劇場公開日 2020年1月17日

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ジョジョ・ラビットのレビュー・感想・評価

4.0445
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4.5現代に生きるわれわれに向けたワイティティの本気。

村山章さん
2020年3月23日
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この映画が大好きですと最初に断った上で言うと、かなりスレスレな作品だとは思う。タイカ・ワイティティがホロコーストの歴史を茶化すつもりでコメディ調に仕立てたわけではないことは、この映画を観た人にはよくわかると思うが、冒頭からビートルズ、トム・ウェイツ、デヴィッド・ボウイなど、第二次大戦下では存在すらしなかったポップソングを流しまくり、色調もポップなら、極端に戯画化されたキャラクターも多い。まさかそのまま「コレが歴史だ」と勘違いする人はいないだろうが、題材が題材だけに、人類史上未曾有の悲劇をここまでポップにしていいのか、という疑念は湧く。ほんの一瞬だけだけど。

一度浮かんだ疑念が消し飛んだのは、本作が決して「歴史を再現しよう」という意図では作られていないから。もちろんナチスがホロコーストが背景にあるが、当時の世相が抱えていた社会の問題は、容易に現代に生きるわれわれ自身と重ねることができる。全体主義がもたらす同調圧力、国家的高揚や熱狂の落とし穴、信念の大切さと個人レベルの無力さ……。この映画が歴史に忠実なホロコースト映画だったら、過去の重みに圧倒されたかも知れないが、ここまで自分たちと結びつける親和性を獲得できただろうか。つまりワイティティは、あくまでも現代に生きるわれわれのためのこの映画を撮ったのだと思う。甘い口当たりと同じくらい、切実な本気が宿っている。

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村山章

4.0メルヘンチックな姿を借りた、奥深くて油断ならない物語

2020年2月24日
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鑑賞方法:映画館
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牛津厚信

4.0エルサはアンネ・フランクの化身!?

2020年1月31日
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鑑賞方法:試写会

第二次大戦下のドイツで、幻のヒトラーと対話しながら暮らす小心者の少年、ジョジョの物語は、描き尽くされてきたホロコーストにユーモアを持ち込んで異色の世界の構築している。アートワークはウェス・アンダーソンのそれを彷彿とさせるジオラマ的でシンメトリーな作りで、ファッションも小粋。音楽のエッジィさは言うまでもない。ユーモアや凝ったプロダクション・デザインの隙間からこぼれ落ちてくる戦争の悲惨が返って観客の心を打ちのめすことも確かだが、監督のタイカ・ワイティティは、ジョジョの家に隠れ住むユダヤ人少女、エルサに希望を託すことで、見る側の心も気持ちよく解放してくれる。エルサはナチスによってその命を奪われたアンネ・フランクの化身であり、アンネに代わってその後の人生を開拓していったであろう希望の証なのだ。

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清藤秀人

5.0対立や分断は乗り越えられる、と信じさせてくれるチャーミングな逸品

2020年1月23日
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鑑賞方法:試写会

泣ける

笑える

幸せ

冒頭、ヒトラーに熱狂する群衆の記録映像に、ビートルズの「抱きしめたい」のドイツ語版をかぶせる風刺のセンス!現在の視点から当時のドイツ人を批判するのは容易だが、彼らにとってヒトラーはまさにロックスターのような崇拝の対象、偶像=アイドルだったのだ。

本来シリアスなナチスやユダヤ人迫害を題材にした映画でも、近年は作り手・観客ともに相対的、客観的に扱える世代が増えたせいか、ユーモアを活かしたコミカルな作品が増えてきた。そうした作品群の中でも、本作のユニークさ、チャーミングさは格別。ドイツ人少年ジョジョとユダヤの娘エルサを演じた2人の魅力に負うところが大きいし、とりわけジョジョの変化や成長を精妙に描写したタイカ・ワイティティ監督の手腕にも感嘆した。

デヴィッド・ボウイがベルリンの壁のそばで会う恋人たちに着想を得たという「ヒーローズ」のドイツ語版が流れるラストも最高。洋楽好きにもおすすめしたい。

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高森 郁哉

4.5絵画のような映画

2021年12月5日
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非常に良かった。

リルケの詩
それを体現した様な作品。

演者さんが素晴らしい。
いい映画に出会えて良かった。
是非!

