ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密のレビュー・感想・評価
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古典ミステリー
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現代が舞台でありながらも雰囲気はチョー古典的ミステリー+古畑任三郎要素な、王道のミステリー映画。
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やっぱり舞台が現代になってしまうと、トリックに関してはそれCSI的なところがもっと早く見つけてるんじゃないかなとは思っちゃうよね。
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遺産相続をすることになる故人の移民の看護師の女の子に館の住人達が面倒みてやったのにと上からなところ、探偵がお前の家は元々移民の人から買った家だと言うのは、まぁアメリカの歴史と重ね合わされてるんだろうなぁ。
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現代が舞台になってるのになんか古く見えるのって映像の質感、セットもあるけど、登場人物が今のハリウッドにしては白すぎることもあるだろうな。
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良くある展開に予期せぬ発端
遺産の行方が最初に見える
が、しかし!
役者の存在感が良かった
やり手そうでポンコツそうな
気付いてなさそうで気付いてそうな
アガサクリスティーのオマージュと
解説で読んで
この映画に無性に親近感を覚えた自分に
納得した
二十歳前後に、アガサを読みまくったのを
思い出した
そう、ポアロに似てるからだな
犬が咥えて来た、証拠を
投げ捨てるシーンでは
思わず吹いてしまった
エンターテイメント性
キャストの豪華さ
人間性の表現
殺人絡みなのに、軽いテンポ
ベタなのに、面白い
これぞ映画って気がした
良質
だれることなく楽しめた。嘘がつけない体質ってのは、ちょっとどうかと思うけど、まぁエンタメとしては面白い表現だった、それで大きく左右されてるわけでもないし。キャプテンアメリカのキーマン感が半端ない!みんな悪そうなのもイイ!
まさに「間違いの悲劇」だ
映画「ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密」
(ライアン・ジョンソン監督)から。
監督が「アガサ・クリスティーに捧げて脚本を執筆した
オリジナルの密室殺人ミステリー」だったらしい。
映画「9人の翻訳家 囚われたベストセラー」
(レジス・ロワンサル監督)を観た後だったので、
犯人を推理する作品が続き、けっこう楽しかった。
しかし、ラストでこんな台詞が待っていた。
「この事件の全容を言い表すなら」と前置きをして
「まさに『間違いの悲劇』だ」。
確かにその通りなのだが、欲を言えば、
それは鑑賞者が楽しむ表現でしょ、と思ってしまう。
「どんな映画だった?」と訊かれて、
「う~ん」と考えた後、
「この事件の全容を言い表すなら」と前置きをして
「まさに『間違いの悲劇』って感じだね」。
その楽しみを奪われてしまった。(笑)
メモから選んだ、気になる台詞は
「老いとは執着心が薄れることだと想像します」。
「野球ボール」の意味は、
「あなたは自分のルールを守り抜きゲームに勝った、
その善良さで」が関係するのかな。
推理小説好きにはたまらない趣向があるのでズバリ言っちゃおう。お屋敷...
推理小説好きにはたまらない趣向があるのでズバリ言っちゃおう。お屋敷の最上階で金持ちが遺体というクラシックな設定で始まるこの探偵映画は、半ばで「誰が犯人なのか」「どういう経緯でそうなったのか」が明らかになっちゃう。映像で示されちゃうので、これで犯人が違ってたら夢オチしかないごハットトリック。ああ、それなのに、なんと「犯人が違う!」だけじゃなく、真相はそこそこほっこりというマジカルな作品だった。ブラックジョーク連発、かつ、シブい画続きなので、一般ウケはしないだろうが、密室劇だけではなく、プチカーチェイスなど屋外での展開もある。ウソつくと吐いちゃうなどコミカルな要素もあり、飽きさせないプロットといい、さすがはSWシリーズ唯一の突っ込まれエピソード(ジェダイの復讐)を撮ったライアンジョンソン監督。クセのある個性派キャストも含めて、僕好みの軽妙なおもしろミステリに認定。
一言で言うと、おもしろい
ラストの【My Home】【私の家】と書かれたカップで
飲み物を飲む彼女がすごくクールでした。
最初に出てきたカップから、ラストにつなげるあたりがなんだか洒落てました。
そして、わかりやすくどんどん解析してくれる映像のおかげで全く混乱せずに謎解きを見ていられる作品でした!!
