水曜日が消えたのレビュー・感想・評価
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Blabo
まず中村倫也さんと石橋奈津美さんの
演技が素晴らしい。
繊細で。
1人七役を演じた演技力、
明かせぬ想いを秘めた陰のある演技。
また、脚本も秀逸。
映画の尺の中ですっきりと
伏線も回収してクライマックスを迎える。
けれどもメッセージ性な含みのある結末。
事故のシーンも決してショッキングな演出ではなく
むしろファンタジックにも見える映像の作り方。
事故のシーンの見て
もしかして最後はファンタジック的な展開なのか?と
思ってしまったくらいに。
話が混沌としたところに向かっていくにしたがって
結末をいろいろと予測したが
見事に裏切られ…。
ひとつ惜しいところを挙げれば
中村倫也さんと石橋奈津美さんの演技がいいから
目立つのか新木役の中島歩さんの演技が力不足に
感じてしまった。
コロナの生活制限が緩んできている中ですが
未だ緊張を完全には解せない世の中ですが
良い映画でしたので多くの人に見てもらいたいなと
思いました。
共感しづらい
ひとりじゃなんにもできない
久々の邦画新作ですよ。
中村倫也が1人7役ということで、見るしかないでしょう。しかし予告に薄っぺらさを感じたのであまり期待はせず。
めっちゃええやないの。
ラストに近づくにつれ面白くなっていく。
しかも映像も綺麗で飽きることなし。最高やん
ネタバレ厳禁映画です。
できるだけ多くの人にこの映画の魅力が伝わるように頑張ります...。
脚本がもう素晴らしい。
興味を引き立たせる展開にスタートは背もたれに寄りかかっていだが、後半に差し掛かった途端前かがみになりながら見ていた。
これは何曜日だと分かりやすいように、いろいろちりばめられているしナレーションも入るので追いついていけないことは無い。
しかし、割と難解なのでしっかり見ないと伝わらないところも。
中村倫也の演技には驚きました。
彼、ここまでの才能があるとは。
口調や仕草が全部自然で差をつけるのが上手く、7人全員同じ人がしているとは思えない。
見る前も普通に好きでしたが、見てから何倍も好きになっちゃいました。
図書館の人、どっかで見たことあるなと思ったら「愛がなんだ」で素晴らしい演技をした人ですか。
元乃木坂とは思えないくらい、女優似合ってますね(どこ目線かよ)。
今まで見た映画のエンディングの中で1番良かった。
中身は言いませんので、ぜひお確かめ下さい。
欠点としては、主演にしても中村倫也ばかり写して他の人物についてあまりしれないということ。
あと、最後が早とちりしすぎかな。起承転け...で止まってる気が。
人生ってのは、誰かに支えられて生きてるんだ。
1人だけでできることなんてそうない。
目に見えないけど、多くの人が君を見守っている...かも?
主題歌も良いですね。
ミステリー×恋愛×コメディ×ちょいホラーで最高
やっぱり、邦画っていいな〜
7つの世界。
目が覚めたら知らない人が隣に眠っていて驚く「火曜日」
目が覚めたらまだ知らぬ水曜日に生きた「火曜日」
「水曜日」が消えたことをひた隠し、水曜日を謳歌する「火曜日」
鉢の水をあげたら水をこぼしちゃった「火曜日」
慣れない水曜日のゴミ捨てを失敗しちゃう「火曜日」
音量でごまかされることのない作りでした。
私個人的にはシャカシャカ水曜日より、タバコ咥えた音楽家の月曜日が好きです(誰も聞いてないよ(^^;;
それぞれの曜日の良さが出てて、登場人物も少なくて、話が理解しやすい。
最後の付箋のやりとり。
結局、ポットは変えるのかな?とか
一ノ瀬とどうなったのかな?とか
クスッと笑える曜日同士の付箋での会話。
可愛かった!
きたろうがいい味出しててすごく好きでした。
期待外れ
何曜日の中村倫也さんが好きですか?
