劇場版「鬼滅の刃」無限列車編のレビュー・感想・評価
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必ず誰かが泣いている
炭治郎のピュアさが子供のピュアな部分と共鳴するのだろうか……私は泣かなかったが、かつての自分の成長の過程で消え去った清廉さ思い出した。ジャンプによくある熱血キャラを斜めから見てしまう私にとって、この変化には自分でも驚いた。日本人の思う人間の美をそのまま描いた物語だ。それに感動するかは別にしても
鬼滅の刃ファンじゃないけど試しに観た結果…
私は鬼滅の刃ファンじゃないけど、楽しく観れました。
4DX で観たら驚きだらけでした。
アニメ版も少しは観たことがあるのですが、着いていけず、 この映画を見てまたアニメを見なきゃなと思いました。
好きな俳優の声が聞こえたのでエンドクレジットで期待していましたが、漢字が沢山書いてあって読めなかったのが残念でした。最初のオープニングはローマ字で書いてあったはずなのに?
4DXで何をされるかわからず行って正解だったと思いました。ちなみに私の好きなキャラクターは猗窩座というキャラクターで好きな声優さんは石川彰さんでした。
とても個性的で優しそうな声しているのに悪役はいいなと思いました。
また鬼滅の刃観たいです。
映画で続編とかあるのかな?
主人公の子が可哀想な終わり方をしたので何か最後物足りないなと思いました。
以上です。
強くなれる理由を知った
何回見ても感動する映画です! ストーリーはまるで漫画の流れと同じでよかった! 戦いのシーンを見てすごくドキドキしたり、ハラハラしたりしました! 煉獄さんが死んで号泣していた炭治郎たちの"もっと強くなりたい!"という気持ちを共感して来た。あれを100回見ても泣きそうに気がするわ😢
小中学生に受ける理由多数、でもそれだけではない!
まあ「少年ジャンプ」のキャッチフレーズ「努力・友情・勝利」を地でいく作品、と思っていたのは、開始から90分間まで。
残り30分間は勝利の後の「痛ましさ」。一気に現実に引き戻されたような感覚を覚えます。
この構成力が、この作品を凡作と一線を区切るものにしたといっていいのではないでしょうか。大の大人が見ても楽しめますよ。
何はともあれ次回作を早く見たい。
昨年夏に入院中、暇さの極限に達したのでネトフリでアニメを見た。最初は暇つぶしには、ちょうどいい感じだったが、ちょいハマりしてしまった。でもって、無限列車が、劇場公開されるや否やコロナも顧みず速攻で劇場鑑賞した。今更、多くは語らないが「良かった」。しかし、「君の名は。」の衝撃には負けるかな・・
キャラの創造力と散りばめられた工夫
2回目を鑑賞して印象が大きく変わった為、書き直します。
初見のときは、「作画は素晴らしいものの、演出が幼稚でうるさい」という印象。
ストーリーも前半と後半で繋げ合わせた感が強く、捻りがないのが惜しいと感じた。なので純粋に楽しめたが⭐︎4.0評価でした。
2回目を観るつもりは無かったけどDolbyCinema対応にアップグレードされたと知り、特典もかっこよかったので行きました。(4/5 ミッドランドスクエアシネマ)
よもやよもやだ!!鬼滅ってこんなに凄い映画だったの⁉︎初見では演出の幼稚さにシラけたのに、2回目では心に炎の呼吸の如く熱く、どストレートに響いてくるではないか!
