水曜日が消えたのレビュー・感想・評価
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好き嫌いは分かれるだろうけど私は大好きだった
3ヶ月ぶりの映画館での鑑賞。
ネタバレはしませんが、中村倫也さんの演技力を詰め込んだ作品でした。
中村さんファンは絶対映画館で見た方がいいです。
内容自体も面白い。
一見淡々と進んでいく物語のように見えて、起承転結がしっかりと作られていた。
終わり方も良いしエンドロールも良い。
普段エンドロールを見ずに帰ってしまう方も最後まで見た方がいいと思います。
ただ毎日を普通に暮らせている私たちには、
二重人格、三重人格、七重人格、、という診断はされないし、
そういった(病気と呼んでいいのかわかりませんが)
病気の方のような悩みは想像さえ困難ですが、
人格の入れ替わりが無くとも、私たちにも一人の人間の中に色んな自分がいて。
世の中を上手に生きていく自分や
何もかも自由にやってしまいたくなる自分や
そんな自分自身の中にある全てを壊したくなる自分がいて。
その自分というものを平等に愛し、
上手く自分と共に生きていくことが大切なのではないかと。
パンフレットが売り切れていたので作者の本当に伝えたい部分が分かりませんが、
私はこの映画を見てそういう考え方をいただきました。
エンドロールが一番良かった!
ってかそれが本作の全てを物語っていた感じ。
これ程までに身を乗り出してエンドロールを見る作品は珍しい(笑)
子供の頃の事故で日替わりの多重人格者になった人のストーリー。
主人公は火曜日の人。
中村倫也さん。
幼なじみ役の石橋菜津美さんにも注目。
控え目な感じだけど存在感あり。
恋愛映画の様だけど何か違う。
先が全く読めない感じ。
ホラーの要素も含まれているけそれも何か違う。
ホントに先が全く読めず。
落としどころが解りません(笑)
作品中に流れるドヴォルザークの新世界がキーワード。
正に新世界的なストーリー。
映像は色彩も単調であっさり目。
作者さんがストーリーに集中させたい意図なのか?
そんな感じが伝わって来た感じ。
後半の展開の意外性が良かったんだけど、前半で匂わせたラブストーリ的な要素が少な目なのは残念だった印象。
月曜日の人のキャラがかなり良い。
毎週笑わせてくれます(笑)
ケロリンの黄色いコップが欲しくなる(笑)
ラストの付箋紙での7人の会話。
ほのぼのさせてくれます( ´∀`)
興味深いネタで期待してたが
久しぶりの映画館
コロナの影響で新作が止まり、ようやく再開され始めましたね。いくつかある中でこの作品を選びました。
コンセプト的に面白いし、中村倫也が各曜日ごとの人格を演じ分けるのかな?と思っていましたが、主人格?メインでのお話でした。物語途中の突然意識が途切れる意味は語られず、分裂した人格が一つに集約されているという身体に起きた変調といったふんわりとしたニュアンスでしかありませんでした。最後元に戻る?オチはあれでよかったんではないかな。科学的側面はほぼスルーでしたね。
全てが少しずつ足りない
ワクワクはしたけど
最後の方、曜日同士の垣根が低くなってますよね。
エンドロールの付箋に至っては、各曜日が同じくらいのテンションで、同一人物が書いたとしか思えませんでした。
ただ、その状態になるのに、能動的になったのか受動的になったのかが、私にはよく分からなかったです。
また能動的になったとして、そこに至るまでの心境が今一掴めなかったです。
設定はとても面白いし、前半は凄くワクワクしたんですけどね。
なんかワクワクが宙に浮いたまま終わってしまった感じです。
久々の映画鑑賞だったので、私の感性が鈍っているのかもしれません。
あと、これは完全に個人の印象なのですが、この監督さんは意外とリアルを重視するタイプなのかなと思いました。
ゆるやかな時間
中村倫也ファンに向けた作品
面白かったです。
もう少し他の曜日も出てくるのかと思ったらほぼ火曜日くんのたまに月曜日君って感じでした。
服装髪型を変えて見分けがつくのは分かるけど、同じ服装、同じ髪型で喋り方と表情だけで違う人物を演じられるのは本当に流石でした。
月曜日くんも素敵
皆さんのおっしゃる通り、1人7役は一瞬で
ほぼ火曜日ですね。
火曜日くんが図書館へ初めて行ったあたりまでは
なぜかものすごく眠くて
仕方なかったです。
何度も事故現場のスローモーションが流れて
だんだん飽きてきて(すみません😓)
でも後半のワイルドな月曜日くんが
なかなか良かったです。
視力が悪いので、付箋の文字が
