劇場公開日 2020年6月5日

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「舞台っぽい映画の傑作」ドロステのはてで僕ら kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0舞台っぽい映画の傑作

2020年7月7日
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鑑賞方法:映画館

人気劇団が作った長編映画ってことだったので、ある程度は想像していたがモロに舞台っぽい話だった。悪い意味ではなく、とってもいい意味で。舞台系の監督や脚本家はこういう設定が面白い話得意だよね。
自宅と経営してるカフェのディスプレイが2分間ズレた映像を映し出すという設定がいい。微妙に役に立たなそうな、でもすごいとは思える状況設定。で、この設定を最後まで活かした話を徹底的に作り上げた感じ。
いや、もちろん気になるところはある。ディスプレイのコードどうしてんだろ?とか、ヤクザの行動が謎だったり。そして若干短いなと感じたり。でも、なんだろう。そんなことはあまり気にならない。舞台を観ている感覚に近くなっていたからそういうところはハードル低くしていたのかも。
そして、何より撮影が大変だっただろうなと思った。綿密な計算のもと、演技しなきゃいけないし、撮影もしないといけない。メイキング映像はたしかに見たくなる!

kenshuchu