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大粒 まろん

4.0騙された、、、

n mさん
2021年11月20日
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n m

4.0大人の責任

2021年11月2日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

笑える

悲しい

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ハムカツ太郎

3.5 靴ひもを結んでやる温もり

ezuさん
2021年9月29日
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泣ける

悲しい

怖い

ヨーロッパ征服を目指すナチスドイツにとって、ユダヤ人排斥・大ドイツ主義は国是であり、国家に洗脳された少年の憧れがヒトラー・ユーゲントなのもまた当然な時代に 10歳のジョジョが懸命にグループに馴染もうとする姿を、抵抗運動に身を潜める母親だって否定できないのは、あの戦争で軍国少年を見る隣組の呪縛に縛られた日本の母親と同じ悲劇だ。
その母親役のスカーレット・ヨハンソンの眼差しが哀れにも温かく印象的だ。銀幕露出度が多い中で、ヨハンソンのエポックメーキングと言えよう、彼女が息子の靴紐を結んでやる動作が、この映画のキーポイントである。
(中略)
少年の家に匿われていたアンネの日記的少女との関係がルネ・クレマンの「禁じられた遊び」に引けを取らない、エンディングの名場面に昇華される。

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ezu

4.5愛は最強

ボンドさん
2021年8月25日
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登場人物1人1人のキャラ立ち、ファッション、世界観、何を取っても素晴らしい。
11歳で主人公を演じたローマングリフィンディビスの演技には荒みきった社会で毎日を送る私の心を浄化してくれた。
サムロックウェル演じるクレンツェンドルフ大尉の男気、スカーレットヨハンソンの演技、そしてユダヤ人の少女を演じたトーマシンマッケンジーに私が心を射抜かれたのはなんら不思議ではない話だ。観ていただければ分かる。
【ナチス】というジョークでは済まされないテーマをメルヘンチックな皮で包み込む奥深く
油断ならない作品。
子供の純粋さを利用して巧妙に忍びよるプロパガンダの恐ろしさが、このメルヘンチックなドラマから痛いほど伝わってくる。
しかし観た後に何とも言えない心が温まる作品。
鑑賞は1人映画だったがエンドロール中に隣の知らない女性の手を握ろうとしてしまう衝動に駆られるぐらいだからこの映画の素晴らしさを分かっていただけるだろうか。愛は最強。
ハイルヒトラー!!

89点/100

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ボンド

4.5できることをする

2021年7月31日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

笑える

楽しい

イマジナリー総統に励まされながら立派な兵士になることを夢見るジョジョ少年から見た戦争
あまり戦争映画ぽくなくて見やすい

子供部屋には贔屓のスポーツ選手のようにちょび髭のおじさんのポスターが飾られ、ユーゲントの訓練もサマーキャンプのよう、序盤はまるっきりジュブナイルの方法論で進む
でもそこかしこに暴力の気配は漂っていてラストのアメリカ軍侵攻のシーンに効いてくる

この映画が他の戦争映画とかなり違うのは単にコメディ色強めなだけじゃなくて戦争の悲惨さを表現する方法として人の悪意をコントラストに使っていないことだと思う(うさぎを殺すことを命令してくる指導役はどっちかと言うとスタンドバイミーとかの歳上いじめっ子枠だしゲシュタポが来るシーンもあっさり)負の側面を極力削ぎ落としているからこそ、どこにでもいる普通の人々が戦争という地獄のようなシステムに呑み込まれている悲しさがある

知人の祖父に戦争中捕虜だった体験を伺ったことがあり(場を設けたとかではなく何かのひょうしにちょっとした昔話なような感じ)
「隊の皆敗けると思ってたからな~すぐ降伏したわ、バターとか食わせてもらって行った時より太って帰ってきたわ」みたいなことを笑いを交えて話して頂いた顔が、「ボクたち間違ってたのかもな、もうナチスじゃいられない」と敗走しながら、それでもさして悲惨さもなくつぶやくヨーキーと驚くほど重なる

大河的超大作にはもしかすると出せないような手に触れられるようなリアリティを自分には感じられた

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バスト・ラー

0.5動物虐待

2021年6月7日
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半分コメディとは言え 動物虐待 上官ぽいやつ、ウサギ殺してみろ~じゃねえわ!

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マヨコン

4.5たくましい少年ジョジョ

2021年5月30日
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泣ける

知的

幸せ

※ウサギを殺せと追い詰められるシーンを見ていてもう、ウルウルきてしまう。

※少年とエルサ、少年と母親、少年とキャプテンK、少年とヨーキー、その関わりや、会話がなかなか良かった。

※こんな奇麗な母親欲しいなと思いました。羨ましい。しかし、まさか母親が死ぬストーリー。自分の母親が、いきなり街角で首つり処刑されて死体になって吊るされているなんて。悲しすぎました。

