劇場公開日 2020年2月14日

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1917 命をかけた伝令のレビュー・感想・評価

全640件中、481~500件目を表示

5.0緊張感が切れない驚嘆すべき名作

2020年2月16日
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鑑賞方法:映画館

興奮

知的

字幕版を鑑賞。第一次世界大戦中のフランスを舞台にした実話に基づいた物語である。映画全編に亘ってシーンのカット割がなく、CG も不使用で、最初から最後までワンシーンという驚嘆すべき撮影と宣伝されているが、実際には編集で絶妙に繋いであるらしい。でなければ、死にゆく兵士の顔色が徐々に白くなっていくシーンなどは撮れるはずがない。

それにしても驚異的な長回しであるのは間違いなく、誰かが一人でも段取りやセリフを間違えたら全てやり直しという非常に困難な撮影だったことは疑いようがない。視野は手持ちカメラのようなブレがないので、レールやクレーンで撮影したはずであり、その場合カメラが引いていけば当然撮影機材などの舞台裏が見えてしまうはずなのであるが、そうした撮影法のヒントになるようなものは一切映っておらず、室内やトンネルのシーンまであるので、ホントに手品のような映像であった。三人称視点(TPS,Third Person Shooting)方式のゲーム画面のようにも感じられた。

非常に困難な伝令としての任務を命令された若い兵士が、数々の修羅場をかい潜って任務を果たそうとする物語であるため、やもすると一本道の単調な話になってしまいそうであるが、巧みに配されたエピソードによって緊張感が途切れることはなく、見終わると非常に大きな感動を覚えた。戦場はいついかなるところから銃弾が飛んでくるか分からず、いかなるトラップが仕掛けてあるかも分からず、終始非常な緊張感に満ちていて、大変に見応えがあった。

主演俳優はあまり見たことのない人であったが、非常に実直な上等兵役を好演しており、また、コリン・ファースやベネディクト・カンバーバッチらがしっかりと脇を固めていて、英国俳優勢揃いという趣があって意気込みが感じられた。

音楽はベテランのトーマス・ニュートンで、実に素晴らしい音楽を付けており、戦場の緊張感を低音弦楽器の持続音で高めるなど、正統な手法にも感心した。中でも、劇中で歌われる英国古謡の “Poor Wayfaring Stranger” は、その歌詞の内容も相まって、この映画に欠かせない音楽として見事に収まっていた。また、ラストシーンからエンドロールに流れるチェロの曲の素晴らしさには非常に心を揺さぶられた。

演出は目を見張るばかりで、戦場の厳しさと命のやり取りの緊張感、死にゆく者の切なさと残された者の思いなど、何一つ手を抜かない徹底ぶりには非常に感服した。戦死者への敬意を疎かにせず、負傷兵を優先させなければならない戦場のルールなど、現代人には知られていない細かな常識もさり気なく描かれていて、実に好感が持てた。アカデミー賞 10 部門ノミネートに恥じない名作である。
(映像5+脚本5+役者5+音楽5+演出5)×4= 100 点。

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アラ古希

4.0ハリウッドだから出来る戦場1カット

2020年2月16日
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戦場の臨場感そのままに1カットで描くのはさすがだと思った。

●とにかく美術が素晴らしい。日本じゃ出来ないだろうな。たぶん全てCGで空間を作って、カメラワークから何からシュミレートしてから大掛かりなセットを作ってんだろうな。

●合成技術が格段に上がったから出来る1カットだろうな。1カット長回し(に見える)の映画は昔からけっこうあるが、カットの切れ目がまったくわからない。太陽光にライティングにどうやったんだろうな?レンズとかわからないように変えてるのかな?カメラがまったくブレないのもデジタル技術の進歩ゆえだ。昔ならカメラマンがクレーンに乗ったガタつきがどうしても分かってたもんなぁ。

臨場感があって楽しめた。

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ドラゴンミズホ

3.0そんなに良かった?

2020年2月16日
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怖い

単純

興奮

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パナソニック

4.0とてつもない緊張感!

2020年2月16日
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鑑賞方法:映画館

アカデミー賞の撮影賞など獲得して、予告もあれだけドキドキさせて、期待値を上げるだけ上げて、の鑑賞でした。
期待値高くしすぎて観た映画で良かったのって少ないんですが、良かったです。緊張感がすごい。1917のような作品が評価されて、これからもこういう作風に挑戦する風潮が続くのは素晴らしいと思います。

長回しが続くので、自然と緊張感と緊迫感が増します。それが狙いなんでしょうね。戦争という題材だから尚のこと。長回しに関しては、以前話題になったバードマンよりぜんぜんこっちの方が効果出てると思う!
それから音楽が良かったなあ。あと美術。もう何年くらいかけて作ったの?ってくらい。しかも長回しで全方向で距離もやたら動くし。本当の紛争地域で撮影したのかしら。

とにかく!メイキング観たいです!!メイキング観ながら気の合う人とあーだこーだ言いながら観たいです!!メイキング上映あるいはDVD出ないかなー。

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まめこ

5.0圧巻のワンカットの迫力映像を楽しめる!

