ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密のレビュー・感想・評価
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ハーランは人を見る目があった!
途中で犯人の目星が立ったが、おもしろかった。キャストの豪華さと予告編を観て、観たいと思っていた作品だ。予想を裏切らず、映画らしい見せ方で楽しませてもらった。誰が探偵を雇ったのか、まず気になった。あるエピソードでそれはわかる。ボンドに比べて、ゆる〜い感じの探偵役をダニエル・クレイグが楽しそうに演じていた。登場人物の証言と実際の出来事との違いの見せ方がうまいと思った。小説ではできないやり方だ。誰もが犯人に見えるし、疑わしいのだが、だんだん真相に近づいていると思わせて、思いもしない展開に持って行くところがすごくよかった。こういう作品は、予告編はおもしろそうなのに、作品はイマイチということが多いので、いい意味で覆してくれてうれしかった。
シリーズ化希望!
130分ずっとおもしろい
人は嘘をつく。謎解きが魅力、極上の本格ミステリー!!
【賛否両論チェック】
賛:王道を行く本格ミステリーなので、その極上の謎解きが痛快で魅力的。主人公のつかめないキャラクターにも要注目。
否:ミステリーに全く興味がないと、さすがに観るのは厳しいかも。上映時間も少しだけ長め。
まるで絵に描いたような設定から、一癖も二癖もある容疑者達、そしてミステリー好きをも唸らせる本格謎解きと、どれをとっても超一級品のミステリーといって差し支えないと思います。あまりストーリーのことを言うとネタバレになってしまいますので、その衝撃の真実は是非実際にご覧になってみて下さい。
そしてダニエル・クレイグ演じる主人公、ブノワ・ブランのつかみどころのないキャラクターも、本作の魅力の1つです。果たして本当に名探偵なのか、はたまた引っかき回すだけの迷探偵なのか、その真相も是非実際に確かめてみて下さい。
上映時間は少しだけ長めですが、グロシーンもあまりないので、苦手な人でも大丈夫そうです。ミステリー好きは勿論のこと、普段はご覧にならない方にもオススメです。
少し期待外れ
アカデミー賞脚本賞にノミネートされたのも納得の面白さ
手堅い興収が見込めるシリーズものやリブート企画、人気コミックの実写化企画の数が増えた昨今、オリジナルストーリーで勝負するその姿勢にまずは拍手。しかも、そのストーリーが、使い古された密室ミステリーでありながらもしっかりと面白く、全米では大ヒットしたのだから脱帽。
その魅力的な脚本に引き寄せられたのか、007の枷から解き放たれてクセの強い探偵役を嬉々として演じるダニエル・クレイグを筆頭に、クリス・エバンス、ジェイミー・リー・カーティス、トニ・コレット、ドン・ジョンソン、クリストファー・プラマーら豪華かつバラエティに富んだキャストの演技合戦が楽しい。キャストがノリノリで演じているのが伝わってくるし、きっと撮影現場もさぞ楽しかったことだろう。ヒロインのアナ・デ・アルマスも素敵です。
大ヒットを受け、続編の企画も立ち上がったので、次回作にも期待したい!
タイトルなし
MY RULES MY HOUSE MY COFFEE!! Eat shit. Eat shit. Eat shit. おまけにセーターとドーナツ --- 才人ライアン・ジョンソン監督脚本 × オールスターキャスト共演で去年から今年トップレベルに見たかったミステリー(『BRICK』以来)! アガサ・クリスティを引き合いに出されるように往年の名作ミステリーを見ているような空気感・雰囲気ながら随所はしっかりと現代・今日にアップデートされつつ、彼らしい味付けもバッチリなされている。例えばそれはライアン・ジョンソン節とも言える肩透かし・拍子抜け。賛否両論巻き起こした『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』然り、批評家受け抜群なことに加えて一部の映画ファンからは熱狂的に迎えられるもの。故に見方によっては身も蓋も無く「え、本当にコレで終わり?」と映画的カタルシス少なめかも、だけど個人的には好き。あっけらかんと平気な顔してなんてこと無い所に帰着しても、そこに持っていくまでの見せ方・持っていき方が巧いから。本作でもそれは肝心な部分で遺憾なく発揮されつつも、やっぱり何より俳優陣の素晴らしいノリノリ好演祭と化学反応によって、不寛容と「善人は報われる」という核は一貫して変わらない(ex. 『オリエント急行殺人事件』)。
Maybe: B Blanc = ダニエル・クレイグ、クリス・エヴァンス、そしてジェイミー・リー・カーティスのキレキレさに、そんな高カロリー演技バトルにもめげることなくしっかりと自分の仕事に徹底しつつ観客が共感を覚えていくアナ・デ・アルマスの圧倒的美貌可愛さだけじゃない名演技(スマホ液晶バキバキなのも良かった)。あとスター・ウォーズと言えば地味にフランク・オズが出ていることに加え、この数年Twitter等のSNSやネットで叩かれまくった経験が活かされているようなキャラの設定も散見できる"ネトウヨ"政治活動家。ほぼ1人除いて皆私利私欲に素直に動く腹黒さが潔いほど。そして、またも地味にカメオ出演しているっぽい監督の盟友ジョゼフ・ゴードン=レヴィット(ex. 『BRICK』『LOOPER』)。オリジナル脚本賞受賞やオスカーノミネートも大納得なのである。謎解きとかスーパー頭良いわけではないかもしれないけど映画として賢い。きっと上述したような観客のキョトン顔も彼は楽しんでいるだろう。最高すぎる衣装やプロダクションデザインのセンスも完璧。既に続編製作に向かって動いているっぽいし、紳士探偵ブノワ・ブランの魅力は演じ手ダニエル・クレイグの名演技もあってスゴく惹き込まれるものがあるが、肝心の推理力は今回は今一つ分からなかった。一歩間違えれば小五郎のおっちゃん平常運転? 続編も既に楽しみ!!
♪Sweet Virginia by The Rolling Stones
シリーズ化してほしい
キャプテンアメリカも007には勝てず?
ノー・タイム・トゥ・ダイの公開が待ち遠しいダニエル・クレイグ。今作では静なる探偵役だが、静かなのは最初だけ。中盤からボルテージが上がり、最後まで秘めた熱き役者魂が隠れることなくスクリーンに投影される。
正直劇中で本人がいうほど凄腕の探偵とは思えないが、雰囲気勝負で押し通しという感じ。
ストーリーとしては、最後のカットで立場逆転の象徴的なシーンがあり、最後までみないと面白さも半減。ただ、結局、爺さんも看護師を守ったとはいえ、勘違いで自爆だから何とも言えない。
見所は豪華俳優人の共演かな。
リトル・ミス・サンシャインのトニ・コレット、キャプテンアメリカのクリス・エバァンス、そして、後から気づいたのだが、次回作のボンドガールのアナ・デ・アルマス。ダニエルとは前哨戦なのね、という顔ぶれ。
意外なミステリーもので、たまにはいいかなという作品でした。
見た目は007、中身はポンコツの探偵が繰り広げる新しいタイプの倒叙ミステリー
オチさえ先に知らなければ(感想文)
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