花束みたいな恋をしたのレビュー・感想・評価
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自分の学生時代の恋愛が蘇る
共感できる部分もあり、泣きそうになりました。
大人になっていくとはこういうことなのかと感じました。
始まりがあれば終わりもくる。
出逢いがあれば別れもある。
時間と共に二人が、変わっていく。
出逢った頃の初々しさや、相手を思いやることが薄らいでいくのか。
恋愛は付き合う直前までが盛り上がりのピークなのか。
付き合うシーン、別れのシーン、再会のシーンが特に印象的でした。
私も高校3年から大学4年まで付き合った彼女がいました。
映画と重なる部分もあり、10年以上前の記憶が蘇りました。
ほとんど喧嘩をすることも無かったけど、映画と同じような結末を迎えました。
別れ話は佐野ICのフードコートでした。
別れの時はお互いに号泣でした。
それでも別れて良かったと思っています。
恋愛と結婚は別。私は本当にそう思います。
ただ、あの頃の経験があったからこそ、今があると確信しています。当時の彼女にも本当に感謝しかないです。
そして、現在の私は妻と子供二人と幸せに暮らしています。
元彼女もどうか幸せであってほしいと遠くから祈るばかりです。
以上
飽きずに見れた
偶然の重なりに運命を感じ、 意識の移り変わりにすれ違いが生じる。 ...
人を好きになるように、この映画を好きになった
好き嫌いは分かれる映画。でも、多くの人の好きな映画No.5に入れる映画。もちろん、私は大好き!
私の好きな映画ランキングを観ている最中から、どんどんゴボウ抜きにして行った。絶対、私が一生で何回も見続ける映画になると思った。
この映画もそんな映画。
この説明がピンと来ない人は、この映画を好きにならない人だと思う。
あえて、レビューはこれだけ。
まっさらな状態で観て、それから感じたたくさんの感情と余韻を楽しんで、充分楽しんでからいろんな人のレビュー観て共感し合うのが素敵だなと思った。
普通に良い恋愛映画
恋とトキメキの無くなり方の教科書みたいな作品
タイトルなし(ネタバレ)
最後のファミレスの別れのシーンは厳粛な気持ちになった。居合わせたカップルの清原伽耶の破壊力がすさまじかった。
リアルすぎて見ていて切ない
リアルと親近感に徹した恋物語
菅田将暉、有村架純の共演ということで、劇的な展開の派手なラブストーリーを想像していたが全く違っていた。二人の大学生の恋愛の春夏秋冬を斬新な手法を使って、時代背景を取り込んで、緻密に綴った典型的なビタースイートなラブストーリーだった。
本作の主人公は、大学生の山根麦(菅田将暉)と八谷絹(有村架純)。彼らは、終電に乗り遅れたことで偶然出会い、二人の共通点、共感点が多いことで意気投合し、次第に惹かれ合っていき同棲生活を始める。当初は、些細なことまで完全共感でき、幸せに満ちた蜜月状態の二人だったが、時間が経つにつれ、僅かな考え方の食い違いが起きるようになり、次第に二人の想いは噛み合わなくなっていく。そして、就職時期を迎え、自分の夢を追って生きるのか、自分の夢を捨てて生活のために就職するのかで、二人の心は乱れていく・・・。
麦と絹の心情を麦と絹自身がナレーションで吐露するという手法で、観客に情報提供される。観客も二人の心情を察するのではなく100%把握できる。二人のラブストーリーは、二人だけではなく、観客も二人に同化させられる。また、二人が恋愛中時代のトレンドが架空名ではなく実名で登場する。二人の恋愛のリアルさ、親近感は、従来のラブストーリーとは比べ物にならない。観客自身が麦であり絹になってしまう。
また、二人の恋人としての距離感がユニークである。甘い言葉もなければ、潤んだ目で見つめ合うこともない。愛し合っているのは分かるが、有り触れていて自然である。これが嘘のないリアルな距離感だろう。
