ソウルフル・ワールドのレビュー・感想・評価
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93点
こりゃまずい、ささりまくった。
ピクサー作品の中でも1番深い部分のメッセージ。
少し淡白な上(異次元)の管理者。
無感情に人格を形成、どんな人生だったかも
関心なく作業をこなす。魂もまた、単細胞
その中で生きがいの「ジャズピアニスト」
の執着が強い主人公は"それ以外"は無関心で
幸せと感じる事が出来ていなかった。
この作品はたぶん死ぬとかじゃなく
「生きた後の考えと生きる前の考え」を描いてる
生きた事ない魂(人)、もっと生きたかった人は
当たり前の平凡な日々がどれだけ楽しいか
どれだけ有り難いかを知ってる。
僕は目標に辿り着いてない事ばかり、恩返しするまで
死にきれんとずっと考えてた
それで死んだらどんだけ最悪の気持ちで死ぬか…
人生を終えるその瞬間まで日頃の生活
笑ったり泣いたり人と話したり
食べたり景色見たり深呼吸したりを楽しみ、感謝して、
楽しかった幸せやったありがとうございました
最高でしたと思いたい。と思えた。
音楽と絵の質は文句なし!
夢追い人へ送る人生讃歌。
結論から言うと"大人向け"の映画です。
子供が見て楽しむものではそもそもない。
賛否割れるのは当然です。
しかし…
今、何からかの"夢"を追っている。
もしくは、過去に何らかの"夢"を追っていた大人には間違いなく刺さる作品です。
ピクサーが全年齢向けのエンタメ作品である事を捨ててでも描きたかったテーマ。
それは普遍的でありながら非常に深く、志の高いものでした。
自分が生きる意味、その価値を今一度問い直してくれる名作、自分はピアノ演奏のシーンで泣きました。
あの演出はたまらなく上手い。
ピクサーの本気を見た気がしました。
映画を見終わった後、当たり前にある日常が少し変わって見えました。
この映画ならではの感動を劇場で堪能したかった。
一瞬一瞬を大事に生きることで人生は変わるかもしれない
生きる意味
オモチャ、虫、ロボ、ヒーロー、頭の中などを描いてきたピクサーが
「魂」をテーマに描いた作品。
ジャズ好きの音楽教師が思わぬ事故に合い
魂となり、生まれる前の魂の世界に迷い込み元の世界に戻る為に奮闘する
といった流れ。
映像は言うまでもなく色鮮やかでキレイ過ぎる。
魂の世界に行くまでの2Dと3Dを合わせたような表現が新鮮。
人格が入れ替わる展開は割りと多いけど、
22番がジョーを通して何気無い日常に感動していく姿にグッとくる。
夢を叶えても達成してしまえば呆気なく感じてしまうシーンは考えさせられる。
人生においてはそこもまた通過点に過ぎない。
大人になって忘れてた感情を経験出来た感覚だった。
一瞬一瞬を大切に生きたいと思わせてくれた映画。
子どもより大人が楽しめる作品かも。
生きる意味
見方が変われば人生も変わる
劇場公開中止だったのが悔やまれるくらいの名作
人生の生きる意味とは。なにをするまでに生まれてきたのか。人間とはなんなのか。
その答えを教えてくれるような作品。
魂の世界を描くとなったら普通、死後の天国か地獄かを舞台に選びそうなものだが、生まれる前の世界で性格や個性が決められていく過程を描くのだからやっぱりピクサーの想像力はレベルが違うと思った。
自分の好きなこと、夢、きらめきは決して生きる意味ではない。何々をしていなければ生きる意味がないということではなく、今生きているこの瞬間、感覚、感動を楽しんで生きていこうというメッセージ。
そして、『海を探している魚』のお話。
自分がいるところは海ではなく水だという魚。
ひょっとしたら自分が探しているものはすぐ目の前にあって、もしかしたら既に手に入っているかも?やっていることかもよ?と気づかせてくれる作品。
夢が叶えられなかったら今までの人生が無駄になる、ではなく自分の感じてきた感情、感覚、今までの全てがきらめきであり生きた意味である。
無駄な瞬間などなく、一瞬一瞬を大切に。
良いテーマ
一瞬一瞬を大切に生きることの大切さを学べる
人生の目的とは、きらめく日常がいかに大切か 改めて考え直せる機会をくれた
3転4転する展開に、先が読めない感心させられるオチを持ってくるところが素晴らしい
途中から一気に深い映画に切り替わる
長く人生を歩んだ人ほど見ると心に刺さる映画だと思う
ディズニーの日本版全てに言えるが、変に作中の文字を書き換えないで欲しい
世界観も台無し 小さい子供は読めずに結局理解できない 余計なことして毎回残念で仕方ない
最高
痺れるほど感動した、というか本当に痺れた
すげぇ映画を見てしまった。
本当に凄い。
とんでもない領域に行ってしまったなぁ。
人って泣きすぎると手足が痺れるんですね
映画館がじゃなくて良かったと思っちゃいましたわ
★ここからはネタバレあるので観てない人は絶対に読まないでください、読んだら呪いますよ
内容に関しては言葉にできないのですが、
一点だけ触れておきたい
ここまで泣いてしまったのはラストのラストのセリフなんです
ピクサーらしい茶目っ気のきいたオチが付くのですが、これがまた凄い
つまり、「現実に戻れ」ということなんだけれどもその裏にあるメッセージは「生きろ」てことなんですよ!