正直、危なかった…喉辺りまで感情が込み上げてきました。お見事、完・全・燃・焼でございます。
確かに演出の幼稚さやギャグはシラけた。Fate HFで見せてくれたようにホラー的な予兆や、とことん残酷でシリアスな作風にした方が完成度は高くなると思う。
しかしキャラクターの描き方が秀逸だ。
鬼滅ファンでも無い自分からすれば、煉獄さんはTVシリーズでちょろっと出てきただけだから全然知らない人。
それなのにいつの間にか心強い見惚れるキャラになってしまうのは何故か。
まず、「美味い!」から心を掴まれる。ギャグ的にはつまらないし退屈なんだけど、「この人は純粋で真っ直ぐなんだな」と思わされる。その後にマンガ的な作画とCGIが見事なまでに融合した炎の呼吸を目の当たりに惚れる。煉獄の兄貴の虜になる。
そして夢という精神世界を通して描かれる人物像がさらにキャラを補強する。心理描写や状況をセリフで何でもかんでも言ってしまい、しつこい部分は多いけれど重要なのはセリフではなく画面だった。
精神世界で描かれる世界はその人物の求める場所であり、その人物がありのままの姿で存在している。
炭治郎は「主人公」ではなくただのお兄ちゃんへ。
善逸は平和で穏やかな世界でデレデレ。
猪之助は独自の解釈で満ちた幼稚な冒険。
そして煉獄さんは家族での自分を通して「最強な奴」では無く「生身の人間」であると実感させられる。
この精神世界を通してキャラがさらに愛おしくなるのだ。そしてその後は息もつかぬ戦闘シーン。
今回改めて観て気づいたが、ufotable独特の上下左右、自由自在に動き回るカメラワークが少ない。
これはマンガ感を意識しているのは明白で、動きの少ないカメラワークでビシッと決まるショットが多い。
キャラが愛おしくなったところでこれを見るとハートを射抜かれる。善逸登場シーンは最高にかっこよかった!
そして鬼殺隊の活劇とも言える前半は終了。
普通ならば「めでたしめでたし」で幕を閉じるが、終わらない。
やはり前半と後半の繋ぎには無理があるように感じてしまうが、そんな思いを吹っ飛ばす激しいバトルが勃発。
いや〜あれは痺れた。
男同士の熱き闘い。
いつもなら、叫びすぎてうるさいと感じるけど、鬼滅は叫びが観客をリードする。「うぉー!」とカメラワークが回りながら自分もそのど真ん中で見ているような作品への没入感がある。
自分の推しが、頼れるアニキが白熱のバトルをしてるのは胸が熱くなる。「心を燃やせ」というか「心を燃やされた」
そして決着ー
ここで今まで作り上げてきた人物像が力を発揮する。
朝日に照らされる笑顔の煉獄さん。大粒の涙を流し叫ぶ炭治郎。感情を誤魔化そうとしても溢れ出る猪之助の叫び。
初見ではうっせぇわ!って思ったけど、キャラをきちんと自分の中で作り上げていたからか、何かが込み上げてきた。
「悔しいなぁ。強くなったと思ったらまた分厚い壁がある」というセリフはグッと響いた。炭治郎の声優さん上手すぎです。
興行収入が『千と千尋の神隠し』を抜いたときは、正直「ええぇぇ…」というのが第一印象だけど、今ではこれが1位なんだぞ!と誇りを持てる。アート要素は少ないけどやっぱり面白い物は面白いし、満足度も高い。
それにこの映画は「名作映画特有の雰囲気」みたいなのがある。上手く言葉では言い表せないのだけど、名作に共通して存在するエモーショナルな空気感がある。
今回DolbyCinema で観たこともあり、大作映画感も強かった。初見はイオンシネマの特大スクリーンであるULTIRAで観たのだが、迫力は桁違い。
技の音が左から右に、正面からはセリフ、天井からは劇伴奏、そしてあらゆる方向からの効果音。
圧倒的な明るさと色彩の表現力も素晴らしく、日本でもこれほどの映画を作れるのか!と感心した。
キャラを自分の中でどれだけ創造することができるかによって評価は違ってくる気がします。
一見子供向けアニメという感じだけど、案外工夫が散りばめられていて深入りすると面白いかもしれないです。初見では映像が凄すぎて展開に身を委ねていたところが多かったので、2回目からは面白さが倍増するような気がします。
あぁー早く続き観てー!