よく見えないところがありました。
次は最前列で観てみようかな😃
可愛らしい倫也さんにホクホク
ミステリーでもサスペンスでもありません、ひねりも落ちもありません
ひとりで生きていたならば
邦画の中でもいち早く公開が決定したので、ありがたく観させていただきました。
話の構成がシンプルでとても観やすく、楽しめました。
7人役自体を演じるのは終盤も終盤ですが、他の人物像を想像できるのでそちらの面でも楽しめるのは魅力的です。
一ノ瀬みたいな優しい同級生もいたからこそ、16年も生きてこれたのだなと思いました。火曜日から月曜日に切り替える中村倫也さんの演技は流石としか言いようがないです。
ドカン!と爆発するような展開があるわけではないですが、優しく心穏やかになれる104分です。
粗も多いが充分面白い
たまには邦画もと観賞
中村倫也は屍人荘の殺人以来でしょうか
あの映画はなぁ…と思っていましたが
映画の感想は
ありふれたアイデアながらコメディ要素
サスペンス要素巧みに含んでおり
充分面白かったです
ただ惜しい部分も少しありました
幼少期の事故で頭部に損傷を負い
毎週曜日ごとに人格が入れ替わる「障害」を持つ主人公
その人格はそれぞれ「曜日」で呼ばれますが
その曜日ごとに目覚めると1週間後に記憶が飛ぶので
他の曜日のしたことは形跡と治療に当たっている
病院が提出させている記録でしかわかりません
物語は一番大人しく他の曜日の散らかした部屋を
片付けたり注意事項をメモするなど几帳面な
「火曜日」を中心に進められます
他の曜日の風貌や様子は劇中では殆ど出てきません
火曜日は好きな旅行も出来ないし病院で治療を受ける時間もあるし
一ノ瀬という馴れ馴れしい女性は暇つぶしっぽく訪ねてくるし
旅写真が借りられる図書館も火曜日は定休日
他の曜日の片付けに追われ一旦寝れば起きるのは翌週の火曜日
そんな生活にウンザリしていた矢先ある日
起きるとなんと水曜日になっていました
水曜日が消えた…?
とりあえず水曜日に目覚めてしまった「火曜日」は
水曜日の行動を辿りますが
途中瑞野という図書館員に出会い一目惚れ
どうも瑞野は水曜日と面識がある模様でどうも
好意を持たれているようですが火曜日には水曜日の
立ち振る舞いがわかりません
そこを一ノ瀬は各曜日の仕草の違いや服装をフォロー
してくれ徐々に曜日ごとの人格の概要を知ることになります
その後急に倒れたり意識が無くなったりという症状が増え
瑞野とのデートもうまくいかなくなったり
場合によっては木曜日まで消えるようになります
不安に感じた火曜日は病院に行くと幼少期からずっと治療に
当たってきた安藤医師が治療データの改ざんを疑われ
調査しているという事で新木という若い医師が
病状の悪化を告げ今すぐ専門的な治療をと進めてきます
ところが火曜日は各曜日の楽しみや大切な人まで
消えていくことに不安を覚えそれを一旦拒否します
そして改ざんされた記録を辿ると「月曜日」が治療を拒否し
記録の改ざんを行っていたことをスマホの録画を通じて暴露します
結局主人公は治療を拒否し不安定ではあるものの
各曜日の人格を尊重しながら日々を暮らす生活に
戻っていくのでした
個人的にはこの辺が首をかしげました
火曜日のこの複数人格をあたかもウンザリしているかの
ような描写が続いており治療で人格がまとまる事に
関しては肯定的なのではないかと思っていたからです
それぞれの曜日はどうやら仕事もしている人格もあるようですが
週1回しか仕事しないで果たして仕事になるのでしょうか?
この映画の描写だと「各人格が目覚めている時間軸」と
「実際の時間軸」がどう進んでいるのかわからなくなってきます
主人公の意思と映画を観ている客の移入が
あんまりかみ合わなくなっている気がしました
じゃあそもそも何を目的にして治療を受けていたのか
治そうとしていたけど後から考えが変わったにしても
その基点がいまいちわからなかったです
あと人格が7つあるとのことでしたが
月・火・水の人格中心で木・金・土・日は
必要だったかなという位出てきませんでした
なら最初から3つくらいでも良かった気もします
中村倫也中性的な顔立ちも手伝いそれぞれの人格を
上手に演じていたと思いますし
記憶が飛ぶ描写はなかなか凝っており
見応えありました
なんか惜しいなあという気持ちにはなりますが
一度観てもらって欲しい作品だと思います
設定が好きだった
楽しいエンドロールが心地良い
中村倫也の1人芝居最高です
Mr.カメレオン
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