弥生、三月 君を愛した30年のレビュー・感想・評価
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糸はいつ流れる
63本目。
予告を観た時から、涙感動の押し売りか?とは思ってたけど、実際に観るとそんな感じは否定的出来ない。
監督が監督だから、言葉をハッキリ伝えようと言うのは伝わってくる。
作品に震災が絡んでくると言葉にしにくいと言うのは自分の中にあるからなぁ。
自分の年とほぼ一緒位の設定、流れだけど流石に見た目に変化なさすぎかな。
髪の長さも変化ないし、今の技術を持ってすれば何とかのるとは思うんだけど。
二人でお墓参りする所は青空で撮って欲しかった。
曇り空じゃ桜が映えない。
二人の経緯を表せば、それでもいいかも知れないけど、なんかスッキリしない。
最後の教室が自分の中では、ちょっと違う気がしてならない。
作品の流れが変わった気がする。
「糸」がいつ流れるかと思ってたら、あれは別の作品か。
なんかお涙頂戴な感じだから、どっちがどっちか分からない。
追記
震災直後の携帯の画面に4G。
見間違えだったかな?
30年間は1日に始まり31日に終わる
30年間の長い恋愛を同じ配役で演じ続ける切なくも愛おしいラブストーリーです。私が48歳、1971年生まれでまさにこの世代なだけに予告編から注目していました。
30年間を描くのに、カセットテープ、昔の携帯電話が登場し大震災も織り込み、うまく描かれています。ストーリーも互いに別々の人生を歩んでいく中で、意識せずにはいられなくて、しかしうまくいかず、サクラのみずみずしいなまでのカセットテープの音声により二人は結ばれるという、なかなかの展開でした。過度なハッピーエンドにしなかったのも良かった。過去から現在まで順に時間を追って展開するのかと思いきや、過去に戻って不遇な事実を理由付け、少し戸惑うところもありましたがそれもうまいストーリーです。 予告編の音楽がもっと聴きたかった。
転んでも、ゆっくり立ち上がればいい。
大切な親友、想いを寄せる人、
そして、自分。
人生は色んな出来事に掻き分けられるけど、
自分の中のかけがえのないものは描き消されることなく、生きている。
そして、どんなに人生という道で転んでも、自分のペースで、ゆっくり立ち上がればいい。
そんなメッセージを感じました。
杉咲花の存在感
台詞回しや、演出などがすこしクサく感じてしまいました。映画を観ていると言うよりはドラマを見ているような笑
最後の歌唱シーンは果たして必要だったのか?
杉咲さんは序盤の短い出演でしたが、さすがの存在感。唯一泣いた場面は杉咲さん演じるサクラのレコーダーを流すシーンでした。
とっても声がやわらかくて素敵です。
脇役で出ているのが不思議だったのですが、遊川さんの監督と聞いて納得。お気に入りなのか?
素直に気持ちを伝えられたら・・・
真っ直ぐに生きていく3人。そこだけ光り輝いていたが人生は難しい。相手を想うからこそ遠回りしてしまった悲しい現実。
3月、弥生、
周りの人達に翻弄されつつも30年を費やしてお互いを手に入れる事ができて良かったと思えるエンディング。さくらの想いが二人に届いた瞬間です。
是非映画館で🎦
高校時代みたいに走れない
多感な頃に付き合ってた女の子のことは、なかなか忘れられない。
また会いたいとも思うが、ちょっと怖かったりもする。
岐路なんて人生の重要な局面ばかりじゃない。
きっと、大小、あちこちにあったんだろうなって思う。
後悔先に立たずとは云うけど、僕は、後悔はいっぱいしても良いんじゃないかと思う。
後悔はきっと先に立つから。
血液製剤や地震、津波の話が散りばめられるが、それに比べたら、僕の悩みなんてどってことはない。
でも、後悔に向き合って、折り合いをつけたり、乗り越えられたりしたら、ちっぽけだった後悔も、なんかキラキラするかもしれない。
ところで、ニュースなんかで見たりする放射能イジメは、実際のところ、今の学校の先公やバカ親は、あんな感じなのだろうか。
もし本当だったら、昔は、先生がビンタしたり、グーで頭を小突いたりしたと思うけど、それぐらい、そもそも親が家庭でやれと思う。
なんか、辞めろコールするクソガキどもと、エイズイジメしてるクソ女子の場面は、本当なのだろうかと思案しながら、胸糞悪くなって、観終わった後、我ながら、やれやれという感じになった。
高校時代みたいには走れっこない。
でも、なんか少し本気で走ったら、距離も時間もきっと近づく。
だから、走ってみれば良い。
幕の内弁当
みたいな感じ。
悪くはないし嫌いぢゃない。
ホロってきたし。
でも なんやろ、、
あざといゆうか、、
テレビっぽいし
てゆか テレビドラマで長編にしたら
すごく良いような。
(主題歌は中島みゆき「あした」で)
エンドロールからの
終わり方が気に入りました!
