はらわたマン

劇場公開日:

解説

往年の名作にオマージュをささげたカンフー映画「一文字拳 序章 最強カンフー少年対地獄の殺人空手使い」やホラー映画「いけにえマン」の中元雄監督が、「いけにえマン」のその後を描くスピンオフとして手がけたスラッシャーホラー。人里離れた郊外の廃工場にやってきた、小さな映像制作会社の撮影クルーたち。低予算映画ながら雰囲気のある大きな廃工場でのロケが実現し、意気揚々とする一同は、順調に撮影を進めていくが、実はその廃工場には、人のはらわたを集める猟奇殺人鬼「はらわたマン」が眠っていた。眠りから覚めたはらわたマンは、ひとりまたひとりと撮影クルーを血祭りにあげていき……。「いけにえマン」と2本立て上映で劇場公開。

2019年製作/45分/日本
劇場公開日:2019年10月5日

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映画レビュー

3.5本番です。

2019年10月7日
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笑える

楽しい

興奮

「いけにえマン」から1年後、メンバーも代替わりした大学の映画サークルがホラー映画を撮影しようと訪れた郊外の廃工場で巻き起こる話。

貧乏学生が撮影の為に無許可で廃工場に立ち入ったら、ガスマスクに赤く染まったゴムエプロンという出で立ちの男と遭遇するというストーリー。

勘違いのすれ違いから話が二転三転していく中で起こる出来事は最早コントなんだけど、やはり血飛沫ブシャー。
あっさり死んじゃう登場人物が多くてグロさは減ったけど、話としてはいけにえマンよりこちらの方が好み。
最近あまりみなかったちょっとだけ顔の売れた意外な人も出て来たし。

「いけにえマン」のスピンオフとのことでテイストは一緒だけど、これだけでちゃんと出来上がっている続編的な感じだし、何ならストーリー性はこちらの方がしっかりしているしで面白かった。

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Bacchus

4.0顧客満足度No. 1

2019年10月7日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

「いけにえマン」との併映にて。
かなりちゃんとした続編。

同じような感じに進むのかな〜という生温い予想など当然裏切られ、ガンガン変化していく展開と血みどろ劇に酔いしれ楽しめる。
突飛な設定状況もご愛嬌。
でもこれ、実際に起きたらそりゃもう結構怖いじゃない。

ガスマスク男の装いも肉体もかっこいい。
よくある感じもまた良し。
慈悲や感情の無さが一目で分かってキュンとする。
この手のアイコン的殺人鬼のビジュアルにはまだまだ無限の可能性があると思う。
今後どんな殺人鬼が出てくるのか、考えるたびにワクワクする。

みんなのアイドル、有能タナベちゃんの登場に少しモヤッとしてしまうナミエのもどかしさが好き。将来のことなんて真剣に考えると恐ろしくなるよね。
彼女が最後にたどり着く先の形がすごく嬉しくて、目頭が熱くなった。
ナチュラルクレイジーナイスガイなヤスダくんはもう本当に大好き。何してても好き。

唐突に突きつけられる現実、時間の経過と成長、まさに一番恐ろしい。
サイトーよ、君そんなんじゃなかったじゃん!ユメミは絶対彼氏いるし…あたしゃ悲しいよ。でもこれ、本当あるあるなんだろうね。
それはそれでアリなんだよきっと。はらわた浴びてこ。

顧客の為だけを考えて作ったモノは果たして傑作になるだろうか?
そりゃ満足度は高くなるだろうけど、やっぱり「これが好きだ!」という熱の面白さには敵わないでしょう。
好きなモノつくってこ。はらわた浴びてこ。血液ゴクゴク飲んでこ!

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KinA

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