レッド・ホークス
劇場公開日 2019年11月8日
解説
トルコ軍の全面協力で実話をもとにリアルに描かれたトルコ製戦争アクション。武装テロ組織が支配する危険地帯での窮地に陥ったトルコ軍特殊部隊「ホーク隊」だったが、危険を顧みずに駆けつけた1機の味方の戦闘機による爆撃で敵が殲滅され、危機を脱する。しかし、助けてくれた戦闘機は損傷を受けて敵陣深くへと墜落。パイロットの生存は絶望視されたが、助けてくれた仲間をテロリストに渡すわけにはいなかいと、わずかでも生きている可能性にかけ、ホーク隊の面々はパイロット救出に向けて動き出す。ヒューマントラストシネマ渋谷の特集「WCC ワンダーナイト・シネマカーニバル2019」内の「WEC ワールド・エクストリーム・シネマ2019」(10月25日~)上映作品。
2018年製作/109分/トルコ
原題:Can Feda
配給:クロックワークス
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2021年10月31日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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どこまで実話かは解らないが2016年8月にトルコの南東部にあるガズィアンテプという町でISによる爆弾テロが起き市民が54人も死亡した、劇中でも主人公のアルパルスラン大尉の妻子が死んでいる。トルコ国防軍はこれをきっかけにFSA(自由シリア軍)を支援する名目でシリア国境を越えてテロ殲滅作戦(ユーフラテスの盾作戦)が行われました。
先発隊のホーク部隊があわや全滅という時に一機の戦闘機が現れ敵を撃破して助かりますが機が爆風で故障してパイロットは敵地に落下、これを見たホーク部隊はパイロットの救出に向かうという導入部。熱血漢が多く世話好きで義理堅いところなどトルコと日本の国民性は通じるものが多いような気もします。
軍がバックアップした硬派ミリタリーアクションで見ごたえは十分ですが、隊長の部下を鼓舞する訓示などはいちいち耳障りで思わず引いてしまいます。テロから国民を守るため命をかけて戦うぞという志は観ていれば分かること、演説まで入れて愛国心を煽るのは軍のプロパガンダ映画と言われても致し方ないでしょう、勿体ない。
冒頭の戦闘もそうでしたが最後の戦闘もあわや全滅寸前に援軍到着、気を揉ませる常套手段ですが、思わず、助ける気があるならもっと早く腰を上げろよと愚痴りたくなりますね。まあ、シリア国境付近は国際的にも微妙な地域なので及び腰はリアルなのかも知れません。
多くの犠牲を払いましたが難民も街に戻り、学校や病院も復興した様子のエンディング、小学校にパイロットのオヌール大尉の名が付きましたが実話なのでしょうか、脚色なら救出失敗は如何なものか、お涙頂戴すぎて引いてしまいます・・。
実話かも知れないけど、とにかくテンポが非常に悪い。
カメラワークも非常に悪い。
いらないチャプター多すぎ。
ぎゅと縮めれば1時間の映画。
タャアタイ·トスン監督、これからも大したことないだろうなぁ。
へたくそ過ぎる。
2020年6月1日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
トルコの対IS軍事行動にあたる特殊部隊、敵に囲まれ万事休すと思ったが、戦闘機が援護してくれる。
ところが戦闘機が墜落、脱出した操縦士を助けることに。
本物のトルコ軍が出てくるので迫力は十分、宣伝臭は仕方ないか。
2020年6月1日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
墜落した戦闘機のパイロットを救うため、テロ組織支配地域に乗り込む特殊部隊の活躍を描く物語。
プロパガンダ映画です。
ほぼ戦時下のトルコ映画ですから、ある程度織り込んではいました。それでもアクション映画としては楽しめるだろう・・・と。
でも、私の想定や常識を超越する、恥も外聞もない内容で驚き呆れてしまいました。
助けられた女性が「トルコ軍ありがとう」と言い、兵士が「トルコ軍人は正義の為に・・・」と叫ぶ様子を、トルコの人たちは拍手喝采で鑑賞しているのでしょうか?
戦前に日本映画ってこんな感じだったのだろうか・・・と、考えこんでしまいました。
映画としても、面白くありません。
ギリギリのタイミングでトルコ兵士が到着して人を救う、と言うシーンが乱発されています。
ラストの闘いに挑む動機も、とても現実的には思えません。実話を基に書かれているようですが、トルコ軍はこんな無茶な戦いを繰り返すのでしょうか?
久しぶりに最低点を付けた、観る価値のない映画でした。
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