老後の資金がありません!のレビュー・感想・評価
全268件中、101~120件目を表示
温かい気持ちになれる作品
優しい世界観でテンポ良く話が進むので、楽に観れる。
何よりも天海祐希と松重豊の夫婦がカッコ可愛いくて憧れる!!
失業報告でもお互いに思いあえる夫婦。
生活水準が下がっても楽しみを見つけることが出来る姑。
わがままで自由奔放な子供たち。
現実だとこうは上手く運ばないだろうあと考えてしまうけれど、モノガタリくらいはこの優しい世界観の方が嬉しい(笑)
クスッと笑えて最後にちょこっと泣ける安定した良い作品だと思う。
歌唱力の高い方たちが歌うから劇中歌をもっと聞きたかったなぁ~。
もう少し楽しみたかったなぁ
草笛光子さんのイケメンすぎるキレッキレの演技は見ものでした。
ですが、全体的にどうもテレビドラマの延長線上にあるような、こじんまりとした作りなのが少しがっかりでした。
劇場でやる以上、もう少し大仕掛けのあるエンタメ系に振り切ってくれなきゃ。
松重豊さんは好きなので、食事のカットでは思わずクスっときてしまいました。(例のアレ・笑)
減点対象になったのはもちろん、ただひたすらキモい加藤諒さんのキャラ設定と、そのご両親の佐々木健介・北斗晶夫婦のキャラ設定。(ごめんなさいごめんなさい!ご本人がじゃなくてキャラ設定がですよ!)←必死のフォロー(笑)
なんでああしたし!あの奇妙で変なキャラ描写を見せられただけで20点は軽く減点!
変な笑いを狙わず普通に描いた方がよかったのに。
出てくるカットがいちいちウザいから困る。あの三人のキャラ設定は全く笑えませんでした。
そうそう、主人公の天海祐希さん、もう既に54歳にもなられるのですね。びっくりだ!
もっと主人公らしく、天海さん演ずる主婦の喜怒哀楽に極振りした活躍を観てみたかったです。ここがきちんと描けていれば減点分は取り返せたのに。
しっかし天海さん、どう見ても40代、むしろ30代に見えるって言っても過言じゃないし!
過度な期待をせず気楽に見ると面白いかも
いろいろ老後にはお金がかかるので、4000万円必要と世間で言われて、葬式代や娘の結婚、リストラなどで貯金額は減っていき、最終的にはシェアハウスで自由に生活する。
おばあさんのワガママに生きるのがいいというのも、何だかなぁと思いました。
全員、ワガママに生きたら、家庭崩壊するんじゃないのかな?
ただ映画として、エンターテイメントとして見るのは面白いので、過度な期待はせず、肩の力を抜いて見るのがいいですね。
こういう映画求めてました👍
見たいとは思ってたが正直大きな期待はしてなかった(気軽に見れそうかなと)
良い意味で期待を裏切られた😆
内容も現実的で誰にでもあり得ることだからコメディなのに考えさせられる。それでいて気軽に楽しく見れて分かりやすい。
役者さんたちも素晴らしいの一言です。
草笛光子の存在感
お金がどんどん無くなっていく経験をしたことがあるので、前半の主人公のヒリヒリした感じはよく解る。
押しの強い義妹、優柔不断なダンナ、金遣いの荒い姑、自分の事しか考えない娘…
みんなが悪魔のように思える。
そして後半、厳しい現実を共有することによって、段々物事が好転していく。
それにしても草笛光子。
上品でワガママで、それでいて憎めない可愛さ。
結局、草笛光子に支えられた娯楽作です。
ジジイを装う草笛光子は高田純次に似ていた
2021年映画館鑑賞101作品目
11月28日(日)イオンシネマ新利府
1000円で鑑賞
原作未読
監督は『パコダテ人』『パローレ』『豚がいた教室』『こんな夜更けにバナナかよ』『そしてバトンは渡された』の前田哲
脚本は『国会へ行こう』『サムライフィクション』『黄泉がえり』『チームバチスタの栄光』『サムライマラソン』の斉藤ひろし
天海祐希の単独主演映画は意外なことに『狗神』以来20年ぶり
生活感あふれるドタバタコメディー
テレビに出ていた知識人に唆され老後の資金を心配し日々家庭の支出に苦しむ中年主婦のコメディー
夫の父親の喪主を長男である夫が務めることになり香典を期待したが来客はまばらで後藤家は大赤字
坊さんの念仏が笑える
第一子長女はバンドマンで栃木の餃子屋チェーン店の息子とできちゃった結婚することに