堕ちて行く。堕ちて行く。鬼滅沼へー
興行大成功は特典のコマーシャルのおかげ
熱狂的ファンが特典変わるたびに見てるからね。
AKBの握手券にも似た商法。
単純に作品としてみると、過大な評価でもない凡作だと思う。
普通に生活してればこんなキャラがいて、
こんな目的で冒険しててみたいのは、
人から話を聞く事があったので、
そのへんの説明がないのは別に気にならない。
アニメって今こんな表現できるんだと感動するし、
音楽も良い、演技もいいし、列車の鬼を倒すまではギャグシーンは完全にいらないけど普通に楽しめた。
主人公の周りのキャラも立ってるし、
主人公が自分を律して、頑張って強大な敵を倒すストーリー。ここまでは良作だと感じた。
金髪と妹が空気過ぎるけど。
問題は、恐らくメインに構えてる煉獄さんの後編部分。
あまりにもアカザが登場する理由付けがなさ過ぎる。
これが作品として致命的では?
漫画の途中の話を映画にしてるから、アカザが出る理由は映画になってない部分に含まれてるのかな。
だとしたらせめて、そこは脚色しないと作品として成立してなくない?
という疑問が出てしまうと、もうただの派手に演出だけこって死で涙を釣ろうというのが見えてしまって、全然感動できなかった。
とはいっても映像美と迫力もあって、何も考えなければ倒せるのか?倒せないのか?が続くからハラハラはする。
流石に何度も見るのは理解できないかな。
物語の根本的な部分でシラける要素がある
テレビアニメを何度も観たファンです。
テレビアニメに出て来た強敵の鬼は必ず鬼になる前の人生に共感があり、そこが1番の見所でした。
しかし今回出てきた2人の鬼は2人ともめその要素がないままに映画が終わったのがとても不満でした。
そして特に上弦の三の鬼は単に再生能力が強いだけにしか見えず、彼が何度も煉獄に向かって言い続けるテーマ
「鬼になって永遠に武を究めよう」
が切られてばかりいて何が武を究めるだ!笑わせるな!と言う気持ちにさせられました。
このセリフというか、この鬼のテーマは言わない方が良かったと思います。
凄くシラけました。
この映画の主役は誰ですか?
探偵小説でやってはいけないこと。それは物語の中盤にようやく現れた人物が真犯人、という手法です。
この映画のハイライトは、煉獄さんと猗窩座の一騎討ち。それなのにポスターには炭治郎と魘夢が向かい合った状態でデカデカと描かれてるってどういうわけなんでしょうか?
原作通りだというのは分かりますが、これは映画です。1回観るのに1800円払ってるんです。原作を読んでないお客さんもたくさんいるはずです。だからこそ、猗窩座を「物語中盤以降に突然出てきた真犯人」のように扱うべきじゃありませんでした。
この作品の評価点は、「もしかしたら煉獄さんが猗窩座に勝つ!?」と一瞬でもお客さんに思わせた点です。そのあたりの演出というか、煉獄さんがギリギリまで力を振り絞ったという描写はちゃんとできていました。
そうであるなら、尺の冒頭から猗窩座の異常な強さを見せつけるシーンがなくてはいけません。たとえば、抜刀したモブ隊員を十数人まとめて惨殺するとか。レイティングの問題でそれが難しいとしても、彼の強さを強調する手段は他にあるでしょう。もう一度書きますが、これは映画なんですから何から何まで原作に忠実である必要はありません。
つまり、焦点を「煉獄さんと猗窩座」にのみ絞るべきでした。魘夢なんて、ただのチョイ役です。そもそも彼は、他人の夢即ち回想シーンを使わないと30分も持たないような悪役。情けなさでは『クリフハンガー』の武装強盗団といい勝負です。
