劇場公開日 2020年9月25日

ミッドナイトスワンのレビュー・感想・評価

全686件中、1~20件目を表示

3.0コロナ禍最大の注目作は「リトル・ダンサー」を思い起こさせる

2020年9月26日
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鑑賞方法:試写会

泣ける

悲しい

新宿のニューハーフクラブで白鳥のチュチュを着て舞台に立つトランスジェンダーの主人公と、彼を取り巻く仕事仲間たちの人間模様は、どことなく既視感がある。当時はそういう表現はなかったが、トランスジェンダーの描き方や、映画全体のムードが昭和のそれだからなのか。しかし、草彅剛の渾身の役作りがすべてを凌駕して、この物語を今観るに相応しい愛と孤独のドラマとして、それも、スターだからこその吸引力を持ってして、観客を何とも表現し難い魅惑の世界へと誘って行く。声のトーン、抑揚、強弱、体重の移動、中でも、彼が恐らく最も努力したと思しき歩き方、等、役作りへの献身が、一コマ一コマから零れ落ちたくるようだ。コロナ禍の日本で公開された最大の注目作は、同時に、無名の少女がバレリーナとして花開いて行く過程を描いて、不況時代のイギリスで同じくバレリーナとして羽ばたく少年と家族、友人の関係にフォーカスしたスティーヴン・ダルドリーの代表作「リトル・ダンサー」を思い起こさせる。虐げられた人間たちの夢が次世代へと引き継がれる作品のテーマが、両作品には通じるのだ。

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清藤秀人

4.0「草彅剛の自然体演技×可憐に舞う新人子役」による化学反応で生まれた美しくも儚い空気感をまとった作品。

2020年9月26日
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鑑賞方法:試写会

草彅剛の「自然体の強さ」が現れた作品を久しぶりに見られました。トランスジェンダーの「凪沙」という難しい役どころでも、変わらず見事に自然体で演じ切っていました。
この作品は草彅剛の存在感に加えて、子役の「一果」役の服部樹咲の存在感も大きかったです。
「この子役は上手いけれど、誰だろう?」と思っていたら、演技未経験の新人であったことに驚きました。4歳からバレエを始めていただけあって、核となるバレエの上手さは言うまでもなく、通常の演技も草彅剛の演技と相乗効果が増幅していっているほどのハマりよう。
そして、宝塚歌劇団出身の真飛聖の演技も光っていました。日本で(ごまかしのききにくい)バレエの講師役がキチンと務まり、しかも演技もできる女優は極めて少ないでしょう。
ここ最近の水川あさみの弾けっぷりもだんだん板についてきています。
このように脇もしっかりしていますが、何と言っても「草彅剛の自然体演技×可憐に舞う新人子役」が本作の圧倒的な強さ。ぎこちなさから始まり徐々に深まっていく2人の関係性の様は本物でした。
タイのロケもキチンと行ない、ニューヨークでも撮影しようとしていた(新型コロナで物理的に不可能だったので断念)など、製作陣の並々ならぬ気迫も感じます。
バレエを題材にしていることもあり音楽を効果的に使っていて、「一果」と友達の「りん」の関係性など、本筋の軸を曲げかねない重いシーンもありましたが、音楽と映像でむしろ相乗効果が出るように構成されていたのは監督の手腕でしょう。
この音楽と映像で、終盤は「言葉」より「感じる」部分が大きくなっていったのも美しさと儚さが増幅され、「草彅剛×服部樹咲」の演技がより光るものだったと思います。
この先の草彅剛と服部樹咲の活躍がますます楽しみになるような作品でした。

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細野真宏

4.0草彅剛の底力 新人・服部樹咲の果てなき可能性

2020年9月14日
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鑑賞方法:試写会

草彅剛の現時点での代表作となることは間違いない。オリジナル作品の企画が通り難い昨今だが、今作は草彅が出演に名乗りを上げたことで大きく動き始めたことは想像に難くない。役に寄り添い、トランスジェンダーの主人公・凪沙として作品世界を見事に生きた。
そして、今作が銀幕デビューとなる新人・服部樹咲が、どこまでも可憐で美しい。幼年期から続けるバレエにより体幹がしっかりしているのだろう、不思議と目が彼女を追いかけてしまう。末恐ろしいと形容すべきか、この新人女優の果てなき可能性も必見である。