明日目覚められる奇跡。不思議な主人公が紡ぐ、不思議な人間ドラマ。
【賛否両論チェック】
賛:1つの人生を、7つの人格が曜日ごとに分け合う主人公を通して、明日目を覚ますことの尊さが、思わず身に染みる。その身体に異変が起きた時、主人公(達)が下す最後の決断にも、観ていて感慨深いものがある。
否:展開はかなり淡々としていて、似たような描写も多いので、惹かれないと思わず眠くなってしまいそう。
劇中で数馬自身も語っていましたが、確かに1週間のうちの同じ曜日しか生きられなかったとしたら、人生は普通の人の7分の1になってしまいますし、曜日が一緒なら文字通り同じ毎日の繰り返しですよね。そう考えると、たとえ平凡だったとしても、明日の朝に目を覚ますことが出来るというのは、本当に奇跡なんだなと改めて痛感させられるようです。
そんな彼らの中で、次第に異変が起こり始めた時、これまで真面目で退屈だった“火曜日”が、自分を変えるためにどんな選択をしていくのか、その行方からも目が離せなくなっていきます。
「この身体は不便だよ。だけど・・・不幸だった訳じゃない。」
という数馬の言葉が、なんだか心に染みます。また、エンドロールの7人の付箋でのやり取りなんかも、遊び心があってクスッと笑ってしまいました(笑)。
ただ難点をいうと、やはりどうしても似たようなシーンが多く、かつ物語も非常に淡々と静かに進んでいくので、人によっては観ていて退屈して、思わず眠くなってしまうかも知れません。どちらかというと、小説みたいな内容が好きな方向けの、文学的な作品といえそうです。
複雑ではない多重人格作品
多重人格ものは期待を大きく外す場合があるのに対して、本作品はちょうど良い具合の作品です。
曜日ごとに自分が入れ替わるという設定のため、1人7役あるのですが、作中はほとんど火曜日の1人を中心に描いていることが功を奏しています。
役者の演技力を前面に出した「ちゃんと7人演じ分けてるだろ」というドヤ顔映画にならずに、しっかり地に足のついた作品になっています。
ただし、各曜日の特性が見えにくいこともあったので、最後の方のシーンにあった各曜日の生活スタイルを冒頭あたりで簡単に流してくれれば、より分かりやすかったかなと思います。
あと、教授の動機も少し弱い感じで、ミステリーを期待すると物足りないかもしれません。
しっかりとしたストーリーの映画ですので、是非劇場でご覧ください。
図書館、通う!
過去の交通事故により、曜日ごとに7つの人格を持つようになってしまった主人公の物語。
おとなしくお人よしな主人公「火曜」は、当然火曜日にしか目覚めない人格なのだが、ある朝目覚めると、いつものネコがイヌだったり、ゴミ収集車の時間が早かったり、いつもは歩いていない美女に声を掛けられたり…。
多重人格モノ(⁉)は昨年も、「フォーハンズ」「ジョナサン」「ガールインザミラー」などがあったけど、どれも個人的に当たりだったので、本作も期待!しかし今作は「7人」とケタ違いの多さ!(否、ケタは一緒か)
真実が明らかになっていく後半も良かったけど、おとなしめの火曜が恋愛に頑張っている序盤~中盤が、映画の本筋ではないかもだけど特に良かった(笑)。
俺も図書館通う!火曜だけにッ!
…ハイ、すみません。
作品としては、悲しさと暖かさが混じった内容がなかなか良かった。誰だって願いは同じだけど、最終的にはお互いを思い遣ったってことですかね。同意書のサインのシーンはちょっとグッときた。
そしてあのエンディングロール!非常に面白かった。
個人的に、ベストエンディングロール賞決定ですね!そもそもノミネート作品が殆どないけど(笑)
多重人格を扱う別観点でのストーリー
中村倫也を活かしきる良作、繊細さが光るストーリーが面白い
中村倫也といえば、優しい青年から親分の仇を取りに行くヤクザまで振り幅を持つカメレオン俳優として知られているが、それを活かした一本といえる作品だった。
1人7役というが、最も地味な火曜日が主人公のなかの主人公。最初は、演じないんかい!なんて思ったが、意外とこれがミソなのである。シンプルで分かりやすい構成、登場人物も少ないため整理しやすい。その一方で、加速していく消えた水曜日の謎。自身が、自分の中の別の自分と向き合った時、なにが見えてくるのか。不思議と他人事ではないような感情がわいてくるのだ。
テンポのよさとシンプルな構成、それでありながら計算された脚本が、想像を超えるラストに導いていく。ひとり没入しながら映画を楽しめる時期だからこそ、頭を使って楽しんでいただきたい一作だ。
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