水上のフライトのレビュー・感想・評価
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実話をベースにした感動系のヒューマンドラマ。現時点では間違いなく中条あやみ主演最高傑作。
まずは、お詫びから。すみません、いつの間にか中条あやみ主演作を軽んじていました。
中条あやみはモデルとして非常に良いと思います。
ただ、映画となると、どことなく安定感がなく、無理が感じられる…。これまで中条あやみ主演作を見続けての私の印象はこうでした。
そう、本作を見るまでは。
本作では、モデルとしてのストイックさと、アスリートのストイックさの相性がピッタリだったようで、非常に自然で上手かったです。
また、本作では小澤征悦もハマっていて、ムードメーカー的で自然体な演技で、おそらくこれが小澤征悦という人に近いのかな、と思えるほど生き生きとしていました。
子役らも自然に生き生きとしていたり、寡黙な杉野遥亮も良かったです。
安易な恋愛映画とかではなく、「キセキ あの日のソビト」でスマッシュヒットを記録した兼重淳監督の実直な演出手法が合っていました。
パラカヌーは極めて高い運動神経が要求されますが、それを訓練で難なくこなした中条あやみは見事だと思います。
人との大切な絆や、挫折からの脱却、パラリンピックにおける人と「装具」の意味などを丁寧に描き出しています。万人受けしやすい作品だと思いますが、特に何かで挫折感を持つ人にオススメしたい作品です。
夢破れても・・
水の上で飛行って水上飛行機かって思いましたが、湖のシーンでカヌーが「まるで空を飛んでいる様」と子供たちが言っていましたが、納得しました。
パラカヌーは本作で知りました、競技用カヌーは細身でバランスをとるのが難しく劇中でも何回も横転していましたね、そもそも泳げない体でカヌーに乗るリスクは相当のことでしょうに・・。
中条 あやみさん、高跳びもカヌーシーンも美しかった、お父さんはイギリス人で空手の先生もしていたらしく、彼女も子供のころからやっていたらしい、中学時代はバトミントン部、以降はファッションモデルだからスポーツ万能といういう訳では無いようですが快演でした。
基本、善人しか出てこない温かい映画、ただ交通事故のシーンは怖かった、子供たちが同じ曲がり角を走り抜ける別シーン、監督も子供たちに気を付けて欲しくてなぞったのでしょう、大人も気を付けましょう。
感心したのはラストの選手権大会で優勝でなく2位としたこと、確かに必死の練習はしたけれど、そんなに甘いもんじゃありませんね、まだまだゴールは先ですよと希望をつないでいましたね、お上手でした。
泣きまくってもたわ
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大学生で走り高跳びの五輪候補だったあやみが事故で足が麻痺、失意の日々送る。
見かねた母の依頼で、小学生時代のカヌーコーチに誘われカヌーを久々にこぐ。
努力で一気に高レベルに到達するが、パラリンピックを目指そうとの誘いは断る。
それは完全に陸上を諦めることであり勇気が持てず、感情的にもなってしまった。
しかしスクールのコーチや技術担当の青年、子供達の協力もあり、ついに決断。
その世界の絶対女王に少しの差で負けるくらいまでに力をつける。
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上映中ずっと泣きっ放しやった。おれはこういうベタな感動ものに弱い。
またあやみは自分としっかり向き合ってそうな人だけに感情移入しやすい。
俳優陣の演技もいい。子役2人もかなり自然な演技でとても良かった。
最後惜敗して微妙な空気になるが、始めてすぐなんだから充分過ぎるでしょ。
ってかデッドヒート中、絶対女王を応援してもた。いい人やったし。
あやみが勝ったらあまりにも嘘くさくなって感動が薄れるもんな。
人生の選択
エンディングが良かった。
パラカヌーで水上を飛べ!!
2020年。「TSUTAYAクリエーターズ・プログラム・フィルム2017」
………………………審査員特別賞受賞作。
陸上の走高跳び選手だった藤堂遥(中条あやみ)はオリンピック出場も有望視される大学生だった。
ある日交通事故に遭い、脊椎損傷して下半身麻痺になり選手生命を絶たれる。
失意の遥はある日、父の友人の村上(小澤征悦)にカヌーに誘われる。
カヌーに乗ってみると足の不自由さはほとんど関係なかった。
天性の運動神経の良さと負けん気で、遥はメキメキ腕を上げる。
そして競技用のカヌーに出会う。
それは美しかった!見るからにバランスを取るのが難しい、細長いフォルムだった!
