劇場公開日 2021年2月11日

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すばらしき世界のレビュー・感想・評価

全610件中、221~240件目を表示

4.5死ぬわけにはいかない

2021年3月21日
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刑務所から出たヤクザが更正しようと必死に生きていく話。役所広司の耐える演技が良かった。怒りを耐える、理不尽を耐える、生きていくことに耐える。ひいてしまうような瞬間的にキレる狂暴さを、社会から孤立させまいと順応させていく人々の優しさがありがたかった。最後は、ずっと、社会の片隅のどこかで、ひっそりと色んなことに耐えながら生きている終わりかたが、今の自分にはありがたかったかな。でも、ヤクザが普通に生きていく選択肢を選ぶ映画は新鮮で、泣いてしまった。

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世界のメガネ

5.0 スルメの味わい

2021年3月21日
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見終わった後は、なんだかちょっとガッカリした様な不足感があったが、感じた事をまとめようとすると後から後から、あの時のカット台詞動きは、「こんな意味があったのかもしれない」と西川さんの映画は、いつも何かを考えさせ、沢山語りたくなる。スルメの様に味わい深い。

 何気ない映像は、絵画的でストーリーを膨らませてくれる。
 バス、電車、飛行機が映し出される。
いずれも引きのカメラで遠くから動いている様子を見せる。それは、出所後時間は動いている、変化している事を現し、新しい世界へ行く事を現していると思った。

また、東京タワーとスカイツリーの対比、空、雲、丸い雲の中の青空は、三上が希望に満ちて新しい世界へ歩もうとしている事をイメージさせた。

 出所後、社会からの疎外感から、昔の仲間に再び入ろうとする三上に対して、キムラ緑子扮する女将さんが、「コッチ側で見る空と自由な世界で見る空は違う、だから、帰れ」と劇中で諭す。
 中々社会に馴染めて行けない三上だが、彼を心配するヒトは、本当に少しだが、居た。

「カメラ止めて仲裁に入るか、取り続けるのよ、だから中途半端なのよ」と怒鳴られた津乃田役の中野大賀。途中カメラを持って逃げ出したシーンからグッと良くなって来た。
きちんと三上と向き合って痛みを持った彼の人生、出所後の日々を書こうとしていた。

 映画の最後は、三上に関わった人達を上空から映す、まるでそこは、未だ狭かったけれど素晴らしかった世界のように。
 三上が見た空は、ムショの窓から見たより素晴らしかったはずだ。ヒトは、他者と繋がってこそ生きる、生かされていく。コミュニティの中の自分。何か失敗をしたヒトでも、それぞれの少しの寛容さがあれば、ちょっとづつ繋がって生き直して行ける筈だと言っている映画だと思った。

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はなも

5.0タイトルなし(ネタバレ)

2021年3月20日
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ゆっこ

4.0対比の妙

2021年3月20日
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泣ける

知的

元殺人犯の主人公にとっての「生きづらい」シャバの世界は、そのまま現代を生きる我々観客の「生きづらさ」と重なり、システムとしての社会にはらむ問題を感じさせる。
片や、生きづらさ剥き出しの主人公を支える人々(身元引受人・町会長・ケースワーカー・彼を取材する作家)の温かさは、まるで観客である自分自身への温かさに思えて涙する。この彼らこそ「すばらしき世界」。
殺伐とした社会の中には、温かさを持った人間が住んでいます。その温かさをもってしても 、どうにもならないものを描く事で、鮮やかな対比となっていると感じました。

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ポンチョ

3.588点

2021年3月19日
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泣ける

悲しい

幸せ

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コウセイ

4.5ピーマンだと思ったら想像より美味なピーマンだったかのような作品

2021年3月18日
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Full_Contact

4.0役所広司が素晴らしい

2021年3月17日
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Tom

3.5更生の道は遠い

2021年3月16日
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鑑賞方法:映画館
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トミジュン

4.0存在の軌跡

2021年3月16日
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未だZONE

4.5「どう生きるか」

2021年3月15日
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泣ける

知的

今年18本目。

白のランニングシャツで窓際に座る姿や、一番大事なあの場面とランニングシャツに注目して見ると面白いと思います。
どう生きるか強烈に訴えてくる作品でした。
1年に1、2本「映画がやめられない」と感じる作品がありまして、一昨年は「ターミネーター」、昨年は「パラサイト」「鬼滅の刃」と今作も正にこれだから映画はやめられないと感じる一本でした。

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ヨッシー

3.5自分のこれからを考えちゃう

2021年3月15日
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日常生活ってつまらないし、仕事も大変だし、
家族とか友達というコミュニティも無かったらやってられないなと思う。
前科者とか関係なく、自分は今後、普通に働き続けられるのか、コミュニティに属して楽しくやっていけるのかと不安になった。
依存し過ぎず、卑屈になり過ぎず、落ち着いて、楽しんでいこう。

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lube8

4.5名優、役所広司さんの名演が味わい深い作品です。

2021年3月15日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

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松王○

4.5西川組に結集した最高峰の役者たち

2021年3月15日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

知的

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HirosHi

4.5トーフォーの日にTOHOで この監督クセ者 前作より好きだ ゆれる...

