劇場公開日 2020年1月17日

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「「英雄=爆弾犯、の犯人像と一致する」「母親と暮らす醜いブタだしね」」リチャード・ジュエル 栗太郎さんの映画レビュー(感想・評価)

2.5「英雄=爆弾犯、の犯人像と一致する」「母親と暮らす醜いブタだしね」

2020年1月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

酷いよね、まるで真犯人を見つけたような騒ぎ。昨日まで英雄として祭り上げておきながら。
憶測に走り、偽装してまでもハメようとするFBI。
スクープに焦り、シロと知っても騒ぎ続ける地元メディア。
この映画が真実なら、国(FBI)もメディアも相当に腐ってる。結局、それはどこの国も同じって事だね。

最後に、勝った!というが、あれが勝利か? 元々やってもいなかったことで無罪を勝ち取ったことが勝利なのか?
元に戻ったわけでもないのに。国からの慰謝料、損害賠償を勝ち得て、地元紙の謝罪広告と女性記者の謝罪会見が行われて初めて「勝った!」と高らかに言えるんじゃないのか?

クリント・イーストウッド監督の作る映画は、前作の「運び屋」もそうだがどこか腑に落ちない。

栗太郎