ちむぐりさ 菜の花の沖縄日記

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ちむぐりさ 菜の花の沖縄日記

解説

石川県から沖縄のフリースクールに通うためにやって来た15歳の少女の目を通し、沖縄のリアルな現実を捉えたドキュメンタリー。沖縄の言葉ウチナーグチで「胸を痛める」という意味を持つ「肝(ちむ)ぐりさ」。人の痛みを自分のものとして胸を痛め、つらい思いをしている人と一緒に悲しむ。そんな沖縄に、ひとりの少女がやって来る。石川県から那覇市の学校にやって来たその少女・坂本菜の花さんは、この島ではずっと「戦争」が続いていることを肌で感じ取っていく。沖縄テレビ放送の開局60周年を記念して製作された作品で、同局のキャスターを務める平良いずみがメガホンをとった。第38回「地方の時代」映像祭グランプリ、2018年・日本民間放送連盟賞の報道番組部門で優秀賞を受賞した。

2020年製作/106分/G/日本
配給:太秦
劇場公開日:2020年3月28日

スタッフ・キャスト

監督
プロデューサー
山里孫存
末吉教彦
撮影
大城茂昭
編集
大城茂昭
音楽
巻く音
jujumo
語り
津嘉山正種
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(C)沖縄テレビ放送

映画レビュー

3.5能登から沖縄へ

2022年5月16日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

15歳のとき、イジメを苦に能登から沖縄に向かった少女、坂本菜の花さんの成長記。
沖縄の基地問題を自分自身が身をもって知り、石川県の地方紙にコラムとして掲載されることに。
沖縄県が他の都県からいじめられている様子がよく分かる。

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いやよセブン

5.0空から色んなモノが降ってくる・・・

2020年8月19日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 沖縄の言葉、ウチナーグチには「悲しい」という言葉はない。誰かの心の痛みを自分の悲しみとして一緒に胸を痛める「ちむぐりさ」という言葉がある・・・

 石川県珠洲市から沖縄のフリースクール「珊瑚舎スコーレ」へ単身やってきた15歳の坂本菜の花さん。家族は好きな道を行けばよいと言ってくれたので、大好きな沖縄への進学を決めたのだった。一つのビルの中に中高生もいるが、夜間中学に通うお年寄りの姿もあるというユニークな学校。そこで人々と心通わせ、戦争体験、米軍基地の問題などさまざまな見聞を重ねていく。

 ヘリ墜落、またヘリ墜落、そして女性暴行殺害事件・・・日米地位協定によって守られる米軍。署名を集め、政府に要望書を提出しても何の返答もない。「日本はアメリカの植民地」という海人の言葉が重く響いてくる。泣き出す菜の花さん。「綺麗な海見て、何で泣くか」の言葉につられて涙。また何度も聴ける「悲しくてやりきれない」のメロディがまた沖縄県民の心なんだと、聴覚にも訴えてくるのです。

 中学を卒業して、一人で沖縄行きを決めた彼女。そんなこと常人にはできない。「おじぃ、なんでそんなに明るいの?」といった小さな疑問から大きな社会問題まで取り上げるのですが、本土ではちょっとニュースに流れて、しばらくすると忘れられるという現実。沖縄が差別されている!1945年の沖縄戦でも大本営からは「捨て石」とされた沖縄。1972年に本土復帰を果たしたものの逆に沖縄に米軍基地が増えてしまっていたことについて、石川県の内灘闘争の勝利などによって基地が沖縄に集中した事実についても、石川県人として申し訳ない気持ちになるという優しい子なのだ。

 驚いたのは菜の花さんの実家が旅館だということでした。あ、行ったことあるかも!30年ほど前に松茸づくしの昼のコースを堪能させていただきました。また行きたいなぁ・・・

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kossy

4.5菜の花さんを通して沖縄を知る

2020年7月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

沖縄を知る為に鑑賞、チケット1,100円+パンフレット800円。坂本菜の花(実名、石川県珠洲市1999年生まれ)は石川県から沖縄のフリースクール珊瑚舎スコーレに入学。沖縄の人々と逢い、成長してゆく物語。沖縄三年間の経験で彼女は素晴らしい成長を遂げた。故郷の北陸中日新聞にコラム「菜の花の沖縄日記」を2015年4月~2018年3月連載し、後日に書籍化。卒業後は実家の宿を手伝いながら、沖縄にも(辺野古基地 県民投票)関わっている。
「現場の声を直に聞く」事が大切です‼えぇ映画はミニシアターで。

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浪花のしんちゃん

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