第二子長男はもうすぐで社会人になる4人の中では一番まともだが鍋に豚肉が入っているだけご馳走だと僕は思う
夫の職場は倒産し退職金は出ず妻が働いていたマジカデンキとの契約は終了してしまい夫婦揃って無職に
そんな折に老人ホームに住んでいた夫の母と一緒に住むことになる羽目に
その義理の母は金遣いが荒くカードで平気に高級品をバンバン買ってしまうためやりくりに苦しむ主婦にとっては最大の頭痛の種
大女優草笛光子が引っ越してくる時と引っ越す時の御召し物が気品よくオシャレ
ヨガのポーズもしなやかで全く年齢を感じさせない美しさ
決して無理をしているわけでなく自然で身のこなしは流石に年相応になった年下の吉永小百合より若々しい
最近フジの『ぼくらの時代』に土屋太鳳& 中谷美紀と共演したが彼女らを圧倒する存在感
立ち上がるときも座るときもどっこいしょと言わないといけない草笛光子と同じ歳くらいの身近な老人とはまるで違う
自転車の二人乗りは明らかに合成であえて狙ったのか昔のアメリカの映画やドラマみたい
殆ど出オチの出演者がたくさん出てくるのも見どころの一つ
ピスタチオはブティックの店員でスリムクラブは刑事役
三谷幸喜はコメディー限定でもっと役者もやれば良い
映画comの出演者には記載されていない著名人多数
偽刑事の詐欺師に神保悟志
ハローワークの職員に痩せてすっかり綺麗になった富田望生
看護師役に小野花梨
などなど
生前葬で盛り上がるシーン好き
草笛光子も歌います
藤田弓子が若い頃ディスコでブイブイ言わせていただけあってリズムの取り方が素人から見ても明らかに非凡
あとヨガ教室での天海祐希の仰向けによる大股開きは特に宝塚ファンでもない自分にとってもショッキングな映像
高齢化社会の現状を描いた秀作
予想していたより面白かったというのが正直なところだ。50代の夫婦が直面する問題を取り上げてドラマに仕立てており、身につまされる場面も多くあった。例えば、親の介護、親の葬儀、子供の結婚、失業、住宅ローンなど。葬儀は一過性のものだからまだよいが、介護となれば継続的に手も金もかかる。定年後も住宅ローンの支払いが続けば負担が大きい。映画の主人公は、会社が倒産し、退職金まで消滅したのだから計算が狂ってしまったのである。
老後に必要な資金は、2千万円とか3千万円とか、あるいはそれ以上だとか言われているが、それぞれに事情の違いがあり、また希望する生活水準も違うので一概には言えないだろう。慎ましい生活であっても年金プラス10万円程度かかるとして、年間120万円。それを20年続ければ2400万円である。突発的な出費も考えると、やはり3千万円程度が目安になるのではないか。
主人公の場合、親の面倒は妹夫婦に見てもらえるようになり、新しい職が見つかり、家を売却してローンを完済し、グループホームで生活するようになった。かなりなハッピーエンドであるが、不安なしとまでは言えないだろう。しかし、この映画の観客にしてみれば、絶望的な状態で終わるのは心苦しい限りであるから、こういう終わり方が良かったのだろう。
これは推測だが、貯えが全くなく不安だらけの人はこの映画を見ようとは思わないだろう。また、十分に余裕のある人も関心が薄かろう。観るのは、ぎりぎり余裕があって自分は何とかなるだろうと思っている人たちではないか。だから落ち着いて観ていられるのである。
最後に、草笛光子は若々しく演技もしっかりしていて感心した。エンディング近くの歌も素晴らしかった。高齢の観客は励まされたのではないだろうか。
最後まで苦笑・・・
老後資金2000万円と言われて真に受ける嫁と無頓着な家族のお話。漫画チックな描写に終始苦笑。前半は金・金・金で観るのが疲れてしまった。後半は出演者のやりたい放題、学級崩壊に近い状況。最後、50代でシェアハウス?とても無理なエンディング。唯一救いなのは松重豊の頼りなく金に無頓着な演技だけでした。定額の映画代を払って見る映画ではないなぁ・・・
老後ではなく変化する日常
劇中の夫婦よりは若いが、ほぼ同世代故なのか…笑えない箇所が多数あって慄く。
相続やら結婚やら、退職やら物欲やら…冒頭、感じたのは「やべえ…地雷踏んだ」だった。
