オフィーリア 奪われた王国

解説

シェイクスピアの戯曲「ハムレット」を、王子ハムレットの恋人オフィーリアの視点から描いたラブストーリー。16世紀デンマーク。貧しい少女オフィーリアは、偶然出会ったガートルード妃に気に入られ侍女として迎え入れられる。やがて年頃を迎えたオフィーリアは、長い戦争から帰還した王子ハムレットと禁断の恋に落ちる。そんな中、王が急死し、王弟クローディアスによる毒殺疑惑が浮上。しかしガートルード妃はそれを知らず、クローディアスと再婚してしまう。ショックを隠しきれないハムレットは、次第に情緒不安定に陥っていく。「スター・ウォーズ」シリーズのデイジー・リドリーがオフィーリア、「1917 命をかけた伝令」のジョージ・マッケイがハムレット、「インポッシブル」のナオミ・ワッツがガートルード妃、「キング・アーサー」のクライブ・オーウェンがクローディアスをそれぞれ演じる。WOWOWでは「オフィーリア」のタイトルで放映。

2018年製作/107分/アメリカ・イギリス合作
原題または英題:Ophelia

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映画レビュー

4.0平凡と新鮮

2023年11月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
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ティム2

4.0復讐心を抱いた時に 草花 緑の風景美

2023年6月12日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

復讐心を抱いた時に
草花 緑の風景美

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わまるえん

3.5何ともあり得そうな話

2023年1月22日
iPhoneアプリから投稿

ほとんどが原作通りに進むが、ハムレットとオフィーリアが密通し愛し合っていた、という話。

キャラクターとしては、妃の姉が追加されている。
原作の裏話としてオフィーリアの恋路が進むので、実にあり得る話となっている。
(こちらを正式な解釈としても通じそうな)

しかし、終盤あたりで、オフィーリアが川で死んだのが、仮死状態だったと言うのは、いかがだろうか。
おそらく「ロミオとジュリエット」から持ってきているであろうこのアイデアは、得策と言えるのか。
さらに、ハムレットは決闘するといい出すので、オフィーリアは国から解放されるように出ていく。
どんどん現実味に欠ける展開が続くように感じた。

現代における脚色としては素晴らしいし、何より女性の力を感じた。
オフィーリアは、復讐を断ち切り、一人で生きていくことを証明した。
また、妃も自らの手で、クローディアスを刺した。
女性たちは、苦しんできた分、立ち向かった。
「最後の決闘裁判」にも近しいラストシーンは、現代における女性の在り方を強く示していた。

ただし、今作のオフィーリアが原作のオフィーリアとあまりにも掛け離れて造形され、ちょっとオフィーリアだとは信じがたかった。
(原作から何か見逃しているのかもしれないけれど)

デイジー・リドリーはどういう道を歩むんでしょうね。
今回のような強く自立した女性を演じていくんでしょうか。
あとナオミ・ワッツの演技が光ってたなー。
特に最後の方、素晴らしい怪演でした。

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JYARI

3.0ハムレットは端役

2021年9月26日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

クレジットの順番からもわかる通り、オフィーリアとガートルードを主役として再編された『ハムレット』。能動的な女性像、みたいなものをちょいちょい匂わせつつ、物語のレールから外れられない男たちと対比させてる感じ。ソネットや仮死薬など、他のシェイクスピア作品のネタが流用されているのが面白い。

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竿戸