2021年3月14日
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トーフォーの日にTOHOで
この監督クセ者
前作より好きだ
ゆれると同じくらいよかった

役所広司上手いなぁ…
監督が興味ありそうなテーマがちりばめられている
田舎のヤクザ 介護業界 外国人労働者 東日本大震災
それぞれスピンアウトで1本の作品ができそうだ
宮城生まれのソープ嬢の話とか観たい

共演者も多彩
オラが好きな北村有起哉 いい役で嬉しい
梶芽衣子妙演

あと長澤まさみ ありがとうございます
いつの間にかこの監督と伍する女優になっていた
若いディレクターに放つ啖呵は本質
ある意味監督の分身かもしれない

タイトルは皮肉めいていながらストレート
主人公が感じたシャバの出来事はシャブより気持ちよかった
商店街を疾走する姿は素晴らしかった

映画終了後
暖かくなったし気分が良くて駅のベンチで昼間から缶ビール
ノーマスク これまたすばらしき世界だ 鳩が寄ってきた

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北枕寝二

4.0果たして「すばらしき世界」とは

2021年3月14日
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鑑賞方法:映画館

『ヤクザと家族』も鑑賞済みで、とても素晴らしかったので気になっていたこちらも鑑賞。

どちらもヤクザの世界から身を引き社会に馴染んで生きていこうとする男の話ですが、前者はとことん社会に受け入れられず、居場所を探してもがく姿がとても切なかったのですが、今作はやはりなかなか社会に馴染めないものの(そもそも短気でキレやすい主人公の性格もあり)、周りに助けてくれる人が次々と現れる。必死に自制心を働かせてやっと手に入れた「普通」の生活であったはずが、、

ラストを見終わって「すばらしき世界」というタイトルは皮肉だったのかと思うほど、今のこの世の中が本当に素晴らしいものなのか考えさせられる。
暴力や力で人を捩じ伏せようとすることはどんなに相手が間違っていてもダメはダメ。でも見て見ぬふりをしたり、相手に合わせて愛想笑いすることが本当に正しいのか。

出演者が脇役やチョイ役の方含めて全員上手い方ばかりなので入り込めたし、やっぱり役所広司さんはスゴい。あと大賀さんもとても良かったです。
もうすぐ終わりそうなので映画館で観れてよかった。

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くまさん

4.5全うな人生とは

2021年3月14日
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エンドロールまで見終わって、最初に思ったのは、どちらが善で悪なのか、ということだった。
主人公は元受刑者で殺人をおかしている。そして出所し、世の中でいうところの全うな人生を送ろうとしている。
しかし、ストーリーを追っているうちに、何が全うなのかわからなくなってきた。
殺人は良くない、でも犯罪でなければ、緩く生きていれば、それでいいのか。
この映画は見た者すべての人に問いかけていたように思う。

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ゆの

4.0主人公の感じる「生きづらさ」に共感した

2021年3月14日
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鑑賞方法:映画館、VOD

主人公が(やっと就職出来た福祉施設で、他の職員の下品な振る舞いに「作り笑い」を必死に作って同調しなければいけない)という場面は、観ていて苦しくて辛かった。

僕の場合はいつもそのような状況になると辛さに耐え切れず、職場を離れる事をいつも選択してしまう。

今の言い方をすればそんな自分の事を「HSP(敏感な人)」といって自己分析出来るのだが、分析できたからといって「行き辛い環境」から逃れ続ける事は難しいと個人的に感じている。

映画の中で「幼少期に親からの愛を十分に受けられなかった経験は、自分の人生を長期的に考えられず、刹那的な選択をしがちである」という愛着障害についても少し触れられていた。その点についても僕は主人公と同じく当てはまっている。

30代までの自分は「太く短く生きたい」と虚勢を張っていたものの、実のところ「細くてもいいから、力強く生き続けたい」というような人生に対する希望を抱けていなかっただけなのだろうと今ではそう考えている。

僕は主人公のように人生の大半を刑務所で過ごすことは嫌だけど、主人公のように(少なくて良いので)人から大切に思われる人間になりたいと感じた。

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はなまる

4.5すばらしき映画!

2021年3月13日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

興奮

役としてはあまり演じて来なかったようなイメージの役所広司のヤクザ役。

だからこそ所々で本人の真面目で誠実そうな人柄が役に生きている。

同時期に公開された元反社会的勢力構成員のカタギになる苦労を描いた作品と確実に比較されるでしょうが、個人的にはこちらの方が圧倒的に好きです。

向こうは前半で派手なヤクザ稼業を、後半から不幸のどん底に落ちていく姿を見せることでやたらと社会派を主張し、結果、一番の見所としているラスト10分で逆にリアリティーが崩壊していて自分はダメだった。

その点本作は、家族がいない、信頼出来る人は出来るが基本的には孤独、というベースがとにかく自然で、いつぞや週末深夜に観た元反社構成員が出所後苦労し結局ヤクザに戻って行くTVドキュメンタリーのリアルさそのものだった。

特に大きな幸せがある訳でもない、ある意味地味だけど我々と同じ平凡な日常生活で苦労するヤクザを自然に描きつつ、客の集中力も切らさず最後までジックリ見せた俳優陣と脚本の出来も含め西川監督に拍手!!

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死亡遊戯

5.0これ、好きだな

2021年3月13日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

知的

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ゆみあり

4.5タイトルなし(ネタバレ)

2021年3月13日
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ケイ