なのだけど、必ずのしかかってくる問題しか提議されておらず、それらに潰されそうになる人生ってななんなんだろうと、悲しくなる。
間違いなくコメディで、ファーストシーンから芸人さんまで配置してるにも関わらず、全く笑えない状況。
…個人的な理由でしかないわけなのだけれど。
だけど、まぁ、作品としてはよくまとまってたと思われる。現実と切り離すのが至極難しくはあったけど、三谷幸喜さんと草笛さんに助けられたと思ってる。
三谷さんのキャラは正直やり過ぎなんだけれど、作品とのコントラストとして非常に秀逸だった。
「笑う」って衝動が自然と湧いてきた。それまでは、いつ笑えばいいのだろうと凹んでた。
そして草笛さんのウインク。
とてもチャーミングで素敵だった。
主演の天海さんを筆頭に、芝居巧者が集まった本作は、コメディとしての大前提を全くぶらす事はなく良作だと思える。
一応、タイトルへのアンサーも用意してくれてるし。
劇中の夫婦の選択は一例であり、シェアハウスにはシェアハウスなりの問題もあるかと思う。
それだけではなくて、海外に移住する人や、田舎暮らしを始める人、選択は様々だ。
この作品を見てなんとなーく思うのは、老後は老化であるのは間違いないのだけれど、それ自体は変化であって悪しきものではないんじゃないかって事だ。
その変化を容認したくない意識こそが悪しきものなのではなかろうか、と思う。
変化し、未知の世界が広がる恐怖なのかもしれない。
出来てた事が老いにより出来なくなる。
そこを受け止めきるかどうかなのだろう。
尚且つ、それを楽しめるかどうかなのだろう。
死別によって1人になる。
その変化を受け止めるかどうか。
心配しなくても、人はいずれ死ぬ。
どう足掻いても老いは来る。
…その認識なのだと思われる。
彼らは変化を楽しめてたように思う。
幸運も不運も不意に訪れる。
要らないと拒否できないし、懇願しても舞い降りない。目の前こ事に懸命にならざるを得ないのが人生の本質なのかもしれない。
そんな中の箸休め。
赤い鞄を手にする彼女は、幸せそうだった。
と、おとぎ話で締め括るのではなく、きっちりお金の話としてまとめた本作。
彼らは1400万円程の老後の資金を手にしている。
ま、これも一つのオチなのかもしれない。
身につまされる
コメディ映画なのに、自分の今後のことと思うと身につまされて楽しめなかった。
映画では、最後はなんとなくハッピーエンドで終われるけど、現実はそうはならない。
武士の家計簿や殿、利息でござるのような時代劇コメディならまだ救われる気がした。
これから生きていくのも大変ですよ。
「ほどほど」に満足すれば人生は楽ちん。
三谷幸喜さん、何やってんですか?こんなトコロでw
プロが力まずに作るコメディの安心感ですよ。これは、ほぼスルー態勢に入ってたんですが、エバァン・ハンセンが拍子抜けだったんで、ヤケクソ気分でもう一丁!で鑑賞。やっぱ、安心して観れる人情噺は良いわw
老後資金2,000万円問題に異議を唱えるのが、TBSってトコロには苦笑い。
単純に楽しかったです。
お金も大事だけど、シェアがよいね
嫁姑のバチバチした感じのドラマ大好きだからとても期待して鑑賞しました。
ただただ共感することも多くて、鑑賞している人ほとんどが姑くらいの年代でみんな心から笑ってました(笑)
細かいお金の表記も現実的で色々考えさせられました。
笑ったり泣いたり発散できました!
映画館出る時スッキリする映画でした^_^
笑い声がよく聞こえてきた
劇場内20人弱くらいで女性グループが多く笑い所ではアッハッハとよく響いていました。
25年ほど前、実家の向かいのアパートに一人住まいの70代のおばあちゃんが毎日ヒールで出掛けてて(格好もお洒落だけど年齢的に危なくないのかなぁ)なんて見かける度に思ってたんだけど
ある日スニーカーで姉と立ち話中に見かけたので挨拶したら
「あなたたち、20代の若い娘がスニーカーでベタ足でもったいない。女はヒールをやめたらおしまいよ。」と言われたことを草笛さんの美しいヒール姿で思い出した。
葬儀の場面で聞いたことないお経だなぁと思ってたら意味がわかってクスっときた。
草笛さんと天海さんの歌声が聴けてよかったな。
自身も老後の資金はありません。
全268件中、101~120件目を表示