ジョジョ・ラビットのレビュー・感想・評価
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笑いにするギリギリのラインかな。少年可愛すぎやろー
ビデオ屋さん大賞の4位くらいに選ばれてますし。
いい映画だったなーくらいでした。
やっぱりナチスドイツの悲劇は教訓として題材は扱ってほしいかなー
この映画ですが、、、、
主役の少年が純粋無垢すぎる!!可愛い。。
そりゃ感情移入してしまう人が多いのわかる。。
設定がユニークです。少年ジョジョには、周りには見えない空想のヒトラーがいて、親友として助言したり相談相手にちまちま登場します。
第二次世界大戦のドイツで、ヒトラーを盲信するジョジョが、ある日母親がユダヤ人のエルサを匿い、徐々に考えが変わっていきます。
純粋な少年の成長が可愛らしく、家族愛をテーマにユーモアも交えて愉快な演出ですが、実際の悲劇を目の当たりにした少年の心の変化が感度を誘うのでしょう。。
歴史の悲劇を笑いにするとしたら批判あびるのは間違いないけど、これくらいのユーモアならギリギリ許される時代ってことでしょうか(><)
「戦場のピアニスト」
「シンドラーのリスト」
とかを観た時は、こんな歴史が本当にあったのかと衝撃を受けたものです。。
笑いの部分を上手く扱っている映画だと思いました。。
すべてがかわいい作品
キャラクターがみんなかわいい。セリフも仕草も服も。
でもただかわいいお子様ランチ映画ではなく、脚本が映画の質を上げ深みを出すのに一役買っている。
ヒトラー時代のドイツを明るく少年視点で描いた愉快作でした。本当にヒトラー政権で被害に遭われた方にはけしからん映画になります。
自らヒトラー役を果たしたり、マイティソーバトルロワイヤルのような真面目ものを撮ったりと、ワイティティ監督今後追っていきたいです。
うさぎに自由を!
もっとふざけたコメディなのかと思っていたら、結構真面目なお話でした。
音楽もよかったですし、特に美術面が素敵でした。色彩とか、特に衣装がめちゃくちゃお洒落!
ナチスに傾倒しながらも、うさぎを逃がそうとする心優しさを持つ主人公。このチグハグ感が心配で、目が離せなくなりました。私は母親ロージーのような目線で本作を観ていましたね。
ジョジョの過去は詳しくは描かれませんが、父が不在なことや、姉の死による不安や寂しさをナチスという強さのシンボルにすがることで凌ごうとしたのかな。ロージーに心配かけないように、守れるように強くなろうとしてたのかも、と色々考えさせられます。
虚勢を張って弱い自分を守ろう、見せまいとする感じ。ジョジョがエルサに出会った頃の態度がぴったりですね。ビビってるのバレバレなのがかわいかったです。
コメディとはいえブラックジョークが多く、クスッとするけど笑っていいのか困る時が多かったです。
本筋としては、ジョジョの成長物語ですね。恋や母の愛、苦しみを経ての成長、そしてついにはナチス、偽りの強さに囚われていた自らを解放する。本当の意味で外に出るのがあのラストシーンだと感じました。
一旦エルサに「ドイツが勝った」って嘘ついちゃうのは、彼女が自由になったら自分から離れて行っちゃうんじゃないかって不安になったからですかね。その後、目にする囚われたうさぎの絵が印象的でした。うさぎはエルサか、ジョジョ自身か。
うさぎは弱さの象徴だと思うのですが、序盤にうさぎを逃がしてあげようとするジョジョは、本当は最初から強い子なのだと思います。それを自分が弱いから殺せないんだ、と勘違いしちゃう。本当に強い者は弱い者のために戦える者なのに。今思うとそれを背中で教えてくれているのがロージーなのですね。ジョジョが「臆病うさぎ」と呼ばれた後、対照的に「子ライオン」と呼んだのも印象深い。
見直してみると、後に決別することになるアドルフは「うさぎは実は勇敢だ。うさぎになれ」ってジョジョに語りかけていますね。本当はライオンのジョジョに。ここからも「ナチスの下でうさぎでいることが勇敢なのだと思い込まされ、囚われているジョジョ」をあの絵で表現しているのかなと考えました。
