ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密のレビュー・感想・評価
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思わせ振りなグレイグ氏
どうしても最近は007のイメージが強いが、
今回は饒舌な探偵さん。
冒頭の鍵盤は何の意味があったのかわからぬまま。
ミステリーだが、設定の特殊さなのか、出演者のせいなのか、コメディ色が強い。
見終わった後も嫌な気分にはならない。
謎解きは物足りない
アナ・デ・アルマスが終始天使のよう。
嘘が付けないという設定を背負ったまま、
主役を喰う程の出演時間で大活躍。
好み!
どこかアガサ・クリスティーを思わせるようなテンポの作品だなぁ。と思ったら、アガサ・クリスティーに捧げる作品として制作されてたのね。
主演のダニエル・グレイク、渋〜い007役も好きだけど、こんな饒舌なダニエル・グレイクもいいなぁ…
アガサ・クリスティーシリーズのエルキュール・ポアロ的な巧妙な話術と軽快な推理は心地良い。
現代版アップデートのアガサ・クリスティー、凄く好みな作品でした。
続編期待!😊
「秀逸」
今年16本目。
ゴールデン・グローブ賞作品賞にノミネート。ダニエル・クレイグ、アナ・デ・アルマスもそれぞれGG賞主演男優賞、主演女優賞にノミネート。それだけ突出した作品だったと思います。ミステリーでは今まで見た映画の中でNO.1でした。
それが「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」の監督のライアン・ジョンソンのオリジナル脚本と言うから驚き。
最初の入りの音楽がオシャレ。途中のクラシックも秀逸。
そして、キャプテン・アメリカとは別人のうさんくさい放蕩息子を演じるクリス・エヴァンスがいい。「アベンジャーズ」より今作で好きになりました。
夜のゆっくりな時間にこう言う格別のミステリー見ると、映画っていいなと思います。
定番の謎解きミステリー
定番の謎解きミステリーですが謎解きのポイントとなっている注射薬の展開は以前どこかで観たような記憶がある。嘘をつくと吐いてしまう正直者の看護婦には苦笑。ミステリーそのものが好みで無いこともあり個人的には新鮮味が無く退屈な作品でした。
2020-29
お洒落なサスペンス
タイトルを見てなぜかスルーしていた作品。よく見たらとても豪華な俳優陣。広告もあまり見かけなかったけど、それでいいのか?
サスペンスって撮るの大変だよなぁ、と思います。言葉で語るだけではなくて、過去や未来の色んな登場人物の視点を描かないと面白い作品にはなりません。
本作品はとても練られていました。謎や事件の概要は始めの方で見せておいて、真相の部分はもっと複雑に入り組んでいて。
途中で家族構成とか付いていけなくなる人もいるかもしれません。中盤で一度まとめる機会があれば親切かもしれません。
あと、被害者の母がもう少し活躍くれたら良かったなと個人的には思いました。
サスペンス好きは是非劇場でご覧ください。
探偵ダニエル・グレイク、ハマってました
007のダニエル・グレイクが探偵役で、キャプテンアメリカのクリス・エヴァンスが金持ちのバカ息子役と、共に個性の強い代表作を持つ2人の共演だったが、ダニエル・グレイクの探偵役はけっこうハマっていた。
バカ息子がクリス・エヴァンスだとわかった時点でこの話の結末は読めたけど、ヒロイン役のアナデル・アルマスの一筋な真面目な役柄が2人をうまく接続していたことと、シナリオにも最後に一捻りがあって「結末が読めていても楽しめる」という、まさにアガサクリスティに捧げた作品だった。
ダニエルグレイクのこの探偵役はシリーズ化してほしいな。
ポンコツ名探偵?
確定申告の芝居みたいにつまんない話(相続争い)がスリリングだった、みんな演技がハイテンションだし、豪華俳優陣が拝めたのはよかった。洋館の内装など楽しめる。
音楽を効果的につかってはいるけれど少し中弛みを感じたかなー
ポンコツに見せるほうがうまくいくことあるよな
2020年 9本目 ★★★★ 「この世に不思議な謎などないのだよ」
007よりキャプテンアメリカより「ヘレデタリーの人がで出てる!」ってことが気になる映画だった。
ナイブズ・アウトは、探偵の謎解きミステリーというフォーマットの中に「アメリカが抱える、移民への不寛容さ」の問題を取り入れてたのが新しかった。
ミステリー映画としては王道の「容疑者達の証言から謎を解く」という演出で、探偵が「私はただ静かにここにらいるだけ」っていうのはミステリーを読んでる読者自身がいつも感じてること。そんなミステリー小説に対するメタ要素もかなり多かった。
ダニエル・クレイグだし
ミステリーだし勝手に舞台はイギリスと思ってたけどアメリカだった。最初まどろこしかったけど中盤以降は展開早くて面白かった。ドン・ジョンソン久しぶりに見たかも。
また観たい。
それぞれの心の動きを表情に上手く表現されていて素晴らしい俳優人に魅了されます。ストーリーの流れも謎解きの快感も満足いく作品ですね。出来るだけ頭を空っぽにしてまた見たいと思わせてくれます。
上質。
どこか昔懐かしい上質なミステリー。
魅せ方が秀逸。
冒頭は展開も早く情報量が多すぎて
ついていけるのか不安だったけれど、
いつのまにかそんなことも忘れて。
時に登場人物の1人になったような、
俯瞰的に覗き見しているような、
疑われているような、疑っているような、
なんともテンポ良く巻き込まれていく感が
心地よい作品でした。
主演のマルタ役の役者さんの表情がいちいちいい!
きれいな混沌
最後まで安心して楽しめる物語。
全てにおいてオーソドックスな、舞台設定・家族の秘密・ミスリードからの返しで、王道ミステリーではあるんだけども、こんなにきれいにミステリーです!という仕上がりにするのはきっと難しいからすごいんだろう。
「富豪の85歳が亡くなった!友だちとして親しくしてる女性がいる!絶対男女の関係だ!」
思考がうるさく、マルタが遺産目当てで悪いことしてるんじゃ…と邪推してしまうくらいには最近のどろどろドラマで目を腐らせていた。
家族関係は悪いし、殺人は起きているし、マルタの特性は確かに汚い。
でも精神的に惑わされたり、心が拒否したり目を塞ぐような嫌なところがなく、エネルギーを使わずに見ることができる。
個人的には序盤の事情聴取シーンからずっと「英語が聞き取りやすいなあ、富豪一家の英語は勉強用に良いかも」
なんて思っていたのに、罵り合いシーンでの汚い言葉のオンパレードに笑ってしまった。
期待しすぎちゃったのかな、
いや面白いですよ、普通に。だけどあまりに王道すぎて、もう一捻りほしかったかな。
ゆる〜く軽〜く観るには良いよね。
だけどアメリカ人ってなんでゲロネタがお好きなんでしょうね。面白いの?笑えるの??
「ピッチ・パーフェクト」は大好きな作品だけどしつこい位にゲロゲロでそこだけは受け入れられなかったのよねぇ。
この映画でもウソ発見器のような使い方でコメディ要素になってるんだけど他の方法を考えてほしかったなぁ。
やっぱり私のように不快に思う人の方が少数派なのかな。それとも国民性の違いかな。
なんだか「アメリカ映画におけるゲロシーンの必要性について」みたいになってしまいましたが、こちらシリーズ化するようなので次作に期待しております。
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