとりが面白くさせてるし、最後の生前葬の草笛光子さんのシーンは流石な物を感じました。
【老後なんて、まだまだ先だと思っていたけれど、今からイロイロ準備をしなくちゃなあ・・、と思った作品。アンナに、上手く行くかなあとか言わずに観たい、老後対応啓発コメディ。】
ー 人生百年時代と、安倍元首相が言い始めて、数年が経つ。老後資金は2000万円というのが常識かと思っていたら、イキナリ、”老後は4000万円必要です”などと、コンサルらしきおばさんに言われ、”オイオイ、安倍さん・・、話が違うじゃないか”と思いながらも、面白く鑑賞した作品。ー
◆感想<Caution 内容に触れています。>
・ええっ、棺桶ってそんなに値段のバラツキがあるのかい!
ー 友近さん演じる、葬儀社販売担当のお勧めの仕方が絶妙に可笑しい。
どうせ、燃やすんだから、4万円ので良いじゃない、と後藤篤子(天海裕希)は思うのだが、販売担当の友近さんが、貼りついた様な営業スマイルで言った言葉。
”私の記憶では、4万円のお品をご購入したお客様はおりません・・。
老舗和菓子屋、和栗堂の面子も考え、少しお高めの品をご購入。
仏壇ってそんなに高いの!とか、葬儀費用って会場費を込めても高いんだなあ・・、とかいろいろ笑いながらも、勉強になりましたよ。ー
・葬儀費用分配問題。
ー これは、実際にイロイロありそうだなあ。今のうちに弟と話しておくか・・。
全然関係ないけれど、若村麻由美さんって、相変わらず美しいなあ。天海さんと並ぶ、不老の人である。ー
・娘(新川優愛)の結婚問題。
ー 冠婚葬祭ってお金かかるんだよねえ・・、と自分の結婚時の事を思いだすなあ・・。
あと、お父さんは、あんな変なパンクロッカー(加藤涼)との結婚は許しません!ー
・夫を亡くした浪費屋の義母、芳乃(草笛光子:コメディエンヌとしても十分行けますね。)が、バンバンお金をクレジットカードで使うわ、優しいが少し頼りない夫の章(松重豊)の会社は、潰れちゃって無職になるし・・。
ー 暗雲漂う後藤家。章の就職事情の厳しさなどは、現実味が溢れる。ー
・年金詐欺問題や、オレオレ詐欺問題も盛り込み、オカシク物語は続く。
ー 毒蝮三太夫の、真剣を振り回す姿や、区役所のオロオロする役人を演じた三谷幸喜監督が、役人にしか見えなくって・・。あー、オカシイ。
<芳乃が”生前葬を遣る!”と言い出して、皆の前で言った篤子に対する感謝の言葉。
シェアハウスかあ・・。
結局、人生で大切なのは連れ合いとの関係性を良好に保つ事と(篤子は、夫が職を失った時、叱責していないし、尊敬の念を持った呼び方をしている)いざという時に”独り”にならないように、常日頃から地域の人達や、親戚とキチンとした人間関係を築いておくことが必要何だろうなあ・・、と思った作品。
でないと、お金がある家は「犬神家の一族」になってしまうだろうし、お金のない家は、もっと悲惨な事になるんだろうなあ・・。
頼むよ!、新政権!>
素直に面白い
ちょっと大袈裟かも知れないが、現代日本人にとって切実な問題をコメディ全開で斬る! といった感じの痛快作。
元宝塚ジェンヌの天海祐希に大開脚させたり、松竹歌劇団のトップスターだった草笛光子にシミだらけにゲジゲジ眉毛で歯抜けのじじいメイクをさせたり・・・
プライドを捨て、体を張って演じた当人達は勿論だが、こんなことを了承させたプロデューサーはじめ製作陣の熱意も素直に感服。
毒蝮三太夫の「ババァ」連呼は分かってはいても笑ってしまった。
スリムクラブやピスタチオ、佐々木健介といった最近ちょっとご無沙汰な面々もセリフのある役回りを貰えて心なしか生き生きして見えた。
ちょっと意外だったのは竜雷太のマッチョぶり。齢70を越えてあの体型を維持してるのはスゴイ。
全体的にはエンタメ色全開だけど老後資金のことだけでなく、熟年での失業やシェアハウス生活、各種冠婚葬祭費用の相場、果ては特殊詐欺の手口まで、庶民にとっては考えさせられるテーマが沢山散りばめられていて、身につまされる内容でもあった。
日曜朝の某情報番組に代表されるようにとかく偏向報道の多いと言われるTBSがこういう時事ネタ絡みのものを楽しく且つ大真面目に作ると意外とまともなバランス感覚のものだった、という感じか?
内容やキャストの構成からするとメインターゲットは中高年層になるだろうし、若い人にはツボらないと思うが、タイトルを聞いて、将来のお金のことを多少なりとも考えるキッカケになってくれれば御の字、というのが製作陣の思いなのかも。
この作品もコロナ禍で一年公開延期となってしまったが、そんな事を忘れさせるくらいの会心作と言っても良いと思う。
笑えないのにいっぱい笑っちゃった
なかなか切実なお金の問題なのにいっぱい笑っちゃった。映画館の中が笑いで溢れてた。こんな幸せなことはない。
今週末、一番期待してた同じ監督のもう一本がなんか合わなかったので、やめとこうかなと思っていたんだけど、「ハロウィン」と「モーリタニアン」までの間があったので、思いきって観に行って良かった。
天海祐希と柴田理恵のヨガのあんなポーズが見られただけでも最高。
あ、天海祐希と草笛光子のデュエットも。宝塚出身の女優さんたちが映画であんなに輝いてたのって久しぶりじゃないかな。
それにしてもいい夫婦だったなぁ。
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