本作はジョジョの変化や成長を目に見えるように描写するのが上手いなあと思いました。最初は仲良しだったアドルフと険悪になっていく、とか。靴紐が結べるようになるとか。
蝶がお腹の中で羽ばたくシーンもよかったです。ファンシーでかわいい表現。
登場人物みんな魅力的なのですが、特に好きだったのはキャプテンKですね。ああ見えて軍服には過去の戦果の勲章がたくさん付いてるみたいです。ナイスすぎる設定…好き。みなさんのレビューを拝見しても、好きっておっしゃってる方が多くてニコニコしちゃいました。
サムロックウェル、いいですよね。『スリー・ビルボード』を観てからファンです。ディクソン巡査とキャプテンK、少し似てるかも。
家宅捜索の時と最後にジョジョを逃がすところは心打たれましたね…。ロージーを「いい人だった」と言っているところ、ロージーの反戦活動も知っていて黙っていたのかなと思いました。それがバレたら自分も粛清されるだろうに。軍に従事しながらも、彼にも思うところがあったのだろうと考えさせられます。同性愛者っぽい描写もありましたし、迫害される側の気持ちも理解していたのかも。
あのクソほど標的にされそうな軍服を本当に着てくるのも最高でした!あそこが一番笑ったかもしれません。その後で戦場の恐ろしさを目の当たりにする演出がなされるギャップも素晴らしい。
スカーレットヨハンソンのパパの演技がとても素敵でした。まず声の変化が凄い。格好いい。お酒煽ってのバッと動いて音楽かける一連の動作が好きすぎました。
ロージーといえば、足元だけを意図的に映してる場面がありましたよね。まさか…と思っていたら、唐突にあのシーンですよ。頭のどこかで嫌な予感がしつつ、実際にそうなるととても辛かったです。
ヨーキーもとても好きでした。本作の癒し。最初は「ユダヤ人を捕まえた」なんて友達とはいえ、簡単に明かしちゃっていいの!?と思いましたが、なんの心配もなかったですね。ナチスかどうかなんて関係なく、人としてジョジョと親友なんだな、と会話を通して感じられて微笑ましい。そんないい子が戦場に出されているのがまた悲しいのですが。
あと最高だったのは、緊迫感マックスな家宅捜索シーンで、突如ひどい仕打ちを受けるネイサン。彼が一体何をしたというのか。殺害手段が豊富すぎる。笑っちゃいけないシーンでこれを出してくるのがまたいいんですよね。
エルサって聡明に見えますけど、意外とジョジョの嘘の手紙を信じていたのでしょうか。それともおふざけで描いたのか。ネイサンが亡くなったのはロージーから聞いたのだと思いますが。
ぐだぐだと長くなってしまいましたが、書き出してみて改めて、人物描写と心理や成長の表現が秀逸な作品だと思いました。
ストーリー展開は予想通りなところはありますが、ナチスという重いテーマを軽やかに見せているのが見事。
しかし、個人的にはハマりきれなかったです。幼いジョジョに感情移入しきれなかったのか。コメディタッチなのもあり、どこか客観的に観てしまったかもしれません。
あとは私がブラックジョークに不慣れなので、笑えばいいのか真面目にみるかどっちつかずになったり、引いてしまったり。作品に入り込めなかった部分があったかと思います。もう一度観るとまた変わってくるかも。
合わない人もいるかと思いますが、良い作品なのは間違いないです!
泣かせの伏線回収劇。
タイトルロールの冴えた風刺の後は泣かせの伏線回収劇。
美母とお姉様との青い体験的生活への郷愁が戦時下の悲惨を緩めた。
反戦喜劇なら強辛味が無いと。
痛切な「サウルの息子」「帰って来たヒトラー」ある世にこれでは。
「拝啓天皇陛下様」を再見しよう。
ジョジョが可愛い🐰
ジョジョ・ラビット、名前の由来がそこからなのか🐰ジョジョは優しい子なのだ😌
戦争の映画ではあっても重苦しくなくコミカルであり、親子の心暖まる話でもあり、人情あり友情あり、そしてヒトラーに対する皮肉もしっかり込められていて、盛り沢山具合が丁度良い。
ヒトラーの登場はジョジョの空想の中、誰にも見えない。ジョジョにとっては崇拝の対象でもあり、良き友達。その発想が斬新で面白い。最後にはジョジョが窓の外に蹴飛ばしてしまうあたりは皮肉たっぷりでスカッとした人は多いのでは?