本作の山場は、春夏ではなく秋冬の部分である。菅田将暉、有村架純のシリアスな演技のぶつかり合いは見応えがある。夢を追うか、現実的に生きるか、ここでも本作はリアルに着地する。
ラストで二人は恋愛の起点を目撃する。そして、二人が紡いできた恋愛への想いが溢れ出す。ナレーションはない。二人の想いは観客の想像に委ねられる。
せつなくて温かい失恋物語
ファミレスで繰り返される出会いと別れ。
2人の感情とその変化が分かりやすく、人気が出るのも納得の映画。
男女の別れだけでなく、「死」という別れも描いたのは良かった。
別れの原因として、どっちが悪いというわけでは無いことが、すごく切ない。
最初にファミレスで麦が絹に告白していた様子を、斜めの席から別れを迎える別のカップルが見ていたのでは、と勝手な妄想。そして5年後、今度は麦と絹が、これから交際を始めようとするカップルを見る。世界中のファミレスではこのように、出会いと別れが繰り返されているのではないか。
男女の出会いは必ず別れを内在しているというメッセージにも捉えられる。
これから最悪な状況に陥っても、ドイツに7点取られたブラジルのことを考えよう。
丁寧すぎて、心に残らなかった。
恋をするか、一緒に過ごせる人を選ぶか
全体的には良かったが、少し残念。
私が年寄りだからなのか、少しわからないところと、無駄に感じた部分があったのが少し残念。
社長(オダギリジョー)の膝枕シーンの必要性がわからなかった。「仕事が遊び、遊びが仕事」という価値観の男性が絹に影響したのなら、社長とのそういう会話やその時の絹の表情が欲しかったな。社長をチャラい感じにする必要も無かったかと。
友人の結婚式の時、絹が「麦と別れようと思っている」と語っているのは納得できる。でも逆はわからなかった。麦は「絹とはもうダメだと思う」くらいは語ったとしても、自ら絹と別れる覚悟を決めるほどのものは無いように感じた。
最後のファミレスのシーン。若いカップルのやりとりが麦と絹の出合いと同じ過ぎて嘘っぽいし長かった。好きな著者や映画などで意気投合している初々しいカップル…くらいの共通点で十分だった気がする。
あと、これは本当に私の個人的なことですが、
調布やあの辺りの多摩川、京王線に思い入れがあったので、もう少し多摩川河川敷のシーンを長くして欲しかった。特に焼きそばパンを食べているシーンはもっと長く、ゆっくり流して欲しかった。残念。
不満ばかり書きましたが、鑑賞後はなんとなく前向きになれる映画でした。大好きだった本やゲームを共有できた大好きな人との幸せな時間。それを想い出の箱から出して眺めているような感じでしょうか。
好きなものと大好きな人との鮮やかな幸せを束ねた=花束って感じられました。
自分に被る。。。
あるある。わかるわかる。
神は明大前に出没するのか
というか店の片隅にいる押井守に気がつくのは非常に困難であろうな…
「前科者」に続き、またもや有村架純の号泣シーンに貰い泣きしてしまった。が、じっくりと鈍い痛みか胸に迫って来たのは菅田将暉の演技だった。のんびり屋で感性豊かなお兄ちゃんが社会に揉まれることで、あれだけ通じ合っていた相手と気持ちがずれていく。それは決して大事なモノを無くしたとかではなく、人として一段階成長したからであって、彼女との暮らしを守りたいからでもある。なのにそれが仇になってトキメキとやらが減衰し、別れへと突き進んでいく。このジレンマ。その過程を髪型だけでなく表情や話し方の微妙な変化で表現できるとは。やはり只者ではないな。
この2人、いつか新たなパートナーとの人生でもトキメキを失って日常に忙殺される時が来るだろう。その時、なんだ、長くいれば結局こうなるんじゃん。だったらあのままで良かったのかな、などと思うのだろうか。その時を思って勝手に胸が痛くなった。
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