と思われといて、ラスト突然どんでん返しー!です!笑
そりゃこんな簡単にどんどん進むわけないですよね!w
ラストで続々とあの簡単な説明たちがつながっていきます。
シンプルに面白かったです。
そしてどこまでも、主人は彼女への信頼が絶大だったのですね。
家族、親戚をも越える、他人への信頼。
すごいですね。
実際、自殺しなくてよかったけど、彼女をかばうために、自殺するって、どれほど愛されていたことでしょう。
そう思うと、どんどん暴かれる探偵のお話ですが、人間愛や、家族、他人、いろいろなことが詰め込まれていた作品だなと感じました。
役者陣は素晴らしい
個人評価:3.8
被害者と犯人が共謀し、自身の殺人を隠蔽する。面白い構図でよかったが、ハーランの頭の良さを感じさす物語ではなく、また遺産と家族の関係の掘り下げも少ないので、人間ドラマとしても薄い仕上がり。密室殺人のトリックも普通だ。
一つ一つの光る部分はないが、役者陣が素晴らしいので、全体としていい仕上がり。
日光江戸村で買ったことある…あのナイフ(笑)
こういったミステリーものは大好物です(笑)。
出演者も豪華で、メインとなる役者陣で知らない人は居ないほど(笑)!
ただ、内容的には 観る者を唸らせるような感じではなかったです。
タイトル名通り、皆が容疑者と思わせてるんだけど、私からしたら全然怪しくないし(笑)…先ずあのクリス・エヴァンス(ビッグネーム)が怪しいと思うのがやっぱり通例かな。
そこを敢えて捻ってないのが王道っぽくて良かったのかもだけど。
でも、出演陣を見てるだけでワクワクはしました!ハンナ・ベイカー(キャサリン・ラングフォード(笑))もいたし。
アナ・デ・アルマス演じるマルタの、嘘をつくとリバース(笑)するという“小道具”や、名探偵なのか迷探偵なのか、ポワァ〜ンとしたダニエル・クレイグが良かったです。
ハーランは遺産を狙う身内には 敢えて遺産を残さず、看護師のアルマに全て相続させるのは、実際ならなかなか出来ることじゃないけど(笑)、あの家族なら遺産でひと揉めしそうだし、色々と考えた結果なんだろうなぁ。
お金が沢山あっても、哀しい人生だったんだろうな。彼(ハーラン)にとっては、欲のないマルタと過ごす時間が、唯一心休まったんだね…。
自分の命を狙ってる家族がいることを知ってしまって、そのことを逆手に取り自害したんだろうけど…
まぁ、死ななくても…とは思ったけど。
定番の内容だが物足りない!!
皆が容疑者に見える定番のシチュエーションですが、複雑に絡み合う事はなく物足りなかったです。10分でアリバイを考えちゃう大作家のお爺ちゃんが凄いという事だけは、忘れないと思います。邦題は無い方が良かったです。
スロンビー家の一族vs新たなる名探偵ブラン
こんな探偵ミステリー映画が見たかった!
謎の密室殺人、全員が怪しい、遺産相続、風変わりな探偵…。
金田一作品が好きな自分にとっては、もう堪らん!
最初から最後まで、ずっと面白かった!
被害者はミステリー小説の大家、ハーラン。85歳の誕生日の翌日、変死体で発見。状況から自殺のように思えるが…?
容疑者は一族全員。長女とその夫、その息子、次男、亡き長男の妻、専属看護師…。皆、父を敬愛していたが、専属看護師以外揉め事あり(誕生日の日も)、少なからず動機も充分。
謎と複雑な思惑と胡散臭い腹の内が交錯する“スロンビー家の一族”。匿名の依頼を受け、警察と共に捜査をするのは…
スパイを引退して、探偵に転身!?
ダニエル・クレイグに新たな当たり役。
探偵、ブノワ・ブラン!
メディアなどでも有名な名探偵であり、紳士な探偵。抜群の観察眼や推理力を持つが、捜査に夢中になるとついつい一人で盛り上がってしまう、少々変わり者。
ホームズ、ポアロ、金田一、探偵“俺”、刑事ならコロンボ、古畑、右京さん…古今東西同じ。名探偵もしくは名刑事は特異なキャラであればあるほど。
探偵界にまた一人、風変わりの名探偵が誕生した!
そんな名探偵を翻弄するのは、揃いも揃ったクセ者一族。それは豪華なベテラン~実力派~人気者~新進注目株でないと成し得ない。
一族の長ハーランを、クリストファー・プラマー。単なる殺され役に非ず、ある大胆なトリックを仕掛ける。
その一族の面々に、ジェイミー・リー・カーティス、ドン・ジョンソン、マイケル・シャノン、トニ・コレットら、確かに何か起きても不思議じゃない強烈面々。
特筆すべきは、次の2人。
キャプテンを卒業したらすっかり正義感が無くなってしまったような、クリス・エヴァンス演じる長女夫妻の息子ランサム。一族きっての問題児。
そして、ハーランから一族より信頼されていた専属看護師のマルタ。移民一家の稼ぎ頭で、嘘を付くと何故かゲロゲロしちゃう特異体質ながらも可愛いアナ・デ・アルマスちゃん。話の展開も彼女が中枢で、最重要人物。
あ、そうそう。年齢不詳のおばあちゃんもお気に入り。
からくりがあったり、異様なアンティークがあったり、誰もが目を引く短剣コレクションがあったり…。ゴシック様式の“刃の館”の美術や装飾も見もの。
アメリカ映画ながら英国ミステリー風。
スマホなども登場して現代が舞台だが一昔前のよう。
この“THEミステリー”な舞台や雰囲気だけでご飯数杯イケる!