とにかくジョジョが可愛い😍うさぎを逃すところも、ママとおそろいのパジャマ着てるのも、ぽっちゃりくんとのやり取りも可愛い。ユダヤ人の少女の恋人のフリをして書く手紙も健気で可愛いのである。
処刑されたママの足にしがみつくところや、上官がジョジョを助けるためにユダヤ人めっ、と突き放すところなど、ジーンとさせられる場面もあり、ラストはジョジョが成長して少し大人になったような表情で、戦争も終わり明るい未来が待っているような終わり方で、全く無駄なところがない、良作な映画!
救われた。人間の弱さと優しさに触れる作品です。
ナチスドイツを描いた数ある作品の中で珍しく観終えてホッとした作品でした。テンポよい展開、輪郭がはっきりした登場人物、読めないストーリー、選曲の良さ。どれをとっても最高に素敵な映画です。人って弱いけれども優しいということを改めて感じました。
音楽がどれも戦後のもので、ドイツ題材にありがちなラストはDavid...
音楽がどれも戦後のもので、ドイツ題材にありがちなラストはDavid Bowieの「Heroes」。なんでまとめたのか監督の意図が分からないのが気になるところ。
ナチス vs ユダヤの狭間に置かれる子供の心情を描いた作品はいつもグッとくるものがあるね。エルサとの交流で変わっていく価値観が純粋ゆえにっていうのが痛いくらいに伝わってくる。
スカーレット・ヨハンソンのあの存在感は一体何なんだろうっていうくらい、脇の母親役なのに異彩を放ってた。
これからも長く記憶に残りそうな作品。ナチスが、戦争が、っていう観方...
これからも長く記憶に残りそうな作品。ナチスが、戦争が、っていう観方ももちろんできると思うけど、監督さんの”生き続けることとは”という問いかけへのシリアスな想いが、重くなくでも確かな質感をもって伝わるような気がしました。もちろん、監督さんにお話を聞いたわけではないけど、そんな印象を持ちました。大いなる独りよがりで鑑賞中からそんな監督の確かな熱を感じていたのだけれど、エンディングで”それでも一人ひとり、人生は続いてゆくんだよね”ってメッセージは、これは相当確信をもってしっかり受け止めることが出来ました。長く記憶に残りそうだと思うのは、このエンディングのためかも。
その優しさが最強の武器
ウサギをも殺せない、ジョジョの優しさは何にも勝る最強の武器。
生き残ることが出来て本当に良かった。
クレツェンドルフ大尉の描き方、10歳らしい空想と現実との狭間で揺れ動く心理描写も秀逸。
独裁者の呪縛から解放され愛を知り成長する少年の初恋物語とナチスドイツを風刺したコメディが合体したユニークな映画
ナチスドイツ国家の青少年組織ヒトラーユーゲント最年少の10歳の少年ヨハネス・”ジョジョ”・ベッツラーのヒトラーへの忠誠心を風刺したコメディ。その背景に、母ロージーが屋根裏部屋に匿ったユダヤ少女エルサ・コールに抱く主人公ジョジョの淡い初恋を物語にした異色のアメリカ映画。これをポリネシア系ユダヤ人を自称するニュージーランド人監督タイカ・ワイティティの適度にシリアスでおちゃらけた演出が、軽妙に纏める。コメディアン出身の多彩な経歴に裏打ちされた才能と個性的風貌でヒトラーをカルカチュアした演技も独創性豊かだ。
それでも、うさぎも殺せない臆病な少年がナチス教化の呪縛から解放され、愛を知り成長する姿を過酷な6ヶ月の短期間に描き込んだ内容の濃い戦争悲劇の哀しみは余り残らない。また、サマーキャンプの様な課外訓練から戦局が悪化して国民突撃隊に併合されて市街戦に巻き込まれる展開も、戦争の悲惨さを前面には打ち出してはいない。独裁者ヒトラーによってドイツ国民が一種の集団ヒステリーに陥った怖さを、ドイツ少年団ユングフォルクの教官たちに象徴化した単調さがインパクト強く、映画として色んなものを内包したごちゃ混ぜの可笑しさが最後に残る。とても良い題材だけれど、コメディの定石であるイカれたクレンツェンドルフ大尉の曖昧な立場と超肥満体の女性教官、そしてジョジョのただ一人の親友ヨーキーの強烈なキャラクターがテーマを弱めていると見た。コメディ映画に合わない題材とテーマに敢えて挑戦したコンセプトの独自性は評価すべきだろう。ただ、シリアスなタッチの中にユーモアを醸し出す作品スタイルのほうがもっと映画的感動を創作できたのではないかと思ってしまった。