2020-21
好きな人が生きていることを、大きな幸せだと教えてくれるなんて、ベタでもベッタベタでもいいじゃん、すてきだもん。
ベタですよ、本屋のくだりとか。
でも気づいたら目から水でした。
だって日常に溢れてるささやかな幸せを、大きな幸せだと改めて気づかせてくれたから。
成田凌病にかかっております。
この人の演技がほんとに好き。
今回もやっぱり心持ってかれた。
そして杉咲花ちゃん(さくら)。わかっていたけど、本作、特にすごいと思った。
少ない出演シーンで、か細い声で、儚い姿なのに、どのシーンを見ていても、さくらならどう思うだろう?と、第三者なのに考えてしまう強烈な存在感を残していった。
あと、黒木瞳さんが「女の子のお母さん」じゃなく、「男の子のお母さん」だったのが流石だと思いました。
言えないんだよね、高校生のときなんて。
大人になっても、失敗を繰り返すんだよね。
でもその失敗を繰り返しながら、本当に大切な人だとわかったときには、その失敗すら吹き飛ばすくらいの幸せに気づくんだよね。
それを丁寧に時間をかけ、シーンを変え、伝えてくれる作品でした。
あ、私はエンドロール後のシーンはなくてもよかったんじゃないかなぁと思います、、、。
二人を引き合わせたのはさくらだと思っていたいから。
期待しすぎると危険
成田凌がとても好きで楽しみにしていたんですが、観終わったあと、よくよく考えれば成田凌の演じる サンタ はとてもクズ野郎だなと思いました(笑)
デキ婚した挙句すぐ離婚してその原因?となった波瑠の演じる弥生に連れられながら息子に久しぶりに会いに行って、弥生に高校生の頃から好きだった風なのを伝えて思いを募らせる…しかもサッカーで活躍せず怪我してひきこもってしまうような、なんと言うか…演技は上手くて感動したけど、冷静になって考えてみればやばいやつだな!と思ってしまいました(汗)
あと、最初のさくらと3人とのシーンが少なすぎて、最初から(バスのシーン)3人は仲良い設定だったのか、それとも途中から仲良くなったのかもわかんないし、さくらにそこまで感情移入する前にあっさり亡くなったことになってたので、ちょっとそこは寂しかったです。時間の問題でしょうがないのかもしれないけど。
映画をフィクションだと思って楽しめる人はいいと思うけど、現実的に考えてしまう人にはあまり合わないかもしれません…。
3月縛りの2つの物語
「3月」だけで紡ぐ物語で、基本はラブストーリーです。タイミングが悪かったり、すれ違ったり、言いたいことを飲み込んだり、何度もバス追いかけたり、ラブストーリーとしても楽しめます。
同時に
10代の怖いもの知らずのバカっぽさ
20代の分かったつもりの生意気さ
30代の理想と現実と絶望感
40代の、、
と、主人公達の成長の物語で、こちらの方が面白く、切なかった。
3月だけの物語を繋げるという、とても面白い設定で、「3月の日本は美しい」と思った。
オープニングからとてもテンポが良かったが、2時間の映画で2人の人生を描くのは限界があり、感情移入しにくいところもあった。テンポが良すぎる。1クールのドラマだともっと深い話になりそう。
唯一、最後がげんなり。良い映画だと思っていたら、歌うんだ。ミュージカルなの?なぜ歌う?と、一気に急降下。
あと、歌が「スキヤキ」じゃ、、、うーん。
ピアノのサントラはとても良いんだけど。
良い映画だと見ていたのでガッカリ。
でも良い映画。
短く評価/観てみて
自分の生き方を 貫くって
辛くって 辛くって 走れない 乗れない
別れの 3月 門出の 3月
もうすぐ暖かい日が来る 3月 弥生
あなたが転んでしまったことに 関心はない。
そこから立ち上がることに 関心があるのだ。
【”奇蹟の人”たちの三十年間の恋物語。必ず”春”は来る、と信じたい。】
ー 三月は本来、近づきつつある春の気配を感じる心浮き立つ季節だった。"あの日"までは。ー
弥生(波留)と太郎(成田凌)とサクラ(杉咲花)は幼い頃からの親友。
その”三人”の三十年に亙る関係性を”実にじれったく”描く恋物語。