ミステリーには2タイプある。最初から最後まで犯人が判らない王道タイプと、犯人を前半に見せてそのトリックを暴いていくコロンボ/古畑タイプ。
本作は後者タイプ。
思わぬ加害者、意外な真相。
ブランが少しずつ謎を解明していき、気が気じゃないが、抱える罪の意識。
自白し、事件は解決…と思いきや!
ドーナツにぽっかり空いた穴。これは過失でも自殺でもなく、裏で真犯人が手を加えた正真正銘の殺人事件だった…!
後者タイプから前者タイプ。二転三転、捻ったストーリー展開が本当に見事!
某スペース・オペラでは酷評側から二度と映画作るな!…とまでボロクソ言われたライアン・ジョンソン監督だが、言ったテメーら、監督に謝れ。
自分はそちらも悪くなかったが、元々『LOOPER/ルーパー』など斬新で巧みなストーリー展開が評価された人。
その手腕が最高の形で。
昔ながらの王道探偵ミステリーに移民や医療ミスや人の心の暗部など現代的要素も加えて。
ユーモアたっぷり、センスもテンポも快調。
オリジナル脚本なのがまた素晴らしい。
監督のミステリー愛もたっぷり。
アガサ・クリスティーへ敬意をこめて。
随所に見られるアガサ・クリスティーや名作ミステリーへのオマージュ。
よくよく見ると、日本作品へも。
遺産相続の席で一族一斉の口論、マルタが珠世さん的な立場になるのは『犬神家』的。
古ぼけた監視カメラのビデオを見る時の一言。「日本のホラーっぽい。7日後に死ぬってやつ…」
監督、かなり日本通!
事件を解明し、自分の窮地を救ったのは、“自分のルール”。
嘘を付けず、自分の間違いを後悔し、時には自分が不利になるかもしれない状況でも人を助けようとする。
保身が多いこの世の中で、真面目や正直はバカを見、偽善者と言われがちだが、そんな事は決してない。
自分のルールを信じて。
何処か懐かしい香り漂わせつつ、全く新しい、極上のミステリー!
もう一度言う。メチャ面白かった!
続編の企画もスタートしたとか。ヤッター!
次回作でまたお会いしましょう、ブノワ・ブラン。
また少し新しい
普通の推理ものだと犯人は誰だと探り探りで話が進んでいく。
しかし、この映画は犯人視点で話が始まるのである。誰もそれを疑わないし、犯人は誰だと探ることをやめてしまう。バレないでくれバレないでくれと思ってハラハラしてしまう。
これ自体が作品の思うツボである。
だから、後半の急展開に圧倒される。
ぜひ、コロナが終息したら劇場で騙されてほしい。
MY HOUSE, MY RULE,MY COFFEE
探偵メインに進むかと思いきや、全然違った!探偵は推理シーン以外あんまり出てこない。あんなに仲良しそうな家族だったのに、お金が絡むと人間ああも醜くなるものなのね…。最初に映ったマグカップと最後に使ってたマグカップが同じだったのには何か意味があるのだろうか。家のもの全てが彼女のものになったというアピール?
あと微妙にバスカヴィル家の犬要素が入っていて、なんだか嬉しくなりました。
面白おかしく。でも、締まってた。
予告から面白くておかしくて
おふざけも混ぜた感じなのかな?
と思ってたけど、ちゃんと推理モノとして
締まってて良かったです。
犯人誰かな?と考えながら
見たけど、自分は登場人物に
完全に翻弄されましたね。
騙されまくり。
抜粋このシーン!
最後のあたりのナイフが
おもちゃですごくホッとしました。
評価が高くてびっくり
正直なところ、面白いとは思えなかった。
犯人も特に意外でもなく、昔ながらのお屋敷モノ+遺産相続のお話。ヒロインが移民でもっと大変な思いをしたエピソードなどがあればもう少し感情移入もできたかもしれないが、だらだらと朝食を食べてるシーンくらいしかないし、お屋敷にいる一族の人たちもそれほど個性がしっかり描かれてもいない。
日本の2時間サスペンス劇場でももっと面白い作品はたくさんあると思う。
また、登場人物がスマホを駆使している現代設定なのに、およそ看護師に見えないだらっとした服装のヒロインが、医療過疎地域でもなさそうなお屋敷に通って、注射という医療行為を日常的に行うなんてちょっと違和感がある。
あと、最後にヒロインは優秀な看護師だから正しい薬を選んだんだよ、と言われていたが、それは結果的にそうなっただけで、彼女が間違えたことに変わりはない。そういう結論にするなら、薬のラベルがはがされていてどちらかわからない状況で自分の勘を頼りに選んだとか、看護師が自分の間違いに疑問を持つシーンが必要でしょう。あれではただ単に看護師の不注意なだけ。
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