ならば魘夢をもっとエグイ悪役として描くか(つまり魘夢が人間を殺害しているシーンを描くか)、或いはそんな弱っちい奴のシーンなんか削って猗窩座をもっと登場させるべきか。いずれにせよ、この作品を観たら「誰がボスなの?」という疑問が浮かんできてしまいます。
これは『トップガン』に近い作品です。
『トップガン』は最後の空中戦の場面だけが素晴らしい出来で、シナリオ自体は当時の風潮を反映して本当に薄っぺらい。残念ですが、『無限列車編』もこのような感じの作品になってしまいました。
しつこいようですが、何から何まで原作に忠実である必要はありません。
映画は素晴らしくマナーの悪い客はBlu-ray待機しろ
通常で4回、4dxで1回観ました。
感想は言うまでもなく素晴らしく、こんなに同じ映画を何度も鑑賞しに行ったことがありません…(特典に釣られて行きました。)
最後の見納めとして4dxを鑑賞したのですが、4回通常verを観た者としますと、若干手前の花や砂利等が一眼レフを通したようにくっきりと観えるかなぁー?といったレベルです。
戦闘シーンは、もう5回目となれば目が慣れているのか、それとも映像美でハッキリと捉える事が出来たのかよく分かりませんが見易かったです…。
作画がそもそも素晴らしいので、こんなに違う‼︎という感動はなかったのですが大画面で観れたのはとても良かったです。
スクリーンが大きいため、真ん中よりも少し後ろの席や後部座席がお勧めです。
音響のドンピシャは真ん中の席です。
音響の違いも分かりかねますが、善逸のキーキー声が煩く感じず心地良かったです。
そして!何よりも
観客のマナーが悪すぎる。
特典の転売目的か何なのかは定かではありませんが、上映が開始しているのに遅れながら堂々と画面を横切る人間、何度も席を外しては戻って来て屈む事なくスクリーンの前を横断する人間が多いこと!
一人やり出したら私も私もと集団心理が働くようで、本当に落ち着きがない大人たちばかりでドン引きです。
挙げ句の果てにはスマホのチカチカしたライトを照らしながら歩く女。
子どもやお年寄りならまだしもみっともない‼︎
悪びれもなく、煉獄さんの良いシーンの時に横切り自分も観たいのかその場で少し振り返り画面を観ていたり、そういう人間のせいで映画の世界に浸りたいのに全く集中出来ませんでした。
あと、上映中にヲタク女子2人がキャラが出る度に知識をひけらかしたいのか会話をしていて耳障りでした。ハッキリ言って気持ち悪い。
最後エンドロール迄観終わったら文句を言ってやろうと思い待機していましたが、そういう人間程最後まで残らないんですよね。
本気で言うつもりでした。それくらい腹立たしかったです。
私はポップコーンをかじる音や飲み物を吸う音まで気を遣う、もしくはそれが出来ないのなら飲食しないのが鑑賞のマナーだと思っています。
映画に行き慣れている人程理解している筈です。
他人の咀嚼音を聞きながらシリアスな場面を観て浸れますか?
爆発音やBGMが煩い時に食べる!出来ないなら飲食しない!トイレ行きたくなるなら飲むな!
人気映画のため、協調性のないマナーの悪い人間、映画はどうでもいい特典目的の人間なども集います。
本当、非常識な落ち着きのない子ども大人はBlu-rayを借りて家でくだらない知識を心ゆく迄喋りながら鑑賞して下さい。
こちとら全集中したいのにそういう雑魚悪鬼共のせいで気が散りました。
よもやよもやです。
穴があったら入ってくださいね?