映画がまやかしであることを認め、
さぁ生きてみろと突き放したラスト
マジで凄ぇ…
今年ベスト! 生きることの意味をとことん突き詰める
年の瀬にとんでもない映画に出会いました。
映画はテンポよく進み、コミカルに展開していきます。途中で笑いも涙もあります。
笑いも涙もある中で、ストーリーの軸は終始ブレずに「生きることの意味って何なのか?」「何のために私たちは生きているのか?」をとことん問うてきます。
そして、作品中に「その問いへの回答」が提示されます。その回答内容にめちゃくちゃ感動いたしました。明快かつ生きとし生けるもの全てを肯定し包み込んでくれるような回答となっております。
ぜひその回答はご自身の目でお確かめください😊
この映画を通じて
一瞬一瞬を大切にしよう
今この瞬間こそが奇跡だから、
目の前に「ソウルフルに生きよう」
未来を案じるのでなく、
今この瞬間にもっと注意を向けよう
といった気持ちが湧き上がってきて、また来年も、また明日も頑張ろうといった気持ちになります。
生きとし生けるもの全てを肯定し、応援してくれる映画です。今年の最後に、これほどまでにソウルが揺さぶられる作品に出会えるとは...!!!
めちゃくちゃ感動いたしました。今年のベスト3に入るほどオススメです!「ピクサー凄ぇ!というより怖ぇ!」といった気にさえなりました😅笑
もしご興味ありましたらぜひご覧ください😊
お読みいただいてありがとうございます♪
ディズニーの映画で2回目みたいと思った数少ない映画
ディズニーの映画は、面白いけど分かりやすいから2回目まで観ることはないなーと思ってました。
ソウルフルワールドはディズニーの映画で2回目を観たいと思った数少ない映画です。
ジャズの話が中心かと思ったら、魂の循環のストーリーがメインで良い意味で驚きました。
途中の魂の世界を白黒で描いたシーンや、線で描かれたメンターみたいなシーンがこれまでのピクサーの分かりやすさ重視みたいのと違って斬新でした!
人生の目標がないときもあって良いし、日常生活の小さな楽しみを見つけてみようというメッセージを感じました。
劇場で観るように作られてる様に感じたので、ぜひ劇場で観たかったです。
英語わかる人は英語字幕で見た方が内容がすんなり入ってくると思います!
神の領域に達したメッセージ
インサイドヘッドに続く大傑作!
インサイドヘッドではピクサーが生きていくには喜び"JOY"だけではダメなんだ!と言い切った作品で、全身が震えるほど感動しましたが、
本作"ソウルフルワールド"では人の魂がテーマですから、個人的にかなりの期待値で"ハードルを上げて"観賞しました。
結論から言うと私が上げたハードルなんて全く視界にも入らない大傑作です!今の世の中、生きていくには何をやれ、目的はなんだ、目標は?何かやりたいことはないのか?と言った言葉で溢れ返り、ちょっと本屋に行くだけで俗に言う成功者の自己啓発本やら金の本やらが嫌でも目に付く。
アメリカ(特にキリスト教圏)は個人主義ですから、1人で何でも出来るハイスペックな個人が持て囃される世界において、ピクサーが本作で導き出した答えのとんでもない知性と寛容さに、もはやアニメーションスタジオの役割を超えてきていると感じました笑
本作のキャラクターである22番が迷える魂となってしまった時、リフレインされる言葉は大人が子供に押し付けてしまった価値観ではないだろうか。知らぬ間に子供達に重荷を背負わせてしまっているのではないだろうか。ここで、ピクサーは主人公ジョーを通して、そんなことは生きること(人生)の目的ではない!と言い切り、例えば葉っぱが落ちてきたらほら、あなたは拾うことが出来る。あなたは生きている。それこそがあなたの輝き(スパーク)なんだ!と、人生の重荷をそっと取り除いてくれる。なんという優しい作品なんだ!