※ドイツの当時の様子がよくわかりました。
※ジョジョの成長していく様子や、恋に目覚めていく様子が微笑ましかった。胸に蝶がパタパタ面白い。

※キャプテンKはナチなのに、ユダヤ人をかばうし、ジョジョにお前の母さんはいい人だったと話して、軍服を脱がして逃がす。
最初にジョジョに怪我させたときにも母親に恨まれるとつぶやいていたけど、やっぱいい人だったんだ。男気。ドイツ人もナチに洗脳されたふりをしていた人もたくさんいたのかな。ドイツ人も完全に悪者にしないし、人間の奥深い部分を様々な部分で感じさせてくれる映画でした。

※最後に母親が話していたようにダンスする。良いラストシーンでした。

※戦争は本当に馬鹿げている。よくわかるいい映画です。

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れいすけ(休眠中)

4.0ジョジョ

moonmoonさん
2021年5月18日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ずっと見たかった作品。
驚いた。
ナチスドイツをこんなコメディーにしていいのか?という気持ちでずっと見てたけど、登場人物すべて魅力的で後半のちょっとハードな展開で引き込まれた。
ジョジョとヨーキーがかわいい。
ただのコメディー作品ではなく、奥深い物語になっていると思う。

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moonmoon

4.0感情全部入り映画😄

2021年5月10日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

楽しい

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ジュリエッタ

4.0戦争はすでにビッグジョーク

胃袋さん
2021年5月9日
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戦争ほどのビッグジョークはこの世に存在しないので、コメディとして録りたい人は多く、作品としてすでに結構ある気がする。つまり、そこに特に目新しいものはない。
戦時下での異民族の交流を録ったものもすでにあると思う。
それよりも、ナチ少年の心の変遷をメインに据えたこと、前半の脚本の伏線の細やかさやコメディ要素の落とし所の塩梅が、後半状況が過酷になるに連れて、より活きてくる辺りにグッときた。

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胃袋

4.0小さなジョジョの青春

2021年4月25日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

興奮

萌える

第二次世界大戦中のドイツにて無邪気でヒトラーを愛するアーリア人の少年ジョジョの時代背景と心の変化を描く。

序盤からBGMにビートルズが流れたり、無邪気な少年の心に親友としてヒトラー(映画内では敢えてアドルフ)が宿ってたりとか、なんちゅう内容。なんだこのジャンルは?w
ブラック・ユーモアにも捉えられそうだし、団体からの苦情にて怒られそうにも思う部分があるが、ギリギリのラインで作品に深みを与えている。

ジョジョは顔に傷を負い、エルサに出会う事でナチス・ドイツに忠誠を誓っていた心に変化が。
隠れて反ナチス運動を行う母。
アンネ・フランクの様に隠れて生活していたエルサはジョジョにとって気になる存在だ。

エルサにナチスの魔の手も迫り、やがてドイツにもナチス崩壊の時が。
時代に翻弄されている訳では無いが、ジョジョが今まで周りの思想に踊らされといたと気づき、自ら殻を破る姿は心地が良いし、嘘を付いてでもエルサと一緒にいたい姿は何とも粋がっていて子供らしい。

残念なのは全編英語なの(吹き替えは観易い。オススメ)とヒトラーが似ていない事かな。

良作だと思います。ってか映画らしさがあって好き。

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巫女雷男

4.5人種差別の壁の先にある物は⁈

Y Kさん
2021年4月22日
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鑑賞方法:DVD/BD
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Y K

4.0悲壮感を感じさせない。

Aprilさん
2021年4月17日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ドイツでヒトラーがユダヤ人を迫害していた時の様子が分かるお話。

主役が男の子なので、なんか子供目線で深刻な印象に映らない。
それが、重たい戦争物を軽く見せてくれているので、気軽に見ることが出来るのがいい。

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April

3.5戦争の中の子供達

GABIさん
2021年4月17日
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ヒトラーユーゲントのドキュメントを見て、その時代そこにいるとそれが普通の事、当然の事と受け止められ、子供達が使い捨てにされる恐ろしさを感じた。日本でもあの時代同様だったろうが、コメディ仕立てであったが戦争の恐ろしさを感じる。
ジョジョの母親の足に抱きつくシーンは悲し過ぎる。戦争はジョジョを早く大人にしてしまったのかなぁ。

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GABI

4.0コメディにすることで、伝わりやすいメッセージというものもある

SAさん
2021年4月12日
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舞台は第二次世界大戦中のドイツ、戦争というものをかなりポップに描いた作品。まず、主人公の演技力にはとても魅了されました、戦争にはまだまだ早い子どもの演技、それでいてに政府に仕える、優秀な人間へとなるための自信の少しある演技、ぴったりな子役だと思いました。それに、色んなことを経験していき、成長してる姿も見れました。小さな頃から辛いことを経験したり、恋愛というものも何かわかった、そして戦争。「経験」はとても人を成長させるそう思わせてくれる映画でした。ラストシーンはお洒落でしたね。

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SA
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