めちゃくちゃ恥ずかしい行為なので。
まったく無知でも楽しめる
鬼滅の刃はまったく見たことなかったのですが、これだけの大ヒット作なので
とりあえず終わる前に見るだけ見ておこうと、予習もせず見に行きました。
主人公の名前すら知らない状態で不安でしたが、思ったより普通に楽しめました。
リアクションが不自然に大きく、笑いを誘う場面も自分的にはあんまりで
正直『あぁ…これはハズレかも…』と思ったのですが
主人公らが鬼と対決するシリアスな戦闘シーンに入ると
その迫力と絶え間ない展開に引き込まれていきました。
また、主人公たちが背負っている過去や、なぜ戦うのかといった背景なども
しっかり描かれているので、鬼滅の刃が初見の方でもほぼ違和感なく見られます。
もちろん、漫画やアニメまで見ている方々は、より深い理解ができるのでしょうが
まったく知らなくても、楽しめる映画にはなっていたと思います。
30年後の観客へ
私が生まれた年の邦画の興行収入ランキング1位は「八甲田山」で25億だそうです。個人的には今でも充分楽しめる作品でした。
だとすればその10倍も稼いだ本作、あるいは「君の名は。」「アナと雪の女王」といった作品たちは、30年後の未来もあなた方を楽しませているのでしょうか。
TV放映でまた観るハメに。
うーん…
申し訳ないがやっぱり面白くはなかった。
ただこれが300億も稼いだ割につまらないという評価は、作り手の問題(も、あるけど)というより観客の問題かも知れない。
シリーズの途中で始まって途中で終わる話で、制作段階ではファン向けに1ヶ月くらい公開、あとはソフトの売上でペイ、みたいなモデル(よくある)を想定していたのかも知れない。
そうでないとTVシリーズから直結で劇場版、という体制は作れないので。
演出や作画などは安定してハイレベルだと思う一方で、とにかく脚本に難がある。
多くの人が指摘する通りセリフやモノローグがクドい。リアルタイムのやり取りとしても冗長だし、終わった話をわざわざあとから言葉で説明するのも理解しがたいものがある。
映像の流れで理解できることをいちいち言葉で説明するので、とにかくモタモタしてかったるい。
脚本はUFO tableとなっているのは、矢立肇みたいに複数人のチームということだろうか。
でもきっとこれは原作をそのまんま律儀にやっているせいではないだろうか。
マンガは言葉の要素が大きいので仕方ないが、映像は流れも動きもあるので言葉がなくても伝わる。それを言葉にするとかえって説明過多になってしまう。
このクドさ、もたつきはおそらく作り手たちもわかった上で敢えてやっているんじゃなかろうか。
ファンの中では原作に忠実かどうかが一つの評価軸になっているような気がする。
映像としての見やすさより、なるべくそのまんま、原作の語りを再現した方が評価も高まるので、たとえ初見の人には見づらくとも、そちらが優先されるのは仕方ないと思う。
「君の名は。」の時にも思ったことだけど、これが30億のヒットというなら、アニメファンすごいな!っていう程度に収まっていたと思う。
ところがこれが日本映画史に残る異次元のヒットとなれば、今後の邦画の制作に長期的なインパクトを与えるかも知れない。
もちろん面白いが
鬼滅の刃、
もちろん面白い。
漫画の時からのファンなので正直ストーリーは全て理解していた。それでもすごく面白かった。煉獄のかっこよさは映画でなければ表現できなかったかもしれない。
しかしながらあくまでアニメの延長線というのがネックである。アニメを知らない人は全く理解ができない。そして完結していないストーリーなので続きがものすごく気になる。