俳優では、エルサを演じたトーマシン・マッケンジーの何処か儚げな佇まいがいい。ひとり取り残された淋しさが丁寧に表現されている。ジョジョに与えるロージーの母性愛と父親代わりを兼ねる戦時下の母親像を巧みに表現したスカーレット・ヨハンソンもいい。その上で、娘を亡くしたロージーが危険を承知でエルサを屋根裏部屋に避難させる動機の描写があれば、もっとヨハンソンの演技が深くなったと惜しまれる。ジョジョを熱演したローマン・グリフィン・デイヴィスは、勿論役を全うして素晴らしいし、恋に落ちた男が嘘をつく難しい場面を乗り切っていて感心する。映画らしい表現で特に指摘したいところは、母の前で呆然と跪くジョジョの悲しみを静かに見詰める小窓がある屋根のカットのモンタージュと、母の死を説明しないで描き通したジョジョとエルサの悲しみが寄り添う場面の脚本の上手さ。観る者の想像力を掻き立てる、この二点は一寸唸るくらい感動した。
少年兵が主人公で連想する映画に、西ドイツ映画のベルンハルト・ヴィッキ監督の「橋」と日本の今井正監督の「海軍特別年少兵」がある。追い詰められた戦局で若者が犠牲になる歴史の事実を忘れてはいけない。そのことを改めて指摘してくれた意義のある映画だ。それとは別に、独裁者ヒトラーひとり悪者にして戦争批判する映画のスタイルには全面的に賛同しない。それよりもこれからは、独裁者を崇拝する集団ヒステリーに潜む人間の弱さや悪をもっと解明すべき時代ではないかと、個人的に考えるからである。
ナチス×コメディ
この作品を見終えて、
ナチスという題材をここまでユーモアかつ心に刺さる内容に仕上げていることに、まず凄さを感じた。
コメディ映画なのに戦争の醜さや、人種差別、自尊心、人としての成長までを108分の時間の中で上手く伝えられているところも素晴らしい。
ラストのダンスシーンで絶望から希望へと変わっていくような感じがして物凄く感動できました。
反戦、人同士の繋がり、友愛を軽やかに描いた映画
ツイッターで2020のベストに入れてる方が結構いたので
気になって観てみた感じ
内容は第二次世界大戦中のドイツを通して
少年の視点でナチス、ユダヤ人との関係などを描いている
暗すぎずユーモアを交えながら
反戦と友愛を描いた物語になっている
しかし、なんか最後踊る映画続いてるなw
でも、ハッピーエンドに勝るものないね
ヒトラーを描きながらも…
こんなにポップな感じで、しかも少年の妄想で出現させる監督の手腕は凄い。冒頭からビートルズが流れ、戦時中の深刻さを感じさせない。この時代にその国で生まれたら、仕方ないことだが、ナチスに憧れながらも、兎を殺せなかった少年。母親の愛情をたくさん受けるが、父親がいないので、どこか弱々しく、仲間からも阻害されている。母親スカーレットが匿っていたユダヤ少女のマッケンジーと言葉を交わすうちに、恋心を抱くようになり、母親の死もありながら、成長していくストーリー。戦争の無情さを語るが、笑いも交えながら、悲惨さだけをクローズアップせず、あくまで、一人の少年の心の成長を描いている。なぜ母親が処刑されてしまったのか、ユダヤ少女と姉との関係性、姉や父親の所在、過去など深く知りたかった。観る前の期待を上回らなかった。
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