遥はカヌーに恋した。
失意のアスリートが、障害者となり人生の夢を諦めたとき、
人生はそれで終わりではない。
「友達や仲間を失ったのではない。自分を見失っていたのだ」
遥のこの言葉が胸に響く。
富士山の富士5湖のひとつ中山湖。
藤堂遥のカヌーが湖上に映る空とひとつになって、跳ぶように走る。
「夢を諦めないで!」
パラリンピックのパラカヌー代表を目指して、遥は今日も頑張る。
「私、負けるの嫌いですから・・・」
日本パラカヌー選手権大会の女子KL2の決勝レースの実況が迫力あった。
アスリートの復活が爽やかな、感動の映画だった。
車の免許は取っちゃまずいね
負けたくない、前に出たいなんて、車の運転でその性格が出たらまずい。それを読んでいた小澤征悦もエラいなぁ。
映画館に観に行かなかったのは、予告編でほぼ内容がわかってしまうためでした。コロナ禍で東京オリパラが延期になり、その時はまだオリパラを応援するつもりだったのですが、強行開催という愚策に呆れてしまい、今回のオリパラは全くTV観戦しませんでした。あぁ・・・
この作品をTVで観ても結局は普通のスポーツ再起ものだな~くらいで、意外と杉野遥亮演ずる寡黙な義肢装具士の世界がわかり勉強になりました。車椅子をトランクに入れることも結構多いタクシー業。折りたたみ方も色々あるのですが、特殊な車椅子の付き添いの方は簡単にやってくれるので助かります。
気になってしまうモデルとなった瀬立モニカさん。今回の東京パラリンピックでは7位。そしてカヌー競技だけではなく医学部に入って医師を目指しているとのこと。スポーツだけではなく、実生活でも夢や目標を持っているのが凄い!この作品を観て調べたことがきっかけだから、これは大きな副産物。この記事に感動してしまったくらいです。
中条あやみを満喫出来ます
独りじゃない。苦悩の中で教えてくれる、ヒロインの感動作。
【賛否両論チェック】
賛:夢を絶たれてしまった者が立ち直ることの難しさや、だからこそ実感出来る周りの人達の温かさ、そしてその支えの中で新たな夢に向かっていく力強さに、思わず心動かされるよう。主題歌も魅力的。
否:どうしても似たようなシーンが多く、惹かれないと退屈してしまうかも。ヒロインのキャラクターにも、好き嫌いが分かれそうなところか。
不慮の事故で選手生命を絶たれ、どん底で抜け殻になってしまったヒロイン・遥。周囲が懸命に励まそうとしても、どうしてもそれを受け入れられずに苦しむ遥の姿を通して伝わってくるのは、1つの夢を諦めて、次の夢へと向かうことの悔しさや難しさです。
そんな彼女が、今は亡き父と幼い頃に乗っていた縁で出逢った、“パラカヌー”という新たな夢。一歩を踏み出そうとする彼女の背中を、沢山の人々が押してくれる様は、“決して独りじゃない”ということを伝えてくれるようです。カヌーの整備をする颯太が、心を閉ざす遥に告げる、
「じゃあお前はさ、車椅子になる前は・・・誰の手助けも受けなかったの?方法が変わっただけなんじゃないの?」
という言葉が、心に響きました。
そして何といっても胸を打つのは、SUPER BEAVERの主題歌「ひとりで生きていたならば」です。どんな人でも独りで生きている訳ではなく、誰かに頼って頼られて、関わり合って生きていることを教えてくれるような、とってもステキな楽曲です。
夢に向かって頑張っている方には勿論、上手くいかずに悩んでいる方や、苦しんでいる方等々、様々な方にご覧になっていただきたい作品です。
感動映画の定番!駄作になる方が難しい
2020年映画館鑑賞127作品目
走り高跳びでオリンピックを目指す女子大生が交通事故で脊髄損傷
二度と歩けない体になり車椅子の生活を余儀なくされる
夢を奪われて絶望のどん底に沈むヒロイン
周りのススメで小学生の頃にやっていたカヌーを再開
紆余曲折あったが笑顔を取り戻しカヌーの腕前はどんどん上達
パラリンピックを目指して大会に出場する話
この内容ならどんな脚本家だってよっぽどの無能じゃなきゃ出来のいい脚本が完成する
脚本さえ良ければ監督や役者は楽だ
少なくともこの映画は及第点が約束されている
主演の中条あやみが思ったより良かった
彼女の芝居を観るのは初めてだがなかなか
美人に生まれたことを最大限に活かしている
モデルさんだけあって表情のバリエーションが良い
特に彼女の笑顔は太陽のようだ
性格があまり良くなかった設定がまた良い
カヌーだってかなり練習したんだろうな
すごいぞ中条あやみ
頑張れって言葉は良くないって意見もあるがこの映画を観たらいやいやそうじゃないぞと思う
頑張れって応援している人の思いも汲み取ってほしいね
一流のアスリートなら
ただタイトルに違和感を感じる
高跳びが空を飛ぶという感覚はまだわかるがカヌーで空を飛ぶって「は?」って思う
申し訳ないが理解に苦しむ
良かった涙と良くなかった涙
主演女優さんがとっても素敵でした。脇を固める人たちもみんな好きになれます。自殺しようとして車椅子がペシャッと飛ぶところとか、子役の抑制効いたフレンドリーさとか、図書館で男女が出会う気負いのない描き方とか、景色の良さとか、全体として監督さんも撮影さんも頑張ったと思います。最後、レースに勝ってしまうのかと思ったら二位で終わったのも、甘くないふうなのがよかったです。ただ、精神的ハッピーエンドになる前にもうあと一波瀾が欲しかったかもしれません。前半の性格悪さと後半の性格良さの対比がわかりやすくてそれはそれで素敵だったのですが。足りない要素としては、悪人がいてほしかった。走り高跳びの後輩の素直な涙は、ちょっと「?」でした。主役が泣いた場面の方はとても自然だっただけに、無理矢理嘘泣きしましたねと言いたいところ。
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