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大塚史貴

4.0母とは、女とは、家族とは

2025年12月29日
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真っ赤なヒールにトレンチコート
あなたをまとって強くなる

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は

3.5医者に行けよ

2025年12月25日
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鑑賞方法:VOD

中々、ジェンダーの気持ちがわからないので微妙でした。
しかしながら医者に行けよって思いましたが
辛くて死にたかったのでしょうか?

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alreo還暦オヤジ

4.0「強く抱きしめることより大切な愛と、ジェンダーが突きつける現実」

2025年12月21日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

 愛情に飢えている子供にとって、いちばん大切なことは「強く抱きしめること」ではないでしょうか。体の温もりや「大切にしているよ」というメッセージは、言葉以上に伝わるものだと思います。

 そして本作には、もう一つの重要な核として「ジェンダー」の問題があります。主人公の凪沙(草彅剛)はトランスジェンダーで、女装をして新宿の夜の街で生きています。LGBTQと一括りにされがちですが、「社会の目」が常につきまとう現実を、内田英治監督は非常にリアルに描き出しています。このジェンダーの問題こそが、本作のすべてを決定づけていると言っても過言ではありません。

 本作は、内田英治監督による秀逸なオリジナル脚本の映画です。トランスジェンダーの凪沙(草彅剛)と、母親から育児放棄された一果(服部樹咲)が、ひょんなことから一緒に暮らすことになります。

 女装をして新宿の街を歩く凪沙は、どことなく人の視線を気にしています。世間から「まっとうな存在」として見られていないことを、彼自身が痛いほど実感しているからです。ただ、自分が男の体を持って生まれてきたことを呪うしかない――。その苦しさと切実な心情を、草彅剛は驚くほど繊細に演じ切っています。まさに見事な演技です。

 転校した一果も、バレエの友人ができ、レッスンに励みながら、徐々に新しい生活に慣れていきます。一果は当初、凪沙を「伯父さん」だと思っていましたが、女装をするトランスジェンダーであると知ります。戸惑ってもおかしくない状況にもかかわらず、一果はそのことを態度に一切表しません。外見や属性で人を判断しない彼女は、ある意味で大人以上に成熟した存在だと言えるでしょう。凪沙と一果は互いに干渉しすぎることなく、それでいて強く結びついた絆を育んでいきます。

 一果のバレエの発表会で、凪沙が見せる心配でたまらない表情が強く印象に残ります。すでにその姿は、一果の母親そのものです。ところが、その想いを覆す出来事が起こってしまいます。一方で、一果はバレエの才能をますます開花させていきます。

 一果の「本当の母親」になりたかった凪沙は、ある決断を下し、それを実行します。つらいエンディングではありますが、旅立つ者には切っても切れない絆と、確かに与えられた愛情が残されます。それらを胸に抱きながら、これからも生きていく――そんな希望の灯が差し込む映画でした。

 子どもの育児放棄、そしてジェンダーの問題。これらの社会的テーマに真っ向から向き合い、観る者の心を大きく揺さぶる、内田英治監督の渾身の一本ではないでしょうか。

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かな

4.55年越しに出会えた凪沙さん

2025年11月1日
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鑑賞方法:VOD

ずっとずーっと気になっていた。
上映中もずっと、
オンデマンドでもタイトルをチラ見しては、
観ることを避けてきた。
5年もの間、物憂げな凪沙さんの横顔を見てきた。