映画として評価するのは少し難しいところはあるが。400億円のクオリティはあるだろう。ただ2度目は見ない
原作への強いリスペクトがいい映画を生む
4DXで観た。ストーリーは原作に極めて忠実である。違ったのは、お館様・産屋敷耀哉(うぶやしき かがや)が鬼殺隊の墓参りをするシーンを映画の冒頭に挿入したこと、序盤に列車に出るザコ鬼が一匹増えたことぐらいではないか。いろいろな方の感想に、映画の前半の敵・魘夢(えんむ)の過去のエピソードがないとか、後半に出る敵・猗窩座(あかざ)の登場が唐突すぎるなどの批判があるが、どちらも原作どおりである。
総じて、アニメ製作会社のufotable(ユーフォーテーブル)は非常に良い仕事をした。
①原作のストーリー、メッセージ性を忠実に伝えようとしている。そこには製作側の原作に対する非常に強いリスペクトを感じる。たとえ原作の内容を変更したとしても、作り手の作品に対する敬意や愛情は漏れ伝わってくるものだ。ちなみに4DXもなかなか凝っていた。単にアクションシーンで座席を動かすだけでなく、水の呼吸で本当に水が顔にかかってきたり、刃を突き刺すシーンで背中に固いものが刺さってくる刺激があったり。設計者はかなり頭をひねってプログラムしたであろう。
②原作の弱点である画力の乏しさを補って余りあるクオリティを提供している。例えば、背景に実写映像や3D効果を多く取り入れ、キャラのベタなアニメタッチに意識的にかぶせることで新しいアニメ映画の完成形を見せている。ただ、この映画を十分に楽しむには予備知識は必須だ。原作を知らなくても、それなりに楽しむことはできる。しかし、鬼滅の刃が人々の琴線に触れるのは、主人公竈門炭治郎(かまどたんじろう)の純真な心、不撓不屈の魂、自己犠牲をいとわぬ無限の愛情である。
妹・禰豆子(ねずこ)がなぜ鬼になったか、なぜ自身が鬼狩りをしているかといった背景を知らずして感動は得られない。
わたし的にこの映画で一番グッときたのは、魘夢が見せた悪夢- 鬼に殺された家族たちが炭治郎に恨みをぶつけ、罵る夢- に対し、炭治郎の怒りが沸騰し覚醒するシーンだ。
「言うはずが無いだろうそんなことを!俺の家族が!俺の家族を侮辱するなアア!」
これも原作どおりの展開・セリフなのだが、迫真のアニメーション処理、声優の熱演も加わって、原作以上にこみ上げてくるものがあった。
夢から醒めるため、炭治郎は夢の中で自決する。このアイディアは素晴らしい。そして、連続して被弾する夢攻撃のたび、かかった直後に自決を果たし覚醒を繰り返す。
そのアイディアは壮絶だ。なぜ主人公はそんなことができるのか。
『私をはるかに超え、愛する人のために、大切な仲間のために』に尽きる。
自分のことで感情が荒ぶることはないが、家族や煉獄杏寿郎の死に臨んでは、悲しみや怒りを爆発させる。アニメ史上最大と言ってよいほどの大粒の涙を流してワンワンと泣いた。逃げる敵に対し、わめき叫びながら怒りをぶつけた。これほど真正面から感情をあらわにする映画は意外に少ないのではないか。特に子供向け映画では。
感情移入が自然に起こるには、観客はその分、残酷な描写、容赦ない登場人物の死とも向き合わなければならない。それをきちんと見せている点で「鬼滅の刃」はとても良い映画であると感じた。
作画と声優
だなって…
それ以上のことは今更何も…
あんな肉体派の石田さんは久しぶりに聞いたのでとても良かった。
平川さんは彼にしかできないものが確実にあって、そのたびにちゃんとキャスティングされるから、本当に良い。
これが歴代1位の映画なの?