ジョーの最後のセリフはSF作家テッド・チャンの「あなたの人生の物語」の実写映画化「メッセージ」のラストシーンと同じセリフで、「全ての瞬間を大切にして生きる(一瞬一瞬を大切に生きる)」という終わり方。
素晴らしい作品でした。
音楽も特に「グレートビヨンド」と呼ばれる魂の行き着く先のシーンは「2001年宇宙の旅」や「インターステラー」を彷彿とさせる音楽で、これは映画館で観たかったなぁ〜・・・・。と悔やまれる。
特にED後のおまけ映像なんて映画館でEDを最後まで観てくれた人の為に作ってくれたようなもの!!
(自宅で1人で観ながらフッと笑ってしまい虚しくなった笑)
もし本作が改めて劇場公開されるようなことがあれば絶対に観に行きたいと思います。
意味や結果だけに囚われず、生きていること魂で感じ楽しんで
小さい頃からミュージシャンの父親の背中を、そして自分自身もジャズミュージシャンになる事を夢を見て、そしてその夢を叶える事を強く思うも未だジャズミュージシャンになれずに今を生きる49歳の主人公ジョー。
そんな中有名ジャズグループの一員として演奏できる事が決まった直後事故にあい死にかける。
魂があの世とこの世の狭間の世界に行ってしまい、そこでこれから人生を歩む事を始めようとしているみならい魂達と出会う。
その中でも生きる事を拒み長年その狭間の世界に滞在する22番と出会い、ひょんな事からこの世に戻った際22番がジョーの体を、ジョーの魂は猫の体と化しこの世の数時間を共に生きる事となる。
猫になったジョーはこの後控えるジャズバンドでの成功だけが頭いっぱいな状態であり、一方ジョーの体でこの世を生きる22番は生きる前に考えてた事と全く違う世界に驚き、そして一つ一つの行動を楽しみながら生きる。
共に入れ替わることで頭や心であれこれ考えながら生きるのではなく、自然に生きることの美しさを感じる事ができるようになる。
この作品を通して強く感じるのは、生きる事になにか強い意味を探したり結果を残す事に囚われず、一瞬一瞬を魂で感じ大事に生きる事への大切さだ。
夢を持つ事はもちろん大切であるが同時に何も夢や具体的な目標がない事もまた悪い事ではないのだ。
もちろん何もなくただただ時を過ごす事が良いわけではないが、何もない事を悲観せず、一瞬一瞬を必死に生きるから新しい発見を見つけ、そしてそれが最終的に人生の意味や結果に繋がるのかもしれない。
ジョーは幼い頃の夢の実現を必死に目指してきた。もちろんその姿はかっこいいが幸せそうには見えない。作中でも夢を実現した後幸せを実感できないジョーがいた。
一方で獣医を夢見てきたが現実は床屋で働くジョーの知人がいた。彼は小さい頃の夢は叶わなかったが今は今で幸せであり、この仕事だからこそ感じられる幸せも沢山あると語っていた。
今を生きるジョーも、これからを生きようとする22番も魂で生きることを感じる前に頭や心の中で生きる事に縛りを与えて自分の可能性を制限してしまっている。
人生とはもっと自由に生きていいのではないか。もちろん自分の人生を豊かにそして他人に認めてもらうには結果は欲しいものである。でもその結果を残したから幸せが必ずついて来るとも限らない。
本当の幸せとは自由に生き、そして生きてる事を魂で感じ、日々日常で大なり小なり多くの幸せを感じる事が豊かな人生に、そして人が羨む人生に結果として繋がるのではないか。それらの幸せは意外と身近に存在しているのかもしれない。
非常に現代へのメッセージ性が強く、また自分の心にドンピシャにはまる作品でとても心震わさせられた。
改めて今を生きている事に感謝して、そして日々日常幸せを見つけ喜びを感じることができるそんな人生を明日から送りたいと思う。
劇場公開を楽しみにしていた作品であり、この度映画館で見る事はできず残念だったが、今年見てきた作品の中で、そして歴代のピクサー作品の中でもトップクラスに好きな作品の一つとなった。
しあわせは何でも良い
映画館で公開して欲しかった傑作