2020年2月16日
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泣ける

楽しい

興奮

とにかく凄まじい映像だった。
ワンカットにより臨場感が増していた。
最後まで飽きずに楽しめる。

改めて戦争の悲惨さと、それを全うしてくれた戦士達がいたからこそ今があるということを感じさせてくれた。

是非、IMAX でみることをおすすめします。

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ドラゴン

4.0斬新な映像です。命令を遂行する二人にハラハラ・ドキドキ

2020年2月16日
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泣ける

楽しい

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勝手な評論家

4.0疲れたー

2020年2月16日
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全編ワンカット撮影が推されすぎててそればかり気になってしまった。こんなにカメラワーク気にして映画を観たこと無いな。お陰で臨場感や緊張感は相当なもので見終わってぐったり。
でも、実際の戦争は2時間で終わってくれないし、無事に伝言を伝えても作戦が中止になっただけでドイツ軍が撤退するわけではない。何も終わってないことを見せつけられて虚しい気持ちにさせる。
戦場とは対象的に森や草原の映像 が美しくてより一層虚無感。色んな意味で映像を堪能する映画だった。

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あき

3.5タイトルなし(ネタバレ)

2020年2月16日
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kabachang

5.0見ごたえ十分

2020年2月16日
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興奮

残念ながら、アカデミー作品、監督賞は逃しけど、とにかく緊迫感が半端ないです。

ぜひ劇場で鑑賞して欲しい作品です。

ほんとにどうやって撮影したのか知りたい。

文句無しの傑作‼️

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エンジェル・ハート

4.5コリンファースからベネさんまでの道のり

2020年2月16日
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冒頭から緊張の連続でした。敵地を抜けるなんて本当に無謀な伝令で...コリンファースからベネさんまで、錚々たる英国俳優が出演!!臨場感たっぷりの映像が素晴らしく、画面に釘付けになり、引き込まれます。ラストは観客の皆さんも彼と一緒に安堵した事でしょう。凄くやり遂げた感がある傑作でした。

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サラ

4.5映画らしい映画

2020年2月16日
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昔の映画はCGなどなくともドキドキハラハラした。もちろん作品によるが。
CGのような映画技術に頼れない分、人の心理を巧みに利用することに長けていたように思う。
本作品はそのような昔ながらの良さを感じた。
エンターテイメントというよりドキュメンタリーのつもりで観たほうが良いかな。
それにしても主役の体力が素晴らしい。

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まさ

4.0ワンカットの先入観バリバリで鑑賞

2020年2月16日
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momo8

4.0ストレイトストーリー

2020年2月16日
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ヒリつく緊張感に力が入りすぎて疲れた。

カンバーバッチの言葉が全てを物語ってます。
命を掛けた任務も達成感があるはずもなく…
これが戦争なんだと。

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カタヤマ

3.5ワンカットであるからこその没入感。ワンカットであるからこそのデメリット

2020年2月16日
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全編通してワンカットの戦争映画。この宣伝文句が衝撃的なのは、日本映画の話題作になった「カメラを止めるな!」を知っていれば分かるはず。ワンカットで映画を作ることの難しさは映画に詳しくなくても想像がつく。それが戦争映画として作られる。それだけで映画館で観る価値があるだろう。厳密にはワンカットでなかったのだが、十分すぎる功績だと思う。
実際に観賞して率直な感想としては、宣伝に嘘偽りなし!その没入感は他の映画の比ではない。
しかし一方で、ワンカットであるがゆえのデメリットも感じた。シーンの繋ぎがないゆえに時間の経過に違和感があるのだ。例えばトラックに乗って移動するシーンは、映像では5分足らずであるのに、映画のなかでは一時間は移動したような形となっている。同じように感じた場面は多数あり、ワンカットで作ってしまうと脚本にもかなりの工夫がいるのだと感じさせられた。
また、戦争映画としては特別目立った点がないのも難点かもしれない。ワンカットであるというのは映画としての特徴なのだが、戦争映画として特徴はとくにない。主人公は幸運すぎ、ストーリーは淡々としている。濃い人物が出てくるわけでもない。実話を元にしているからそうなるのだろうが、何かしらの印象的なものがほしかったところ。
全体としては満足。ワンカットの偉業は素直に称えたい。

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Ko Fu

4.5不思議な緊張感

2020年2月16日
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VR体験という訳ではありませんが、まるで自分が兵士二人の背中を追って、ずっと戦場を走り抜けているような、不思議な緊張感が続く映画でした。
伝令というミッションを受けた二人の一日の任務を、ただただ描いた作品ですが、ワンカット撮影という挑戦的な映像手法が大成功した好例だと感じました。

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shioshio

3.0ワンカットちゃうやん!

