ドロステのはてで僕らのレビュー・感想・評価
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SF的もやもやの果てで観客は
狭い店内とアパートを行き来するうちにヤクザまで絡んでくるドタバタSF。明らかに設定がおかしいのだがそのうち巻き込まれてしまった。
その点はさすが良く出来た脚本なんだろう。何度もトライアンドエラーで完成したんだろうと思うと最後は観客もほっとする。
エンドロールで撮影機材の小型化がこんな設定を可能にしたことを納得した。
ご苦労様。
「透明人間に匹敵する面白さ」
…
少し不思議をユーモアにするの上手すぎです
「サマータイムマシーン・ブルース」でお馴染みの劇団、ヨーロッパ企画の初の長編映画。誰かのTwitterでチラッと存在を知り、予告編を見て、何か見逃しちゃいけない予感がして観に行った。こりゃあ当たりでした!!!!!
70分と短めの上映時間で、劇中の流れる時間もほぼほぼリアルタイムで動いてく感じだったけれど、観た後の満足感が半端なかった。
内容は、京都の雑居ビル内のカフェとその上にあるマスターの家とに置いてあるそれぞれのテレビ(パソコン)が「2分後の過去」と「2分後の未来」を写すタイムテレビになってしまった事から始まるプチSFのドタバタ劇。そのテレビに翻弄されるマスターや店員、知人やお隣の美容院の女の子たちの、行動や言動が面白くて、次に何をするんだろうとかどんな展開になってくのかなど気になって夢中になって見入ってしまった。人間らしい行動や一人一人の人柄が垣間見える一面、その騒動の中で変わっていく人間関係など…面白いし、そもそもSF要素も誰が見てもすぐ入り込める良い意味でゆるい感じなのもとても良かった◎ゆるい中にもちょっと怖くなる要素やドキドキ要素もあり、それもまた良い◎
ストーリーが魅力的なだけじゃなく、作品自体の雰囲気も良いし、役者さんもみんな超面白いし、カメラワークも引き込まれるし、何度も観てるヘビーユーザーが生まれそう(てか多分結構いる)な映画ってのが凄く分かる。当然「サマータイムマシーン・ブルース」が好きな人も好きな映画だし、「カメ止め」「ラヂオの時間」とか好きな人も好きだと思う。藤子・F・不二雄のSF短編集が好きな人も。(私はSF好きってほどのSF好きではないけど、「サマータイム〜」「カメ止め」「ラヂオの時間」「藤子・F・不二雄SF短編集」いずれも大好きなので、まさにどハマりしました。)
少し不思議な話と現実が上手い具合に融合した時に、滑稽でリアルで面白い物語が生まれるんだなぁと実感しました。
昔テレビで見た、上田誠脚本・安藤政信主演のヨーロッパ企画メンバーガッツリ出てた「ストリートワイズ・イン・ワンダーランド」も一度見たい…。探偵×SF×コメディ。あれもめちゃくちゃ面白かったもんな。
色々見たことはあったけど、、今回のこの作品でヨーロッパ企画にどハマりしそうです笑笑。
前情報なしで鑑賞。エンドロールで目玉が飛び出る。
アイデア一発!
舞台っぽい映画の傑作
人気劇団が作った長編映画ってことだったので、ある程度は想像していたがモロに舞台っぽい話だった。悪い意味ではなく、とってもいい意味で。舞台系の監督や脚本家はこういう設定が面白い話得意だよね。
自宅と経営してるカフェのディスプレイが2分間ズレた映像を映し出すという設定がいい。微妙に役に立たなそうな、でもすごいとは思える状況設定。で、この設定を最後まで活かした話を徹底的に作り上げた感じ。
いや、もちろん気になるところはある。ディスプレイのコードどうしてんだろ?とか、ヤクザの行動が謎だったり。そして若干短いなと感じたり。でも、なんだろう。そんなことはあまり気にならない。舞台を観ている感覚に近くなっていたからそういうところはハードル低くしていたのかも。
そして、何より撮影が大変だっただろうなと思った。綿密な計算のもと、演技しなきゃいけないし、撮影もしないといけない。メイキング映像はたしかに見たくなる!
見えない時間を操るマジック
オンラインで2回、劇場では11回観ています。 何度観ても面白いし、...
何度も観るとさらに面白い!
何度でも観たい!
佳品。「ヨーロッパ企画」の今後が楽しみ
ヨーロッパ企画に最近興味を持つようになり、いろいろ見ています。この映画も、知ったのは1か月前位。映画自体には最初興味がなかったのですが(Previewは見ていてそれほど惹かれませんでした)、新型コロナで映画館での上映ができるかどうかもわからない中、ツイッターやオンラインなどで情報発信し、またオンラインでの初日上映を決めたのを知り、応援の意味も込めて拝見しました。悪い話ばかりが聞こえてくるような情勢で、明るく新しい試みを次々していくヨーロッパ企画の頼もしさと将来性をとても感じて好感を持ちました。
上田さんの脚本は時間モノが多いですが、とはいえ、それをバカバカしく日常に引き下ろして笑えるところが何とも好きです。例えば「サマータイムマシーン・ブルース」。「ドロステ」は、基本同じ路線だと思います。その路線と基本コンセプト自体は面白いのですが、ただ2分のずれ、もっといろいろ広げられそうなのになあ、とそこが残念。やはり予算の問題が大きいのでしょう。
お芝居は、土佐さんてこんないい男だったのか、と感心。朝倉さんもとても素敵でした。他の方も書いてましたが中川さんも良かったな。
実際に映画や動画を撮っている人の方が「ドロステ」はどうやってこれを撮ったのか、といった興味がわくし、またまだヨーロッパ企画をあまり知らない人の方が楽しめるかもしれません。
ともあれ先が楽しみです。番組「暗い旅」を見てると、映像での遊びをいろいろやっていてそれがとても面白いので、もっと大きな予算でまた実験的で面白い映画が撮ってくれるといいな、と思いました。
最初から時空体験に引き込まれる⏳
映画開始間もなく引き込まれてしまい、どうなってんだと頭で理解しようと思いながら、ストーリーがどんどん進んでいきます。
どうやって撮影しているんだろう?とか少し横道に逸れるとあっという間に終わってしまう。
SFラブコメディミステリーと全要素入っているので、皆が楽しめる映画です。もう一回じっくりみたいな(*^_^*)
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