PIXARの素晴らしい作品群の中でも間違いなく上位に位置する傑作。映画館でみた予告編では、晩秋のNYの街や、ジャズの演奏シーンのハイパーリアルな質感や情感が、素晴らしいとしか言いようがなく、とにかく早く映画館で観たい作品の一つだった。
残念ながら、映画の公開はなく、Dixney+チャンネルでのリリースのみとなったが、それでも素晴らしかった。今度は映画館のスクリーンで観たい。
CGの質感の深さはもとより、描かれる死生観がいい。音楽が題材として選ばれているという点では、「リメンバー・ミー」とも似ているわけだけれど、こちらの死(生前)の世界も深い死生観が貫かれている。それも小難しいものではなく、大人がちょっと立ち止まって考えてみるような深さだ。勿論、子供にだって琴線に触れるような何かを感じることだろう。
何せこの作品のテーマは生きることの喜びだから、非常に分かりやすい。ニューヨークに暮らし、ジャズミュージシャンを夢見ながら音楽教師をしているジョー・ガードナーは、ある事故から、自分自身の傍らにいて、自分自身の姿、それも生きる喜びの感覚を堪能する姿をみつめることになる。その喜びをみながら主人公は何かを感じ取るのだ。その当たりの描き方がお説教くさくなく、実に素晴らしい。
この作品は本当に大人が観るべきアニメだし、子供も何かを感じ取って欲しいなと思う。PIXARのスタッフは、何度も議論を重ねて作品のアイデアを創造してそうだけれど、その一つのテーマを洗練されたアニメに仕上げていくチームプレイが、世界中の人々を深く感動させているのだ。
生きる意味を探して
《きらめき》生きる意味、目的って?驚くべき深さと美しい映像で子供を楽しませ、大人を引きずり込み感動させる。特別な何者かになりたかったすべての"誰か"へ --- まさしく僕らの物語で、僕らが人間である理由が少し分かったと感じられるような。普遍的な葛藤、まるで自分の事のように感情移入させてしまう手腕、ディズニーマジックはこの期に及んでなお新たなステージに到達するかと素直に目を見開かされ、心を鷲掴みにされてしまう。もはやエンターテイメントの皮をかぶった作家主義。ディズニーらしい全世代に通用する魔法が今なお強力に通用することを証明する。
《ジャズる》傑作『インサイド・ヘッド』のピート・ドクター監督がまた私的かつ壮大な内向き世界でやってくれた!ごくごく当たり前(だと感じている)のことが鮮やかに色づく瞬間 --- 今ある世界を愛おしく思う。何気ない生活の一部こそがかけがえのないものだったり、けどそう気づくまでには時間がかかるわけで、作中での主人公の変化・成長がすごく人間らしく自然でめちゃくちゃ感動。人生は往々にして思い通りになんて行かないものだけど、それでも一瞬一瞬を大切に生きるという境地に微塵も嘘偽りがないと思える。まさしくこれぞミーニング・オブ・ライフ。
ジャズって長年この瞬間を待った!脚本や構成力、手際の良さに唸るし素直にお手上げ。主人公の前に立ちはだかる壁・障害も、22のキャラクターも良かった。夢が叶いそうになった瞬間にマンホールに真っ逆さまで迷い込んだ主人公。そこはグレート・ビヨンドならぬグレート・ビフォーなユーセミナー。魂の数が一つ足りない。きらめきを探し見つける!ジェイミー・フォックス × ティナ・フェイというボイスキャストも魅力的。プロットまったく知らない状態で見たら開始早々"ソウル"の意味が、音楽的にもかかっていて、そこも上手いなと思った。感心し通し。
安定に説明がましいがために本来のシンプルさを損なった邦題はあまり好みではない。本作でも黒人の中年男性が主人公だったり内容自体も作る作品は良いのに、なんで会社としては、映画会社やコンテンツを買い占め多様性を失う方向に持っていってしまうのか。また、相変わらず日本のDisney-(マイナス)こと"Disney+"は、そうした本国のコンテンツ帝国にあぐらをかいて、企業努力をしないでいる。現時点で『ハミルトン』の日本語字幕無い件なんて数カ月(約半年?)放置されっぱなしだから。
きらめきは目的じゃない、生きる準備ができたとき枠は埋まる。
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