2020年2月16日
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悲しい

怖い

……まぁ、そうか笑

けど、それにつられて

普段は見ない戦争映画を見ることにしたので

ちょっと、残念😓

ワンカット(風)のため、

テンポ運びがかなり難しく

若干会場からいびきが聞こえてきて

私も途中ウトウトもしてしまいましたが

演じる方は、さぞハードだったと思います

見たあと疲労感に包まれます。

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BAMBi

4.5没入感とエンタテイメントの調和

2020年2月16日
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没入感がすごい。
一見、戦場から離れているように見える景色から塹壕へと数分歩いただけでグイグイと戦場に近づく臨場感、
塹壕から少し頭を出すだけで撃ち抜かれるかもしれない緊張感でエンタテイメントとしても楽しめる。

終盤の大佐の言葉が重い。戦争映画では、上層部が悪に描かれがちだが、実際には彼らも更に上の指示に従わざるを得ず、たくさんの部下を失っていたのではないだろうか。過度に屈折した人物も出てこない。敵も味方も普通の人間で、ただ生きる為、家族の元に帰る為に戦い傷ついている。
なんとも虚しいものである。

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オプオプ

2.0終わってみれば平凡な

2020年2月16日
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ストーリー。でもしょうがないよね、このような戦争映画は。戦争を美化してもよくないし、悪者を決めるものでもないし。内容そのものがどうかということではなく、観に行ったことをちょっと後悔しています。

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Miya-n

4.0怖かった

2020年2月16日
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ホラーより怖い
臨場感半端ない

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JK

4.5個人的にこういう映画に弱いのです

2020年2月16日
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巻き込まれた主人公が、流れの中でその信念や正義感・使命感が目覚め、もう始まってしまった事態、もう大勢は変えられない事態であることを知っていてもなお、自らの命をかけて(恋人でも家族でも親友でもない)一人でも多くの他者の命を救おうとする。

私はそんな話にとても弱い。

ここ数年だと『ハクソーリッジ』や『タクシー運転手』とか。古くは『シンドラーのリスト』なんかもそれに近い。

今回もクライマックスの戦場シーンは涙と鼻水でズルズル。

この映画の「ウリ」でもある、ひと続きに紡がれた映像は、まるで観ている自分が主人公と共に移動している感覚になり、スクリーンからは、カメラの角度や方向・高さが変化するたびに新たな局面が訪れていることを伝えてくる。

敵の塹壕に入った瞬間、その造りや残された物から分かる、物資や技術といった戦力の違い。
照明弾に照らされる焼き払われた街の残骸はまるで墓標のよう。
地獄から抜け出しても次の地獄が待っているという辺りは、「天国も地獄も表裏一体」という気さえする。

ここはどこなのか、あの人影は敵なのか味方なのか…

主人公の彼は表情を抑えているので、こちらが彼の心情を覗き込もうと前のめりになってしまう辺りも、監督の上手さなんだろう。

そしてラスト、主人公から指令を伝えられた上官が漏らす、嘆きとも諦めとも覚悟ともとれるあの一言。

要所要所で現れる上官役のハリウッドスターは、私は(予備知識入れずに観たので)個人的には得した様な気になるが、余計かな…と思わなくもない。

そんな小細工は必要ないほど、ストレートで分かりやすく、計算され尽くした…としか言いようの無いカメラワークで畳み掛ける映像は、営業的には確かに「全編ワンカット」を謳い文句にさせるんだろうが、むしろその演出が生み出す感情や効果をこそコピーにすべきはず。
(おかげでことさらにワンカットで無いことばかりを指摘するレビューが増えることになる)

などと本編とは関係のないところに憤りを覚えながら、『パラサイト』のアカデミー受賞で話題を持って行かれてしまったものの、もちろんこちらが受賞しても何の違和感もない、私にとっての大傑作。

爆発や銃声の恐ろしさを体感する意味でも是非劇場へ。

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キレンジャー
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