ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド エクステンデッド・カット

劇場公開日:

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド エクステンデッド・カット

解説

クエンティン・タランティーノの長編監督第9作で、レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットが初共演した「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」に新たなシーンを加えたエクステンデッド版。計4つのシーンが追加され、本編尺が10分間拡大した。1969年のハリウッドを舞台に、実在の俳優や映画監督も登場して虚実を織り交ぜながら、ハリウッド黄金期とそこに生きた2人の男の友情を描く。人気のピークが過ぎたテレビ俳優のリック・ダルトンは映画スターへの転身を目指し、日々めまぐるしく変化するエンタメ業界で神経をすり減らしていく。一方、リックの付き人で親友、スタントマンのクリフ・ブースは、自分らしさを失わずに生きていたが……。リック役をディカプリオ、クリフ役をピットが演じたほか、シャロン・テート役のマーゴット・ロビーらが共演。

2019年製作/171分/PG12/アメリカ
原題または英題:Once Upon a Time... in Hollywood
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
劇場公開日:2019年11月15日

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映画レビュー

3.5古き良きハリウッドの栄枯盛衰をハリウッド2大スターが演じる!

2024年5月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

誰しも栄枯盛衰はあるが、絶好調な者と今は落ちぶれている者が、お隣さんというのも皮肉な設定だ。

落ち目のTV俳優リックをレオナルド・デカプリオ、彼のスタント役のクリフをブラット・ピット、とハリウッド2大スターが演じる。いやいや、存在感が半端ないよ!

特に、リックが自分が落ちぶれていくことに嘆き、少女の前で涙するシーンや、迫真の演技で監督や少女から「最高の演技だった」と言われ、歓喜の涙ぐむシーンは、心に残る名演技だった。

最後のヒッピーの押し入りは、ホラーかと思うほどの狂気沙汰。さすがはタランティーノ監督だね。

この事件を通して、お隣同士が知り合いになり、最初にうまく繋がっていくところが、さすがのストーリー展開!

タランティーノのイタズラ心が至る所に散りばめられた良い映画だった。

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うさぎ

4.5こちらは10分拡大バージョン

2024年2月25日
Androidアプリから投稿

『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』に4つのシーンが追加されています。
ほぼ違いがわかりません。
あとで研究したいと思います。

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共感した! 7件)
Don-chan

4.0知識皆無で鑑賞

2024年2月19日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

楽しい

興奮

ネタバレ! クリックして本文を読む
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共感した! 0件)
箱

3.0映画作りが好きな人の異常性と優しく笑える映画。

2023年9月15日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

笑える

楽しい

内容は、映画の中で映画を作る過程を説明した映画である。映画関係者の極度な異常性を監督目線から表現した作品。脚本の内容は、1969年アメリカ🇺🇸の古き良き時代の映画の都ハリウッドを舞台に落ち目の俳優ダントンとダントンのスタントマンであるブースの友情と同時期に活躍した女優シャロンテートとマンソンファミリーが関わる凶行を背景に描いたタランティーノの9作品目のもう一つのあり得たかもしれない妄想の1969年のハリウッドでの物語。
印象的な台詞は『日々役立たなくなる自分を認める事が出来ない…』役者の旬を過ぎた俳優ダントンの葛藤を幼い共演者8歳の女優に涙一杯に語る場面。映画作りに於ける俳優と監督や関係者との関係や苦悩が痛い程伝わってきた。特に面白かったのが編集点の違和感ある編集が、あくまで嘘の世界観ですよと観客に話しかけてる様で面白かった。そして観るも楽しい舞台裏の辛さがコミカルに笑える。
印象的な雰囲気は、1969年のベトナム戦争の反戦ムードと厭世観が蔓延するドラッグ&ドロップヒッピー&フリーセックス・音楽・ダンス・車・ネオン煌く街並みが雰囲気として熱狂的な熱気や臭いが伝わってきそうな空気感は作り込みが凄く映画没入の醍醐味だと感じた。
印象的な場面は、クライマックスの事件であるシャロンテート殺害事件の現場であるハリウッド・ビバリーヒルズ・シエロ・ドライブ10050番地で起こる事件を意図的に描かなかった事だ。タランティーノの積年の思いと優しさが、鎮魂の思いと共に伝わってくる様で、生涯10本しか映画を作らないと公言している監督自身が、この映画の最後に相応しい引き締まったテンポのよい脂の乗った素晴らしい作品です。
実際の事件ではカリフォルニア州チャッワースの西部劇映画撮影用の『スパーン牧場』やザビートルズの通称白盤の『ヘルタースケルター』から過激な思想に傾倒していったマンソンファミリーや大量殺人事件現場のパーティにはスティーブ・マックイーンやブルースリーも招待されていて殺されていた可能性があると思うと映画史の残酷さを感じました。
自分は、まだ生まれてなく後から知った事件ですが、当時としては知らない人はいないと言われる程の世の中を巻き込む事件だったそうです。イタリアの新監督が巻き込む事件にタランティーノが見え隠れしたり、数々の映画のパロディが監督の映画好きを伝えるパースになり、それに対する思いも人一倍強い監督の思い入れが少しは分かる映画鑑賞の醍醐味を感じる映画でした。
ワンス アポン ア タイム イン ハリウッド の如く監督にとって、昔々ハリウッドであり得たかもしれないハッピーエンドな物語を描きたかったのかもしれません。そう思うと悲しくも優しい残酷な気持ちになります。

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コバヤシマル

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