毎年、三月を一つのシークエンスで表し、繋いでいく物語構成が良い。(ここで、”三十年にしては二人の歳の取り方が”とか言わないで・・)
取り分け良いのが、
・ファーストシークエンス
バスを追い駆けて走る弥生の姿。太郎へのビンタ。そして、輸血によりHIVに感染してしまったサクラに対する級友たちのイジメに対し、決然と立ち向かう弥生の姿。(弥生と太郎とサクラの気性、関係性が一発で分かる。)
・ラストシークエンス
太郎の後押しもあり、自分の気持ちに踏ん切りをつけ、再びバスを追い駆けて走るやや老いた弥生の姿。そして、丘陵に聳え長い枝に多くの花を咲かせた桜の木の下に眠るサクラに話しかける二人の姿。
の二つのシーンである。
他のシーンも”辛い場面”も含めて、ショートストーリーとして見応えがあるし、繋ぎも上手い。
弥生の父親(矢島健一:この俳優さんは”あのような役”を演じたらピカ一である。)には、中盤常に苛苛しながら鑑賞したが、ラストで弥生の母の言葉を聞いて、安堵したなあ。(と、弥生と太郎の関係にも驚く。)
<”じれったい二人”を30年の間見守り続け、想いを成就させたサクラと"丘陵に聳え長い枝に多くの花を咲かせた桜の木の美しき姿"に勇気を貰った作品。>
■蛇足
客電が上がり席を立とうとしたら、私の後部列で三人で鑑賞していた女子高校生(多分三年生)の一人が
”全く、高校の時に好きって言えば良かったんだよ!成田は・・!”
と大きな声で叫んだので少しだけ笑ってしまったが、私はサラウンドで聴いていたぞ、君たちが劇中、屡々鼻を啜っていたのを・・。
心の中で、”君たち、辛いだろうが、頑張れよ・・、私も頑張るよ・・。”と呟きながら劇場を後にした・・。
ちょっと違った。
メイクと、主演二人の表情と姿勢、服装だけで
高校生から40代までを演じたのはさすがはプロ集団だな、と思いました
しかしながら「30年間の3月のとある日」を表現するのは、ややムリがあったのでは
ものの見事なすれ違い劇でしたが
何故か波留さんは不遇であってもそんなに不遇には見えなかったなあ・・
元々綺麗だからねぇ・・品があるというか
成田君はいつも通りふにゃふにゃしてましたねぇ・・だから運動できそうに見えないんだけどなぁ・・
1日あたりのエピソードが結構あっさりめだったような・・少し食い足りなさが残りました。
ベタすぎて笑
ベッタベタなシーンの連続で、観てる方が恥ずかしくなるくらい。内容は亡くなった同級生を引きずる人生上手くいかないふたりの話なんだけど、ベタすぎて違和感しか残らなかった。見所は突然始まるミュージカル仕立てのエンディングかな。吹き出しそうになった。代役立てずに本人達が演じた高校時代に星少しあげます。
最後がいらんかった。
ワンデイを彷彿させる映画。
ワンデイと流れも一緒だけど、桜をモチーフに使っているあたりが、日本らしい。
最後のシーンが残念だったけど、それ以外は考えさせられる内容だった
溢れるご都合主義と魅力に欠ける2人の主役
共通の友人が好きだった曲、その曲が運命の転機となる場面で偶然に流れますか、それも2回も・・・
何のあてもなく訪れた都会の古書店で偶然再会できますか・・・
父親の責任放棄した割に息子さんグレずに立派に育ちましたね・・・
脚悪くて○○コーチになれますか・・・
サッカー部のエースならモテまくって卒業式後の描写にはならんと思うけどな・・
他にもあるぞ。うーん、ご都合主義が溢れて洪水になりそう。
ストーカー気味の成田に対して正義感強い割に○○しちゃって△△になってトラウマになる波留。
ちなみに二人の出会いはエンドロール終わった最後に補足説明としてあります。
感想
うーん・・・坂本九の名曲は素晴らしいです。
いい映画でした
いい映画、心あたたまる映画でした。
でも、もう3.11を絡ませない映画がいいなー。
波瑠さんは素敵な女優さんで、この映画を見て好きになりました。成田凌さんの不器用な演技、いい俳優さんでした。
『人生は思うようにならない』って言葉が胸にきました。
また、素敵な映画、探します
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