つまらないとは言わないけどなぜこんな歴史的大ヒットになったのか理解できない
絶賛するような内容とはほど遠く、まあ70億80億くらいならわからんでもないけどこれが日本一言われると・・・
自分の感性がおかしいのか泣けるシーンなどまったくなかった
自分は漫画もアニメも未見なので設定があまりわからなかったのがいけないのかね
主人公は緑と黒のチェックの子だってのはまあ予備知識で知ってたけど最後の戦い傍観してるだけだし何かすごい鍛錬して技磨いたわけでもなく隊長さんと師弟関係だったわけでもない
少年マンガ典型の勇気があり思いやりある優しい子だってのはよく伝わってきたけど友達2人との関係もこの映画では希薄でよくわからんし妹もどういう存在なんだかわからんかった
ところどろこではさまれる薄ら寒いギャクもついていけなかった
泣けるって人はきっと最後の煉獄さんが死んでしまうとこなんだろうけど自分の命と引き換えに仲間や人類救ったとかならまだわからんでもないけど普通に弱くて負けてやられちゃっただけだし
良かった点は戦ってるシーンの派手さかな
戦闘系アニメ好きな子供ならああいいうのは受けると思う
自分的にはたいしてひねりのない戦いがずーーーと続いてるとしか見えなかった
予備知識ない大人はあまり楽しめない??
2020年の収穫の一つではあると思う。
原作一巻、アニメ版は那田蜘蛛山編のみ鑑賞。
映像、演技、音楽など高いレベルでまとまっていたと思う。
ただ、原作やアニメを踏まえていないので、煉獄さんに対してそこまで思い入れることができなかった。単体としては評価しにくいところもある。後半が唐突すぎるのも戸惑った。
まあ石田彰登場にはテンション上がったが。
「全集中! 非声優起用 悪習断ちの呼吸!!」
この作品がこれだけ大ヒットしているのは、内容もさることながら
プロ声優の熱演、(声の演技の)技術、上手さによるところも大きいと
確信しています。
主要キャストは全員プロの声優で固められています。(俳優やタレント等 非声優は
一人も入っていません)
一方で、以前より多くのアニメ映画や洋画の吹き替えキャストにその時人気の俳優やタレントが起用され、作品の質を落としているものが多々見受けられ、その事に憤りや不満、疑問を感じ、プロ声優を使ってほしいと切望する人々の声がずーっと黙殺されてきている状況があります。(人気の俳優やタレントを使った方がより多くの人が観に来て売り上げが上がると考えているのかもしれませんが、国民を馬鹿にした話です。 ごくまれに非声優でも上手い方はいらっしゃいますが、それでも一流のプロ声優には及ばないと考えます)
あのアニメ界の世界的巨匠の作品でも非声優がよく起用されており、もしかしたら
あの巨匠の作品でも非声優が使われているのだからと肯定化の理由になっているのかもしれません。
私もその巨匠の作品は大好きですし、日本の誇りだとも思っておりますが、逆に
一流のプロ声優を使っていたらもっと素晴らしい作品になっていたのではと残念でなりません。
この巨匠は歴代興行収入1位の座を奪われ、悔しく感じ、1位奪還に向け、意地でも
非声優を起用した大作を今後投入してくるかもしれませんが・・・
この「鬼滅の刃 無限列車編」を非声優を使わずにプロ声優で固めた方が作品として
より素晴らしいものとなり、また国民もそれを感じ、評価するのだ という事を示す
象徴的な作品として、圧倒的な一位の座を確保してほしいです。 まずは目前に迫った
興行収入400億円を突破して、非声優作品の象徴的な作品(巨匠の作品?)に
抜き返されない大きな差をつけて、プロ声優作品の方が質が高く本当は評価されるのだ
という事をはっきりと示そうではありませんか。
私もあと1~2回は観に行こうと思っております。
今後の作品の為にも 「全集中! 非声優起用 悪習断ちの呼吸!!」です。
大ファンになりました。
アニメから観てて、アニメではここまで爆発的に人気がある理由が分かりませんでした。
なのに!映画を観たら一変。
鬼滅の刃の、、いや煉獄杏寿郎の大ファンになってしまいました。
見所は後半ですね。
なんで死なせちゃうのーーーって本当にくやしかった。猗窩座の事が大嫌いになりました(漫画読んで払拭しましたが、、)。
とにかく、煉獄さんがカッコ良い映画です。
本当にオススメしたい☆
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