自分が少しだけ強くなったからなのか、
10月の雨の降る日曜日に、
初めて再生ボタンを押すことができた。

あれから数日経ったけど、今これを書きながら涙で文字がぼやけている。
胸が苦しくてしゃくりあげて泣きそうだ。

内田監督、草彅さん、製作陣の皆様ありがとう。
とてつもなく難しい題材ですが、
愛にあふれた世界で過ごしました。
私の心の中で凪沙さんは生き続ける事でしょう。

「ナイトフラワー」はきっとシアターで観ることができるはず、
と書きつつ、やっぱりまた何年かかかるのかなぁ。。。

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桜子

4.0親って何

2025年10月11日
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人生って。
性別って。
夢って。
やりたいことって。
成功って。
女の要件って。
男らしさって。
暮らしやすいって。
お金って。
裕福って。
親って、何だろう。

辛くて、哀しくて、でも、希望はいろんなところに芽を出してくれた。

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nyaowan

4.5本当の愛とは何か?考えさせられる作品

2025年10月1日
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作品を通して、本当の愛とは何か?を考えさせれました。
血縁関係があるない関係なく相手が感じていることにどれだけ寄り添うことができるか。
家族はもちろん、仕事にも通じることだなと感じました。
事業で転職エージェントをしておりますが、目の前の人が理想とする成長を目指して取り組んでいきたいと思います。

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海野甲太郎

2.5草彅さんの演技

2025年8月30日
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これまで草彅さんの演技を色々見てきましたが、この人の演技好きです。
今回はトランスジェンダーとゆう、今どきっぽいネタですとーは普通に面白かったです

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くまやん

3.5トランスジェンダー

2025年8月19日
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千恵蔵

3.5あまりに辛すぎるて話

2025年8月15日
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悲しい

何年も前にこの作品の描写がちゃっちいと悪評を受けていた記事をちょくちょく見かけた。
これは映画で
日本の公安がチャカ弾きまくってるのと同じで
現実じゃない。
無粋なこと感じず見たほうが良い。
良い映画。

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ハシーム

3.5愛だけでこの汚く醜い世界を肯定できる

2025年6月30日
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怖い

難しい

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ブーツヘルティアント

3.5つよぽん…

2025年6月13日
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草彅剛演じるトランスジェンダーが自然で所作や喋り方も女性らしくて、初め気になってた濃いーメイクも全然気にならなくなった。
孤独を抱える者同士、一果と凪沙の距離が縮まっていくのは見ものだったし一果の事を想う凪沙の気持ちもストレートに伝わってきた。何ヶ所か、えー?っと思う過激な描写があってびっくりしたのでそれがなければもっと素直に良かったと思えたかも

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ゆうき

4.0面白かった。

2025年6月4日
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役者の演技、セリフ回し、ストーリー、伏線、肝心の見せ場の力
どれも完成度の高い作品でした。
対比である母・友人の描写があるおかげで、二人の関係が引き締まってましたね。
フィルマークス4.2で点けました。

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柚子一味

5.0血は水よりも薄い

2025年5月30日
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定期的に観返す映画のひとつ。
トランスジェンダーで社会に居場所がない凪沙と、虐待により家庭に居場所がない一果の魂の邂逅。
傷ついた二人が寄り添い、親子になっていく。
凪沙が一果にしてあげたことは、実の親より親らしかったのではないか。本当の心の繋がりは、実の親かどうかなんて関係ない。

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めこ

3.5重い

2025年4月15日
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yui

3.5こういうアプローチでこういう映画を作りますか

2025年4月7日
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泣ける

笑える

悲しい

草なぎ剛さんが主人公。トランスジェンダー女性を演じている。
これは素晴らしい映画だった。
難解という評価もあるみたいだけれど、私には物語の流れに必然性を強く感じた。

もう1人の主人公の一果の友だち役である上野鈴華という俳優が、雰囲気があってとても良い。

トランスジェンダーを、こういうアプローチで、こういう映画に作りますか、と感動を覚えるくらい良い映画でした。
唸るしかない。

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ねこたま

3.5言いたいことが多い映画だがいい感じにエンタメに

2025年3月16日
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泣ける

悲しい

社会派的要素、草彅剛含めの萌え要素、LGBTQ、疑似家族などなどトピック満載だがよくまとまっている。

映画のあり方はリアリティ追求だけじゃない、こういう映画の草彅剛はいいな。

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Ninetendo

4.5人間的に成長できる心に残る作品

2025年2月18日
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せたがやん